2017年7月6日更新

ホワイトベース乗組員を大紹介!地球連邦軍の精鋭たち

このページにはプロモーションが含まれています
アムロレイ

AD

ホワイトベースとは

宇宙世紀0079年に勃発した、地球連邦軍とジオン公国軍による”一年戦争”を描く『機動戦士ガンダム』。この一年戦争において、主人公アムロ・レイらが乗艦したのが、地球連邦軍所属のペガサス級急襲揚陸艦2番艦ホワイトベースです。 9月18日、地球連邦軍の新造艦ホワイトベースを追尾してきた、シャア・アズナブル率いるジオン軍がサイド7を急襲。正規軍人の多くが負傷、あるいは死亡したことにより、訓練兵と避難民のみでの出港を余儀なくされました。 地球連邦軍の宇宙艦としては、初めてモビルスーツの搭載運用能力を持ち、所属部隊は艦名をとって「ホワイトベース隊」と称されることに。ジオン軍からは「木馬」のコードネームで恐れられ、乗組員構成に見合わない多大な戦果を挙げたため、後に伝説的な存在となります。

ブライト・ノア

ホワイトベース二代目艦長こと、ブライト・ノア。ジオン軍の急襲時は士官候補生として乗艦していましたが、初代艦長パオロ・カシアスの負傷により、19歳で二代目艦長に抜擢されます。 しかし当初は、経験不足と気負いすぎによる乗組員との衝突が絶えませんでした。戦いの中で経験を重ねていき、精神的にも指揮官としても成長。知略に優れた一面も見せるようになり、素人が集められたホワイトベース隊は、常に最前線での成果を残しました。

アムロ・レイ

アムロ・レイは、サイド7にてジオン軍の急襲に遭遇し、避難中にガンダムの操縦マニュアルを偶然入手。アイドリング状態だったガンダムに乗り込み起動させ、初陣にしてザク2機を撃破しました。 それ以降、訓練も受けてない民間人でありながらガンダムに搭乗。しかし、ブライトとの衝突や「生き残る」以外の戦う意義を見出せなかったため、一度は戦場から脱走しました。帰還後は戦う決意を固め、次第にニュータイプ能力を覚醒させていきます。 また、ジオン軍のエースパイロットであり、宿敵の相手となるシャア・アズナブルとは数々の激戦を繰り広げることに。最終決戦では相討ちになりガンダムは破壊されるものの、乗組員たちとの交感と再会を経て、一年戦争を生き抜きました。

セイラ・マス

ジオン軍のサイド7急襲後、避難民としてホワイトベースに乗艦したセイラ・マス。艦内が人手不足の中、医学を志していたため、医療班の補助やオペレーターを任されます。特に後者では、パイロットのプライドを刺激して士気を高める手腕を見せました。 さらに、物語の中盤からはGファイターに搭乗して戦場へ出撃。最初は慣れずに悪戦苦闘していましたが、ガンダムとの連携プレーなどで活躍するようになりました。ジオン軍のパイロットであり、実兄であるシャアとの衝突に苦しみながらも、一年戦争を乗り越えています。

カイ・シデン

カイ・シデンは、サイド7に住んでいたプエルトリコ系移民の避難民です。戦争に逃避的であると同時に皮肉屋な性格をしており、当初は乗組員たちから煙たがられていた模様。裏を返せば現実主義者とも言え、戦場において冷静な判断を見せることもありました。 当初は、作業機械のライセンスを所持していたため、機銃射手やガンタンクの操縦士として半ば強制的に駆り出されることに。中盤以降はガンキャノンに搭乗、積極的に戦闘へ参加するようになり、主要攻略戦でも多数の戦果を挙げています。

ハヤト・コバヤシ

宇宙世紀では珍しい純粋な日本人であり、サイド7出身のハヤト・コバヤシ。ホワイトベースを狙ったジオン軍の強襲に伴い、避難民として乗艦しました。初陣ではカイと共にガンタンクに搭乗し、見事にパプア級補給艦を撃沈しています。 その後は、主にガンタンクの砲手として活躍。ソロモン攻略戦へ出撃する際、コックピットに至近弾を受けて負傷しており、戦線離脱によって戦力が11%低下したと言われています。幼馴染のフラウとは、アムロへの複雑な心境を吐露して以降、急速に親密になり一年戦争の終結後に結婚しました。

リュウ・ホセイ

リュウ・ホセイは地球連邦軍の兵士であり、階級は曹長。もとはホワイトベースに乗艦していたパイロット候補生で、ジオン軍の強襲後はガンタンクのパイロットとして活躍します。それと同時に、同期のブライトやアムロを始め、何かと衝突しがちな乗組員の緩衝材的な役割を担っていました。 しかし、ランバ・ラル隊による白兵戦が仕掛けられた際、ランバ・ラルと相討ちになり重傷を負います。隊の生き残りが反撃してきたため怪我を押して出撃し、クラウレ・ハモンが搭乗するマゼラトップに特攻し戦死。リュウの死は、多くの乗組員に深い悲しみを与えました。

ミライ・ヤシマ

ミライ・ヤシマは、元々サイド7の住人であり、ジオン軍の急襲によってホワイトベースに避難しました。その際、スペースグライダーのライセンスを持っていたため、自ら艦の操縦を申し出ています。 当時18歳ながら、艦内では乗組員たちの「お母さん」的な存在であり、複数の男性に言い寄られる恋多き女の一面も。後にパイロットのスレッガーと恋仲になるものの、ソロモン攻略戦の終盤に死に別れてしまいます。一年戦争の終結後はブライトと結婚し、2児をもうけました。

フラウ・ボゥ

フラウ・ボゥはサイド7の出身で、父親が不在がちだったアムロの世話を焼いていました。ジオン軍の急襲によってホワイトベースに避難し、負傷者の治療の手伝い、戦災孤児たちの面倒を見るようになります。 物語の後半になると、Gファイターのパイロットになったセイラに代わりオペレーターとして活躍。しばらくは民間人扱いでしたが、後に否応なく軍に編入され上等兵になっています。また、幼馴染のハヤトと一年戦争の終結後に結婚し、カツ・レツ・キッカの3人を引き取りました。

カツ・レツ・キッカ

ホワイトベースに避難したサイド7の戦争孤児であり、おっとりした性格のカツ・ハウィン。天然パーマのような茶髪のレツ・コ・ファンと、元気いっぱいな女の子のキッカ・キタモト。3人トリオとして乗組員に可愛がられ、殺伐としがちな艦内の空気を和ませました。 作中では、ジオン軍の工作員に捕縛されるも自力で脱出、時限爆弾を3人だけで解除するなど。普通の子供とは次元が違う活躍を見せ、最後までホワイトベース乗組員として戦い抜いています。 特に最終決戦では、ア・バオア・クーから脱出するアムロのコア・ファイターをテレパシー誘導し、高いニュータイプ能力の片鱗を見せることに。一年戦争終結後、結婚したハヤトとフラウによって引き取られ、全員一緒に養子に入りました。

メカニックたち

オムル・ハング

アフロヘアが特徴的なホワイトベース隊員。脱走した捕虜のコズンをバズーカで吹き飛ばした際、初めて人を殺した恐怖に立ち竦んでしまい、セイラに慰められました。ブライトの台詞によると、モビルスーツパイロットを務める可能性もあったとのこと。 また、『機動戦士ガンダム ORIGIN』では整備部班長になっており、階級は兵曹長。メカニックの養成員を務めるほか、モビルスーツの整備でパイロットと接する機会も多くありました。

カル

容姿、言動共にカイにそっくりな小柄な少年メカニック。アムロが脱走した際には、ジオン軍へ寝返る可能性について、ジョブ・ジョンやフムラウと噂していました。セイラがGアーマーに慣れるために搭乗し、出撃するシーン以降は登場していません。

ハワド

ホワイトベースの少年メカニックです。脱走から帰還したアムロに対するブライトの甘すぎる処遇に不満を抱き、当てつけのようにハヤトやカイ、マクシミリアンとバギーで脱走。追いかけてきたリュウの説得に応じ、ホワイトベースへと戻りました。 ソロモン攻略戦中、被弾したスレッガーの機体の修理を担当することに。修理に「15分ください」と申し出たものの、「10分だ」と言い返されています。食事に行ったスレッガーの行き先をミライに教えたシーンを最後に、本編には登場していません。

フムラウ

目が小さく地味なホワイトベース乗組員です。脱走したアムロがジオン軍に寝返るかもしれない。と、カルやジョブ・ジョンと噂をしていました。

マクシミリアン

小太りのホワイトベース乗組員。脱走から帰還したアムロへの処遇に不満を抱き、脱走した内の一人です。追いかけたリュウの説得でホワイトベースに戻った後も、ジャブロー内でカイらと共にバギーに乗っている姿が確認できます。

その他の乗組員

スレッガー・ロウ

地球連邦軍の航空航宙パイロットであり、階級は中尉。ホワイトベースがジャブローを立ち、再び宇宙に上がる際にホワイトベースへ配属されます。お調子者で軟派な言動とは裏腹に、戦闘機の操縦や砲術に長け、Gファイターなどのパイロットとして活躍しました。 しかしソロモン攻略戦の終盤、ドズル・ザビが登場するビグ・ザムと交戦。機体の損傷で一時帰還した後、特攻を仕掛けて機体が大破し、宇宙に投げ出され戦死を遂げることに。ミライとは恋仲になったものの、預けた指輪はそのまま形見になってしまいました。

ジョブ・ジョン

予備パイロットとして乗艦し、ガンペリーやガンタンクのサブパイロット、砲撃種などの様々な役割を果たすことに。最終決戦の際には、ア・バオア・クーを脱出する救命用スペースランチのパイロットを務め、一年戦争を生き残りました。 また、捕虜を独房へ連行したり、民間のパイロットを装って潜入したブーンやキャリオカ部屋の前で歩哨に立つなど、パイロット以外の任務にも就いていました。

オスカ・ダブリン

ホワイトベースの正規オペレーターの、眼鏡をかけた少年兵。実際はレーダー手として索敵・管制を担当しており、後輩のオスカと共にホワイトベースの”目”になり活躍しました。ホワイトベースに迫るシャア・アズナブルのザクを、「通常の三倍のスピード」と報告した人物です。

マーカー・クラン

ホワイトベースの正規オペレーターの少年兵。後輩のオスカと同じく、レーダー手としてホワイトベースの”目”になって活躍しました。交代要員のいない激務の中、不慣れな艦長代理を務めるミライを落ち着かせるなど、本来兵士ではない乗組員に気を配ったりもしています。

バンマス

ホワイトベースの副操縦士であり、階級は軍曹。普段はホワイトベースの第2ブリッジに配置されていますが、スレッガーの身を案じるミライに代わり、一時的に舵をとりました。また、フラウがハヤトの看護をする際には、代理でオペレーターを担当するなど便利屋のような扱いになっています。

キムラ

劇場版『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』に、名前のみ登場したホワイトベース乗組員。ブライトの命令により、セイラやジョブ・ジョン、オムル、ロウルと共に、テキサスコロニー内を探索しました。

サンマロ

医療班に属する看護兵で、階級は軍曹。ホワイトベースの負傷兵、救助将兵や民間人の看護に当りました。マサキと共に、少ない人手や救護物資をやりくりして治療を行っていたようです。

タムラ

ホワイトベースの司厨長(料理長)で、階級は中尉。切迫した食糧事情の中で一人だけ恰幅が良く、自分だけ上手いものを食べていると疑われたことも。ただし、アムロやリュウだけには正規パイロットと同等の食事を用意するよう指示されていました。 また、備蓄の塩が底をついているとブライトに訴え、進路を塩湖へ変更させるなどしています。サイド6に立ち寄った際、アムロやフラウと買い出しに出かける話を最後に、なぜか登場しなくなりました。

マサキ

医療班に属する看護兵で、階級は軍曹。ホワイトベースでは、サンマロと共に負傷者の治療を行っていました。本編中は後姿と横顔のみの登場で台詞もありませんでしたが、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では正規クルーになり、出番も大幅に増加しています。

ロウル

劇場版『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』に、名前のみ登場したホワイトベース乗組員。ブライトの命令により、セイラやジョブ・ジョン、オムル、キムラと共に、バギーでテキサスコロニー内を探索しました。

ホワイトベースの最期

宇宙世紀0079年12月30日、ソロモン攻略戦を終えたホワイトベースは、最終決戦地ア・バオア・クーへと向かいました。しかし12月31日、左舷エンジンに直撃を受けて着底。さらに間もなく、リック・ドムのジャイアントバズに右舷エンジンを破壊され航行不能に陥ります。 その後も、乗組員は銃を取り艦を砦にして白兵戦を続けました。しかし、アムロから「このままでは全滅する」と進言を受け、スペースランチにて総員退避。最期は乗組員が見守る中、ホワイトベースは大爆発を起こして完全な損失に至り、戦後に除籍されました。