2023年3月31日更新

『ドラゴンボール』悪の軍隊、レッドリボン軍を一気に紹介!

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ドラゴンボール

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レッドリボン軍って何?

世界征服を企てる私設軍隊レッドリボン軍。豊富な資金源を誇り、世界最強、世界最悪の集団として知られています。軍で使う兵器はもちろん人造人間やロボットに至るまで多種多様なものを独自に開発しており、ドラゴンレーダーの製作もその1つです。 ただし悟空が使っているカプセルコーポレーション製のものと比べると精度が低い上に持ち運びに困るほどの大きさ。十代で性能の高いレーダーを作れるなんて、やっぱりブルマは天才ですね!レッドリボン軍には階級があり、レッド総帥の下に各部隊を指揮する隊長クラスの幹部がいます。 隊長はそれぞれの隊に所属する一般兵に指示を与え必要があれば現地民を奴隷のように働かせることも!任務を果たせないと処刑されるという厳しい掟もあります。警察が対処できないほど強大かつ極悪組織なのでレッドリボン軍の名前を聞くだけで震え上がるほど世界中から恐れられています。

レッドリボン軍のやってきた悪事

科学者を拉致

レッドリボン軍には軍用機の開発を行う専属の科学者が存在します。作中登場するのがドクターゲロとフラッペ博士の2人です。ゲロは軍創設メンバーで自らの意思で研究をしていますが、フラッペ博士はそうではありません。 レッドリボン軍に拉致され人造人間の開発を強要されているのです。フラッペ博士は人造人間8号を製作しました。しかし完成した人造人間の性格は軍の希望とは真逆の優しい性格だったため、軍からは不良品と見なされてしまうのです。

村長を人質に

ホワイト将軍は村人たちにドラゴンボール探しを強要するために、ジングル村の村長をマッスルタワーに幽閉しています。村長を人質に捕られては言うことを聞くしかありません。貴重な労働力を奪われ村はいつも困窮しているのでした。 レッドリボン軍壊滅後は、村人を守るためにドラゴンボールを隠し持っていた人造人間8号の人柄が気に入られて、村長夫妻の家で一緒に暮らすことになりました。

暗殺者を手配

イエロー大佐の部隊は聖地カリンを襲撃。子供を盾に取りドラゴンボールを奪おうとしますが、戦士ボラの活躍でいったんは事なきを得ます。しかし次に現れた桃白白、ボラとの力の差は歴然で応戦しようと試みますが無惨にも殺されてしまいました。 桃白白はレッドリボン軍が雇った暗殺者だったです。一般市民に対して暗殺者を手配するとはやることが汚いですよね。

レッドリボン軍のメンバー一覧

レッド総帥

レッドリボン軍のトップに君臨し「世界征服」を目標に掲げています。明るい赤毛をオールバックにして右眼に眼帯、口には葉巻というのが定番のスタイル。顔の大きさに比べやたら身長が小さいという身体的特徴をもっています。 実はドラゴンボールを集めているのも身長を伸ばすのが目的!それほどまでにコンプレックスに感じているのです。真の目的を知ったブラック参謀から自分のエゴのために多くの部下の命を犠牲にしたことを非難されますが、一向に改める様子がなかったため射殺されてしまいました。

ブラック参謀

原作ではブラック補佐。背が高く恰幅のいいスキンヘッドの黒人です。背が低いことをコンプレックスにしているレッド総帥からは近寄らないように言われています。レッドリボン軍が世界征服を遂げることを純粋に願っていたためレッド総帥と対立。射殺後は自らが総帥となって軍を立て直すことを誓います。 共同で世界征服することを悟空に持ちかけますがあっさり断られたあげく、バトルジャケットごと突き破られ空中で爆死することとなりました。

シルバー大佐(シルバー隊)

レッドリボン軍幹部の1人でドラゴンボール捜索隊を管轄。オレンジがかった赤毛を逆立てて裸の上半身の上からコートを羽織り、チャンピオンベルトのようなものを身に着けています。ボクシングを得意としていてプロボクサーを一瞬で倒してみせましたが、悟空にはまるで歯が立ちませんでした。 悟空のような子供に負けた上にドラゴンボールを奪われた罪としてレッド総帥から極刑を言い渡されます。この処分に納得いかないシルバー大佐はこれまでの実績を言い募り激しく抵抗。最後まで聞き入れられなかったため、連行しようとする兵士を振り切りレッドリボン軍を後にしました。その後の消息は不明。

ホワイト将軍(ホワイト隊)

マッスルタワーを牛耳るボス。ジングル村にマッスルタワーを建てた上に村長を人質にとり、村人たちにドラゴンボール探しをさせています。人造人間8号によるとドラゴンボールがみつかったら皆殺しようと考えていたとか。 薄紫色の髪をオールバックにしパイプを口にすることもあります。格闘能能力に自信をもっていたようですが悟空の相手になるようなレベルではありませんでした。汚い手を使おうとして人造人間8号をキレさせ、空の彼方まで殴り飛ばれてしまいます。

メタリック軍曹(ホワイト隊)

マッスルタワー3階を守る軍人。サングラスと筋肉ムキムキのボディ、どこかで見たことありませんか!モデルはターミネーターとの噂です。ロボットなので頑強で打撃を受けてもほとんどダメージなし。口からミサイル、両腕からはロケットパンチと『マジンガーZ』を彷彿とさせる攻撃手段をもっています。 頭が吹き飛ばされてもなお動き続けることができるのですが、乾電池を動力源としているため戦いの途中で電池が切れると停止してしまいました。

ムラサキ曹長(ホワイト隊)

マッスルタワー4階を守る忍者で、その名の通り紫色の着物を身につけ頭にはちょんまげを結っています。背中に背負った刀は“名刀笹錦(ささにしき)”。「実体のある分身の術」を見せて悟空を驚かせますが分身ではなく実は5つ子だったというオチでした。 逆に悟空から残像拳を見せられた時には本物の分身の術かと驚愕しています。ホワイト将軍から「実力はあるが頭が悪い」と評されるように、隠れ身の術を使おうとしてリバーシブルの布の星条旗の面を表にして木に張り付いてみたり、悟空が投げる手裏剣を一枚一枚畳をめくって防いでいるうちにめくる畳がなくなって額で手裏剣を受けてみたり。 人造人間8号がマッスルタワーを倒壊させた時には奇跡的に助かったものの、逃走途中、8号から取り出した自爆装置を投げつけられ爆死してしまいました。

人造人間8号(ホワイト隊)

悟空によって「ハッチャン」と名づけられた見た目フランケンそっくりな人造人間。アニメと原作とでは設定が異なり、アニメではフラッペ博士が人間を改造して作ったという設定ですが、原作ではドクターゲロによって生み出されたアンドロイドとなっています。 言うことを聞かせるために体内に自爆装置を埋め込まれているのです。かわいそうですね。 せっかくの高い戦闘力も戦いを嫌う優しい性格ゆえに発揮する機会に恵まれず、軍からは失敗作と言われています。 村を歩いていた時にドラゴンボールを発見したもののホワイト将軍に渡せば村人達が殺されてしまうと考え、レッドリボン軍壊滅するまで隠し持っていたという心温まるエピソードも。人を傷つけないハッチャンもホワイト将軍が悟空を騙し撃ちしてダメージを与えた時には怒りを爆発させホワイトを殴り飛ばしました。

ブヨン(ホワイト隊)

「謎の部屋」とされる5階で飼われているモンスター。黄色に光る眼と大きな口以外はピンク色のブヨブヨとした体に覆われています。頭には触角が2本。尻尾と触覚から放つ電撃を攻撃手段とし敵からの打撃および波動はブヨブヨとした体で跳ね返すためダメージを受けることなく戦えます。 ところが寒さに弱いことが判明!悟空は壁を壊して冷気てブヨンを凍らせ(ジングル村は雪国です)カチカチになったところでパンチ一発、粉々に砕いたのです。その間悟空はハッチャンの懐に入れてもらっていたので凍らずに済みました。ハッチャン優しい!

ブルー将軍(ブルー中隊)

金髪碧眼のイケメン!軍支給と思われるカーキ色のシャツに赤のネクタイを締め、なぜか乗馬ズボンに軍帽を被っています。潔癖症のナルシストで女嫌い、実ははオカマなのです。超能力の使い手で金縛りの術で動きを封じたりテレキネシスを使ってクリリンをボコボコにしたり、その実力はレッドリボン軍ナンバー1と思われます。 悟空のことを3度にわたって追い詰めましたが、則巻アラレの登場でドラゴンボール奪取に失敗。その罰として桃白白と対戦させられ、舌突きで殺されました。桃白白は舌でこめかみを貫くことができるのです。

バイオレット大佐(バイオレット隊)

レッドリボン軍バイオレット隊の隊長で唯一の女性幹部。紫髪のショートカットの美人でタンクトップにアーミーパンツという服装をしています。原作での登場は2コマだけというこの美人、アニメでは忠誠心の薄いキャラとしてインパクトを残しています。 悟空が本部を襲撃してきたとたん形勢が不利に傾いたことを察知。爆弾で本部の金庫を破壊しお金を強奪、飛行機に乗ってまんまと逃げおおせました。

実はレッドリボン軍と人造人間と関係があった

作中登場する人造人間16号、17号、18号、19号、20号、そしてセル。かれらを作ったのは天才科学者・ドクターゲロ。実はレッドリボン軍創設期からのメンバーで、明言されていませんがマッスルタワーの住人・メタリック軍曹もドクターゲロ製作と思われます。(原作ではハッチャンもドクターゲロ作) 他にも軍のお抱え科学者として兵器の製造を一手に引き受けています。ドクターゲロはレッドリボン軍とともに世界征服の夢を叶えようとしていました。その夢を阻んだのが悟空です。ドラゴンボールを集める過程で世界最強とうたわれたレッドリボン軍と敵対しあっさり壊滅。悟空に復讐するために人造人間の開発を進めるのでした。

フランケンには実に多くのファンが涙した

1996年に公開された劇場版『ドラゴンボール 最強への道』は原作コミックス1~8巻までをベースにリメイクした作品で、原作にもアニメにもないエピソードが描かれています。なんと人造人間8号ことハッチャンがマッスルタワーの最終兵器として登場するのです。 基本戦闘力が高い上に劇場版では飛行能力までプラスされています。悟空を追い詰めるところまでは何とかなりましたが、心優しいハッチャンには止めを刺すことができません。命令に逆らうハッチャンをホワイト将軍は破壊しようとしますが危機一髪!悟空が救ってくれました。 ところが今度は、バトルジャケットを操るブラック参謀から悟空が詰め寄られてしまいます。身を挺して庇ったハッチャンの体が半壊してしまいます。「出来損ないの化け物」と罵るブラック参謀でしたが、ハッチャンが破壊されるのを見た悟空が覚醒! カメハメ波を喰らい爆死することになったのです。2人の熱い友情に涙する人も多いようです。本編でもハッチャンの優しさは随所に見られます。男気がステキですね。