2017年7月6日更新

擬宝珠纏、『こち亀』に登場する江戸っ子キャラについて徹底紹介

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こち亀

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超神田寿司の娘でちゃきちゃきの江戸っ子・擬宝珠纏

 国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。”こち亀”でお馴染みの本作には破茶目茶な行動で周りを巻き込む”両さん”以外にも魅力的なキャラクターが数多く登場します。 美人揃いの女性キャラクターの中でも異彩を放つのが交通課に勤務する擬宝珠纏(ぎぼし まとい)。作中に登場する超神田寿司という寿司店の長女で、男勝りの性格と抜群のルックスで人気を博するキャラです。

纏が警察官になった理由

 大学入試には合格したものの進路を決めかねてた纏。しかし、高校の卒業式の日に彼女の運命を変える出来事が起こるのです。 纏が同級生達と聖橋で白線流しを行おうとしていた所に、駅のホームから小さな子どもが川へ転落してしまいます。川に飛び込み子供を救助した纏は”当たり前の事をした”と思っていました。 しかしそのことが思いの外感謝されたことによって、早く社会に出て人のために仕事をしようと思いたつきっかけに。ほどなく警察官を志し、警察学校に入学することになりました。

両さんと結婚しそうになったことも

 祖母である夏春都が両さんを気に入ったことや、纏の両さんへの思いもあって2人の結婚話が展開されるエピソードがかつてありました。 纏の純粋な思いと両さんの打算もあって2人の結婚話はとんとん拍子に進んでいきましたが、2人の間には意外な関係性が存在したのです。 なんと2人は”又従兄妹”だったのです。これによって猛反対を受けた纏でしたが食い下がり、もう一度結婚を認めさせたのですが擬宝珠家の資産を狙っていた両さんの思惑を知ってしまい、この婚約は破談に終わってしまいます。

当初は両さんのライバルとして登場

 纏は物語の当初、両さんのライバルのような存在として登場し強気な発言などで物語を盛り上げました。 また彼女が活躍したエピソードとしては両さんが超神田寿司に住み込みで働く話が第一に挙げられるでしょう。普段の派出所でのエピソードとは雰囲気の違う超神田寿司編は、纏の人気を左右する要因になりました。

個性的すぎる家族たち

夏春都

 纏の祖母にあたる人物。99歳(初登場時)という高齢ながら有名寿司店の”超神田寿司”を切り盛りしているという凄まじいエネルギーの持ち主です。 高齢ながらパソコンや携帯電話など、最新の機器に精通するIT知識の豊富さが伺える場面が描かれています。また両津家の出身ということもあって、商売人としての抜群の才能を持っている夏春都は、こち亀きっての怪人とも呼べる存在です。

檸檬

 纏の妹にあたる幼稚園児。姉と同じく可愛らしい容姿の持ち主で、4歳とは思えないほどの落ち着きを見せています。 初登場時などは無愛想でしたが両さんと出会ったことによって明るい性格へと変化していきました。 纏、夏春都、檸檬と何とも読みづらく、画数の多い名前が並んでいますが、擬宝珠家の面々はその他にも難解な名前の持ち主揃いです。レモンの妹の蜜柑、纏の兄の憂鬱、纏たちの父親の夜婁紫喰(よろしく)、纏たちの母の桔梗など難しい漢字が並んでいます。

特技が多い

 学生時代はソフトボール部に所属し、兄の影響で始めた野球でも150kmの球速を誇るなど、運動神経抜群の纏。球技以外にも様々な特技があります。 弓や武道の達人である磯鷲早矢と同等のなぎなたの実力を有する他、面子やベーゴマ、そして将棋なども得意としていて、数々の遊びを極めている両さんを上回る実力を持っています。 そんな万能な彼女も絵は大の苦手で、その腕前は両さんに「レモンより下手」と言われてしまうほど酷いもののようです。

纏の声優は?

 テレビアニメで纏を演じたのは土居裕子。1958年11月27日生まれ愛媛県出身、プランニング・クレア所属の女優、歌手、声優です。 舞台女優として数々の作品に参加するなど演技においても相当な実力派で、劇団四季の『サウンド・オブ・ミュージック』ではマリア役を務めています。