2016年10月27日更新 6,304view

ロケット・ラクーンについて知っておきたい事実15選

マーベルの世界で最も危険なアライグマ、ロケット・ラクーン。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーとして銀河中を旅し、度々、地球とその他の世界も救ったりなどしています。実は40年もの歴史を持つミステリアスロケットについて紹介します。

1.ロケット・ラクーンはビートルズの歌から生まれた

ロケット・ラクーンはザ・ビートルズの1968年のヒット曲「ロッキー・ラクーン」にインスパイアされて生まれました。そのため最初に登場した時、彼は事実ロケットではなくロッキーと呼ばれていたのです!

2.最初の30年間、たった10作品にしか登場していない

ロケット、ハルク『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

現在の人気とは裏腹に、ロケットがマーベルにてファンを獲得するまでには時間がかかりました。1976年「マーベル・プレビュー」7号でのデビューの後30年の間、たった10のコミックスにしか登場していないのです。

次の登場は1982年「インクレディブル・ハルク」271号、次に1984年のロケット・ラクーン主役のミニシリーズ全4回へと続きました。その次はさらに5年後の「クエーサー」15号、1992年「センセーショナル・シー・ハルク」に3回にわたって登場します。

ロケットは2007年に「アナアイレーション」のシリーズに登場し、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の一員となるまで、それほど人気はありませんでした。人気の急上昇と映画での人気のおかげで、2014年にはロケットの独自シリーズの再開。2016年には「ロケット・ラクーンとグルート」のシリーズが予定されています。

3.グルートの真の理解者のロケット!

ロケットとグルート『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

ロケットの相棒グルートは「私はグルート(I am Groot)」とだけ常に言っているのではありません!グルートの種族は喉頭の硬直に悩まされており、そのためあらゆる言葉が「私はグルート」のように聞こえてしまうのです。

ロケット・ラクーンはグルートの言っていることが真に理解できます。ただ憶測による会話をしているのではありません。数少ないフローラコロッサス(グルートの種族)を理解出来る数少ない存在の一人なのです。

4.ロケット・ラクーンは優れた感知能力

ガーディアンズ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

ロケットは、直接接触することなく、物を確認することができます。これはかぎ爪よりも上にある顔のヒゲのおかげです。更に、暗闇でもよく見ることができます。結局のところ、ラクーン(アライグマ)は夜行性なのです。

5.精神病院の惑星で患者の介護目的で生まれた

ロケット『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

マーベルの中でも特に銃の似合うキャラクターのロケットが、そもそも精神病院で働いて育ったというのは少し驚きかもしれません。ロケットの故郷の惑星、ハーフワールドは心を病んだ市民と犯罪者を隔離しておくための精神病患者のコロニーでした。

患者”ルーニーズ”の為にコロニーを作った宇宙人たちは、介護ロボットを遺していきます。しかし時が経ち、ロボットは感情を持ち始め、自分たちの代わりに遺伝子操作をした動物たちを働かせ始めるのです。

ロケットはハーフワールドの最高法務執行官として、外部の脅威から惑星の平和を保つため働いていました。人のような二足歩行の能力に加え、ロケットの高められた知能と強さは、こういった彼の任務のために遺伝子的に組み替えられた結果なのです。

6.映画製作に貢献した1匹のアライグマ!

ジェームズ・ガン、オレオ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

2014年公開の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にて、ブラッドリー・クーパーがロケットの声優を演じ、心と魂を彼に与えていますが、さらにロケットらしさを追求するために実際のアライグマの撮影・研究もしていました。

ロケットのモデルとなり、彼の外見や動きにかなりの影響を与えたのが、オレオというアライグマ。オレオは、母アライグマがミルクを作り出せなくなってしまったところをイギリスで助けられました。

オレオは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の撮影がされている場所のそばで従順なアライグマの一匹となり、最終的にロケットのキャラクターを形作ることに貢献したのです。

7.ロケット・ラクーンを演じたのはジェームス・ガン監督の弟ショーン

ジェームズ・ガン、デビッド・バウティスタ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の撮影は何やら家族の協力もとに成り立っているようです。

脚本/監督のジェームズ・ガンの弟、ショーン・ガンがロケットのモーションキャプチャを提供しました。ブラッドリー・クーパーが声を、アライグマ・オレオがロケットの見た目を作り出すのに一役買った一方で、ロケットの動きに命を与え、撮影中キャラクターの存在感を与えるのはガンに託されました。

とはいえショーンはロケットより約1メートルも身長が高かったので、大変な仕事だったに違いありません。

ジェームズ・ガン『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

ショーンはその他にも、サノスのモーションキャプチャ担当や、ヨンドゥの側近クラグリン役も演じるなど、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの世界の複数キャラクターに指紋を残しています。

8.ショーンのアドリブが映画に採用!監督のお気に入りのセリフに

タフガイで皮肉屋のロケットには、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の中で素晴らしい台詞がいくつかあります。

人々のお気に入りとなった“bunch of jackasses standing in the circle(円陣に立ち尽くす馬鹿ども集団)”は、映画の中でも最も感動的なシーンの後に、ちょっと気の利いた漫画的な一息をつくセリフです。ロケットのジョークのほとんどが台本に書かれている中、実はこれは偶然出来上がったものなのです。

ショーン・ガン『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

モーションキャプチャを撮影している最中、ショーン・ガンはアドリブのセリフを話していました。それがとてもウケたため、ジェームズ・ガンは、映画の最終版としてブラッドリー・クーパーに録音してもらうことになったのです。

その上、ジェームズは映画のすべてのシーンの中でもお気に入りのセリフのひとつとして引用しています。

9.ロケット・ラクーンのソウルメイトは宇宙カワウソ

ライラ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

レディ・ライラは知性を持つ宇宙カワウソ。また、惑星ハーフワールドで最大のおもちゃメーカーの後継者でもあります。短気なスペース・カウボーイと大企業の後継者の銀河を超えたロマンスは何度となく聞いたかもしれません。

しかし二人のロマンスは陳腐なラブストーリーを超えるものがあります。

ライラはしょっちゅう誘拐されます。言うなればマリオのピーチ姫、ニンジャタートルズのエイプリルのようなものです。1980年代のロケット・ラクーンのオリジナルミニシリーズのあらすじもライラの誘拐に関わるものでした。誘拐は大抵、玩具企業の覇権を狙う動物たちによって仕組まれます。

10.ロケットはガーディアンズのオリジナルメンバーではなかった

オリジナルメンバー『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でロケットは一大人気を博す一方で、実は彼はオリジナルのガーディアンズのメンバーではありませんでした。最初のガーディアンズのチームは、ロケットのデビューの7年前、1969年にデビューし、ヨンドゥ・アドンタを含む全く異なるメンバーで構成されていました。

映画のファンが知っているガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、2008年まで登場しません。ライターのダン・アブネットとアンディ・ランニングが、新たなるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーをつくるため、それまで関係のなかったキャラクターたちを結集させました。

ロケット、そして映画の他の登場人物であるスター・ロード、グルート、ガモーラ、ドラックスは、映画には登場しなかったアダム・ウォーロックとクエーサーとともに、この時招集されました。

11.サイレントムービーに敬意を表したオリジンストーリー

キーストーンコップス『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

ロケット・ラクーンの故郷の惑星ハーフプラネットは銀河系のキーストン・クワッドランドという場所に位置します。そこには法執務を行うルーニーズがおり、それらの警官は”キーストン・クワッドランド・コップス”と呼ばれています。略称”キーストン・コップス”ですが、彼らは20世紀初頭のアメリカの警官のようなユニフォームを着ています。

これは偶然ではなく、1914年から1920年代にかけて制作されたサイレントムービー『キーストン・コップス』に由来しています。はじめ、警官たちは自分たちのパンツを履いていますが、のちにチャーリー・チャップリンやファッティ・アーバックルのような外見になっていきます。

警官隊のハーフワールドでの役割は、ドタバタ喜劇のサイレントムービーとほぼ変わりありません。完全に正気ではない人々を集めた無能な警察でした。動物たちによりルーニーズが治療された後、キーストン・コップスはハーフワールドの為に働く優秀な警察へと変わりました。

12.ロケットにはコードネームがつけられている

ロケット『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

ロケットの過去に関しては、映画のために多少の変更が行われたようです。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』において突如としてハーフワールドの名前が上がってくるのは少々不自然ですから、これは納得できますね。

そこでロケットには別の過去設定をあるよう匂わせています。劇中、ロケットには”被験者:89P13″というアルファベットのコードネームが与えられていました。これによりロケットはまるで、賞金稼ぎになる以前、実験体や動物兵器だったかのように見えます。

13.劇中での傷跡はコミックスのオリジンストーリーによるもの

ロケット『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

アライグマの胸骨は、人間のように樽型ではなく内側に向かってカーブしています。ロケット・ラクーンが人型になるためには、胸骨を広げるための外科手術と遺伝子操作を行う必要がありました。

その上、二足歩行をするためには更なる”助け”が必要だったでしょう。映画の中で、ロケットがシャツを脱ぎ、背中を露出するシーンがあります。背中には手術の跡がくっきりと見て取れます。

ロケット『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

コミックスの中で、惑星ハーフワールドの介護ロボットが自分たちの代わりに働くように動物達を改造したのは先述の通りですが、ロケット・ラクーンもルーニーズの軍事警備及び介護目的として作られ、映画の背中の傷に見られるようなおぞましい痛みの増強手術を行われました。

映画の中には、彼が元のままの方が幸せだったのではないかと考えさせられるセリフがあります。

「俺はやってくれなんて頼まなかった!何度もなんども切り刻んでくっつけて、小さなモンスターにしてくれなんて頼まなかった!」
引用:toptenz.net

14.マーベルの中でも最高レベルの射撃の名手&宇宙船パイロット

ロケット『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

ロケットの巨大銃に対する偏愛からも彼がそういった兵器に手慣れているのは見て取れるでしょう。よく身につけている2丁のレーザー銃の他にも、重火器についても優れていることが度々示されています。

自分が銃より小さい時ですら、最後には使いこなしてみせたりもします。武器だけでなく、ロケットはスペースシップのパイロットとしても優れており、度々ガーディアンズのパイロットとして活躍していました。

初期の頃、ロケットは自分の宇宙船”ラックン・ルイン”(ロックンロールとラクーンのもじり。”拷問台と破壊”の意味)を持つ、パイロットとして書かれていました。ロケットはセイウチで一等航海士のウォル・ラス(英語でウォーラスはセイウチの意味)とともに船を操っていましたが、その船もハーフワールドでのトイ・ウォーの最中に破壊されてしまいました。

15.ロケット・ラクーン作者の悲劇

ビル・マントロ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

ビル・マントロは、イラストレーターのキース・ギッフェンと並ぶロケット・ラクーンの共作者です。ロケットが最初に「インクレディブル・ハルク」271号に登場した時、マントロはそのレギュラーライターでした。1980年代、公設弁護人を目指しロースクールに行くためコミックスの仕事を離れました。

1992年、マントロは交通事故に遭い、昏睡状態に陥り脳を損傷、障害が残り、以降リハビリ施設に入所しています。

2014年、マーベルスタジオはビル・マントロのために、彼の病室での『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のプライベート上映を行いました。ビルの兄弟のマイケルはその上映をビルの人生の中で最も幸せな日と表現しました。ロケット・ラクーンの映画の役どころが彼を作り出した男に大きな恩返しになったのでしょう。

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