2021年1月8日更新

究極の不倫映画22選!ドロドロな略奪愛など刺激的な大人の恋愛を楽しもう

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許されない恋・不倫を扱った大人の恋愛映画

退屈な毎日が続くと、毎日に刺激が欲しくなりますよね。そんなときは、不倫映画を見て、刺激的な恋愛を擬似体験してみるのはいかがでしょうか? 本記事では、ピュアなラブストーリーから、人間の本性の闇を体感できるサスペンス、過激なR指定作品まで、洋画も邦画も様々な恋愛のテイストごとにまとめて紹介していきます。 魅力的な不倫映画に憧れても、興味本位に不倫に手を出したら身を焦がすことになるのでご注意を!

胸がキュンとなる!切ないけど危険なピュアラブストーリー不倫

何歳も年の離れた異性と意外に話が合ったとき、同窓会で昔の彼氏彼女に会ったとき、「もっと早く出会っていれば」とか「この人と結婚していたら」とか思ったことはないでしょうか? ここからは胸がキュンとなる、切なくピュアなラブストーリーの映画を紹介します。

『ある天文学者の恋文』(2016年)

ジュゼッペトルナトーレ監督最新作

『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989年)や『みんな元気』(1990年)で世界の映画ファンを感動させた、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新ロマンス映画。 大学院生エイミー(ボンドガール・オルガ・キュリレンコ)は、年の離れた天文学の教授・エドと密かに付き合っていましたが、エドは突然亡くなってしまいます。 しかし不思議なことに、エイミーのもとにはその後もエドからのメッセージやプレゼントが届けられてきました。エドの死をすぐに受け入れることができないエイミーは謎を解くため、彼が暮らしていたスコットランドや、かつて2人水入らずのときを過ごしたイタリアを訪れることに。 物語が進行するにしたがって、じわじわと愛情が満ちてくる展開がトルナトーレ監督らしい作品です。愛する人と過ごせる時間が限られていることを悟った人間の心の葛藤が切なく感じられます。

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『かけがえのない人』(2015年)

20年ぶりの運命の再会、人生をやり直すことはできるのか

2004年に映像化された『きみに読む物語』で有名な恋愛小説の達人ニコラス・スパークスの小説を、映像化したのが、この『かけがえのない人』です。2人の男女の20年にわたる愛のドラマを、現代と1990年代交互に描き出していきます。 父親のように慕っていた恩人の遺言執行手続きのため、久しぶりに故郷に戻ったドーソン。20年前彼はある悲劇が原因で、故郷から出ていくことを余儀なくされていました。 因縁の実家に到着したドーソンを迎えたのは高校時代の恋人・アマンダ。しかし彼女には、今は夫と子どもがいるのでした……。 米映画会社・ワーナー・ブラザーズがスパークスの小説を映像化したのは本作が3作目で、終盤にかけて大きく盛り上がる展開を見せます。 ちなみにジェームズ・マースデンが務めたドーソン役には、2013年に交通事故で急逝したポール・ウォーカーが当初予定されていたのだとか。それを知ると一層切なくなる作品です。

『マディソン郡の橋』(1995年)

不倫だけど崇高な純愛「これは真実の恋」

原作は世界中でベストセラーとなった小説で、映画化は争奪戦が繰り広げられました。4日間の恋に永遠を見いだした男女の愛を描いた、大人のラブストーリーです。 1989年冬のアイオワ州マディソン群で、母フランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)の葬儀の相談で集まった、長男マイケル(ヴィクター・スレザック)と妹のキャロリン(アニー・コーリー)は、“火葬にして欲しい”という遺書を見つけ困惑します。 マイケルらに宛てられた手紙を読んで、母の秘められた恋に心を打たれる2人。そして母のたった4日間の相手、キンケイド(クリント・イーストウッド)と同じように、遺灰をマディソン群の橋から撒くことにしました。 監督・製作・主演の3役をクリント・イーストウッドが兼任して映画化し、脚本はリチャード・ラグラヴェネスが担当しました。

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『恋におちて』(1984年)

偶然の再会!限りなく純愛に近い?

お互い既婚者をもつ男女の愛を、ウール・グロスバード監督がニューヨークを舞台に描きました。何歳になっても、変わることのない恋愛感情を、自然な展開でロマンチックに描いているため、限りなく純愛に近い不倫と感じられます。 クリスマス・イヴのニューヨークの本屋で、フランク(ロバート・デ・ニーロ)とモリー(メリル・ストリープ)は運命的な出会いをはたします。お互い家族があり、悪いことだと分かっていながらも、感情を抑えられなくなってしまう2人。やがて双方の家族にも不倫がばれてしまいます。

綺麗な世界観やドレスに魅了される!美しい映像で楽しむ危ない恋の冒険

映画の世界では文学と同じく、中上流階級の社会を舞台に不倫を描く作品が多いです。 何不自由ない生活、優雅な毎日、普通は目にすることのできない異国の風景といった非日常的な世界に、普通の人でもひたれるのが映画の大きな魅力。 ここからは美しいドレスやセットを背景に繰り広げられる、危ない恋の冒険を描いた映画を紹介します。

『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』(2018年)

キャンバス越しの許されぬ愛

タイトルの「チューリップ・フィーバー」とは、投機目当てにチューリップの球根の価格が高騰した、17世紀オランダで実際に発生した人類史上初の経済バブル現象のことです。 当時オランダでは芸術も花開き、本作のインスピレーションの源泉となったフェルメールのような画家を輩出しました。 本作の主人公は、貧乏画家のヤン(デイン・デハーン)。彼は豪商・コルネリスの若く美しい妻・ソフィア(アリシア・ヴィキャンデル)の肖像画を描いているうちに、彼女と恋に落ちます。やがてヤンはチューリップの球根の投機で一山当ててソフィアと駆け落ちしようと計画するのですが……。 『ある公爵夫人の生涯』(2008年)でアカデミー衣装デザイン賞を受賞した、マイケル・オコナーたちの手によって演出されるソフィアは、フェルメールの絵のモデルを彷彿とさせる圧巻の美しさです。

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『アンナ・カレーニナ』(2012年)

トルストイの普及の名作が遂に実写化、現れた若者

『アンナ・カレーニナ』は19世紀ロシアの文豪・トルストイの筆になる不倫小説の不朽の名作を、21世紀になって映像化した作品。帝政ロシア政府高官カレーニンの妻・アンナが、貴族の将校・ウロンスキーと出逢い、恋におちる物語です。 20世紀にはグレタ・ガルボ、ビビアン・リー、ソフィー・マルソーといった名女優が扮した悲劇の主人公・アンナ役に、キーラ・ナイトレイが挑戦した本作。同じく19世紀文学を映像化した『プライドと偏見』(2005年)でナイトレイとタッグを組んだジョー・ライトが監督を務めました。 ほとんどのカットを同一のサウンドステージで撮影することで、映画全体を荒れ果てた劇場で上演される舞台劇のように演出した本作。ロシア貴族たちの美しい衣装は、『プライドと偏見』でも衣装デザイナーを務めたジャクリーヌ・デュランの手によるものです。

『サヨナライツカ』(2010年)

辻仁成原作、タイの艶やかな世界観で中山美穂の美しさに惚れ惚れ

辻仁成のベストセラー小説を、『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が映画化し、主演は辻仁成の元妻である中山美穂が演じました。 1975年のバンコクで、沓子(中山美穂)は自由にひとりの生活を楽しんでいました。そこでビジネスマンの豊(西島秀俊)と出会い、2人は激しく惹かれ合います。 いつかは日本に帰らなければならない豊、日本には彼を待つ婚約者が居ました。「人は死ぬとき、愛されたことを思い出すのか、愛したことを思い出すのか」という劇中のセリフが印象的で、心に響きます。

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『東京タワー』(2004年)

江國香織原作、夜景の煌く世界で溺れていく男女たち

『東京タワー』は直木賞作家・江國香織の同名小説を映像化した作品です。夫のいる女性たちが、岡田准一と松本潤の演じる2人の若者との許されぬ恋にのめり込んでいく姿が描かれます。 公開当時アイドルとして全盛期を迎えていた岡田と松本に加え、黒木瞳、寺島しのぶ、余貴美子、岸谷五朗など演技派俳優の共演によって時代を超えて楽しめる作品となりました。 本作では東京タワーを中心とした夜景の映像や世界観の美しさも見どころの一つ。山下達郎、ノラ・ジョーンズの楽曲も効果的に使われ、音楽と映像の組み合わせも絶妙です。 本作の監督を務めた源孝志と、ドラマ『花子とアン』(2014年)で知られる中園ミホによる脚本も、映画としての見せ場を意識しながら原作の魅力を存分に引き出しています。

『花様年華』(2000年)

チャイナドレスが素敵!香港が舞台の優雅な共犯関係

1960年代の香港を舞台に、既婚者の男女のプラトニックな恋を描いたロマンス映画です。 ウォン・カーウァイ監督とクリストファー・ドイル撮影監督のコンビの手になる1960年代シリーズ2作目にあたる本作。『欲望の翼』(1990年)と『2046』(2004年)に登場人物の設定が緩やかにつながっています。 イギリスの植民地であったため日本と同じく欧米の自由な気風にいち早く触れることができた1960年代の香港。その独特の雰囲気が、カーウァイ監督の詩的な演出とドイルのスタイリッシュな映像で描き出されます。 主演のトニー・レオンは本作でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞しました。相手役を務めたマギー・チャンの玉虫色に輝くチャイナドレスや、静かな夜の闇に浮かぶ情熱の赤が強く印象に残る作品です。

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人間の中に渦巻く欲望を紐解く、衝撃のサスペンス

不倫は人間のなかに渦巻く欲望に根ざしたもの。人の目をはばかる行為だけに、犯罪やサスペンスの要素を多く含んでいます。 1980年代から90年代にかけて流行したエロティック・スリラーのジャンルに不倫をテーマにした作品が多いことも偶然ではありません。 ここからはサスペンス色の強い不倫映画を紹介します。

『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016年)

記憶が欠落した数日に潜む、理想的な夫婦の闇

本作は予測不可能なサスペンス映画として評価が高い作品ですが、不倫をする人間の心の闇の深さも重要なテーマとなっています。 本作の主人公は、離婚のストレスからくるアルコール依存症に苦しむ女性・レイチェル(エミリー・ブラント)。彼女の唯一の慰めは、毎朝通勤電車から見える幸せそうな夫婦でした。 ある朝電車の窓から「理想の妻」の不倫現場を目撃したレイチェルは、翌日彼らの様子を確認するべく途中下車。しかし近所に着いたときから記憶がなくなり、気がついたときには自分の部屋で大怪我をして倒れていました。 やがて「理想の妻」が死体で発見され、レイチェルは周囲から疑惑の目を向けられることに……。 モノローグに重点を置いた重苦しい序盤の展開から、後半にはアクションと謎解きまで加わり、最後のどんでん返しに震撼とさせられる作品です。

『紙の月』(2014年)

欲望のままに金と男に落ちていく女が止まらない!辿り着く先は

直木賞作家の角田光代の同名小説を映像化したサスペンス・ドラマ映画。銀行に再就職した主婦が、大学生との不倫をきっかけに巨額の横領事件を引き起こして転落していくさまが描かれます。 主人公・梅澤梨花を演じた宮沢りえは、『オリヲン座からの招待状』(2007年)以来実に7年ぶりの映画主演。彼女の演技について原作者の角田は「どんどん悪い行動に走っていくのに、反比例して透明な美しさが増していくのがすごい迫力で素晴らしかった」と絶賛しています。 監督を務めたのは、『桐島、部活やめるってよ』(2012年)を日本アカデミー賞3部門獲得に導いた吉田大八。主人公が実際に横領に手を染めていくプロセスに焦点を置きたいという同監督の思いから、銀行内部の描写を増やされサスペンス性が強い作品に仕上がっています。

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『ゴーン・ガール』(2012年)

死んだのは理想の妻であったはずだった、殺した犯人は自分!?

『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)のデビッド・フィンチャー監督が、ベストセラー小説を映画化しました。主演はベン・アフレックで、その他にもロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリスら豪華キャストが共演しています。 幸せな結婚生活を送っていたニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)ですが、結婚5周年目にエイミーは謎の失踪を遂げました。 世間では偽装工作の痕跡から、夫が妻失踪の原因を知る犯人だと決めつける雰囲気になりますが、ニックが元生徒との不倫を告白し、謝罪した後は世間の印象も少しずつ変わってきます。 エイミーの恐ろしい罠にはまったニックの運命は、一体どうなるのでしょうか?

『危険な情事』(1987年)

一夜の過ちのつもりが……女の執着が血みどろな戦いをもたらす

一夜の情事のつもりだった男ダン・ギャラガー(マイケル・ダグラス)と、本気になってしまった女アレックス・フォレスト(グレン・クロース)。お互いの気持ちのバランスが上手くいかなくなると、不倫は必ず悲劇を呼ぶのです。 男を独占したいがため、女の行動は徐々にヒートアップしていき、やがて殺意を抱くようになります。センセーショナルな内容が注目を浴びた話題作。観た後は「絶対に不倫なんてしない」という気持ちになれるでしょう。

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『隣の女』(1981年)

あなた無しでは生きていけなくなる不倫の悲劇

『隣の女』は妻と息子を持つ平凡な男と、隣に引っ越して来た昔の恋人との激しい恋、そしてそれに伴う葛藤を描いた不倫映画です。『終電車』(1980年)のフランソワ・トリフォーが監督を務めています。 偶然ながらも隣合わせで住むことになった昔の恋人。再び激しい恋に落ちてしまう2人ですが、関係は深くなるばかりで、お互いの家庭にも知られることとなります。そして男は徐々に臆病になり、女は精神的な限界を超えてしまうのでした。

出会ったら最後、本能のままに落ちていく過激めな泥沼不倫【R指定】

道徳的に許されない恋愛からは、日常にはない刺激を受けることができます。日頃仕事や家事をがんばり、家族を大切にしている人ほど特に、刺激を欲しているのではないでしょうか。 ここからは好きになってはいけない人を好きになり、どんどん深みにはまり込む様子が、エロスとともに刺激的に描かれる映画を紹介します。

『昼顔』(2017年)

許されない恋の罰を受けたはずが、偶然の再会から許されない恋の続き

タイトルにある「昼顔」という花の花言葉は「ほのめかす」と「情事」です。そんな花の名前をタイトルに掲げ、2014年に放送されるや大ヒットしたテレビドラマが『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』でした。 新たな「不倫ブーム」の火付け役ともなったこのテレビドラマ。それまで純情な役を演じることが多かった上戸彩の「濡れ演技」が話題となったばかりでなく、相手役の斉藤工もセクシー俳優としてブレイクしています。 本作はドラマの3年後の出来事を描いた劇場用長編映画です。不倫発覚からもう2度と会わないと約束した男女が、3年後に再会したことから泥沼にはまり込む過程が描かれます。 テレビドラマのファンの期待を良い意味で裏切る壮絶なストーリー展開が話題となりました。

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『不倫の果て』(2017年)

男は若き肉体に溺れ、女は禁断の恋に堕ちていく

ロシア第2の大都市・サンクトペテルブルクのきらびやかな街並みを背景に展開されるロマンス映画。 女子大生・ニーナ(アンナ・シポスカヤ)は、中国学の大学講師との結婚生活に不満はないはずでした。しかし夫の地位の割には少ない収入が彼らの結婚生活に影を落としています。 そんななかニーナは、仕事で知り合った銀行の頭取・セルゲイにローン返済を助けてもらったことから密会を繰り返すようになり、不倫の深みにハマっていくことに。 本作のロシアでのキャッチフレーズ「すべての幸福な家庭は互いに似ている。不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である」は、トルストイの『アンナ・カレーニナ』の有名な書き出し。 ロシア語のタイトルは「愛について」という意味で、肉欲と愛に関する現代ロシア人の1つの考え方をドライに描き出した作品です。

『夜明けの街で』(2011年)

平凡な家庭の平凡な男がハマっていく、過激めな泥沼不倫

東野圭吾の人気小説を、『沈まぬ太陽』若松節朗監督が映画化。主演は岸谷五朗、深田恭子です。 バッティングセンターでの偶然の出会いをきっかけに、上司と部下の関係でありながら不倫におぼれていく渡部和也(岸谷五朗)と仲西秋葉(深田恭子)。 渡部は秋葉が15年前に父親の愛人が殺された事件の容疑者として、疑われていることを知ります。深田今日子の小悪魔ぶりがかわいいと評判となりました。

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『情愛中毒』(2014年)

軍隊の部下の妻と恋に落ちる、スキャンダラスな恋の物語

ベトナム戦争もたけなわの頃の1960年代末の韓国軍人社会を舞台にしたロマンス映画。アルバイト先のカフェでスカウトされ、モデルから韓国のトップスターにまでなったソン・スンホンのビジュアルな魅力たっぷりの作品です。 韓国軍の教育将校キム・ジンピョン(ソン・スンホン)は、夫の出世しか頭にない見栄っ張りの妻(『パラサイト 半地下の家族』(2019年)のチョ・ヨジョン)とともに軍人官舎に暮らしています。 ある日ジンピョンの部下として上官に絶対の忠誠を誓うキョンが配属され、妻・チョン・ガフン(イム・ジヨン)とともに官舎に引っ越してきました。 誰にも言えない秘密を抱えた女性であるガフンに次第に強く惹かれていくジンピョン。不倫など絶対のタブーであった1960年代韓国のエリート将校社会で、危険で破滅的なスキャンダルが始まります。

『不倫純愛』(2010年)

小説の中の女性は実在していた、作家の恋人と編集者の禁断の恋

『ぼくとママの黄色い自転車』、『忘れ雪』など多くの著書が映像化されている新堂冬樹の同名小説を原作としたエロチック・サスペンス。出版編集者が突然失踪した作家の恋人に溺れていく様子を描いています。 出版社で編集長を務める辰波京介は、若手作家・岡セイジの邸宅で彼の恋人・川島澪香と出会い、その美貌に目を奪われました。澪香はセイジの作品のモデルになっていることもあって、京介は彼女に強く心惹かれることに。 そんななか、セイジが突然失踪します。2人でセイジの行方を追ううちに京介と澪香は不倫の関係に陥っていきますが、まさにそれこそ、セイジの策略だったのです……。 グラビアアイドル出身で『出逢いが足りない私たち』(2013年)や『愛の果実』(2014年)で知られる嘉門洋子と、『名前』(2018年)主演の津田寛治の大胆なラブシーンが評判になりました。

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『失楽園』(1997年)

周りが狂っても止められず、落ちていった二人の果ては

渡辺淳一のベストセラー小説を、森田芳光監督が映画化しました。出版社で働く久木祥一郎(役所広司)は、思いもよらぬ事例を受け、虚無感を感じていました。そんななか、美しい凛子という既婚者(黒木瞳)と出会い、不倫関係に陥ります。 やがてその事実が周囲に知られてしまうこととなり、世間から孤立してしまう2人が、最後にたどり着いた場所とは?失楽園という流行語も生まれ、ブームとなりました。

不倫も悪いものとは限らない時代!?多様な価値観を考えるラブストーリー

パートナーを裏切るのは良くないことですが、パートナーに愛人がいても気にしないという考え方の人は少なくないかもしれません。 模範的な家庭の体裁を保つため、離婚さえしなければ夫や妻に愛人がいても気にしないという考え方は、古今東西の中上流階級でよく見られることでした。さらに21世紀になって男女以外のカップルにも結婚を認める国や地域も増えてきています。 ここからは、多様になってきた価値観について考えるきっかけとなる映画を紹介します。

『キャロル』(2015年)

偽りの自分を捨て、走り出す2人の女性の愛の物語

アラン・ドロン主演のミステリー映画『太陽がいっぱい』(1960年)の原作で知られる女流作家・パトリシア・ハイスミスの半自伝的小説を映像化したロマンス映画。 1952年に『The Price of Salt』のタイトルで匿名出版(後に『キャロル』と改題)された本作の原作は、ハッピーエンドで締めくくられる当時異色のレズビアン文学でした。 本作の舞台は1950年代のニューヨーク。デパートのおもちゃ売り場で働くテレーズは、クリスマスに子どものためのおもちゃを買いに来たエレガントな婦人キャロルの美しさに心奪われます。 キャロルが忘れた手袋をきっかけに知り合うことになったふたりは、しだいに惹かれあっていくのですが、やがてキャロルの夫・ハージが彼女たちの関係を怪しむようになり……。 ハイスミスの分身といわれるテレーズ役に抜擢された若手女優・ルーニー・マーラ。彼女は大女優ケイト・ブランシェットを相手に難しいシーンも見事に演じています。

『5時から7時の恋人カンケイ』(2014年)

家族公認の幸せな不倫関係、2時間だけで我慢できる?

本作の舞台は現代のニューヨーク・マンハッタン。作家志望の24歳の青年・ブライアン(2016年に27歳の若さで亡くなったアントン・イェルチン)は、街で偶然知り合ったフランス人女性・アリエルに一目ボレします。 しかし彼女は子どもまでいる33歳の人妻だったのです。しかも驚くことに彼女は、「平日の午後5時から午後7時の間であれば、不倫してもよい」という取り決めを夫と交わしていると言うではありませんか。 年上で外交官の夫を持つアリエルから恋の手ほどきを受けるばかりでなく上流階級に紹介してもらうブライアン。やがて作家デビューが決まった彼は、5時から7時のカンケイでは我慢できず、不倫のルールを破る行動に出るのですが……。 本作の監督を努めたビクター・レビンは、1987年にフランスで知り合った愛人公認のカップルから本作のプロットの着想を得たそうです。

『幸福の条件』(1993年)

愛は100万ドルで買えるのか?幸福の条件とは果たして

『ジェイコブス・ラダー』(1990年)のエイドリアン・ラインが監督を務めた愛憎ドラマ。夫婦の間に1人の男が入ってストーリーが繰り広げられます。 ダイアナ(デミ・ムーア)とデイヴィット(ウディ・ハレルソン)夫婦は、お互いの仕事も順調で、愛し合っていました。しかし不況が訪れ、状況は急変。ラスベガスへ一攫千金を夢見て向かいます。 そこで億万長者のジョン(ロバート・レッドフォード)が現れたことで、2人の関係が変化し始めます。果たしてお金で人の愛は買えるのか?人間の欲の本質を探ります。

刺激的な大人の恋を楽しめる不倫映画の泥沼から抜け出せない!

この記事では、本能のままに堕ちていく物語から、愛の本質について考えさせられる作品まで、さまざまな不倫映画を紹介しました。 既婚者、未婚者を問わず不倫は気力と体力を消耗するもの。しかしここで紹介した作品をすべて一気に鑑賞すれば、実際に不倫をしたのと同じくらいの充足感や刺激を得られるかもしれません。 さまざまな視点で楽しめる不倫映画の傑作たちをぜひ一度お楽しみください!