2017年3月11日更新 46,737view

『風の谷のナウシカ』の原作漫画と映画の8つの違い【マンガ】

スタジオジブリの前身であるトップクラフトが製作し、1984年3月11日に日本で公開。その後世界中で公開され、監督である宮崎駿の名を知らしめることとなったアニメ映画『風の谷のナウシカ』。原作となる漫画が未完の状態で製作された映画と、映画公開後に完結した原作との違いをまとめてみました。

『風の谷のナウシカ』の原作の漫画と映画はこんなにも違う!

『風の谷のナウシカ』ナウシカ

スタジオジブリの代表作である映画『風の谷のナウシカ』ですが、原作は監督である宮崎駿が描いたものマンガであり、1982年からアニメ情報誌『アニメージュ』誌上に連載されました。

漫画『風の谷のナウシカ』は、映画製作の為に一時的に中断されており、映画版は単行本2巻の中盤までの物語に脚色を加えた内容となっています。映画も面白いですが、原作マンガはもっと面白いんです!そんな『風の谷のナウシカ』の原作と映画の違いを紹介します。

それではまず、映画と原作のあらすじの違いを見てみましょう。

ジブリ映画『風の谷のナウシカ』あらすじ

風の谷のナウシカ

最終戦争「火の7日間」により大地は錆とセラミック片に覆われ、生き残った人類は死の瘴気を放つ腐海とそこに住まう巨大昆虫の脅威に晒されていましたが、森と風に守られた辺境の集落「風の谷」の民は穏やかな農耕生活を送っていました。

人々が忌み嫌う王蟲(オーム)と心を通わせることのできる、「風の谷」族長の娘ナウシカは、腐海を調査して瘴気の無害化を探っていました。そんなある日、谷に軍事大国トルメキアの輸送機が墜落します。荷に積まれていたのは、「火の7日間」で世界を滅ぼした兵器「巨神兵」でした。トルメキアの女王クシャナは、巨神兵を以て腐海を焼き払うといいます。

トルメキアに捕虜として捕らえられ、輸送機で谷から連れ去られるナウシカ。そこへ少年が操縦する戦闘機が襲いかかり、空中艦隊が壊滅状態に陥った隙に、ナウシカは小型飛行機で脱出。戦闘で撃墜された少年を助けに向かいます。少年の名はアスベルといい、トルメキアに敵対する国の者でした。

谷ではトルメキアに対する反乱が起きていました。クシャナの指揮で復活させつつある巨神兵の前には、囮で呼び寄せられた王蟲の大群が押し寄せるなか、ナウシカは身を挺して大群の前に降り立ちます。

原作漫画『風の谷のナウシカ』あらすじ

風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判)

千年前の最終戦争「火の7日間」により、死の瘴気を振りまく腐海とそこに住む巨大昆虫の脅威に晒された世界で、生き残った人類はトルメキアと土鬼(ドルク)の二大列強国と点在する小国に分かれ、明日をも知れぬ日々を送っていました。

穏やかな農耕生活を送る風の谷で、病床の父の代わりに族長として民を導いていたナウシカは、ある日集落の近くで輸送機の墜落に遭遇。乗っていたペジテ王国のラステル王女は、今際の際にナウシカに秘石を託す。それはかつて世界を滅ぼした最終兵器『巨神兵』の起動キーでした。

巨神兵の復活を目論むトルメキア国の王女クシャナは、秘石を奪取せんとナウシカの谷にやってきますが、旅の戦士ユパの仲裁により撤退。ほどなくしてトルメキアと土鬼との戦争が始まってしまいます。

トルメキアの同盟国として数名の臣下を連れてナウシカも参戦するなか、トルメキア空中艦隊がラステルの兄アスベル奇襲に遭遇。墜落するアスベルを助けに腐海に飛び出したナウシカは、人類に恐れられた腐海の真の機能を知ることとなります。それでは映画と原作の細かい設定の違いを8つ紹介します。

1:原作漫画『風の谷のナウシカ』では殆ど登場しない風の谷


映画版では風の谷が最終的な王蟲の攻撃目標になりますが、原作では序盤以降、殆ど物語に登場することはありません。

2:原作漫画に登場する土鬼国の削除

原作では東のトルメキアと西の土鬼の2大大国がしのぎを削るという世界の勢力図ですが、映画版では削除されおり、地図上の位置関係も原作ではトルメキアは風の谷の東方という設定ですが、映画では風の谷の遥か西方に位置することになっています。

3:ナウシカの敵となる土鬼(ドルク)の不存在

原作でナウシカと対立することになるのは、ドルクという民族です。

「その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を清浄の地に導かん。」

映画版でババ様が語る言い伝えは、実は原作ではドルクの族長が言った台詞なのです。

4:腐海の発生理由とは?


映画版では自然発生的に生まれたものといった描写がなされている「腐海」ですが、原作では旧文明が人工的に生み出したものとしています。

5:兵器としての巨神兵

映画版では自立型の生体兵器で、自らの意思があるような描写の「巨神兵」ですが、原作では人型で知性のない生体兵器として描かれています。また、原作ではこの巨神兵には「オーマ」という名前がついています。

6:ナウシカのペットのテトは原作では死んでしまう


ナウシカの相棒として活躍するキツネリスのテト。最初は生意気ながらナウシカと心を通わせていく可愛いキャラクターです。映画では最後までナウシカと共に付き添い闘うテトですが、なんと原作では旅の終盤で力尽き、死亡してしまいます。

7:クシャナについてのドラマが削ぎ落されている


映画版でナウシカと対立するトルメキアの第4皇女、クシャナ。非常に印象的なキャラクターですが、原作では彼女について関連する様々なストーリーが展開されています。兄が3人いることや、王としての資質を身につけて行く流れなどは漫画版にしか描かれないものです。

マンガを読んでから映画を観ると、彼女の見え方にも違いがあるかもしれませんね。

8:『風の谷のナウシカ』のラストシーンの原作との違い


原作では王蟲の大群が押し寄せる場所は風の谷ではなく、クシャナが駐屯する野営地であり、ラストシーンでナウシカが着ている服は、原作では土鬼のマニ族の服ですが映画版ではペジテ国の服。

映画版で「青き衣を……」の台詞を言うのは大ババ様ですが、原作ではマニ族の僧正が言います。

『風の谷のナウシカ』の原作は映画とまた違った魅力がある

以上のように『風の谷のナウシカ』は映画と原作の漫画とではストーリーが大きく異なります。また、原作はより細かく世界観が開設されていたり、展開も違ったりと映画が好きな方でも楽しめること間違いなしです。

何より、原作漫画のラストは非常に衝撃的なものになっています。ぜひ、映画とは一味も二味も違うナウシカを漫画で楽しんで、そのラストに驚愕してください!

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スタジオジブリまとめ
参考URL
ja.wikipedia.org

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