2017年7月6日更新

村井良大、仮面ライダー出身の俳優の魅力を出演作からひも解く

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村井良大

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村井良大のプロフィール

村井良大は1988年6月29日に兄と姉を持つ三兄弟の末っ子として誕生し、「大きな良いことがあるように」という意味を込めて良大と名づけられました。少年時代は人を笑わせることが好きで、人を笑わせることばかりを考えていたそうです。 そのせいか小学校の頃は、通信簿に「落ち着きがない」と書かれてしまったこともあったんだとか。中学時代は野球部に入部するもすぐに飽きてしまい、その後美術部に入部。しかしその美術部でもあまり絵を描くことはなく、遊んでばかりいたそうです。 そんなやんちゃな少年時代を送っていた村井良大の好きなものは、なんと鰤の照り焼きや大根のしば漬けなど、現代の若者としてはなんとも渋いものばかりです。大きくなった今でも公式ブログで「生まれ変わるなら鷹になりたい。」と書くなど、個性的な一面を覗くことが出来ます。

赤毛のアンのギルバート役で俳優デビュー

高校三年生になり、進学や就職がいまいちピンとこなかった村井はそのまま雑誌のオーディションに応募します。そして2006年の夏に現在のマネージャーと出会い、俳優になろうと思い立ってから僅か数か月で初舞台『赤毛のアン』にて俳優デビューを果たします。主人公のアンとは小学校以来の友人でもあり、良きライバルのギルバートという役を演じました。 村井良大は芸能活動を始めた経緯として、以下のように話しています。
「どうせ一度の人生だったら、面白い仕事につきたいな。」
引用:asobist.com
当時はろくな経験もないまま大勢の観客の前に立ち、東京国際フォーラムの大舞台でギルバート役を演じていたそうです。 村井良大によると、お客さんとの距離が近い小さな舞台よりも、俳優デビュー作品である舞台『赤毛のアン』で立ったような大舞台の方が緊張しないらしく、逆に小さな舞台ではお客さんとの距離が1メートルに満たないこともあるため非常に緊張すると話していました。

初めてのドラマで主役に抜擢

応募から僅か数か月で舞台『赤毛のアン』に出演するという快挙を遂げた翌年。2007年、テレビドラマ『風魔の小次郎』にて主役に抜擢されています。デビューから僅か一年でテレビドラマの主役に抜擢されたばかりでなく、その後同作の舞台化でも続けて主役を演じました。 主役という大役を背負うこととなった村井良大ですが、あまりその実感はなかったと言い、いい意味で気負うこともなく監督の指示通りに演技をしていたそうです。 主演でも脇役でも、テンションが変わることはなく「どんな役どころであろうと与えられた役をしっかりと演じる」、この演技に対する姿勢が彼の魅力なのでしょう。

『仮面ライダーディケイド』出演で一気に知名度を上げる

誰もが一度は耳にしたことがあるであろう特撮テレビドラマ『仮面ライダーシリーズ』。村井は『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』でゲスト出演をしました。これが仮面ライダーシリーズへの初出演となります。 村井はその後仮面ライダーシリーズにて平成仮面ライダーとして十作品目となる『仮面ライダーディケイド』に仮面ライダークウガで出演。この作品は今までのシリーズで活躍をした仮面ライダーたちが一堂に会するというクロスオーバー作品でした。 村井良大が演じたクウガは2000年放送の作品で、当時このクウガ役は別の俳優が演じていました。村井は『仮面ライダー』という歴史のある作品であることや、ファンの方々に「前のクウガと違う」と言われないように研究を重ねてこの役を演じたそうです。 『仮面ライダー』という知名度、人気ともに高い作品で仮面ライダークウガという重要な役で出演をしたこと、そして村井自身がクウガという大役を演じるために努力を惜しまずファンの心を掴んだこと。これらのことが合わさって村井は一気にその知名度を上げました。

大人気漫画の実写舞台化に数多く出演している

村井良大といえば『弱虫ペダル』や『テニスの王子様』を始めとした漫画原作の舞台化作品でしょう。 この漫画・アニメ作品を舞台で表現したもののことを所謂2.5次元舞台と言います。この2.5次元舞台はアニメや漫画特有の表現をいかに表現するのか難しい作品です。しかし、村井は真摯に作品と向き合い、スタッフ皆でお客さんに楽しいと思ってもらえるような舞台を作ろうと常に努力を続けていると言います。 観客に村井良大の思いが届いているからこそ、これらの舞台が成功を収めたのかもしれません。

ミュージカル『テニスの王子様』で宍戸役を演じる

大人気漫画『テニスの王子様』のミュージカルにて、氷帝中学校に所属する宍戸というキャラを演じました。 格好のいいキャラであるというのはもちろんなのですが、どちらかというとギャグ的な要素も多いキャラクターでもあるので、宍戸という役のみだけでなく、所謂中の人である村井に対しても親しみを持てる作品です。

舞台『弱虫ペダル』にて主演を務める

今話題の大人気漫画『弱虫ペダル』ですが、この舞台が始まった2012年当時はまだそこまでの知名度を得ていたわけではありませんでした。第一作の時にはまだ集客も決していいと言えるような状況ではなく、人気の舞台であるとは言い難い状況でした。 この舞台で村井は主人公小野田坂道を演じています。彼は作品を通じて自転車の才能を開花させていくのです。 村井は少しでもお客さんたちに楽しんでいってもらおうと努力を惜しみませんでした。原作のイメージを壊さないように、原作のイメージに近づけて、そしてそれを村井の中に落とし込んでいきます。原作に敬意を払った役作りは原作ファンにも好感を得られました。こういうところを大事にしてくれる村井だからこそ、様々な層のファンからの支持を得ているのでしょう。

戦国鍋TVにもいろんな役で登場

更に村井は『戦国鍋TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜』というバラエティー色の強い番組にも出演し、多岐に渡る才能を発揮させています。村井は小さい頃から人を笑わせることが好きだったといいます。その経験やいつも見ているというお笑い番組のおかげでしょうか。演技のみならず笑いのセンスもぴか一です。

主演を務めた映画『ドクムシ』の撮影では悪臭に苦労した

350万ダウンロードの大人気コミック『ドクムシ』の実写化で、完全に閉鎖された空間に突然閉じ込めらた七人の男女が極限状態で人間性をさらけ出していく様を描いています。 本作はいささか残酷な描写がある場面があり、そのような場面の中の一つで実際の動物の内臓を使用しているシーンも。映画の設定上、閉鎖された空間でなくてはならず窓を開けることも出来ない上に撮影時期は夏でした。まさに「鼻が曲がる」ような思いをしたそうです。