2017年7月6日更新

田山涼成、どんな役でもこなすおじさん俳優の意外と知らない事実

このページにはプロモーションが含まれています
田山涼成

AD

田山涼成のプロフィール

田山涼成(たやま・りょうせい)は、愛知県出身、1951年8月9日生まれ。 彼の役者歴は長く、児童劇団から始まり、文学座の研究所を経て、野田秀樹が率いていた劇団「夢の遊眠社」に入団しました。劇団公演と並行して、多くの映像作品へも出演します。 「夢の遊眠社」の解散後は自身で舞台をプロデュースしつつ、ドラマや映画などで情けない中年役からクセのある悪役までこなし大活躍。今や、名バイプレーヤーとして欠かせない存在になりました。今回は、そんな“愛されおじさまキャラ”の田山涼成についてまとめてみます。

『特命係長 只野仁』で知名度をあげる

『特命係長 只野仁』は、柳沢きみおの同名漫画のドラマ化で、テレビ朝日系列で放送されました。2003年に1stシーズンがスタートし、スペシャルドラマを含め4thシーズンまで製作された人気のシリーズです。 大手広告代理店に勤める係長・只野仁が主人公。表向きは冴えないサラリーマンですが、実は会長直々の命令で様々なトラブルを解決する特命係長です。 高橋克典がダメ社員と有能なワイルドキャラを演じ分け、深夜枠を活かしたお色気シーンも話題となりました。 田山涼成が務めたのは会社の総務二課長・佐川和男役で、高橋演じる只野仁の上司にあたります。只野のダメ社員ぶりに頭を抱え、妻の愚痴もこぼしまくる哀愁漂うキャラクターが人気を呼び、知名度をあげました。これぞまさに“愛されおじさまキャラ”ではないでしょうか。

実は日活ロマンポルノに出演していた時期がある

「日活ロマンポルノ」は、1970~80年代にかけて一世を風靡した成人映画です。多くのヒット作やスターが生まれ、単に“ピンク系”作品としての認知ではなく、若手の登竜門と呼ばれたこともあったとか。 田山涼成は若手時代、舞台での活動をしながら「日活ロマンポルノ」にも出演していたそうです。ちなみに、風間杜夫や内藤剛志、岡本麗や美保純なども「日活ロマンポルノ」で活躍し、その後一般作品でも成功を収めています。

漫才師のあの人に似ている?

海原はるか

ベテラン漫才師の海原はるか・かなた。競馬ネタや歌謡ネタもありますが、なんといってもはるかのバーコードヘアーに息を吹きかけ髪をめくるギャグが一番の人気です。

田山涼成

田山は薄毛をネタにされる「はるか」の方に似ていると言われ、ドラマ『特命係長 只野仁』の3rdシーズンでは、主演の高橋克典から髪に息を吹きかけられるシーンが盛り込まれたそうです。確かに、柔和な表情も髪型もよく似ていますね。

結婚してからもずっと愛妻家な田山涼成

仕事現場には必ず妻の弁当を持参しているという田山涼成は、非常に愛妻家です。ふたりの馴れ初めは田山が「夢の遊眠社」時代にさかのぼり、田山が客演として招かれた劇団の舞台で共演したことが運命の出会いとなりました。 一目惚れした田山涼成は猛アプローチをし、「あなたは女優に向いていないから自分の奥さんになった方がいい」という旨のプロポーズをしたそうです。 役者としての田山を支えるために舞台女優を辞め、パートをしながら家計を助けてくれた妻への愛情はとても深く、あるテレビ番組に出演した際には、浮気なんてとんでもないこと、自分みたいな人を夫にしてくれた妻に失礼であることを熱く語ったのだとか。

ぐるナイ「ゴチになります!12」のメンバーとして出演

ナインティナインの冠番組『ぐるぐるナインティナイン』での人気コーナー「ゴチになります!」。高級レストランのメニューを値段を知らないまま数点注文し、設定された合計金額との差が最も大きくなった者はメンバー全員の食事代を払わなければなりません。 田山涼成は俳優として多忙に活動しながら、バラエティ番組にも進出。十万円単位の自腹の恐怖に立ち向かうべく、2011年「ゴチになります!」パート12のレギュラーメンバーに加入します。当時59歳で、コーナー史上最年長でした。 ゴチには「年間自腹総額が一番の者はクビ」というルールが設けられていて、高めに値段を付けるクセのある田山涼成は成績がふるわず1年でクビに。舞台のため番組を欠席した時には、田山と似ているという漫才師の海原はるかが代理で参戦したそうです。

田山涼成とリカちゃんがコラボしたことがある

なんと、田山涼成は自身のフィギュアも発表していました。『ぐるぐるナインティナイン』の「ゴチになります!12」に出演時、番組の企画としてリカちゃん人形とコラボしたフィギュア「田山くん」を期間限定で発売! 番組では過去に森泉や佐々木希のリカちゃんコラボ人形が作られましたが、まさかの田山リカちゃんの誕生です。ゴチのコーナーでお馴染みの学ラン衣装も、田山のヘアタイルも、精密に再現された愛らしいフィギュアが完成しました。
「人形が制作されると聞いて、え! 誰が買うんだろう? 私のフィギュアでいいの?(笑)と思いました」
本人も心から驚いたという大抜擢コラボですが、その仕上がりに大満足だったそうです。今後も俳優業だけでなく、様々なシーンで田山涼成の活躍が期待されますね。