2017年7月6日更新

ドラマ『ライアーゲーム』で活躍したキャラの濃いキャストを紹介!

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バカ正直な神崎直が挑んだ「ライアーゲーム」

甲斐谷忍の漫画『LIAR GAME』が原作のドラマ『ライアーゲーム』。戸田恵梨香と松田翔太がダブル主演を務め、2007年にシーズン1が、2009年にはシーズン2がフジテレビ系列で放送されました。 謎の組織「LGT事務局」が開催する「嘘つきゲーム」に引きずり込まれた嘘をつけない正直者の神崎直が、天才詐欺師・秋山深一と共に全員の幸せを求めて戦っていく物語です。 巨額の賞金をめぐり、様々な嘘や裏切り、駆け引きが展開され、どんでん返しの連続は視聴者をくぎ付けにしました。その人気を受け、2010年には劇場版が製作されています。 手に汗握るストーリーはもちろんのこと、個性的な登場人物も『ライアーゲーム』の見所のひとつでした。そこで、ドラマ『ライアーゲーム』で活躍したキャラの濃いキャストたちをご紹介していきます。

主要人物

神崎直/戸田恵梨香

主人公のバカ正直な女子大生・神崎直。自分だけが勝つのではなく、全員が幸せになる方法を常に考えてゲームに臨んでいます。初戦で持ち金・1億円をだまし取られ、交番の警官・谷村の助言で秋山深一を頼りました。 神崎直を務めたのは、兵庫県出身、1988年8月17日生まれの戸田恵梨香(とだ・えりか)です。 芸能活動は長く小学時代から。中学までは関西で活動し、中学卒業と同時に上京します。映画『デスノート』で弥海砂役を演じブレイク。その後、『ライアーゲーム』神崎直役で連続ドラマ初主演を果たし、その人気はさらに高まりました。直とは全くイメージの違う『SPEC』当麻紗綾役でも知られています。

秋山深一/松田翔太

名門大学で心理学を学んでいた秋山ですが、家族の復讐のため詐欺師となりマルチ組織を潰します。刑務所を出たところで直に頼られ、ゲームに参加しました。 秋山深一は、東京都出身、1985年9月10日生まれの松田翔太(まつだ・しょうた)が演じました。 松田優作と松田美由紀の次男であり、俳優界のサラブレッド。『ヤンキー母校に帰る』のスペシャルドラマで俳優デビューした後、原作のイメージとぴったりな『花より男子』の西門総二郎役を演じ一躍人気を得ます。 『ライアーゲーム』が連続ドラマ初主演で、クールで知的な秋山を好演しその人気を不動のものにしました。映画『アフロ田中』などのコミカルな役もこなす芸達者です。

フクナガユウジ(塚原悠)/鈴木浩介

友人・塚原悠の代理としてゲームに参加したフクナガユウジは、マッシュルームカットにメガネをかけたインパクトのあるルックスの通称「キノコ」。自分が勝つためには手段を選ばず、エキセントリックに他人を罵しりますが、詰めが甘くどこか憎めないキャラクターです。 そんなフクナガユウジは、福岡県出身、1974年11月29日生まれの鈴木浩介(すずき・こうすけ)が務めました。 劇団青年座に約7年在籍し、退団後はテレビドラマを中心に多くの作品に出演。『ライアーゲーム』での強烈な見た目とテンションの高いフクナガユウジ役で一気に知名度を上げましたが、本人曰くとても疲れる役だそうです。

横谷ノリヒコ/鈴木一真

秋山が壊滅させたマルチ組織のトップ・横谷ノリヒコ。組織を潰してしまった罰として、首領であるハセガワの命令でゲームに参加しています。 横谷ノリヒコを演じたのは、静岡県出身、1968年10月8日生まれの鈴木一真(すずき・かずま)です。 スカウトで芸能界に入り、雑誌『POPEYE』や『MEN'S NON-NO』などでモデルとして活動。海外のコレクションでもめざましい活躍をみせたトップモデルですが、1995年に俳優に転向しました。存在感のあるバイプレーヤーとして多くの作品に出演するほか、映画監督の顔も持ちマルチに活躍しています。

葛城リョウ/菊地凛子

ドラマのオリジナルキャラクター・葛城リョウ。秋山の同級生で、大学史上最年少で心理学教授になった秀才ですが、学生時代は秋山に次ぐナンバー2の成績であり、秋山への敵意がむき出しです。 葛城リョウは、神奈川県出身、1981年1月6日生まれの菊地凛子(きくち・りんこ)が務めました。 芸能界にはスカウトで入り、モデルを経て女優業をスタートさせます。映画『生きたい』でデビューし下積みを重ね、ハリウッド映画『バベル』での大胆な聾者の女子高生役で世界にその名を知らしめました。 以降、ハリウッドを拠点に活動し、大ヒット作『パシフィック・リム』や忠臣蔵をモチーフとした『47RONIN』などに出演。2015年には染谷将太と結婚し、菊地健雄監督の映画『ディアーディアー』ではチラリと夫婦共演をしています。

そのほかの参加者

江藤光一/和田聰宏

ミュージシャンの江藤。神崎直とは7年前に面識があるようです。フクナガの策略で他のプレーヤーが直を無視する中、好意的に接しました。 江藤光一を演じたのは、福島県出身、1977年3月25日生まれの和田聰宏(わだ・そうこう)です。 美容師から俳優になり、2000年に映画『BULLET BALLET』でデビュー。ドラマ『東京湾景』でヒロインの相手役を務め注目を浴び、『下町ロケット』などの話題作にも出演しました。主要キャストではないものの多くの作品で活躍しています。

石田梨恵/岩佐真悠子

ホステスの石田は、自分の店の開店資金のためにゲームに参加しました。 演じた岩佐真悠子(いわさ・まゆこ)は、東京都出身、1987年2月24日生まれ。「ミスマガジン2003」に輝き芸能界デビューし、小悪魔系の美少女として人気が沸騰し各グラビアを飾ります。 2004年からは女優としての活動も始め、ケータイ小説をドラマ化した『Deep Love〜アユの物語〜』で初ドラマにして初主演を務めました。『ライアーゲーム』では高飛車キャラを好演し、映画『受難』では局部に人面瘡が出来てしまうというヒロインをオールヌードもいとわず体当たりで演じ、高い評価を受けています。

大野亘/坂本真

大野亘は、鮮魚店に勤める店員。キャバクラの女の子につぎ込んでしまい、一攫千金を狙いゲームに参加します。 演じたのは、茨城県出身、1977年6月17日生まれの坂本真(さかもと・まこと)です。 一度見たら忘れない強いインパクトのルックス。鈴木浩介演じるフクナガユウジは役作りのヘアスタイルと眼鏡ですが、こちらはナチュラルなマッシュルームカットと黒ぶち眼鏡です。オタク系や気の弱いタイプを十八番とする個性派俳優で、『電車男』や『のだめカンタービレ』などにも出演し、その存在を印象付けました。

LGT事務局

谷村光男/渡辺いっけい

谷村光男は、過去にマルチ事件の捜査をしていた刑事ですが、上からの圧力により左遷され交番勤務になりました。LGT事務局員の幹部でもあります。 谷村を演じたのは、愛知県出身、1962年10月27日生まれの渡辺いっけい(わたなべ・いっけい)です。 学生演劇時代の「劇団☆新感線」や唐十郎主宰の「状況劇場」を経て、ドラマや映画に出演。NHK『ひらり』の医師・安藤竜太役で知名度を上げると一気に露出が増え、悪役から善人、シリアスからコメディまでどんな役でもこなす名バイプレーヤーとして欠かせない存在となっています。

エリー/吉瀬美智子

LGT事務局員の幹部であり、ゲームの首謀者・ハセガワの娘。「ライアーゲーム」の秘密を知る数少ない人物です。 エリーは、福岡県出身、1975年2月17日生まれの吉瀬美智子(きちせ・みちこ)が務めました。 モデルとしてキャリアをスタートさせますが、30代を機にモデルを一切やめ女優一本に絞ります。『ライアーゲーム』でのクールで怪力なエリーで注目され、その後、ドラマ『ハガネの女』や映画『死刑台のエレベーター』で主演を果たしました。『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』での不倫に溺れる人妻役も印象的です。

ハセガワ/北大路欣也

ゲームの首謀者である大富豪のハセガワ。秋山が潰したマルチ組織にも関係していました。 ハセガワを演じたのは、京都府出身、1943年2月23日生まれの北大路欣也(きたおおじ・きんや)です。 時代劇スター・市川右太衛門の次男として生まれた北大路は、映画『父子鷹』でデビューし少年時代の勝海舟を演じました。舞台や様々な作品を経て、テレビ時代劇を中心に活躍。その重厚な演技で『忠臣蔵』の大石内蔵助はハマり役となり、これまでに三度務めたとか。名実ともに日本を代表する役者です。 近年は現代劇への出演も多くなり、ドラマ『三匹のおっさん』清田清一役やテレビCM・ソフトバンクモバイルのお父さん犬の声などでコミカルな一面も見せています。

そのほか関係者

タモツ/細田よしひこ

タモツは、プレーヤーの牧園ワタルの命の恩人。牧園が中学時代に足を骨折して入院していた時、火災に巻き込まれ、助けてくれたのが同室のタモツでした。それから一年後に病気で帰らぬ人となっています。 演じたのは、東京都出身、1988年3月4日生まれの細田善彦(ほそだ・よしひこ)です。以前は平仮名の「よしひこ」でしたが、2014年4月から漢字の「善彦」で活動しています。 老舗和菓子屋・榮太樓總本鋪の次男に生まれ、幼稚舎から大学まで慶應という生粋の慶應ボーイ。デビューは、2004年、NTT東日本のテレビCMでした。 その後、ドラマ『ライフ』で狂気に満ちた佐古克己を務め話題となり、その演技力には定評があります。映画『デトロイト・メタル・シティ』でもクレイジーなベーシスト・和田真幸(ジャギ)役を演じていますが、元々が爽やかイケメンなので『僕の初恋をキミに捧ぐ』での鈴谷昂のような好青年役もぴったりです。

丘辺雪也/石橋蓮司

帝都大学で犯罪心理学を教える教授・丘辺雪也。かつて、秋山深一や葛城リョウは丘辺のゼミの学生でした。 丘辺を務めたのは、東京都出身、1941年8月9日生まれの石橋蓮司(いしばし・れんじ)です。 中学時代から芸能活動をスタート。蜷川幸雄や蟹江敬三らと劇団を運営した後、1976年に女優・緑魔子と「劇団第七病棟」を設立し、廃校や廃病院などを利用して4年に一度の公演を行い「オリンピック劇団」と呼ばれたことも。緑魔子とは同棲の末、入籍し夫婦となっています。 ドラマや映画にも数多く出演する石橋は、クセの強い悪役を中心に60年以上のキャリアを誇る重鎮。近年ではコミカルな役柄も演じ、新たな魅力を見せているベテラン個性派俳優です。

丘辺麗子/逢沢りな

丘辺教授の娘・麗子。かつて引きこもりがちだった時に風船に付けられた手紙を拾い、その言葉に勇気づけられて返事を書きます。しかし、本人の武田幸四郎は亡くなり、母親から返信が届きました。 丘辺麗子は、東京都出身、1991年7月28日生まれの逢沢りな(あいざわ・りな)が演じています。 芸能界にはスカウトで入り、特撮ドラマ『炎神戦隊ゴーオンジャー』楼山早輝(ゴーオンイエロー役)で華麗にデビューしました。『ハンマーセッション』や『ガリレオ』第2シーズンでレギュラーを務め、単発ドラマにも多数出演します。 女優業と並行し、グラビアモデルとして様々な雑誌に登場しますが、2013年からはグラビアからファッション誌へと活躍の場を移しています。

武田幸四郎/熊谷知博

武田幸四郎は、重い病気で入院し、希望の言葉をたくさん綴った手紙を風船で飛ばした少年。その風船を拾ったのが丘辺麗子です。幸四郎はその後亡くなりました。 演じたのは、1996年2月3日生まれの熊谷知博(くまがい・ともひろ)です。 「劇団東俳」に所属し、子役から活動。ドラマ『オトコの子育て』では尾美としのりと鈴木砂羽が演じる夫婦の息子役、映画『重力ピエロ』では加瀬亮演じる主人公・奥野泉水の少年時代を務めています。