グッドフェローズ

グッドフェローズ

作品情報

新着感想・ネタバレ

theskinheadsの感想・評価
バイト先のシェフのおすすめ3作目
実在するギャング達の友情と裏切りを描く。
主人公のヘンリー・ヒルは「真面目に働いて少ない金を稼ぐ奴らはバカだ。毎朝地下鉄に乗る人生なんて論外」と言う。昔からギャングに憧れ、徐々にではあるがその世界に手を染めていく。やがて周りからも受け入れられ若くしてそこら辺の大人より金を持つようになる。千差万別な人間だからこそ、持つ夢も人により十人十色なのであり、彼はギャングになると言う夢を掴み悪事を重ねていく。
しかし、やはり夢見ただけの世界とは違かった。現実に目の前に広がったのは、平気で人を殺したり、自分の保身のために他人を裏切るような世界。
劇中に流れるのはオールディーズやロックン・ロール。ドミノスのレイラと言えば思い浮かべるのはやはり有名なあのフレーズ。しかし劇中ではその部分は使われない。曲で言えばスローなピアノとクラプトンのギターが絡み合う後半のバラードの部分だ。その曲に合わせてジミーが強盗仲間を消していくシーンは必見。音楽とストーリーはマッチしてないのだが、だからこそ生まれる不協和音。こんなにもいともたやすく人の命を奪うのかと。これが、いかにもなBGMであったらこのシーンになんの意味も持たせることはできない。兼ねてから知ってる「ジミーは平気で人を殺す」ということを再確認するだけである。しかしこの穏やかな曲の中だと違ってくる。観てる人の想像を超えた『悪』...
Shinya_Agoの感想・評価
マフィア映画の金字塔ですよね。
HMworldtravellerの感想・評価
マフィアのドンを描いたゴッドファーザーが荘厳で裏社会ながら美学と風格を感じる完成された物語だとすると、これは対極に位置するマフィア映画かもしれない。マフィアはマフィアでも血統上 幹部にもなれない下っ端の半生がとても生々しかった。実話だと思って見ているせいもあると思うけれど、リアルな怖さを感じるのである。

特に圧巻な演技を見せたのはジョー・ペシ演じるトミー。ちょっと気に入らないからと傷めつけ、目障りだからといっては殺す。派閥間の抗争などという高尚なものではなく、昨日まで談笑していた仲間をゲームのように手にかけ、堅気にも容赦ない。何をしでかすかわからないところが怖さを煽った。

おもしろかったし観ている最中はそれなりに惹き込まれたのだけど、ゴッドファーザー、イースタンプロミス、インファナルアフェアなど、どハマりしたマフィアものに比べると今ひとつノレなかった。理由の1つは、ファンであるデ・ニーロが演じるジミーのキャラをあまり好きになれなかったこと、そしてやはり彼らが実在の人物というのが常に頭の片隅にあったせいかもしれない。

末端のチンピラとはいえ一時はとんでもない大金を手にしたヘンリーの最後の姿が、エンタメ系マフィア映画では見られないかっこ悪さなのが滑稽であると同時にこれもまた現実なんだな、と思った。それでも彼は散々酷いことをしながらも仲間に撃たれて犬死にしなかっただけラッキーだったのだろう。
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