2023年3月5日更新

過激なおすすめSM映画ランキングTOP20を紹介!刺激の強い世界をのぞき見してみよう

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『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
© Focus Features / Photofest / Zeta Image
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普通の恋愛映画には、もう飽きてしまった。官能映画でもなんだか物足りない……。

そんなあなたに、SM映画はいかがでしょうか?SM映画のなかには、普段垣間見ることのできない衝撃の世界が広がっています。 しかし過激な描写が想像できるだけに、観るのに躊躇してしまう人も多いはず。そんな人のために、SM映画には入門映画も存在しているのです。 この記事では、愛、そして欲望の本質とも言い換えられるSMをテーマにした映画20本を、ランキング形式で紹介していきます。

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こっそり楽しみたい!過激なおすすめSM映画ランキングTOP20を紹介

本記事のランキング付けの評価基準となるのは、以下の3点です。

エログロ過激度どれぐらいエログロ表現があるかどうか
世界観の魅力度ついのめり込んでしまう世界観かどうか
物語の面白い度物語として面白い展開があるかどうか

それぞれ★1〜5点で点数をつけており、最大の合計点は15点です。特に「エログロ過激度」では入門者向けを★1として、R18を★3、さらに過激なものを★5としています。 ぜひ観る作品を選ぶうえでの指標としてみてくださいね。またそれぞれの作品の製作国も明記しています。国ごとに違った雰囲気を楽しんでみるのもおすすめです。 本記事で紹介している作品はすべて、配信サービスでそのまま視聴するか、TSUTAYA DISCASで宅配レンタルすることができます。

過激なSM映画をこっそり観たいならU-NEXTがおすすめ

U-NEXTでは記事で紹介しているSM映画やロマンポルノ、アダルト作品を数多く配信中! ファミリーアカウントでは、親アカウントでしかアダルト作品を観られないようになっているほか、視聴履歴を削除することもできるので、家族にバレる心配もありません。 過激な作品をこっそり楽しみたいなら、U-NEXTへの加入がおすすめです!

20位:『アンチポルノ』(2016年/日本)

園子温監督による現代の日活ロマンポルノ

『アンチポルノ』(2016年)
© DJANGO FILM/ All Star Picture Library / Zeta Image
エログロ過激度★★☆☆☆
世界観の魅力度★★☆☆☆
物語の面白い度★☆☆☆☆

小説を書く前に、登場人物を絵に描いてから執筆をはじめる売れっ子女流作家の京子(冨手麻妙)。こうした奇抜な手法が注目を集め、彼女はアーティストとしてカリスマ的な人気を誇り、時代の寵児となっていました。 しかし、分刻みのスケジュールをこなす毎日にいらだった京子は、マネージャーの典子(筒井真理子)にサディスティックな欲望をぶつけるように。次第に虚構と現実の境界があいまいになっていくなか、京子の過去の秘密が暴かれていきます。 日活ロマンポルノ45周年を記念して企画された「ロマンポルノ・リブート」の一作として制作された、園子温監督作。制作にあたって「70分前後」「10分に1回程度の濡れ場」「撮影は1週間」「製作費は定額」「オリジナルストーリー」というマニフェストが設けられました。

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19位:『セクレタリー』(2002年/アメリカ)

Sな弁護士先生のお仕置きにキュンキュン

『セクレタリー』マギー・ギレンホール
©Photofest/Zeta Image
エログロ過激度★☆☆☆☆
世界観の魅力度★★☆☆☆
物語の面白い度★★★☆☆

自傷癖のある内気なリー(マギー・ジレンホール)は、自分を変えるために法律事務所の秘書の職に応募します。 事務所の弁護士グレイ(ジェームズ・スペイダー)との面接に異様な雰囲気を感じながらも、無事採用されたリー。懸命に働くリーでしたが、グレイは彼女のミスを指摘するようになります。そしてある日、ミスをしたリーを待っていたのはグレイによるお仕置きでした。 SM映画とはいえ、内容は非常にポップ。過激な描写に抵抗のある人は、『セクレタリー』を入門編として鑑賞するのをおすすめします。俳優ジェイク・ジレンホールの姉であるマギーの出世作ともいえる作品です。

18位:『昼顔』(1967年/フランス・イタリア)

若妻はドMな欲求に苛まれる

『昼顔』カトリーヌ・ドヌーブ
©Allied Artists/Photofest/Zeta Image
エログロ過激度★☆☆☆☆
世界観の魅力度★★★☆☆
物語の面白い度★★★☆☆

医師の夫を持ち、パリでの生活に満足している妻セヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)。しかし彼女は、人知れずマゾヒスティックな欲求を抱えていました。 そんなセヴリーヌは、とある売春宿の存在を知ることに。その売春宿では、上級階級の妻たちが客を取っていたのです。セヴリーヌは夫のいない昼のあいだ、「昼顔」として働くことになります。 メキシコの監督ルイス・ブニュエルの作品で、「公共の性」と「個人の性」の認識の違いを鋭く指摘した映画です。2014年に放送された上戸彩主演のドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』は、本作にオマージュを捧げています。

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17位:『ナナとカオル』(2011年/日本)

瑞々しい青春×ソフトSM

エログロ過激度★☆☆☆☆
世界観の魅力度★★★☆☆
物語の面白い度★★★☆☆

SMに興味のある男子高校生カオル(栩原楽人)と、同じ高校で同じマンションの隣の部屋に住む女子高校生ナナ(永瀬麻帆)。 カオルの部屋を訪ねてきたナナは、カオルが隠し持っていたボンデージを着ていました。ナナはその行為が自分の「息抜き」になっていることに気づき、再びカオルとの「息抜き」を望むようになっていきます。 甘詰留太による同名漫画を実写映画化。徐々にSMの世界へハマっていくナナと、それを必死に導いていくカオルの変わった関係を描きます。青春映画とSMとを見事に掛け合わせた映画で、SM初心者向けの映画としておすすめです。

16位:『毛皮のヴィーナス』(2013年/フランス)

演出家と無名女優の立場がひっくり返っていく

『毛皮のヴィーナス』(2013年)
© SUNDANCE SELECTS/ All Star Picture Library / Zeta Image
エログロ過激度★★☆☆☆
世界観の魅力度★★★☆☆
物語の面白い度★★★☆☆

演出家のトマは、傲慢な自信家。オーディションに現れた無名の女優ワンダは厚かましくがさつで、トマは彼女を見下していました。 しかしいざワンダが演技をはじめると、すべてが完璧。徐々に2人の立場は逆転し、トマはワンダに支配される快感を見出していきます。 「マゾヒズム」の語源となったオーストリアの作家マゾッホによる自伝的小説をもとにした戯曲を、ロマン・ポランスキー監督が映画化。 ワンダ役を務めたのは、ポランスキー監督の妻で女優のエマニュエル・セニエです。また『潜水服は蝶の夢を見る』(2008年)のマチュー・アマルリックがトマ役を演じました。

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15位:『ピアニスト』(2001年/フランス・オーストリア)

母親からの抑圧、そして性の解放

『ピアニスト』
© WEGA FILM/Zeta Image
エログロ過激度★★☆☆☆
世界観の魅力度★★★☆☆
物語の面白い度★★★☆☆

母親から制限を受け続けて育ったエリカ(イザベル・ユペール)は、倒錯した性的趣向を抱えていました。ピアノの教師であるエリカの生徒であるワルター(ブノワ・マジメル)に言い寄られ、初めは拒絶するも心を開きます。 しかしワルターに自らの性的欲求をぶつけたところで、ワルターはドン引きしてしまい……。 *本作はオーストリアの巨匠ミヒャエル・ハネケ監督の作品で、カンヌ国際映画祭で3部門獲得の栄誉に輝きました。*数々の映画賞を受賞したハネケ監督の作品からは、ほかにも随所でSMの要素を感じ取ることができます。

14位:『キリング・ミー・ソフトリー』(2002年/アメリカ)

首を絞めながらの濃厚セックスシーンが有名

『キリング・ミー・ソフトリー』(2003年)
© MGM/Photofest/Zeta Image
エログロ過激度★★★☆☆
世界観の魅力度★★★☆☆
物語の面白い度★★☆☆☆

ロンドンで恋人と同棲中のアリス(ヘザー・グラハム)は、ある日出勤前の交差点で見知らぬ男からの視線を感じ、仕事中も気になってその男を追います。 謎めいた男アダム(ジョセフ・ファインズ)は有名な登山家で、彼に誘われるまま引き寄せられるように逢瀬を重ねるようになっていきます。 『さらば、わが愛/覇王別姫』(1994年)のチェン・カイコー監督のハリウッド進出作で、原作はニッキ・フレンチの『優しく殺して』。冒頭からたびたび挿入される激しいセックスシーンは官能的で、日本ではR18+指定を受けました。

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13位:『蛇にピアス』(2008年/日本)

芥川賞受賞小説を吉高由里子主演で映画化

エログロ過激度★★★☆☆
世界観の魅力度★★★★☆
物語の面白い度★★☆☆☆

満たされない日々を送っていた19歳のルイは、ある時、蛇のような舌先を持つ全身刺青とピアスだらけの男アマと、彫り師のシバに出会います。自分の舌にピアスをあけ、背中に刺青を彫ったルイは、痛みによって生を実感。さらなる痛みへとのめり込んでいきます。 金原ひとみの芥川賞受賞作『蛇にピアス』を、演出家の蜷川幸雄が映画化。サディスティックなシバとマゾ気質のアマ、そしてルイの不思議な三角関係を描いています。 本作が映画初主演となる吉高由里子がルイを、暴力と痛みを愛するアマとシバをそれぞれ高良健吾とARATA(井浦新)が演じました。

12位:『ヨーロッパ横断特急』(1966年/フランス・ベルギー)

20世紀のSMの父 アラン・ロブ=グリエの傑作

『ヨーロッパ横断特急』ジャン=ルイ・トランティニャン、マリー=フランス・ピジェ
©Photofest/Trans American Films/Zeta Image
エログロ過激度★★☆☆☆
世界観の魅力度★★★★☆
物語の面白い度★★★★☆

監督をはじめとした映画製作陣一同は、ヨーロッパを横断する特急列車に乗り込み、その列車を舞台とする映画を製作する構想を練ります。 主人公となるのは、麻薬の運び屋エイリアス。麻薬をベルギーのアントワープに運んだ彼はそこで娼婦のマリーと知り合い、ホテルの一室でベッドに縛る等のSMプレイを楽しむことに……。 本作はアラン・ロブ=グリエ監督によるメタフィクションを多用した難易度の高い実験映画で、アバンギャルドかつ超現実的。 トーンや主張、男女のパワーバランスの変遷が大きな魅力です。アラン・ロブ=グリエは自ら映画監督役として映画に出演しており、本作の随所にSMの要素を注入しています。

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11位:『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015年/アメリカ)

もとになったのは女性を中心に人気のベストセラー官能小説

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
© FOCUS FEATURES/Zeta Image
エログロ過激度★★★☆☆
世界観の魅力度★★★★☆
物語の面白い度★★★☆☆

友人に代わって学生新聞の取材のために、超リッチな社長クリスチャン(ジェイミー・ドーナン)のインタビューを行うことになった女子大生のアナ(ダコタ・ジョンソン)。 すぐに惹かれ合った2人は、徐々にその距離を縮めていきます。その末に、クリスチャンはとある契約書を取り出しました。その内容は、クリスチャンを主人とする主従関係を結ぶというもの。条件付きでサインしたアナはSMの扉を開くことになり……。 アメリカで女性を中心に爆発的人気となった同名官能小説の映画化。キャスティングに苦労した話は有名ですが、主人公のアナを演じたダコタ・ジョンソンが注目されるきっかけとなりました。 『フィフティ・シェイズ・ダーカー』(2017年)、『フィフティ・シェイズ・フリード』(2018年)という続編も製作されています。

10位:『ナインハーフ』(1986年/アメリカ)

若きミッキー・ロークの魅力に没入

『ナインハーフ』
© MGM/Zeta Image
エログロ過激度★★★☆☆
世界観の魅力度★★★★☆
物語の面白い度★★★☆☆

ニューヨークの画廊に勤めるエリザベスは、離婚経験のあるキャリアウーマン。ある日チャイナタウンで出会った男ジョンと再会し、9週間半にわたる2人の関係が始まります。 それは、倒錯した性的関係でした。エリザベスはエスカレートするジョンのサディスティックな要求にも、言いなりになっていきます。 謎めいた男ジョンを演じたミッキー・ロークの魅力が爆発している本作。『危険な情事』(1988年)のエイドリアン・ラインが監督、エリザベス役をキム・ベイシンガーが務めました。 目隠しプレイをするシーンや、氷で体を愛撫するシーンはあまりにも有名です。

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9位:『花と蛇』(2004年/日本)

「SMの女王」谷ナオミの伝説のSM映画をリメイク

エログロ過激度★★★☆☆
世界観の魅力度★★★★☆
物語の面白い度★★★★☆

裏社会の大御所・田代(石橋蓮司)は、あるとき世界的タンゴダンサーの遠山静子(杉本彩)を映した映像に釘付けに。田代の名を受けた部下の森田(遠藤憲一)は、彼女の夫で若手実業家の隆義(野村宏伸)を脅迫し、あるパーティ会場に静子をおびき出します。そして彼女が連れてこられた先は……。 1974年に「SMの女王」と呼ばれた谷ナオミ主演でヒットとなった日活ロマンポルノのリメイク。原作は、SM小説の第一人者・団鬼六の代表作です。 緊縛を中心に、SMに目覚めていく静子を杉本彩が体当たりで演じています。

8位:『私の奴隷になりなさい』(2012年/日本)

壇蜜が初主演を果たした映画

『私の奴隷になりなさい』 Blu-ray&DVD好評発売中 ディレクターズ・カット BD¥6,300(税抜)  DVD¥5,800(税抜)
© KADOKAWA 2012
エログロ過激度★★★☆☆
世界観の魅力度★★★★☆
物語の面白い度★★★★☆

出版社に就職した主人公は、そこで先輩の香奈にひと目惚れ。香奈を口説き落とそうとしますが、まったく相手にされません。しかしある日、突然香奈に誘われ、一夜をともにすることに。その後も2人の奇妙な関係は続いていきますが……。 サタミシュウのSM青春小説『私の奴隷になりなさい』を、グラビアアイドルの壇蜜主演で映画化。演技は初挑戦ながら、フルヌードで調教される役どころを体当たりで演じました。2004年版の『花と蛇』で主演を務めた杉本彩が特別出演しています。

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7位:『白い肌に狂う鞭』(1963年/イタリア・フランス)

SMといえば、やっぱり鞭?

海辺の城で暮らす一族のもとに放蕩息子クルト(クリストファー・リー)が突然帰ってきます。クルトは以前、使用人の娘を自殺に追い込んだことで一族から疎まれていました。 そんなクルトがある晩、何者かによって殺害。さらにクルトの霊が、生前愛し合っていた義妹ネヴァンカ(ダリア・ラヴィ)の枕元に現れて……。 60年代イタリアンホラーの黄金期を支えた巨匠マリオ・バーヴァが、メガホンを撮ったエロティック・ホラー。主人公のクルトは強烈なサディストで、クルトに鞭で打たれるネヴァンカが見せる快楽の開花が印象的です。

6位:『ブレスレス』(2019年/フィンランド)

フィンランド発のSM×純愛映画

エログロ過激度★★★★☆
世界観の魅力度★★★★☆
物語の面白い度★★★★☆

妻を亡くし、生きる気力を失った外科医のユハ(ペッカ・ストラング)。空虚な日々を送るうち、ふと迷い込んだのはSMクラブでした。 ボンデージ姿のモナ(クリスタ・コソネン)に首を絞められ、酸欠のなかで見たのは妻の死の直前の姿。生きる糧を見出したユハはSMクラブに通い始め、次第にその要求は過激なものになっていきます。 『2人だけの世界』(2014年)のユッカペッカ・ヴァルケアパーが監督を務めた本作。フィンランドのアカデミー賞「ユッシ賞」で主演男優賞など6部門を受賞した、フィンランド発の異色の純愛物語です。 SMを通じて生きる希望を見出すという独特の視点が特徴といえるでしょう。

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5位:『甘い鞭』(2013年/日本)

壇蜜主演のR18+指定作品

エログロ過激度★★★★☆
世界観の魅力度★★★★☆
物語の面白い度★★★★☆

隣に住む男に1カ月も拉致監禁され、弄ばれた末に男を殺害して脱出した女子高生の奈緒子。トラウマを抱えて成長した奈緒子は、普段は不妊治療の専門医、夜はSMクラブのM嬢という2つの顔を持つようになっていました。 大石圭の同名小説を、杉本彩主演『花と蛇』の監督を務めた石井隆が映画化。デビュー作『私の奴隷になりなさい』以来、「エロスの女王」としてブレイクした壇蜜が売れっ子M嬢の奈緒子を熱演しています。

4位:『殺し屋1』(2001年/日本)

邦画初の「暴力描写」によるR18指定

 『殺し屋1』(2001年)
© Media Blasters/Photofest/Zeta Image
エログロ過激度★★★★☆
世界観の魅力度★★★★★
物語の面白い度★★★★☆

歌舞伎町のヤクザばかりが住む通称「ヤクザマンション」に事務所を構える組の組長が、大金とともに失踪。イチ(大森南朋)という暗殺者が組長を殺したことを突き止めた若頭の垣原(浅野忠信)は、イチの捜索に乗り出し……。 原作の同名漫画と異なり、垣原を主人公に据えた映画化作品。垣原はサドでありマゾ。垣原による凄惨な拷問と、イチに究極のサディズムを感じた垣原の目に宿る愛は必見です。 監督を務めたのは三池崇史。数ある監督作品のなかでも、マスターピースの1つに数えられています。

3位:『ヘル・レイザー』(1987年/イギリス)

至極のSM地獄へいらっしゃい

ヘルレイザー 2
©︎NEW WORLD PICTURES/zetaimage
エログロ過激度★★★★☆
世界観の魅力度★★★★★
物語の面白い度★★★★☆

父と義母に連れられて、父の弟が住んでいた家に引っ越してきた少女カースティ(アシュレイ・ローレンス)。カースティは義母が男を連れ込んでいることに気づきますが、実は義母は、父の弟の肉体を取り戻すべく男たちを殺していたのです。 そこから逃げだしたカースティは、謎の箱を持ち去ります。 小説家でもあるクライヴ・バーカーが自らメガフォンを撮り、映画化した作品。モンスターとファンタジーであふれた世界観での過激な暴力とゴア描写が大きな魅力です。本作はシリーズ化し、多くの続編が製作されています。

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2位:『愛の嵐』(1974年/イタリア)

誘われるかのように、再びSMの世界へ

『愛の嵐』シャーロット・ランプリング、ダーク・ボガード
©AVCO Embassy Pictures/Photofest/Zeta Image
エログロ過激度★★★★☆
世界観の魅力度★★★★★
物語の面白い度★★★★★

元ナチス親衛隊の将校マックス(ダーク・ボガード)は、身を隠すようにウィーンのホテルで働いていました。そこで、強制収容所時代に弄んだユダヤ人女性ルチア(シャーロット・ランプリング)と再会します。 13年という月日がなかったかのように、2人は再び倒錯した愛を紡ぐのです。 イタリアの女性監督リリアーナ・カヴァーニが描く過激な愛の形。本作と同様にピエル・パオロ・パゾリーニ監督も『ソドムの市』で、SMを通じて邪悪なファシズムの分解を試みています。

1位:『愛のコリーダ』(1976年/日本・フランス)

「阿部定事件」の究極の愛と狂気を描く

『愛のコリーダ』松田英子
©Argos Films/Photofest/Zeta Image
エログロ過激度★★★★★
世界観の魅力度★★★★★
物語の面白い度★★★★☆

料亭に住み込みで働く女中、阿部定(松田英子)。彼女は自身のパトロンに指示され、修行の身として奉公をしていました。しかし阿部定は、料亭の主人である吉蔵(藤竜也)と男女の仲になります。その関係は次第にSMへ傾倒していき……。 1936年に発生した実在の事件「阿部定事件」をもとに、大島渚監督が映画化。公開当時は「芸術か猥褻か」という論争を巻き起こし、性的なシーンに大幅な修正が加えられましたが、のちに完全ノーカット版となる『愛のコリーダ2000』も公開されました。

SM映画でこっそり欲を満たそう!調教プレイの数々に目を奪われる

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面白そうなSM映画がたくさん!今夜はこっそり過激な世界を楽しんでみよう。

いくらSMに興味を持っていても、実践できる人は限られているSMプレイの世界。自分にはできない経験を追体験できるのが映画の醍醐味とするならば、SM映画は映画の魅力を十二分に引き出しているといえます。 映画がどこでも観られるこの時代、ぜひご自宅で1人で熱いお茶を淹れて鑑賞しましょう。あなたの知らない世界が待っているはずです。