2017年3月9日更新 1,833view

映画『ロッキー』、あらすじや丸秘裏話を一挙に紹介!【スタローン】

主演のシルヴェスター・スタローンの代表作『ロッキー』。1975年公開からシリーズ化されたボクシング映画の金字塔です。すべての原点となる一作目についてまとめました。

『ロッキー』ボクシングの傑作映画!

『ロッキー』 シルベスター・スタローン

1970年に公開された映画『ロッキー』。主演のシルヴェスター・スタローンと監督のジョン・G・アヴィルドセンにとっては出世作であり、特に2015年はスピンオフである『クリード チャンプを継ぐ男』が公開されたため、再び脚光を浴びました。

ボクシング映画の金字塔として、2016年現在も多くのファンに支持される人気シリーズとなった『ロッキー』。その記念すべき第一作目を振り返ってみましょう。

映画『ロッキー』あらすじ

『ロッキー』

ロッキー・バルボアは、フィラデルフィアに住む30歳のしがない三流ボクサー。賭けボクシングに出場していますが、その賞金だけでは生活ができないため闇金融から借金の取り立てをしてお金を稼ぐ日々。唯一の支えは片想いの相手・エイドリアンの存在です。

ミッキーは10年前から彼にボクシングを教えていましたが、そんな彼に愛想をつかし、ジムのロッカーも取り上げて破門同然の扱いをしていました。

そんな中、ヘビー級の世界チャンピオンであるアポロ・クリードが突然ロッキーを対戦相手に指名します。建国200年祭のイベントで行うボクシングの試合相手が負傷したためのことでした。

しかし、アポロの本当の狙いは「イタリアの種馬」というリングネームを面白がり、無名のボクサーにチャンスを与えて自分の度量の広さを見せつけることでした。圧倒的不利と思われる試合でしたが、ロッキーは闘志を燃やし、リングに立つことを決意します。

映画『ロッキー』のキャスト

ロッキー(シルヴェスター・スタローン)

シルベスター・スタローン

主人公のロッキー・バルボアを演じたシルヴェスター・スタローンは1946年7月6日生まれ。当時俳優として行き詰まっていたスタローンにとって、脚本を担当した『ロッキー』は出世作になりました。本作は興行的に大ヒットし、第49回アカデミー賞作品賞を受賞。スタローンはトップスターになります。

エイドリアン(タリア・シャイア)

恋人のエイドリアンを演じたタリア・シャイアは1946年4月25日生まれです。名監督フランシス・フォード・コッポラを兄に持ち、1972年公開の『ゴッドファーザー』では主人公の妹を演じました。『ロッキー』のエイドリアン役はオーディションで獲得。以降『ロッキー5』まで出演しました。

アポロ・クリード(カール・ウェザース)

『ロッキー』 アポロ

ヘビー級世界チャンピオンのアポロ。演じたカール・ウェザースは1948年1月14日生まれ。俳優の前はフットボールの選手をしていました。『ロッキー』は四作目まで出演し、ボクサーとして壮絶な死を遂げました。

ミッキー(バージェス・メレディス)

トレーナーとしてセコンドにつくミッキー。演じたバージェス・メレディスは1908年11月16日生まれ。本作では助演男優賞にノミネートされるなど、安定感のある演技でドラマを支えました。『ロッキー』シリーズには三作目まで出演。残念ながら1997年9月9日に亡くなりました。

ポーリー(バート・ヤング)

友人で、エイドリアンの兄ポーリー。演じた1940年4月30日生まれ。『ロッキー・ザ・ファイナル』まで出演し、常に彼の傍らにいる存在です。その他TVドラマ『刑事コロンボ』や『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』にも出演しています。

映画の感想評価を紹介!

Kuniaki_Masai
元祖。これがあったからのシリーズ。やはり名作。
Miyako__Nagumo
すっごい今さらちゃんとみた名作。
シリーズで一番泥臭いのがまたいいかんじ。
YU66
「クリード」を観てからの「ロッキー」。
1976年製作、シルベスター スタローンの若き姿が堪能出来ます。
不器用で口下手、ペットのカメ達を可愛がり、ペットショップで恋した人見知りのエイドリアンに素直なアプローチをする姿、とても女心をくすぐります。

チンピラまがいの仕事から、対戦が決まりトレーニングを始める姿はワクワクします。有名な生卵やフィラデルフィア美術館シーンも見どころです。

勝利だけが人生じゃない。

『ロッキー』ちょっとコアな情報

『ロッキー・ザ・ファイナル』

『ロッキー』のストーリーは、ヘビー級世界チャンピオンであるモハメド・アリと挑戦者チャック・ウェプナーの試合が基になっていると言われています。ウェプナーは1975年3月24日に世界王者のアリに挑戦し、不利だと言われていた前評判にもかかわらず、9ラウンドでダウンを奪いました。

惜しくもウェプナーは15ラウンドでTKOとなりましたが、スタローンは当時世界最強と言われていたアリに善戦したウェプナーに感銘を受け、この試合をモデルに『ロッキー』の脚本を3日で完成させました。

出来上がった脚本を映画会社に売り込むと、契約にはロッキー役を有名俳優に演じさせることが条件とありました。主人公を自ら演じたいスタローンはそれを拒否。結局予算100万ドル(日本円で約1億円)という低予算で『ロッキー』を撮影します。この予算は映画ではなくTVシリーズ1本分の値段なのです。

限られた予算の中で、スタローンとスタッフは様々な工夫を行いました。例えば、カメラは簡単に移動可能なスティディカムを使用。街中でジョギングし、果物屋の主人からオレンジを投げ渡されるシーンがりますが、これはスタローンが実際にボクサーだと思われたためのハプニングです。

また、ロッキーとエイドリアンのデートシーンは本当は多数のエキストラを使い、人の多いスケートリンクをイメージしていましたが、予算の都合でエキストラが雇えないため、急遽貸切という設定に変更しました。

この後、二人のキスシーンもありますが、撮影中にエイドリアン役のタリア・シャイアは風邪をひいてしまい、スタローンにもうつってしまったという逸話も。

『ロッキー』に登場する犬・バッカス。映画の中ではエイドリアンのプレゼントとして登場していましたが、実際はスタローンの愛犬で犬種はブルマスティフ。バッカスはもし『ロッキー』が失敗した場合は売り飛ばされる危機にありましたが、幸運にも映画の成功でそれを防ぐことができました。

試合前夜、ロッキーがエイドリアンに弱音を吐くシーンがあります。実際のところ、スタローンは本当は撮影したくなかったため、そのシーンは一度しか撮影されなかったそうです。しかし、後述するこのシーンの名言が『ロッキー』全体のテーマになっているため必要不可欠なシーンです。

ロッキーの名言が最高!!“俺がごろつきじゃないことを初めて証明できる”

『ロッキー』 シルベスター・スタローン

If that bell rings, and I’m still standin’, I’m gonna know for the first time in my life that I weren’t just another bum from the neighborhood.
最後のゴングが鳴ってもまだ立っていられたら、俺がただのゴロツキじゃないことを、人生で初めて自分自身に証明できるんだ。

前述したアポロとの試合前夜、ロッキーはエイドリアンに弱音を吐きながらも次第に落ち着いてきて、ある決意をします。それは勝つことではなく、最後のラウンドまでリングに立っている事。たとえチャンピオンであるアポロに歯が立たなくてもベストを尽くす事。彼の中に芽生えた一人のボクサーとしての誇りでした。

ロッキーのテーマ曲が最高!

『ロッキー』の音楽を担当したのはビル・コンティ。特にテーマ曲「ロッキーのテーマ(原題:Gonna Fly Now)」はシリーズ通して使用されており本作にはなくてはならないものになっています。

また、三作目からはアメリカのロックバンドのサバイバーの「eye of the tiger」が起用されました。スタローンの依頼で作曲されたこの曲は、映画のヒット共にビルボードで6週連続ヒットになり、グラミー賞を受賞しました。

映画『ロッキー』を見るにあたって知っておきたいボクシングのルール

『ロッキー』

ロッキーの試合方式は15ラウンド制です。10カウントまでに起きない場合はKO(ノックアウト)、試合続行不可の場合はTKO(テクニカルノックアウト)、4作目のアポロの試合のようにリングにタオルを投げ込む事をギブアップといいます。

『ロッキー』はボクシング映画の金字塔であり、実際の試合を基にしているため、マニアックなボクシング理論が展開するのでは、と観る事をためらう方もいるかもしれません。

しかし、映画はボクシングのルールを徹底して忠実に描写しているわけではないため、経験者から見るとおかしい、と感じることも多いとか。そのためボクシングを全くわからない方にも敷居が低い作品です。基本的なルールを押さえながら、ぜひロッキーの生き様を楽しんで下さい。

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