2017年7月6日更新

ヘレン・ミレン出演のおすすめ映画10選

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『クイーン』 ヘレン・ミレン

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輝き続ける女優、ヘレンミレン

1945年7月26日、第二次世界大戦後の混乱の中で、ヘレン・ミレンは誕生しました。麗しき美貌と増え続ける魅力はとどまる事を知りません。しかし30代後半までドラッグを続けていたと語っています。決して綺麗な事だけを知っている訳ではない..そんな暗さが演技に重みを与えるのでしょう。 舞台女優からデビューし、1991年から2007年まで英国で放送された『第一容疑者』のジェーン・テニスン役で一躍有名になりました。 現在70歳を迎えたとは思えぬ若若しさを持つヘレン。彼女はSFから女王役まで幅広く演じています。優美さにあふれた彼女ですが、
「私って普段はおとなしいんだけど、時々そうじゃなくなっちゃうの。本当にキレて、怒り爆発になっちゃうのよ。そしてイライラするとすぐに泣き出しちゃうの。実は私よく泣くんだから。そのときは手当たり次第ものを投げるの。一度公衆電話を壁に投げつけて壊したこともあるわ」  
引用:elle.co.jp
と語っています。何にでもなれる彼女は、そんなパワフルさが起因しているのかもしれません。 そんなヘレン・ミレンの若かりし頃から現在まで、彼女の歴史と七変化を楽しめる10選をご紹介いたします。

ショートヘアでボーイッシュな船長役のヘレン・ミレン!【1984年】

ytk0213 キューブリックに比べたらびっくりするほど芸術美はないけど、キューブリック版2001年を見事に受け継いでる。素晴らしく魅力的な作品でした。ボーマン、HAL、モノリス、木星、エウロパの謎と真相が深まるね。
tmmyon 私に最大のモヤモヤを残して行った「2001年宇宙の旅」の続編シリーズ。キューブリックとは比べられなくても、あの雰囲気を継承していたのはすごいな。 「HAL」と「モノリス」、「ディスカバリー号」の行方。 いやあ、正直「2001年」の方の記憶が曖昧で(え、結局なんだったの…という印象)、二つを比べてどうのこうのとは言えない。 けど、なんとなく思ったのは、「人間は全てをコントロールしようとしすぎている」ってことかな?原作を読んでみようと思う!! それにしても、「HAL」と「Siri」、ちょっと似てませんか?こわ~っ
作品公開当時は1984年。当時の彼らが描いた2010年とは・・・。静かな世界観で描く宇宙の物語です。ヘレン・ミレンは、ショートヘアの船長役で出演。今とは違う雰囲気を味わえます!トレーラーでは彼女の驚いた顔が一瞬出てきます。

夢に走る元恋人を支える美女役をヘレン・ミレン【1985年】

momoka_0131_ タップもお話もすきな作品。 国のちがい、育ち、そういうものを 感じさせないふたりのダンスシーンは すごくすきだし、少しずつわかりあっていく感じ男2人なのがいい。 演技も踊りもこなしてて作品として きちんとなりたってるものは私の中では あんまりなくて、大抵はどちらかにかたよってしまうことが多いかなと思うけど この作品はすごく自然かなとおもう。 グレゴリーハインズがとにかくカッコいい。
Marimo 「アメリカ・ソ連・亡命」こんなキーワードが気になって観た映画だったけど、思った以上に主人公達のダンスに魅了された。人ってこんなに綺麗にかっこよく踊れるんだなぁ。タップダンサーとバレエダンサーの二人が息を合わせて踊るシーンはお見事。これがまた男女で踊るんじゃなく、男二人で踊るからいい。男の友情の深まりには、どれだけ一緒に何かに熱中したかってのが大切なんだろうな。
ソ連からアメリカへ亡命した主人公・ニコライ、アメリカからソ連へ亡命したレイモンド、この二人はダンスをする為に亡命をしていました。しかし飛行機不時着の際に、ソ連に戻されてしまったニコライ。そこで出会ったのがレイモンドとその恋人のダーリャでした。ニコライとレイモンドは反発し合いながらも、ソ連から脱出することとダンスをすることを決心します。そんな折に出会ったのが、ニコライの元恋人ガリナ(ヘレン・ミレン)でした...。それぞれの関係は交差し、物語は脱出か処刑か、進んでいきます。 余談ですがこの映画の監督、テイラー・ハックフォードはこのあとヘレン・ミレンの夫となります。

ボロボロの服でも美しいヘレン・ミレン!【1986年】

s_p_n_minaco 密林の奥地モスキート・コーストに一家で移住し、ファナティックに突き進む父ハリソン・フォードがガチのプレッパーでやばい。原住民を巻き込み自給自足で理想の王国作りは当初順調に進み、ハリソン父ちゃんは生き生きと幸せだし、長男リバー・フェニックスも尊敬して従う。そもそもこれ虐待だし、まず病気になりそうなものだが…やがて、そのカルトじみた危うい狂気は破錠を迎えることになる。ハリソン・フォードにこんな役をやらせるとは尚更怖いし、当時まだ若々しい妻ヘレン・ミレンも心の空洞を覗かせてぞっとさせる。 父の偶像はアメリカやキリスト教とも重なり、神は偉大なり!と唱える秘境の伝導師も氷は文明だ!と叫ぶハリソン父ちゃんもしてることは変わらない。その欺瞞や矛盾は招かれざる客となって自らの王国を脅かし、長男の目を通して、通過儀礼としての父殺しが神話のように語られる。奥深く得体の知れぬ恐怖と狂気、スケール大きな自然に無常観漂わせる映像美、巨大製氷機の爆発、燃える教会の異様な終末感!これぞピーター・ウィアー監督らしい傑作ガチ映画。
Keimiyazato 氷こそ文明だ!って考えに取りつかれ 未開の土地の人達へ氷の伝導をする親父に振り回される家族、ピーター・ウィアー作品としてもハリソン作品としてと個人的にベストです、リバー・フェニックスもこの作品が一番好きかな、語り口が倉本聰っぽい名作。
発明家のアリーはアメリカの文明社会が嫌いでした。彼はモスキートコーストと呼ばれる未開の森へ、妻(ヘレン・ミレン)と子供たちで移住します。しかし、ある事がきっかけでモスキートコーストを汚染してしまいます。それでも願望を追い続けるアリー、それについていけなくなる妻。次第にバラバラになっていきます。 この作品ではボロボロの布切れ一枚のヘレン・ミレンが登場します。ジャングルなので、今とは想像できないくらい肌も真っ黒になってます。それでも美しいです!

レストランの厨房には愛の巣がある!!【1989年】

mayaki これは凄い。 題名通り、あるレストランで繰り広げられるコック、泥棒、その妻と愛人のお話。 冒頭あまりの汚さにたじろぎ、その後も続く下品さに不安を覚えるも結局面白かった。舞台毎に色の配色が決まっており、それがキレイ。食事シーンでは赤のドレスだったのに化粧室に入ると白のドレスに切り替わった時には感動した。 ラストもかなり衝撃的でとても良かったです。
southpumpkin これは素晴らしい。恥ずかしながらグリーナウェイ監督作品初観賞だったのですが、強い衝撃が得られます。まず圧倒的な映像美。平面的ながらも一枚一枚の配置にこだわった辺りはウェス・アンダーソンっぽいなあとも思えるのですが、映し出される映像は真逆。主な舞台であるレストランは贅を尽くしたものですが、配色センスの気味悪さはゾクゾクします。そのなかで汚い言葉と暴力と一緒にもりもり食べる泥棒。その泥棒の妻はレストランの厨房で愛人とイチャイチャ。人間の欲望の”醜さ”が誰にでも判る”汚さ”に昇華されていると言えます。もちろんエンディングは衝撃ですし、エンディングのためにあるような映画ですが、最も衝撃を受けたのは中盤のシーン。裸の二人がトラックに詰め込まれるシーンは、身の毛もよだつという言葉が最もふさわしい映像でしょう。たくさん血が出るタイプの映画ではないのですが、そこらのスプラッタ映画よりも観る人にダメージを与えられます。綺麗なのに汚い、汚いのに綺麗です。 印象的な悪役を演じるのはマイケル・ガンボン。彼は「ハリー・ポッター」三作目以降のダンブルドアです。こんな地獄のような映画に出ていたとは・・。ダンブルドアとのギャップにキュンキュンできます。
今回ヘレン・ミレンは泥棒の妻、ジョジーナ役を演じます。ある日、レストランで彼女はマイケルと知り合います。泥棒から日々、暴力を受けていたジョジーナ...彼女とマイケルは次第に惹かれていきます。そして二人に気付くコックのリチャード。二人のために用意した場所はなんと、厨房でした!二人は愛を築いていくが、泥棒は気づいてしまいます。そして悲劇的な結果にジョジーナは復讐に走ります。 ヘレン・ミレンのフルヌードが見れてしまう作品。なんとも整ったその身体はとても40代とは思えません。

多くの花より美しいヘレン・ミレン!【2000年】

pixieazchan Clive Owenが好きになった初めの作品です。地味な感じだけどのほほんとしててシアワセになる映画♪私は好きっ☆
庭を作れ。ある5人の個性豊かな囚人が、ある日そう命じられ、庭を作っていく話です。主人公のコリンはそれまで自分の人生に絶望していました。そんな彼にはグリーンフィンガーと呼ばれる天才庭師の才能があったのです!荒涼とした土地に一から庭を作ることは、決して簡単な事ではありません。彼らは彼らの手によって、命を芽吹かせていきます。 この映画ではガーデニング専門家のジョージナ役でヘレン・ミレンは登場します。美しく育てられた庭に佇むヘレンはなんとも美しいです。

陰鬱とした世界の精神科医を演じたヘレン・ミレン【2000年】

Ken_Chang 少女殺人事件に囚われた老刑事が狂っていきます 何が正しくて何が間違っていたのか…
少女が殺害されたことから物語は始まります。主人公の刑事ジェリーは少女の遺族に、必ず真犯人を見つけるという"約束"をします。その約束は、重く重く彼にのしかかっていき、彼は崩壊していきます。そんな彼を診ていたのが、精神科医役のヘレン・ミレン。この映画では登場自体は多くないのですが、ジェリーの変化を示すキーとなります。華やかな役柄が多いヘレン・ミレンですが、この陰鬱とした世界に溶け込んでいます。

乳母役の世話焼きヘレン・ミレン!【2011年】

0ken0ruk 「世間知らずの坊っちゃんが大事な人を失って改心する」だけのくだらない映画ではあるけれど、大好きなヘレンミレンがはまり役なので好きな映画。太陽の下では何でもアリよ。 ラッセルブランドはいつ見ても福岡顔。
lololilelu ギャグシーンがなかなかに面白い
大富豪の御曹司、アーサーは乳母のリリアン(ヘレン・ミレン)に身の回りの事を任せっきり。そんなアーサーに我慢できなくなった母は、アーサーに良家のお嬢様で非の打ちどころのないスーザンとの結婚を命じます。そんな時に、ナオミという美女が現れて・・・!? この映画では強く優しく時に厳しいヘレン・ミレンが見られます。優美なイメージの彼女がアーサーを殴り飛ばすシーンはなんとも痛快です。

その眼差しに映る過去とは…!?【2012年】

EllyMimy 幼い頃の辛い思いを抱え 心を閉ざしてしまった家政婦と 雇い主の女性の心の交流を描いてます。 とにかく重くて とても辛い映画だったけど、 心に響くシーンが沢山ありました。 家政婦役のヘレン・ミレンは流石の演技で 魅せられました。
raimu47 エメランスという家政婦と雇い主の女性(すみません名前思い出せません)の物語。WOWOWで鑑賞したのはしばらく前ですが美しい画とエメランスの演技が印象的。どんなに今が平穏でも忘れられない過去、今に影響を与える体験があり、その記憶と戦いながら生きるエメランスの姿が健気で心を揺さぶられました。
マグダの家の家政婦として雇われたエメランス(ヘレン・ミレン)。彼女は過去20年間、自宅に誰も入れてませんでした。その眼差しや意味はわからない、しかし仕事ぶりは素晴らしかったのでマグダは気に入り雇います。徐々にエメランスの心に近づいていき……。 物憂げなヘレン・ミレンの瞳がなんとも惹かれます。観ている側もヘレンの心に触れたくなる作品です。

国境を越えた味!ヘレン・ミレンとマニシュ・ダヤルの生み出す料理【2014年】

s_p_n_minaco 主人公はヘレン・ミレン様でなくインド人青年、舞台もフランス。色とりどりの食材や料理も魔法みたいには扱ってないのよね。むしろインド料理店VS老舗フレンチの仁義なき戦いや格付け競争とか、意外と俗っぽい。もっと際立つ才能の見せ場がほしかったし、異文化融合も描写が単純な気がする。けど、メインディッシュは料理人として成長するにつれどんどんイイ男になってくハッサンだ。原題The Hundred-Foot Journeyの通り、流転の彼が故郷を探す寓話であり、お向かいへの「旅立ち」は良い場面。そして頑固者同士のパパとヘレン様の甘ーい味付けがニンマリさせる。そりゃあヘレン様と生ウニはウマいのだ。
myania ヘレン・ミレンがとっても素敵! 5つのソースが気になる!テイスティングしたい!
夫の没後、一人でレストランを続けているマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)。あるときインドから一家がやってきました。そして彼らはレストランの前の空き地にインドレストランを建てます。その一家の長男・ハッサン(マニシュ・ダヤル)は料理の天才でした。しかしインド料理独特の臭いや流れる音に痺れを切らすマダムは、一家と衝突を繰り返します。 そんな折にマダムの店の副料理長でハッサンと恋仲のマルグリットが、彼の料理を食べる事をマダムに勧めます。そして彼の料理を口にした時・・・国境を越えた料理が生まれるのです。 こちらの映画もコメディです。ヘレン・ミレンの強さと、ハッサンに料理を教えるシーンは母親のよう。とても幸せな気持ちになれるでしょう。

運命を変えた-今もなお輝き続けるヘレン・ミレン!【2015年】

flowermurmur ナチスに家も家族も何もかも奪われた女性が、クリムトが描いた叔母の絵を取り戻そうとオーストリア政府を相手に訴えを起こす。これが実話だなんて。政府が歩み寄りの為の条件を飲まないのは面子を保つため。それに屈しなかったマリアの強い信念に泣けた。泣けたよ。 最初はへっぽこ気味だった弁護士役のライアン・レイノルズも場数を踏むごとにどんどん頼もしくなる。ダニエル・ブリュールも相変わらずステキだし、何よりもヘレン・ミレンの存在感と、年輪を重ねたごまかしのない顔と首のシワがすごい!(褒めてます)
B50371952 僕は時々怖くなる。星の数ほどある映画のなかで、“ナチス”の出てこない映画はどれくらいあるのだろうか。戦争映画ではない今作もまた、世界の夕暮れに長くのびたナチスの影が横たわっている。 とにもかくにもヘレン・ミレン!!なんというチャーミングさ!キュートさ!女は面倒くささを脱ぎ捨てるとこんなにおてんば娘になれるのかな。いったいどれだけの人がこの境地にたどり着くことが出来るだろう。いや万人に出来ないからこそ女優なのだろう。老婆というのは口が裂けても言えない、美しい人がいた。これが見れただけでも感謝だ。真面目な弁護士のライアン・レイノルズもだんだん乗り気になっていく、というか自らの出自にまつわることから生き方が変わっていく。これは移民の国アメリカならではかな、と思ったがわりとどこにでもありふれた題材なのかもしれない。『イミテーション・ゲーム』の時もそうだったが、出てると知らずに出くわすチャールズ・ダンス翁がハンサムすぎて感謝だ。 クリムトについてはそんなに詳しくないが、あの煌びやかな画面ですら品を保てるのは超一級の才能だと思うのでこれから勉強したい。 時は戦時中と裁判を起こした現代(と言っても1990年代)を行きつもどりつする見事な構成。 “ナチスの美術品収奪”といえば『ミケランジェロ・プロジェクト』が記憶に新しいが合わせて見ても面白いと思う。
実話をもとに描かれた映画です。1938年前、ユダヤ系一族出身のマリア(ヘレン・ミレン)は夫と共にアメリカへ命からがら亡命しました。しかしその際に家族を置き去りにしてしまいました...。そしてその時にナチスが所有していた黄金のアデーレの絵、それは彼女の叔母でした。唯一残された形見を取り戻すべく彼女は裁判を起こします。 ヘレン・ミレンの最新作で現在の輝きが最も知れる作品です。国に立ち向かっていく彼女の強さは年齢を感じさせない、迫真の演技です。アデーレの輝きにも負けぬ、強さと美しさ、品格をぜひ味わってください。