2017年7月6日更新

映画『何者』あらすじ・キャスト【佐藤健主演】

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何者

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朝井リョウ直木賞受賞作を映画化『何者』

朝井リョウの小説『何者』が佐藤健の主演で映画化され、2016年10月15日(土)に全国公開されます。 朝井は映画『桐島、部活やめるってよ』や、アニメ『チア男子!!』の原作小説を著作に持つ人物。今回映画化となった『何者』は、就職活動を背景に自分が「何者」であるかを見出そうとする若者たちの姿をリアルに描き、男性最年少で第148回直木三十五賞を受賞した書き下ろし小説です。 その秀作を、『愛の渦』の三浦大輔が監督と脚本を務め、映画として色付けします。キャストには、『るろうに剣心』シリーズの佐藤健ほか、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生など、今を代表する若手実力派俳優が揃い、先輩役として個性と実力が際立つ山田孝之も配された期待の作品です。

予告編も公開!

新たに公開された予告編の映像では、佐藤健、有村架純、菅田将暉らがスーツに身を包み、就職活動に励む姿が見られます。 予告編に先立って公開された特報映像では、どこかサスペンスのような雰囲気が感じられましたが、予告編は青春映画のような爽やかな映像に仕上がっています。

映画『何者』のあらすじ

映画 『何者』
(c)2016 映画「何者」製作委員会 (c)2012 朝井リョウ/新潮社
物語は5人の就活生と1人のOBを中心に展開します。以前演劇サークルで脚本を担当していた拓人、天真爛漫な光太郎、光太郎の元彼女であり拓人の想い人・瑞月、意識は高いのに結果が出ない理香、就活を批判しながらも焦りを見せる隆良らは、就職戦線真っ只中の22歳。そして、拓人が慕うサワ先輩。 就活生5人は、海外でのボランティア経験やこれまでのサークル活動などで自身のアピールをするほか、SNSや人脈など、ありとあらゆる手を尽くし、情報交換をしながらそれぞれのスタンスで厳しい就職活動に臨んでいました。 しかし、次第にその関係は崩れ始めます。協力し合っていたかに思えた5人ですが、就職活動が進むとともに心の奥に封じていた本音があらわになっていくのでした。

映画『何者』のキャスト

二宮拓人/佐藤健

本作の主人公・二宮拓人は、演劇サークルに所属して脚本を書いていましたが、就職活動を機にやめています。人間観察や分析が得意な学生。 二宮役に抜擢されたのは、映画『るろうに剣心』シリーズでおなじみの佐藤健(さとう・たける)。日曜劇場『天皇の料理番』において、代役なしでの見事な包丁使いも印象的でした。 近年では映画『バクマン。』『世界から猫が消えたなら』などの話題作で主演を務めています。

神谷光太郎/菅田将暉

二宮のルームメイトであり、バンド活動に励んでいた神谷光太郎。天真爛漫な性格で、コミュニケーション能力が高い学生です。 神谷を演じるのは、ドラマや映画、テレビCMに引く手あまたの若手俳優・菅田将暉(すだ・まさき)。『何者』のあとにも、『デスノート Light up the NEW world』や『溺れるナイフ』などの公開を控えるなど、現在多忙を極めています。

田名部瑞月/有村架純

神谷の元彼女で、二宮の想い人である田名部瑞月。素直な性格で、心の優しい人物です。 演じたのは、NHK 『あまちゃん』でブレイクし、映画『ビリギャル』での演技が評価されブルーリボン賞主演女優賞を獲得した有村架純(ありむら・かすみ)です。本作に出演するにあたり、役作りの一環として就職活動体験をしたことがとても印象に残っているとか。

小早川理香/二階堂ふみ

小早川理香は、いわゆる意識高い系女子であり、就職活動においてもOB訪問や模擬面接などを積極的にこなしますが、どうも結果が伴わない学生。 小早川を演じたのは、二階堂ふみ(にかいどう・ふみ)。映画『ヒミズ』で脚光を浴び、その後も抜群の演技力で多くの作品で活躍中です。2016年1月からはバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』のレギュラーも務め、幅広い層のファンを獲得しています。

宮本隆良/岡田将生

小早川と同棲中の宮本隆良。彼は就職活動のあり方に批判的なそぶりを見せますが、実は焦っているのだとか。 演じたのは、『重力ピエロ』や『ホノカアボーイ』などで主役を務め、映画関連の新人賞を総なめにした岡田将生(おかだ・まさき)です。本作『何者』のほかにも2016年夏には『秘密 THE TOP SECRET』に主演します。 岡田は宮本という役柄を「なかなかの曲者」と語り、よいキャラクターに育てる自信があるそうで、監督と共に役作りに励んだそうです。

サワ先輩/山田孝之

二宮の悩み相談にのるサワ先輩は、山田孝之(やまだ・たかゆき)が務めました。物語のキーマンなる重要な人物です。 『電車男』でのオタク役、『闇金ウシジマくん』での強面役、『勇者ヨシヒコと魔王の城』ではギャグ路線と、どんな役でも演じきる変幻自在の実力派であり、本作でもその存在感と演技力に期待が寄せられます。

人間の本質を描く、三浦大輔監督

『何者』の監督を務めたのは、三浦大輔(みうら・だいすけ)です。 所属していた早稲田大学演劇倶楽部のメンバーを中心に劇団「ポツドール」を立ち上げ、公演の脚本と演出を担当し、ドキュメンタリー風の『騎士クラブ』やテレビドラマ化された『激情』で注目されます。 舞台だけでなく映像作品も手掛け、自主映画『はつこい』を経て『ボーイズ・オン・ザ・ラン』にて商業映画監督としてデビュー。その後、劇団「ポツドール」の演目である裏風俗をテーマとした『愛の渦』を自ら監督を務め映画化し話題となりました。 『愛の渦』では、大胆な脚本と演出で人間の本質・醜さを描き高い評価を得ており、本作でもその手腕が期待されています。 原作小説を読んだときに、悔しさにも似た衝撃を受けたという三浦監督。人間の心の機微をリアルに描き出すことを得意とする彼が、どんな映画『何者』を撮るのか、原作ファンならずとも注目です!

日本を代表するクリエイターが集結

時代を象徴する若手人気作家・朝井リョウの原作小説を映画化したこの作品。 そんな本作の主題歌・劇中歌をプロデュースするのは中田ヤスタカ。常に新しい音楽表現にチャレンジしていく人気プロデューサーが、繊細な若者たちのリアルを描いた『何者』の世界を彩ります。 また、主題歌の作詞・ボーカルを担当したのは、若い世代に圧倒的な人気を誇る米津玄師。 人気若手クリエイターの二人が作り上げる音楽も、この映画の注目ポイントのひとつです!

映画『何者』の見どころ

原作小説では、若者たちの関係性に重要な影響をもたらすSNSの引用が注目を集めました。本作でも、SNSを通した演出やストーリー展開がどのように表現されるのかが見どころのひとつと言えるでしょう。SNSが人間関係にもたらす影響がリアルに感じられる世代には、強い共感を呼ぶ作品になること間違いありません。 人生の転機とも言うべき、就職活動を前に、友情、恋愛、そして自分自身に向き合い、切なくも痛々しい若者たちのドラマを描きます。 この秋注目の映画『何者』は、2016年10月15日(土)に全国公開予定です。