2017年12月8日更新

『弱虫ペダル』の最高にカッコいいキャラクター巻島を徹底紹介!

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弱虫ペダル

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『弱虫ペダル』の超個性派クライマー巻島

『弱虫ペダル』の超個性派クライマー巻島、いい意味で本当に個性的で魅力的なんですよ! まず細長い手足に背中が隠れるくらいまで垂らした玉虫色(緑色に赤を散らした)のロン毛が個性的。 そして語尾に“ショ”をつけた喋り方。「心配するなッショ!」「ライバルだったっショ!」、聞いているうちに癖になります。最初はただの変人に見えていた巻島が、回をおうごとに男らしくカッコよくて目が離せなくなってしまいました。 線状の細い目ですらセクシーに見えてくるのだから不思議なものですね。

巻島といえば特徴的なダンシング

巻島といえば玉虫色のロン毛と同じくらいとっても個性的なあの走り、ダンシング!!ダンシングとは一般的に言う「立ち漕ぎ」のこと。自転車競技で実際に使われている単語ですが英語ではなく“和製英語”なんです。 小学生でもママチャリに乗るお母さんでも、自転車に乗ったことがある人なら誰もがやった覚えのある「立ち漕ぎ」ですが、彼のダンシングをそれと一緒にしてもらっては困ります。 自転車の倒し方が半端ない!!倒れるんじゃないかと心配になるくらいですが、大丈夫、倒れません!きっと鍛え方が半端ないから体幹がしっかりしているんでしょうね。惚れ惚れします。 玉虫色の髪も自転車も左右にぶんぶん揺らしながら、坂道をニヤけ顔で駆け上がってくるのです。巻島はクライマーと言われる坂道を得意とする「総北」(総北高校)のエースクライマー。またの名を“頂上の蜘蛛男(ピーススパイダー)”。 彼は1年生の時自己流ダンシングを先輩に認めてもらえず、悔しさから1人努力を重ねこのスタイルを生み出しました。

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東堂との約束

巻島と東堂、この2人の絆を知って『弱虫ペダル』にのめり込んだ人も多いのではないでしょうか?そんな『弱虫ペダル』名物の彼らが出会ったのは高校2年の春のことでした。奥秩父ヒルクライム大会に出場するために現地入りした東堂は、すれ違った巻島のオーラの無さに声を掛けたのです。 「総北?聞かないな、しかもオーラゼロだ。」すると「カチューシャ、カッコ悪いっしょ」と巻島に返されました。完全にナメてかかっていた東堂でしたがレースの結果は完敗だったのです。こうして出会った2人は最初こそ互いに好印象とは言えませんでしたが勝負を繰り返すうちに距離を縮め、「巻ちゃん」「尽八」と呼んで親しむようになりました。 雨のレースでタイヤがパンクし「優勝はお前のもんだ、行け」と声を掛けながらも巻島の言葉に出さない悔しさを感じとり、東堂はこのレースをノーカウントとし勝負を夏のインターハイに持ち越すことに決めました。これまで14回行われたレースの戦績は7勝7敗。夏のインターハイは2人の勝敗が決する大会なのです。 それは彼らの間の大切な約束でした。2人の決戦の時が近づき「楽しみだなぁ」と喜びを抑えきれない東堂は、動き出そうとしない巻島に不穏なものを感じたのです。総北は2人のクライマーのうちの1人小野田坂道が落車に巻き込まれて最後尾にいるため、チームを置いて飛び出すことができないのでした。 片方のクライマーにチームの先導を任せて初めて勝負に出れるのです。絶望的に思われた2人の対決でしたが、なんと小野田坂道が100人抜きという偉業を達成し勝負の舞台が整いました。後ろから巻島が登ってくるのが見えています。玉虫色の髪を左右に大きく揺らしながらニヤけ顔で……。 「どうだ、コンディションは?」、「俺はたった今絶好調になったー!!」東堂は笑顔で答えます。そんな2人のはるか後ろで主人公・小野田坂道の宿命のライバルとなる真波山岳が話掛けていました。 「今頃、東堂先輩と巻島さん、きっと楽しんでるね。」小野田坂道は、いつか自分たちも!と答え、いつの日かインターハイで勝負することを約束したのです。さて巻島と東堂の戦いはというと、追いつくまでに少々ムリをしすぎた巻島の体が悲鳴を上げていました。 そして……勝負は東堂の勝利。2人の約束は果たされ、全15戦中東堂の8勝7敗に終わったのです。彼らはハイタッチを交わしました。

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主人公坂道に与えた影響

巻島は新入生として入部してきた主人公・小野田坂道の指導担当でした。初めて会った頃はもちろん怖がられていました!タマ虫色のロン毛に糸みたいな目、しかも彼はなかなかのコミュ障なんです。雰囲気だけでもヤバイのに部室の壁に開いた大きな穴の犯人は巻島だと聞かされ、小野田坂道は完全に怯えてしまいました。 先輩と2人きりの練習に緊張していた坂道ですが言葉ではなく彼の走りに魅了され、「巻島先輩のダンシング、かっこいいです」。練習が終わる頃にはすっかり彼のファンになっていました。巻島は言葉を繋ぐのが苦手だと自己分析している通り、言葉を駆使するのではなく背中を見せて語りかけたのです。 坂道が彼を尊敬するように、彼もまたクライマーとして素質をもつ坂道のことを気に入っていました。不器用な言葉の端々から仲間への熱い思いやクライマーとしての自負を感じ取り、ますます彼を慕う坂道なのでした。

退部し、イギリスへ

インターハイが終わると、巻島が部を退部しイギリスに留学することが明らかになりました。イギリスにいる兄の元で事業を手伝いながら大学に通うと言うのです。イギリスの大学は9月に新学期が始まるので、彼は卒業に必要な単位を前倒しで取得していました。 退部の報が耳に届いていない坂道に彼が声を掛けます。「一緒に山に登らないか?」。何やら胸騒ぎを覚えながら山を登る2人でしたが、結果はやはり巻島の勝ち。憧れの先輩の大きさを改めて噛み締め、そんな彼に追いつく自分になりたい、卒業するまでに一度でも勝つところを見せたい__。その時は勝負してもらえますか?坂道の問いかけに一瞬の間を置いてから巻島はこう答えたのです。

“俺はいつでもお前と走ってる。そう思えば勝負なんていつでもやってる。いつでも俺はお前の前を走ってる。だから抜け、強くなれ。オレたちの総北をたのむぜ坂道。”
引用:3f.ldblog.jp

そして彼はイギリスへと旅立ちました。これからも一緒だと信じて疑わなかった坂道は巻島ロスを患います。3年生が抜けて新生総北として始動してもなお、坂道は止まったままでした。彼はいつの間にか、なくてはならない存在になっていたんですね。時間はかかりますが坂道もちゃんと立ち上がりますよ。 おまけ。イギリスに行った巻島に宛てて坂道はせっせと手紙を書いて送ったようです。彼は読む専門で返事を出すことはなかったみたいですが。

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巻島の自転車は?

彼の自転車はフランスのTIME社製。現在のカーボンフレームの祖となるTVT社が分裂し1987年に創業したTIMEは2005年、2006年とロードレース世界選手権のチャンピオンを輩出しました。 その後有力なプローチームとの契約がないまま現在までハイクラスブランドとしても人気を誇っていられるのは、コストを抑えなくても買い求めるアマチュアロードレーサーの存在があってのことです。言い換えれば、目に見えるレース実績がなくても高い評価をキープできているということでしょう。 巻島が乗っているのはVXRS ULTEAM World Starでやはりお金持ち価格と噂されています。レア物すぎてまず手に入らないと言われていますが、一説にはフレームだけでも60万円するとか! セレブじゃないと手出ししにくいブランドのようですね。

巻島の声優は?※twitter画像/右

演じているのは森久保祥太郎。森久保祥太郎は1974年2月25日生まれの東京都出身の声優・俳優です。子供の頃からタレント事務所に席を置き、当時のメンバーで立ち上げた「おにぎりスキッパーズ」(正確には「おにぎりスキッパーズ」は解散し「おにぎりスキッパーズ2」と名前を変えて活動)の劇団員として現在も定期的に舞台に立っています。 この劇団公演を見ていた声優業界の関係者から声を掛けられ、1996年『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』のミニ四駆ファイター役で声優デビューを果たしました。『弱虫ペダル』の巻島裕介役の他にも『NARUTO-ナルト-疾風伝』の奈良シカマル役、『ONE PIECE』のバルトロメオ役があります。 奈良シカマルは「めんどくせぇ」が口癖の主人公ナルトの同期で、暇さえあれば昼寝ばかりしています。飄々としたキャラクターとして描かれていますが、実はIQ200を超える高い知能を持つ人物。忍としての能力もスバ抜けて高く、12才で中忍に昇格した実績があります。 知能の高さを生かし作戦立案から指揮まで器用にこなすため、敵味方問わずその才能を評価する者は少なくありません。のちにナルトの側近として活躍します。 主人公モンキー・D・ルフィが仲間とともに海賊王をめざすアニメ『ONE PIECE』。累計発行部数が3億2000万部を超えギネスに認定されたそうですよ。森久保祥太郎が演じるバルトロメオは『ONE PIECE』の中でも屈指の強面キャラなのですが・・・中身は正反対の乙女キャラなのです。ある日を境にルフィのことが大好きになり、ルフィに関わる世界の全てが憧れ。 ルフィのことを「ルフィ先輩」と呼び、その兄弟エースは「エース」様、サボは「大先輩」と呼ばれています。麦わらの一味も同じ扱いのようで、ゾロにサインを求めていました。ルフィへの思いが強すぎて、緊張して本人の前にいけないくらいのルフィ信者なのです。