マイ・プライベート・アイダホ

マイ・プライベート・アイダホ

作品情報

新着感想・ネタバレ

YU66の感想・評価
リバーフェニックス×ガスバンサントのもう二度と観られない貴重な作品ですが、溢れ出す2人の才能が眩し過ぎました。特にリバーフェニックス、儚げさがたまりません。
フリーの演技にも注目です。
mayakiの感想・評価
私には難しかったようで…。
リヴァーフェニックスとキアヌリーブスが観れて良かった
HMworldtravellerの感想・評価
リヴァー・フェニックスとキアヌ・リーブスが出ているだけで眼福な一方で、ひどく複雑な気持ちにさせられる映画でもある。

スコット(キアヌ)とマイク(リヴァー)。共に仲間達と体を売って日銭を稼ぐ生活をしているが、2人の生い立ち, バックグラウンドはまるで違う。スコットにとってこの生活は必然性があるわけではなく市長である父親への反抗心から家を飛び出した、言わば若気の至りに過ぎない。やがて結婚相手を見つけ男娼生活から足を洗い元のポジションに収まる。そんなスコットに比べ、近親相姦により生まれ母親に捨てられナルコレプシーの持病があるマイクには他に行くところがあるわけじゃない。

社会的な意味での”持つ者” と”持たざる者” の対比と、その境遇の違いの前に 実を結ぶことのなかったマイクの想い。画面を分かつように続くアイダホの田舎道とその上を流れ行く雲が、真っ直ぐで一途な気持ちと 時が来れば過去をふりほどいて違う場所へと移るマイクとスコットのようだった。

焚き火のシーン、2人バイクに乗るシーン、葬儀の際に一瞬交わったかに見える2人のまなざし。なんとなく刹那的なその佇まいが理由無き感傷を煽る。

設定や やや冗長なストーリー展開など、正直に言うとあまり好きな映画とは言えない。が、それでも、ナルコレプシーと自分のアイデンティティに苦しみ 道に横たわる本作のマイクと、夭折したリヴァー・フェニックスその人が重なり、何とも言えない苦味と酸味と儚さを後に残していく印象深い1本であることには違いない。
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