2023年1月6日更新

『パイレーツ・オブ・カリビアン』エリザベス・スワンのその後は?芯の強い女性海賊の生涯を解説

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パイレーツ・オブ・カリビアン エリザベス・スワン

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの第1作「呪われた海賊たち」から第3作「ワールドエンド」のメインヒロインであり、シリーズに欠かせないキャラクターであるエリザベス・スワン。 英国貴族の令嬢として育ちながらも、愛した男性を追ってついには自ら海賊になってしまうという破天荒な選択をした女性です。 この記事では、キーラ・ナイトレイ演じるエリザベス・スワンの知っておきたい事実をご紹介します。 ※本記事は映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。

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エリザベス・スワンの基本プロフィール

「パイレーツ・オブ・カリビアン」エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ) , ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)
本名 エリザベス・スワン (Elizabeth Swann)
船長 エンプレス号
俳優 キーラ・ナイトレイ
吹き替え声優 弓場沙織

初登場時の年齢は19歳で、身長は170cm。しっかりした性格で、誰に対しても臆することなく自分の意見を述べる自立した女性です。貴族の娘から海賊へと転身を遂げる彼女ですが、幼い頃から培った礼儀や人を愛する心は忘れません。 容姿はとても美しく、のちに夫となるウィルだけでなく、シリーズに登場する男性陣の多くを魅了してきました。

エリザベスとウィルが恋に落ちるまで

「パイレーツ・オブ・カリビアン」エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ) , ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)

18世紀のカリブ海にある港町、ポート・ロイヤルに住む総監の娘エリザベス・スワン。 幼い頃、父と船に乗っている時に海賊船に襲われ、漂流していた英国船と遭遇します。ここで出会ったのが美少年ウィル・ターナー。助けられたウィルはポート・ロイヤルで鍛冶屋として働くようになります。 エリザベスはある夜、持っていた黄金のメダルのせいで海賊船ブラックパール号のバルボッサ船長率いる海賊たちに拉致されてしまいました。 ウィルと一匹狼の海賊ジャック・スパロウに助けだされますが、この一連の事件の間に実はウィルが海賊ビル・ターナーの息子であることが明らかになりました。 お互いに恋心を抱いていたウィルとエリザベス。エリザベスは英国貴族の身分を捨ててウィルと共に歩むことを決意するのです。

ウィルとの結婚 エリザベスの性格に賛否両論?

パイレーツ・オブ・カリビアン
Photofest/zetaimage

シリーズ1作目で恋人になったウィルとエリザベス。2作目の「デッドマンズ・チェスト」で巨大な怪物クラーケンに襲われた一行が絶体絶命の危機に陥った時、クラーケンの狙いがジャックだけだと気付いたエリザベスは、自分や愛するウィルを守るためにジャックを嵌めておとりにしました。 その結果ジャックはクラーケンに飲み込まれてしまいます。 エリザベスのまさかの選択には、「好きな人のためとはいえ、ジャックをおとりにするなんて!」「エリザベスは性格が悪い」という声も上がりました。エリザベスの芯の強さがわかるエピソードでもありますね。

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エンプレス号の海賊長に

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
©DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

前作で、ジャック・スパロウをクラーケンに襲わせることで逃げ延びたエリザベス・スワン。しかし、2007年公開のシリーズ3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』では、そのことを後悔しジャックを助けに死後の世界へ向かいます。 死後の世界への地図を手に入れるために出会ったのが伝説の海賊サオ・フェンです。シリーズを通して数々の男性を魅了してきたエリザベスですが、このサオ・フェンも例外ではありませんでした。 エンプレス号の船長だった彼は後にベケットに殺されてしまいますが、自分の後見にエリザベスを指名。こうしてエリザベスは貴族の娘から、幼いころからの憧れだった海賊へと驚きの転身を遂げたのです。 一方、恋人のウィルは戦いの中で致命傷を追い、命を失う代わりに幽霊船フライング・ダッチマン号の新しい船長となります。その代償として、10年に一度しか陸に上がれない体となりますが、エリザベスの彼への想いは揺るぎません。 3作目のラスト、ウィルを待っていたのはエリザベスだけでなく、ウィルとエリザベスの息子の姿もありました。

エリザベス・スワンのその後は?

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
(C)2017 Disney. All Rights Reserved.

シリーズ4作目「生命の泉」には登場しなかったエリザベス・スワンですが、シリーズ5作目「最後の海賊」でカムバックしました。本作ではエリザベスとウィルの息子ヘンリー・ターナーが活躍し、彼は父であるウィルの呪いを解くことに成功します。 フライング・ダッチマン号の船長として「10年に一度しか陸に上がれない」という家族を引き裂く呪いから解放され、自由の身になったウィル。彼の前へ陸で待ち続けたエリザベスが現れ、熱い抱擁とキスをするのです。 約20年間も離ればなれだった夫婦でしたが、ついに一緒に暮らすことができるようになったのでした。

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エリザベス・スワンを演じたのはキーラ・ナイトレイ

キーラ・ナイトレイ
WENN.com

エリザベスを演じたのはロンドン生まれでリッチモンド育ちのキーラ・ナイトレイ。舞台役者の父と劇作家の母の間に生まれました。幼い頃から役者になることを夢見て、6歳で既に演技の仕事をスタートしています。 女優デビューは1993年に出演したテレビドラマ。1995年には映画デビューを果たし、1999年公開の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』にアミダラ女王の影武者役として出演し注目を集めます。 2002年公開の『ベッカムに恋して』に女子サッカー選手役で出演し、人気急上昇。その後「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで人気ハリウッド女優の仲間入りを果たした彼女は、2005年に主演した『プライドと偏見』でアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされています。

キーラ・ナイトレイが考えるエリザベス・スワン像

キーラ・ナイトレイは、エリザベス・スワンというキャラクターに関して“18世紀時代に閉じ込められてしまった21世紀の少女”のような存在だと表現しています。 また、第1作目でエリザベスを演じた際は、衣装がドレスで剣を持っていないことに不満を持っていたと語っていました。 そのため、シリーズを重ねるごとに活動的になっていくエリザベスの設定がとても嬉しかったようで、3作目でドレスを脱ぎ捨て海賊の衣装に身を包んだ時は、感無量だったそうです。

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エリザベスの胸にまつわるトリビア

自他共に認める「貧乳」の持ち主であるキーラ・ナイトレイ。10代の頃でバストの成長は止まってしまい、大人になってからも当時の下着が使えるほどだと話していました。 エリザベスを演じるときには、胸の谷間にハイライトを入れ、コルセットなどでウエストを閉めて胸を大きく見せるという工夫がなされました。

日本語吹き替え版声優は弓場沙織

弓場沙織はプロダクション、バオバブ所属の声優です。東京都出身で、元は劇団朋友、俳優座養成所の出身です。そのせいか声優の他に舞台の活躍も目立ちます。 「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのエリザベス・スワン役以外でも、キーラ・ナイトレイの演じる役の吹き替えを担当。 また他にもドラマ『ゴシップガール』ブレア・ウォールドーフ役のレイトン・ミースター、韓国映画『僕の彼女を紹介します』ヨ・ギョンジン役のチョン・ジヒョンなどの吹き替えを担当しています。

エリザベス・スワンは「パイレーツ・オブ・カリビアン」の強い女性海賊!

一見すると美しいヒロインというイメージのエリザベス・スワン。しかし映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを見ていくと、彼女が強くたくましい女性であることがわかります。 エリザベスの芯の強さや成長に背中を押される方も多いでしょう。情熱的なウィルとの恋もロマンチック!ぜひエリザベスに注目しながら、もう一度「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを見てみてくださいね。