2017年2月21日更新 83,784view

京アニ作品一覧【名作ばかりの京都アニメーション】

アニメファンの中では知らぬ者はいないであろう、アニメ制作会社・京都アニメーション。制作してきたジャンルは幅広く、原作再現度の高さや巧みな演出、独特の映像美などが長きに渡って評価されています。今回はそんな京都アニメーションが制作してきた数々の名作TVアニメシリーズを紹介していきます。

京アニとは

京アニ

京都アニメーションとは、これまでに数々の話題作や人気作を制作してきたアニメ制作会社です。アニメファンの間では、社名を略して「京アニ」と呼ばれています。

創業は古く、長く下請けとしてアニメ業界に貢献してきた京アニですが、2003年放送の『フルメタル・パニック? ふもっふ』を皮切りに、元請けとして高い評価を受けるアニメを多数制作してきました。

2015年現在では、自社でライトノベルのレーベルを立ち上げ、新人賞を受賞した作品を積極的にアニメ化していくなど、他のアニメ制作会社とは一線を画した展開が注目を集めています。

今回は、京都アニメーションが元請けとして制作してきた数々のアニメをシリーズごとに振り返っていきます。

『フルメタル・パニック』

フルメタル・パニック? ふもっふ(2003年 8月~ 11月 放送)

フルメタル・パニック! The Second Raid(2005年 7月~ 10月 放送)

『フルメタル・パニック』とは、賀東招二著のライトノベルを原作とした、SFミリタリーロボットアクションアニメです。同一作品シリーズでありながら、全く毛色の違う二期が制作されています。

『ふもっふ』はギャグに特化した短編を原作とした作品であり、シリアスな要素がほとんどありません。それと対照的に、『TSR』は長編を原作とした作品であり、シリアスでハードな展開一辺倒でR-15指定がされているほどの硬派な作品となっています。

再びアニメ化企画が進行中との発表もありました。続報に期待しましょう。

『AIR』

AIR(2005年 1月~ 3月 放送)

『AIR』とは、Keyより発売されたゲームを原作とした、恋愛アニメです。

旅を続ける人形遣いの青年と浮世離れした雰囲気の少女の出会いから、千年前から現在に至る神秘的な要素の詰め込まれた物語が幕を開けます。

本作は、映像的な演出や名曲揃いの主題歌やBGMなどで高い評価を受け、放送当時はセールス面でも大きな結果を残しました。作中で描かれる家族愛や死生観は、胸に突き刺さるような感動的なものばかりとなっており、ただの恋愛アニメというくくりでは語りきれない、涙無しには見られない素晴らしい作品です。

『涼宮ハルヒの憂鬱』

涼宮ハルヒの憂鬱(2006年 4月~ 7月,2009年 4月~ 10月 放送)

『涼宮ハルヒの憂鬱』とは、谷川流著のライトノベルを原作とした、学園SFアニメです。

校内一の変人として有名な涼宮ハルヒと、間違いなくどこにでもいる普通の人であるキョンを中心に、SOS団の繰り広げる日常系のように見せかけた非日常の詰まった日々が繰り返されていきます。

本作は、放送開始と共に大きな話題を集め、後に劇場版やスピンオフアニメが制作されるなど、圧倒的な人気を誇りました。可愛くて個性的なキャラクターの人気は元より、詰め込まれたSF設定により多くの考察がなされるなど、現在においてもアニメファンの心を掴んで離しません。

改めて視聴する際には、第1期のエピソードを時系列順に並べ替えて新作エピソードを追加した第2期をご覧になることをおすすめします。

『Kanon』

Kanon(2006年 10月~ 3月 放送)

『Kanon』とは、Keyより発売されたゲームを原作とした、恋愛アニメです。

家庭の事情で叔母の家に居候することになった高校生・相沢祐一。7年ぶりにやってきたその街の記憶はなぜかほとんど覚えていませんでしたが、そこで出会った人たちとの交流を深めていく中で、少しずつ子供の頃の大切な記憶を取り戻していきます。

原作は「泣き」や「感動」といった要素を取り入れ、「泣きゲー」と呼ばれるジャンルの先駆けとなったとも言われている作品です。本作でもその呼び名の通り、視聴を続けているうちに涙腺が決壊すること請け合いの、奇跡の感動物語が繰り広げられます。ハンカチをご用意してご試聴ください。

『らき☆すた』

らき☆すた(2007年 4月~ 9月 放送)

『らき☆すた』とは、美水かがみ著のマンガを原作とした、学園コメディアニメです。

こなた、つかさ、かがみ、みゆきの女子高生4人を中心としたドタバタした学園生活が、様々なパロディや時事ネタをこれでもかと詰め込んで描かれます。

何から何まで視聴者を楽しませようという意欲にあふれている本作。原作の内容を盛り込みながらも、その多くはオリジナルのエピソードで構成されています。突然始まるラジオ番組を元にしたミニコーナーや、凄まじい作画が話題となったオープニングアニメーションなど、大きな話題となりました。

鷲宮神社を始めとした、聖地巡礼による町おこしの成功例として語られることも多い本作。萌えと共に笑いたいときにはこの作品で決まりです。

『CLANNAD』

CLANNAD(2007年 10月~ 2008年 3月 放送)

CLANNAD~AFTER STORY~(2008年 10月~ 2009年 3月 放送)

『CLANNAD』とは、Keyより発売されたゲームを原作とした、恋愛アニメです。

特待生として高校に入学したものの、怪我によって選手生命を絶たれた岡崎朋也。その影響でどこか暗い部分を持つ朋也が、数々の出会いを経て、様々な絆を紡ぎながら成長していきます。『CLANNAD~AFTER STORY~』では、高校を卒業した岡崎朋也とヒロインの古河渚を中心に物語が進んでいきます。

人と人との絆を題材に作り出された本作は、友情、愛情といった、深く考えさせられるテーマを正面から描いた感動の物語となっています。『CLANNAD』『CLANNAD~AFTER STORY~』と、続けて見ることでその感動はより大きくなることでしょう。

『空を見上げる少女の瞳に映る世界』

空を見上げる少女の瞳に映る世界(2009年 1月~ 3月 放送)

『空を見上げる少女の瞳に映る世界』とは、OVAとして制作された『MUNTO』シリーズに新作カットを加え、TVシリーズとして再構成された、ファンタジーアニメです。

日高ユメミは、幼い頃から自分にしか見えない空に浮かぶ島の存在を知っていました。誰も信じてくれないため、それが見えない曇りの日を好んでいたユメミ。そんなユメミの前に、ムントと呼ばれる男が現れ世界の危機を告げるところから、物語は大きく動き出します。

現実世界と異世界の繋がりとその危機を、美麗な映像で表現した本作。OVAから始まり、TVシリーズ、TVシリーズに新作カットを追加した劇場アニメ『天上人とアクト人最後の戦い』へと続いていくなど、京都アニメーションにとって習作とも実験作とも言えるような、一風変わった制作過程の作品となっています。

『けいおん!』

けいおん!(2009年 4月~ 6月 放送)

けいおん!!(2010年 4月~ 9月 放送)

『けいおん!』とは、かきふらい著のマンガを原作とした、ガールズバンドアニメです。

廃部寸前の桜が丘高校軽音部。そこに集まった平沢唯、田井中律、秋山澪、琴吹紬の4人は、明るく楽しい学園生活とバンド活動を繰り広げていきます。後に中野梓を加えて5人となった「放課後ティータイム」の、まったりとした日々を楽しむ。そんな日常アニメ作品になっています。

ガールズバンドアニメらしく、発売された主題歌や劇中歌、キャラクターソングはチャートの上位にランクインするなど、高い評価を得ました。また、作中で登場人物が使用する楽器が大きな注目を集め品切れになったり、高校における軽音楽部の部員が増加するなど、本作の影響が大きかったのは記憶に新しいところですね。

『日常』

日常(2011年 4月~ 9月 放送)

『日常』とは、あらゐけいいち著のマンガを原作とした、不条理ギャグアニメです。

とある高校を中心として、個性的な登場人物、奇天烈な言動、想定不能の出来事などが繰り返される、不条理な『日常』をシュールな作風で描いたギャグアニメです。

ゆるゆるな日常を舞台としたコメディと、凄まじくテンションの高いシュールなギャグのオンパレード。ツボにはまれば笑いが止まらなくなり、腹筋が筋肉痛になってしまうこと間違いなしです。人を選ぶ作風で、考えるな感じろを地でいく本作は、難しいことを考えずに頭を空っぽにして見ましょう。

『氷菓』

氷菓(2012年 4月~ 9月 放送)

『氷菓』とは、米澤穂信著の小説『〈古典部〉シリーズ』を原作とした、青春ミステリーアニメです。著者は、近年もミステリーのジャンルで様々な賞を受賞し、評価の高いベストセラー作家として有名です。

神山高校の古典部に入部した4人の男女を中心に、日常生活に潜む様々な謎に迫っていく死体の出てこないミステリー作品です。探偵役である折木奉太郎は、古典部で出会った千反田えるにひきずられるように、関わらなくてもいい数々の事件に巻き込まれ、静かであったはずの高校生活は、徐々に賑やかになっていきます。

本作は、その圧倒的な作画が話題となりました。現在でもその映像美を十分に堪能できる作品に仕上がっています。放送当時、ヒロインである千反田えるのあまりの眼力にノックアウトされたアニメファンが多数いたことは有名です。京都アニメーションの技術力の高さがなせる技といったエピソードですね。

『中二病でも恋がしたい!』

中二病でも恋がしたい!(2012年 10月~ 12月 放送)

中二病でも恋がしたい!戀(2014年 1月~ 3月 放送)

『中二病でも恋がしたい!』とは、虎虎著のライトノベルを原作とした、青春学園ラブコメアニメです。本作は、京都アニメーションが主催する京都アニメーション大賞で奨励賞を受賞した作品を原作としています。

かつて中二病だった富樫勇太と、現在も中二病の小鳥遊六花を中心に巻き起こる、どたばた中二病学園ラブコメディです。ヒロインたちは可愛くも一癖や二癖どころではない変わり者ばかり。基本的にはお馬鹿な展開の繰り返しながらも、みんなが徐々に成長していく、そんな青春物語。

人によっては消したい過去を抉り出されるような言動や展開の数々で、話題を振りまいた本作。登場人物と突拍子もない言動と現実的なツッコミに大いに笑って、年相応の可愛らしい恋愛模様に大いにときめく、見終わるとほんわかした気分になれる素敵なアニメです。

『たまこまーけっと』

たまこまーけっと(2013年 1月~ 3月 放送)

『たまこまーけっと』とは、京都アニメーションオリジナルのアニメです。

人情味にあふれた商店街の人々が織りなす、ハートフルなストーリーで描かれる日常アニメである本作。餅屋の娘である北白川たまこと、言葉を話せるおかしな鳥の出会いから、ドタバタとしたお騒がせな日常生活が始まるのでした。

本作では、作品全体を通して落ち着いた雰囲気が漂っています。登場人物たちの人の良さや心温まる展開など、深夜アニメながら家族で見ていても楽しめる作品になっています。劇場版『たまこラブストーリー』も制作され、そちらは胸が切なくなるような恋愛物語です。

『Free!』

Free!(2013年 7月~ 9月 放送)

Free!-Eternal Summer-(2014年 7月~ 9月 放送)

『Free!』とは、おおじこうじ著のライトノベル『ハイ☆スピード!』を原案とした、青春水泳アニメです。本作は、京都アニメーションが主催する第2回京都アニメーション大賞で奨励賞を受賞した作品を原案としています。

水泳から離れていた男子高校生たちが、水泳部を作り再び水泳に情熱を燃やす躍動感あふれる青春アニメです。同じ学校の仲間たちとの友情、挫折を乗り越えて再び情熱を燃やすライバルなど、ある種スポ根的な要素が満載で見ている者の心を揺さぶります。

登場人物が男子高校生ばかりということもあり、多くの女性ファンを獲得した本作。原案の『ハイ☆スピード!』を映画化した、劇場版『ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』も公開されました。これからも目が離せません。

『境界の彼方』

境界の彼方(2013年 10月~ 12月 放送)

『境界の彼方』とは、鳥居なごむ著のライトノベルを原作とした、異能バトルアニメです。本作は、京都アニメーションが主催する第2回京都アニメーション大賞で奨励賞を受賞した作品を原作としています。

妖夢を討伐して生計を立てている異界士の少女・栗山未来と、死ねない肉体を持つ人間と妖夢の間に生まれた神原秋人。2人を中心に、世界の命運を賭けた戦いが巻き起こっていく、シリアスなダークファンタジーとでも呼ぶべき作品です。

ヒロインがとても印象的で、重苦しい設定を背負いながらも、可愛らしくてキャラが立っています。「不愉快です」という台詞が記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。未来を語る上では眼鏡も外せません。

大きな人気を得た本作は劇場版も公開されていますので、あわせて視聴したいですね。

『甘城ブリリアントパーク』

甘城ブリリアントパーク(2014年 10月~ 12月 放送)

『甘城ブリリアントパーク』とは、賀東招二著のライトノベルを原作とした、ドタバタ日常アニメです。

ダメ遊園地として悪名高い甘城ブリリアントパークの立て直しを図る登場人物たちの、悪戦苦闘の日々がドタバタとしたコメディ要素満載で描かれていく本作。

ぶっ飛んだ性格のマスコットキャラを含めた個性的すぎる登場人物や、シリアスな展開と緩急のついたギャグでツッコミどころ満載で笑えること間違いなし。それに加えて女の子たちがみんな可愛い。難しく考えず、可愛いものを見るためや笑いを求めるために見ても楽しめる作品になっています。

『響け! ユーフォニアム』

響け! ユーフォニアム(2015年 4月~ 6月 放送)

響け! ユーフォニアム2(2016年10月~ 放送)

『響け! ユーフォニアム』とは、武田綾乃著の小説を原作とした、青春アニメです。

かつて吹奏楽の強豪校だった北宇治高校は、現在ではすっかり弱小校となっていました。新入部員を迎えた吹奏楽部を舞台に、一生懸命に努力することの大切さ、好きなものを好きだと言える素直さ、徐々に変わっていく部内の雰囲気など、高校生らしい輝かしい青春が描かれていきます。

作中で登場する演奏シーンは、吹奏楽部の面々が徐々に成長していく過程を見せるために、意図的に低いクオリティを再現するなど、随所にこだわりが垣間見えます。また、吹奏楽の経験者から見てもリアルな描写であったことも評価を高める一因となりました。

2期では北宇治高校の吹奏楽部が関西大会に向けて練習を始めるところから物語はスタートします。

リアルな青春ドラマに仕上がっており、吹奏楽部経験者ではなくても、高校生の頃の友達や周囲の人との微妙な距離感や苦悩を爽やかに描いています。

『無彩限のファントム・ワールド』

無彩限のファントム・ワールド(2016年 1月~ 放送)

『無彩限のファントム・ワールド』とは、秦野宗一郎著のライトノベルを原作とした、異能バトルアニメです。本作は、京都アニメーションが主催する第4回京都アニメーション大賞で奨励賞を受賞した作品を原作としています。

残念系学園ファンタジーと銘打って制作されている本作。「ファントム」と呼ばれる存在に対抗する一条晴彦と川神舞は、悪戦苦闘の日々を繰り返していました。著しい結果の出せない2人はダメチームと呼ばれていたが、ファントムイーターと呼ばれる和泉玲奈を仲間に引き入れようとして……。

そんな導入から始まる本作。果たしてどのような作品になるのか、放送が待ち遠しいですね!

小林さんちのメイドラゴン

小林さんちのメイドラゴン 画像

小林さんちのメイドラゴン(2017年1月~放送予定)

『小林さんちのメイドラゴン』はクール教信者による漫画で、「月刊アクション」にて2013年から連載中の作品です。
2017年1月より京アニ制作で放送されることが決定しました。

OLの小林さんはふとしたきっかけで、異世界のドラゴンであるトールを助けます。トールはある理由から故郷に帰れない為、人間のメイドに姿を変え、小林さんのお世話を始め、他のドラゴンたちも小林さんのもとに集まってくるというファンタジーコメディアニメです。

小林さん役には田村睦心、トール役には桑原由気が起用されたことが発表されました。

この記事はこちらの特集に含まれています。

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