2017年9月28日更新

【八月の鯨】好きな映画のタイトルでカクテルを作ってくれるバーが最高

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八月の鯨
© 2016 ciatr All rights reserved.

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映画好きとお酒好きが集まる渋谷のバー「八月の鯨」

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映画好きが集まる街、渋谷。 多くの映画館や巨大DVDレンタルショップ、映画の専門学校だけでなく、将来の映画メディアを牽引していくベンチャー企業(弊社)が軒を連ねる、まさに映画に愛された街と言えるでしょう。 そんな渋谷のスクランブル交差点を抜けたセンター街のど真ん中。喧騒の中に佇む一軒のバー「八月の鯨」をご存知ですか? このバーでは、映画のタイトルでカクテルを作ってくれるのです(スタッフの方が観ている映画に限る)。なんとお洒落なのでしょうか!

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店内はカウンター席はもちろんのこと、テーブル席も数多く用意されています。複数人のお友達とも気軽に飲みに来ることができますね。 人気のお店ですが、比較的人が空いているのは月〜木の6時から9時、もしくは夜の12時以降だそうです。スタッフさんと映画の話をすることもできるかもしれません。

スタッフさんのオールタイムベスト映画5選でお酒を作ってもらうことに

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今回快く取材に応じてくださったスタッフさま!ありがとうございました! お客さんの要望に応えるため、自身でも2万本近い映画を鑑賞していらっしゃるそうです。今回はその2万本の中から5作品をご紹介していただく、ということで、かなり悩ませてしまいました。 なるべく色々なジャンルから、とのことで、挙げていただきました5作品をカクテルとともにご紹介いたします。ご注文の際の参考になさってください。

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1.心が落ち込んだ時に観る傑作ですね

まずはじめに紹介していただいたのが傑作ミュージカル映画『雨に唄えば』です。主演のジーン・ケリーが雨の中タップダンスを踊るシーンはあまりに有名ですね。 スタッフの方は子どもの頃にこの作品に出会ったのだそう。VHSが擦り切れるほどに鑑賞したそうです。古い映画だけど心が落ち込んだ時に是非観てほしい、とおっしゃっていました。

『雨に唄えば』のカクテル

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こちらの鮮やかなカクテルが『雨に唄えば』です。 まず目に飛び込んでくるのはオレンジとさくらんぼ。これは傘をイメージされているのだそう。果実はお酒に沈めるのではなく、用意していただけるお皿に取り分けていただいた方がよいそうです。 スパークリングとブルーキュラソーのカクテルです。口当たりがさわやかでとても飲み易いお酒でした。

2.最近公開された映画だとこれかな…

ご覧になった方も多いのではないでしょうか?ベン・スティラー監督・主演の映画『LIFE!』です。雑誌のフィルム管理部で働く男がひょんなことから旅に出て、人生を見つめ直すお話。彼の妄想がどんどん現実になっていく様子がとても爽快な映画でした。 最終的に主人公が形として得るものはない、ただ得たものは大きい、と語っていただいたスタッフさん。ご自身のお仕事とも重なる部分があるらしく、人生の意義について深く考えるきっかけになったそうです。

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『LIFE!』のカクテル

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ミスティアと呼ばれるマスカットのリキュールとスペアミント、砂糖水のカクテルです。モヒートのようにゴクゴクいけちゃうお酒でした。アシスタントとして来てもらった女の子曰く、5つの中で一番好みのお酒だったそうです。 印象的なのがメロンです。これは主人公がスケボーに乗って坂道を滑り降りるシーンをイメージされているそう。あの爽快感が見た目からも味からも伝わって来るカクテルでした。

3.泣ける映画です。

スタッフさんのお気に入りの映画にウォルター・サレス監督の『モーターサイクル・ダイアリーズ』という映画があり、同監督の他の作品にも関心が移った時に出会ったのが本作だそうです。監督つながりで好きな映画を増やしていくのは、まさに映画好きならではの鑑賞法と言えます。 本作の舞台は南米ブラジル。識字率の低いその国では字が書けない人が手紙を出すために代筆業という職業があります。その仕事をリオデジャネイロ中央駅で営んでいた女性のもとを訪ねてきた母と子。しかし直後に母親が交通事故で死亡し、幼い子供だけが残されることになります。代筆業の女性と母親を失った子供が、彼の父親を探す旅に出かけるというものです。

『セントラル・ステーション』のカクテル

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カシャッサと呼ばれるブラジル原産の蒸留酒を用いたお酒です。見た目にも綺麗な2色のお酒ですが、これは本作に登場する代筆業の女性と子供との関係性をイメージしているとのこと。お酒を飲み進めていくと色が徐々に混じり合っていきます。

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こちらがカシャッサです。

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4.バイオレンスと言えばタランティーノだね

クエンティン・タランティーノ監督のバイオレンスな映画もお好きなようで、中でも初監督作品である『レザボアドックス』がベストだそうです。シンプルな暴力と手の込んだシナリオはまさに男を熱くさせる映画です。

『レザボアドックス』のカクテル

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映画を見た方ならこのお酒が何をイメージしているのかすぐにわかるはずです。『レザボアドックス』はお互いに「色」のコードネームで呼び合う6人の強盗団のお話です。お酒が分離するように比重の重い順に注いでいく、プースカフェスタイルと呼ばれるカクテルです。 上から順に ・ブランデー ・ブルーキュラソー ・ドランブイ ・カルーア ・カルピス ・ローズシロップ だそうです。 それぞれがストレートで入っているため、かなりパンチのある飲みごたえ。ストローを使って好きなところから飲んでいくのが良いのだそう。

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映画好きでお酒好きな皆さまは是非挑戦してみてください。

5.アーティスティックな恋愛映画です

写真家のショーン・エリスが監督を務めた本作『フローズン・タイム』を最後に紹介していただきました。 失恋により不眠になってしまった主人公が時を止められるようになる、というもの。物語に深い意味があるタイプの映画ではなく、その幻想的な世界観に酔いしれることのできる映画です。女性にはかなりオススメできる映画なので、普通の恋愛映画に飽きてしまった方は是非鑑賞してみてください。

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『フローズン・タイム』のカクテル

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ガリアーノ、コアントロー、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、生クリームのカクテルです。クリーミーなのに柑橘系のさっぱりとした飲み口もあるという、かなり不思議で印象的なカクテルでした。 最も幻想的なクライマックスシーンをイメージされているのだそうで、こちらも観た人ならニヤニヤできるカクテルになっています。

いかがでしたか?

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他にも様々なお酒を注文することができます。ライトな映画好きからコアなシネフィルまであらゆるニーズに対応してくれる、最高のお店『八月の鯨』。渋谷に来た際には足を運んでみてください。 開店時間前にも関わらず特別にお店を開けていただいて、お酒を作っていただいたスタッフの皆さま。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。 まだ日の出ているうちからお酒を飲んだ編集部二人は、取材後すぐに渋谷のオフィスに戻ったのですが、ちょうどいい感じで酔っ払っており全然仕事になりませんでした。