2016年1月19日更新 5,551view

2015年に公開された映画の素晴らしいシーン20!

2015年は素晴らしい映画が数多く生まれた年となりました。ここでは映画全体のクオリティではなく、印象的で素晴らしいシーン、シークエンス毎にランキングをつけてみました。今回はwhatculture.comより2015年に公開された映画の素晴らしいシーンベスト20を紹介します。

第20位:エマ救出シークエンス!?『カリフォルニア・ダウン』

サンアドレアス

ブラッド・ペイトン監督ドウェイン・ジョンソン主演『カリフォルニア・ダウン』

ザ・ロックは素晴らしいパフォーマンスを披露していましたが、ストーリーは何のひねりもなく、『カリフォルニア・ダウン』は観終えたらすぐ忘れてしまうようなディザスタームービーです。

しかし、今作には言及するべき素晴らしいシーンがひとつあります。巨大地震が発生した時、カーラ・グギーノ演じるエマはホテルでランチを取っていました。エマは瓦礫をかき分けながら、出口を探し、屋上へと辿り着く、そこで待っていたのはヘリに乗ったザ・ロックでした。

この一連のシークエンスはハラハラドキドキ、息を呑む場面が続き、ディザスタームービーに不可欠な要素がしっかりと描かれていました。

第19位:1カットのボクシングマッチシーン!?『クリード チャンプを継ぐ男』

ライアン・クーグラー監督マイケル・B・ジョーダン主演『クリード チャンプを継ぐ男』

解説、引きの画などテレビと同じ構成で描かれることが多い映画のボクシングシーンですが、今作では異なるアプローチを取っていました。

カメラをリングの真ん中に配置、カメラがロッキーに近づくと、ロッキーの叫び声が聞こえる、カメラが離れると、その声は遠ざかり、スポリノのコーチの声に切り替わる。その間、カットを切らないことで、ボクシングマッチの臨場感を捉えていました。

この素晴らしいシークエンスは主演マイケル・B・ジョーダンなしでは生まれていません。彼はこの試合シーンの身体的動きを全て覚え、本物のボクサーと対峙していました。

第18位:フットボール会場のコンゲームシークエンス!?『フォーカス』

グレン・フィカーラ監督ウィル・スミス主演『フォーカス』

今作はどんでん返し連続のエンタテイメント作品ですが、アメフトの試合で賭けをするシークエンスは中でも際立って素晴らしい場面です。

試合会場のVIP席で出会った男と賭けを始めるニッキー(ウィル・スミス)、どんどん負け続け、資金は底をついてしまう、しかし、全ては計画通り、パートナーのジェス(マーゴット・ロビー)まで巻き込んだ策略だったことが明らかになります。

このシークエンスはコンゲームものに不可欠な痛快大逆転劇が上手く描かれていました。

第17位:リッチーのワンマンショー!?『マジック・マイクXXL』

グレゴリー・ジェイコブス監督チャニング・テイタム主演『マジック・マイクXXL』

前作『マジック・マイク』でアメリカンドリームを掴むというテーマは達成していたため、今作は、どれだけ観客を楽しませるかに特化した映画となりました。

ガソリンスタンドにある店で、リッチーが繰り広げるワンマンショーは今作の中で最も素晴らしい場面のひとつです。

店に入り、急に踊り出すリッチー、観客は店のレジ打ち女性と地元の不良たちだけ。初めは全く興味を示さなかったレジ打ちの女性でしたが、リッチーが服を脱ぎ、ペットボトルの水を身体にかけ始めた頃から、様子が変わり始めます。窓にはりついた不良たちはエキサイト、レジ打ち女性もカウンターから身を乗り出すほど釘づけに。

報酬はチップではなく、レジ打ち女性のスマイルでした。

第16位:シカゴのチェースシークエンス!?『ジュピター』

ジュピター

ウォシャウスキー姉弟監督チャニング・テイタム主演『ジュピター』

今作はあまり評判の高い作品ではありませんが、素晴らしいアクションシークエンスが存在することは間違いありません。

素晴らしいシークエンスは夜のシカゴで繰り広げられることになります。ケイン(チャニング・テイタム)がジュピター(ミラ・クニス)を背負い、夜空を飛び回るチェースは一見の価値があります。

無重力ブーツを使ったユニークなアクションを提示したことで、他のSFやアクション映画のチェースとは一線を画しました。

第15位:文字通りのウォークシーン!?『ザ・ウォーク』

ウォーク

ロバート・ゼメキス監督ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演『ザ・ウォーク』

一時間近くをかけ、フィリップがなぜツインタワーの間を綱渡りするのかを描いた後、観客はついにその瞬間を体感することになります。

ロバート・ゼメキスは今までも発明的な視覚体験で観客を映画の世界へと誘ってきましたが、今作はもう一段階超えたリアルな世界と映像で映画の世界へ観客を引き込みました。

まさに、観客はフィリップと同じように、綱渡りを体験しているような感覚に、ビルの上からの映像はめまいを覚えるほどリアルで恐怖を感じずにはいられないでしょう。

第14位:ダンスパーティシーン!?『エクス・マキナ』

アレックス・ガーランド監督ドーナル・グリーソン主演『エクス・マキナ』

今作のジャンルはSFですが、サイコスリラーとして観ることも出来ます。映画全体を漂う不吉な予感、どのメインキャラクターもどこか信用ならない雰囲気を醸し出していました。

ケイレブがネイサンの部屋に入ると一気に嫌な予感が広がります。しかし、そこから予想外の展開に。“Get Down Saturday Night”に合わせて急に踊り出すネイサン、ケイレブの質問に一切答えず、踊り続けます。

その後、エイヴァがダンスに加わり、最高に不気味なダンスパーティが開催されます。

第13位:おもちゃの電車セットでのバトルシークエンス!?『アントマン』

ペイトン・リード監督ポール・ラッド主演『アントマン』

『アントマン』はアクションに加えて、コメディを全面に押し出した、マーベル作品の中でも異色作品となりました。中でも、おもちゃの電車セットで繰り広げられる、アントマンとイエロージャケットのバトルは、今作を象徴する素晴らしいシークエンスです。

通常のアクション映画ではあり得ないシチューエーションでスリルとユーモアが溢れる場面に仕上げることは決して簡単ではなかったはずです。

イエロージャケットがトーマスと衝突する場面は、ユーモアとアクションのバランスが絶妙にマッチしていました。

第12位:インドミナス・レックス vs T-レックス!『ジュラシック・ワールド』

コリン・トレボロア監督クリス・プラット主演『ジュラシック・ワールド』

『ジュラシック・ワールド』に感動的な人間ドラマや深い人生哲学を求める人などいないでしょう。今作に求められていたのは、エキサイティングな恐竜のアクションです。

映画クライマックス、今作のヴィラン、インドミナス・レックスはジュラシックパークシリーズのスター、T-レックスと対峙することになります。

クライマックスにT-レックスが登場した瞬間、全ての観客が心の中で親指を立てていたはず、シークエンスを通してスリルと興奮に溢れ、2015年を代表する名シーンとなりました。

第11位:フランクの家から脱出するシークエンス!?『トゥモロー・ランド』

ブラッド・バード監督『トゥモロー・ランド』

今作も絶賛されている訳ではありませんが、アニメ監督出身のブラッド・バードは素晴らしいアクションシークエンスを生み出していました。

ケイシーとフランクがフランクの家から脱出する場面はとてもクリエイティブです。追いかけてくるロボットを止める空想的ガジェット、バスタブの脱出装置などアニメ監督らしい発想が上手く具現化されたシーンです。

第10位:教会でのバトルシークエンス!?『キングスマン』

マシュー・ヴォーン監督コリン・ファース主演『キングスマン』

マシュー・ヴォーンと言えば、現在最もスタイリッシュな監督のひとり、今作の教会の場面は、起こっていることは陰惨ながら、とてもスタイリッシュな映像に仕上がっています。

ハリー・ハート(コリン・ファース)は生き延びるために、襲い掛かかる数百の暴徒たちをバッタバッタと手段を択ばず殺していきます。

まるで、1カットのように見せかけた撮影と編集により、緊張感が途切れることがありません。素晴らしいサウンドトラックもあいまってアドレナリンがだだもれ状態に突入する場面です。

第9位:ソーのハンマー上げゲーム!?『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』

ジョス・ウィードン監督『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』

『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』はマーベルスーパーヒーローが大集結した映画ですが、今作の最も素晴らしい場面はアクションシーンではないかもしれません。

ヒーローたちがパーティゲームのようにソーのハンマーを上げようとする場面はユーモアとドキドキ感に溢れ、今作の大きな見どころになっています。

もちろん、このシークエンスの中で一番の見どころは、キャプテン・アメリカがハンマーを上げようとした時のソーのリアクションです。ソーはキャプテン・アメリカがハンマーを上げてしまうのではないかと一瞬心配した表情を見せた後、キャプテン・アメリカが失敗、当たり前みたいな表情を見せていました。

ヒーローたちが絆を深める描写をユニークな方法で描いた素晴らしい場面です。

第8位:マット・ワトニー救出シーン!?『オデッセイ』

オデッセイ

リドリー・スコット監督マット・デイモン主演『オデッセイ』

火星にただひとり取り残された男マット・ワトニーを描いた今作は、火星でジャガイモを育てるなど、ユーモアに溢れたSF作品です。しかし、マット・ワトニーが宇宙船へと帰還する場面は緊迫感溢れる素晴らしいシークエンスです。

一連の場面には、アイアンマンのようなテクニックを使って危機を回避する場面など、気持ちと心拍数が上がること間違いなし、宇宙船帰還に成功した時には、マット・ワトニー同様の達成感を味わうことになるでしょう。

第7位:メキシコでのオープニングシークエンス!?『007スペクター』

007

サム・メンデス監督ダニエル・クレイグ主演『007スペクター』

脚本、過去の遺産に頼り過ぎているなど、『007スペクター』は欠点の多い作品ではあるものの、決して悪い映画ではありません。特に、オープニングシークエンスは多くの人が称賛しています。

メキシコの祭り死者の日を舞台に、ボンドが群衆をかき分けターゲットを追いかけます。スリリングなアクション、美しい長回しのショットなど、ジェームズ・ボンド映画が長く愛されている理由を再認識させられる最高のオープニングシークエンスです。

第6位:クマの襲撃シーン!?『レヴェナント:蘇りし者』

レヴナント

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督レオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント:蘇りし者』

レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ共演の超話題作、『レヴェナント:蘇りし者』。今作は美しく、ナチュラルでリアルな映像で繰り広げられる復讐劇です。

レオナルド・ディカプリオ演じるヒュー・グラスが突然現れたクマに襲われ、瀕死になる場面はとてもリアルで、手に汗握るシークエンスです。

職人技ともいえる特殊効果、撮影、パフォーマンスが合わさりこの素晴らしいシークエンスは生まれました。あのクマがCGだとはとても信じられないはずです。

第5位:ライトセイバーバトル!?『スター・ウォーズ フォースの覚醒』

スターウォーズ

J・J・エイブラムス監督デイジー・リドリー主演『スター・ウォーズ フォースの覚醒』

スター・ウォーズはあまりにも大きな作品となり、世界中のファンからの大きな期待に応えることはもはや不可能だと思われていました。しかし、今作は、その期待に見事に応えてみせました。

中でも、クライマックスのライトセイバーバトルは忘れ難い瞬間です。暗く、雪が降り積もる森で、フィン、レイは最大の敵カイロ・レンと対峙することになります。

劇中、何度かライトセイバーは登場しますが、ライトセイバーバトルはクライマックスだけ。プリクエルはアクロバットやフォースに頼ったバトルが主流となっていましたが、今作はオリジナルのように、リアルで激しいバトルに回帰していました。

第4位:オペラハウスのアクションシークエンス!?『ミッション:イン・ポッシブル/ローグ・ネイション』

ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション

クリストファー・マッカリー監督トム・クルーズ主演『ミッション:イン・ポッシブル/ローグ・ネイション』

今作には、バイクチェース、飛行機でのスタントなど手に汗握る瞬間が多々ありますが、一番の見どころはオペラハウスでのシークエンスでしょう。

舞台上の足場で繰り広げられる、タイトでシンプルな格闘だけに留まらず、複数の暗殺者がターゲットを狙う場面が並行していたため、相乗効果で緊迫感が増した素晴らしいシークエンスとなりました。

第3位:フライングカーシークエンス!?『ワイルド・スピード SKYMISSION』

ジェームズ・ワン監督『ワイルド・スピード SKYMISSION』

シリーズ第7作、世界中でメガヒットを飛ばした今作は、おもちゃの車で遊ぶ子供が夢みたような瞬間を、リアルな車で再現してしまったような作品です。

飛行機から車が落下、そのまま山道に着地して、カーチェースが始まる、文字にすると馬鹿げたプロットですが、実際に再現された映像を見ると、興奮せずにはいられないでしょう。

第2位:クライマックスのカーチェースシークエンス!?『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

マッド・マックス 怒りのデス・ロード

ジョージ・ミラー監督トム・ハーディ主演『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

今作は映画全体がひとつのカーチェースのような作品、素晴らしいシーンを一つ選ぶことは容易ではありません。あえて、ひとつだけ選ぶとしたら、それはクライマックスのカーチェースになるでしょう。

綿密なプラン、数えきれない程のスタッフ、危険なスタントなどカーチェースシーンの撮影は苦難を要します。

今作のクライマックスのカーチェースは映画史に残るシークエンスとして後世に語り継がれることになるはずです。セリフはほとんどなく、アクションだけで、ストーリーを語り、そして観客が目にする全てがフレッシュです。

第1位:国境超えシークエンス!?『ボーダーライン』

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督エミリー・ブラント主演『ボーダーライン』

メキシコの麻薬カルテルとFBIの攻防をリアルに描いた今作には2015年を代表する名場面が存在します。

FBI捜査官たちがメキシコ国境を越えようとする場面、無数の車が道路を埋めつくす中、ギャンググループを乗せた車がゆっくりと近づいてくる、捜査官たちが一斉に車外へ飛び出し、一気に緊張感が高まります。

『ボーダーライン』はハリウッド超大作ではありませんが、この一連の場面は2015年公開された作品の中で、最も緊張感のある場面だと言っても過言ではないでしょう。

参考URL
whatculture.com

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