2017年12月7日更新

キーファー・サザーランド、『24』主演俳優のキャリアに迫る9のこと

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キーファー・サザーランド
©Dennis Van Tine/Geisler-Fotopres/picture alliance / Geisler-Fotop/Newscom/Zeta Image

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ジャック・バウワーでおなじみ、キーファー・サザーランド

photo by Beth Elliott

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キーファー・サザーランドは1966年12月21日、当時両親が働いていたイギリス・ロンドンで、双子の妹レイチェルとともに生まれました。 1970年に一家はカリフォルニア州コロナに引っ越しますが、1975年、両親が離婚。サザーランドは母親とともに、カナダのトロントに移りました。

高校を卒業した後、レジーナ・マンディ大学に通い、週末にはサー・フレデリック・バンティング・セカンダリー・スクールで演技の勉強をしはじめます。

1.父は俳優ドナルド・サザーランド

キーファーの父親はカナダ出身の俳優ドナルド・サザーランドですが、本人は18歳までその事実を知らなかったそうです。 ドナルド・サザーランドは主に名脇役として知られ、近年では『悪魔を憐れむ歌』(1998)や、『スペース・カウボーイ』(2000)、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどに出演しています。

ドナルド・サザーランドは、息子が出演する『24 -TWENTY FOUR-』の大ファンだったそうです。そのため、家族で食事中にドラマのストーリーを話してしまったキーファーが家から追い出されたというエピソードもあります。 また、ジャック・バウアーの父親役をオファーされていましたが、その役回りを聞いて断ったそうです。

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2.コメディ映画で俳優デビュー

キーファー・サザーランドは、1983年のコメディ映画『ニール・サイモンのキャッシュマン』でデビューしました。 息子とふたりで暮らすシングルマザーのもとに、突然姿を現した父親との交流を中心としたストーリーで、父親のドナルド・サザーランドも出演しています。 キーファー・サザーランドは、主人公の息子マイケルと同じ学校に通う不良少年を演じました。

3.『スタンド・バイ・ミー』に出演していた!?

不朽の名作『スタンド・バイ・ミー』(1986)は、4人の少年、ゴーディ、クリス、バーン、テディが死体を探して、ひと夏の冒険をする物語です。サザーランドはこの作品のなかで、クリスとバーンの兄たちが所属する不良グループのリーダー、エースを演じました。 死体を発見した少年たちにそれを渡せと迫り、ゴーディに撃退されるシーンを演じています。

4.90年代は映画で数々の名優と共演

オールスターキャストの映画に出演【1992】

キューバにあるグアンタナモ米海軍基地で起きた殺人事件をきっかけに、弁護人に命じられた軍人たちが極秘の命令”コードR”の存在を知り、基地の総司令官を追い詰めていくミステリーです。 弁護を命じられた中尉にトム・クルーズ、軍の特別弁護人にデミ・ムーア、基地の総司令官にジャック・ニコルソンと、豪華キャストの共演が話題となりました。

この作品でサザーランドは、殺害された一等兵が所属していた小隊の隊長を演じました。

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キャストも豪華な名作法廷劇【1996】

名作法廷劇『評決のとき』にもサザーランドは出演し、マシュー・マコノヒー、サミュエル・L・ジャクソン、サンドラ・ブロック、ケビン・スペイシーらと共演しています。 娘を強姦した犯人を射殺したカール・リー・ヘイリー(ジャクソン)の弁護を担当することになったジェイク・ブリガンス(マコノヒー)。周囲の非難にも負けず、人種差別を理由に彼を無実にしようと奔走する弁護士の、苦悩を描いた作品です。

サザーランドは、カールに兄を殺され復讐のためにKKKに入る青年フレディを演じています。

記憶を失った男が謎の集団に追われるSF作品【1998】

1998年に制作されたSFスリラー映画『ダークシティ』で、サザーランドはルーファス・シーウェルやジェニファー・コネリー、ウィリアム・ハートなどと共演しました。 サザーランドは、怪しげな科学者シュレーバー博士を演じ、豪華キャストのなかでも存在感を示しました。 あまり作品に恵まれない時期が続いていたため、サザーランドは「出演依頼は父への間違いだと思った」と語っています。

5.ロバート・ダウニー・Jrとルームメイトだった過去

2009年に人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』で本人が語ったところによると、サザーランドは若いころロバート・ダウニー・Jr.とルームメイトだったそうです。 サザーランドがハリウッドに移住してから3年間、ルームメイトとして暮らしていたそうです。 後にふたりは、映画『1969』(1988)で共演しました。

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6.ジュリア・ロバーツと婚約していた

キーファー・サザーランドは、アカデミー女優ジュリア・ロバーツと婚約していました。 映画『フラットライナーズ』で共演したふたりは撮影中から交際を開始。1990年に婚約しましたが、1991年の6月、挙式の3日前に婚約を解消してしました。ロバーツの言い分では、サザーランドの浮気が破局の原因だったそうですが、本人は否定しています。

7.主演を務めたドラマ『24』が大ヒット!

2001年から放送が開始された『24 -TWENTY FOUR-』は、テロ対策ユニット(CTU)ロサンゼルス支局の面々とテロリストとの戦いを描いたアクション・ドラマです。 ストーリーがリアルタイムで進行し1シーズン24話で1日が完結する本シリーズは、複雑なストーリーやスピディーな展開で世界中に熱狂的なファンを獲得しました。

サザーランドは主人公のジャック・バウアーを演じ、作品は大成功を収めました。 シーズン1から8と2時間の特別番組、本編終了から4年後の2014年に続編の『24:リブ・アナザー・デイ』が制作されています。

8.『24』のギャラが高騰

2001年から『24』に出演しはじめたサザーランドは、2006年のシーズン5終了後、3年間の出演契約を交わしました。そのときの金額が出演料だけで推定4,000万ドル(約41億円)と言われています。 2009年にはサザーランドの出演料は、1話につき33万ポンド(約4,400万円)であることがわかりました。 そのため、1シーズンの合計が10億5,600万円となり、当時アメリカのドラマに出演していた俳優のなかで最も高額な出演料を受け取っている俳優となりました。

さらに、『24』ファイナル・シーズンとなった2008年6月から2009年6月の収入が1,300万ドル(約11億7,000万円)でした。 テレビシリーズの人気が高くなるにつれ、出演料も高額になっていきました。

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9.キーファーと『24』

大ヒット主演作を見ていない!?

2001年から2010年まで放送され、世界中で大人気シリーズとなった『24』ですが、主演のサザーランドはすべてのエピソードは見ていないと語っています。 続編を含め200話以上ある作品ですから、多忙な人気俳優にはなかなか見る時間がないかもしれませんね。

ジャック・バウアーを演じた時間が一番長い

『24』のシーズン5までに、サザーランドがジャック・バウアーを演じた時間は、それまでのすべての出演作の出演時間を合わせた時間よりも長くなりました。また、この役で自身のキャリアでもっとも多くの賞にノミネートされました。

役のためにタトゥーを入れる!?

シーズン3でジャック・バウアーはタトゥーを入れますが、サザーランドは撮影のたびにメイクでタトゥーを描くのを良しとせず、実際に自分の腕にタトゥーを入れました。

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キーファー・サザーランドの今後の活躍にも注目!

今後も映画『ビートアップ・リトル・シーガル(原題)』や『フラットライナーズ(原題)』、テレビシリーズ『デジグネイティッド・サヴァイバーズ(原題)』への出演が決定しているキーファー・サザーランド。 これからの活躍も楽しみですね。