2016年10月20日更新 10,479view

実は激痛に苦しみながら演じていた劇中シーン15選

スクリーンの中の俳優たちは時に美しく、時にたくましく観客を魅了します。でも撮影の裏では、苦痛を感じることも・・・。 今回は“On-Set Injuries ”というキーワードをもとに探し出したハプニングを「実は激痛に苦しみながら演じていた劇中シーン」と題してご紹介します。

1.ロバート・ダウニーJr.は足首を負傷

iron-man-3

ロバート・ダウニーJr.がスタント撮影中に足首を負傷し、撮影は一時中断。回復に6週間かかるのですが、ダウニーの代役を立ててとりあえずの撮影をしました。

視覚効果担当のクリストファー・タウンゼントによると、代役での撮影後、顔を付け替えることでトニー・スタークを再現したそうです。

2.シャーリーズ・セロンは首を負傷

Aeon Flux

シャーリーズ・セロンは2004年に撮影された映画で、写真のシーンを撮影するためバタンと倒れ込んだ時、首を負傷しました。それにより、シャーリーズはアクションスターを演じることに二の足を踏んだかも知れません。

スタントを行っている間は首の椎間板ヘルニアに苦しんでおり、6週間映画製作は中断されました。

3.ジョージ・クルーニーは背中を負傷。自殺も考えて…

Syriana

クルーニーは2005年のドラマを制作中に腰に重傷を負い、自殺をも考えていたことを告白しました。頻繁におこる激しい頭痛に悩まされ、入院しました。

その後クルーニーはアカデミー賞助演男優賞を獲得しましたが、はたしてその頭痛を和らげることができたのでしょうか?

4.ジャッキー・チェンは足首を骨折

Rumble In The Bronx

これって靴下ですよね?いいえ、ケガをした足に巻いているギプスです。斬新なアイデアでしょ?チェンは1995年公開のアクションコメディー映画でギプスを靴下のように描いてみせています。ホバークラフトに飛び乗るシーンの撮影中に足首を骨折した時につけていたギプスです。

このトリックは映画の最後に流れるクレジットの中で、NGシーンとして紹介されています。

5.ハロルド・ロイドは2本の指を切断

Haunted Spooks

サイレント映画の大スター、ハロルド・ロイドは1920年のコメディー映画の撮影中、小道具である爆弾が手の中で爆発。2本の指を失い、一時的に目が見えなくなりました。

その撮影は中止されましたが、それ以降プラスチックの義指をつけ、特殊な手袋をはいて彼は映画を作り続けました。

6.ラッセル・クロウは肩を脱臼

Cinderella Man

ラッセル・クロウはこの映画に実在のボクサー ジム・ブラドック役で出演するために、役作りとしてジムで通っていましたが、ハードにトレーニングをしすぎて、撮影開始前に肩を脱臼してしまいました。

クロウが外科手術と理学療法を受けるため、撮影が1ヶ月延期されました。

7.レオナルド・ディカプリオはグラスの破片が手に

レオナルド・ディカプリオは2012年、クエンティン・タランティーノ監督の西部劇の中で非道な奴隷所有者カルビン・キャンディを演じています。

ある非常に張り詰めたシーンで、キャンディはジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が奴隷に売られた妻を取り戻す計画を企てていることを知り激高する場面があります。怒りを表すためテーブルをこぶしでバンバンたたいていた時、グラスに手があたりました。

しかしさすがプロの俳優。彼は血まみれのグラスのかけらを手から抜き取りながら、そのまま長いセリフを言い続けたのでした。

8.ブラッド・ピットはアキレス腱を断裂

troy

ウォルフガング・ペーターゼン監督が壮大なスケールで映画化した2004年公開のトロイ。最後の戦闘シーンを撮影中に、ピットは不自然な形で着地をしてしまい、痛みで顔をゆがめました。それは演技ではありません。

ピットがギリシャ神話の英雄アキレスを演じた時、アキレス腱を断裂(アキレス唯一の弱点です!)してしまったのです。なんとも皮肉な話ですね。

ピットは後にこう言っています。

「悲しく、冗談のような話だけど、これは事実。なんともバカげたニュースだよね。」
引用:looper.com

9.マーガレット・ハミルトンは顔面を大やけど

The Wizard of Oz

ハミルトンは邪悪な魔女を演じるために顔と手を緑色に塗っていましたが、実は程度が2のヤケドに耐えるために避けられないことでした。彼女の演じる魔女がマンチキンの国に到着したシーンで、ハミルトンは魔女が炎と煙に巻かれて姿を消し、仕掛けのドアから安全に抜け出す予定でした。しかしドアが正しく開かず、花火が彼女の顔の前で発火してしまったのです。

ハミルトンは重度のヤケドを治療するため6週間も現場を離れていたのです。彼女の顔のヤケドは急速によくなっていったのですが、手を緑色に塗ることはできず、代わりに緑の手袋をはかなければなりませんでした。

復帰後、ヴィクター・フレミング監督は1回目の撮影が完璧だったためそのシーンの撮り直しは不要であることを告げました。

10.スティーヴ・カレルは脱毛処理で事故!?

今回は予期せぬ事故ではありません。俳優本人が事前に提案して起こったことです。

40歳の童貞男で有名なシーンは、とんでもなく多い胸毛を脱毛処理するシーンですが、それはスティーブ・カレルの本当の胸毛だったのです。ニセの胸毛を使うよりもっとリアルになるだろうとカレルは思ったのですが、思っている以上に痛かったようです。

ワックス脱毛は彼が想像した痛みとは全く違い、けたたましい声をあげるほど痛かったのでした。

11.ジャンニ・ルッソは肋骨2本にひび

1972年公開、翌年アカデミー作品賞に輝いたフランシス・フォード・コッポラ監督による映画のあるシーン。

ソニー・コルレオーネ(ジェームズ・カーン)は、カルロ・リッツィ(ジャンニ・ルッソ)が彼の妻であり、ソニーの妹でもあるコニー(タリア・シャイア)に暴力をふるったことを知り、二度と手を出させないようにとカルロを探し出し、ごみ箱のふたを使いボコボコにたたきのめします。カーンはそのシーンに入り込んでしまい、たたいたり蹴ったりを繰り返します。その結果、ルッソは肋骨2本にひびが入り、ひじの骨がくだけるケガを負いました。

ゴッドファーザーが非常に優れた最高傑作として、現代映画界に未だに存在しているのは、この迫真性にあるともいえます。

12.ジェームズ・フランコは3針を縫うケガ

スモーキング・ハイの中で、ジェームズ・フランコがマリファナ常習者の役をしていますが、どうしてヘッドバンドをしているのでしょう。それはフランコがあるシーンを撮影している時に3針を縫うケガをして、それを隠しているためです。

台本に「木に衝突する」という指示があったのですが、エネルギーがありすぎて、本当にぶつけてケガをしてしまいました。

13.フレッド・アステアは袖から身をかわしながらのダンス

Follow The Fleet-02

1936年ミュージカルの『艦隊を追って』の中で、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースは3分通しで“Let’s Face the Music and Dance”の曲を踊るシーンがありました。

ロジャースのドレスにはとても重いビーズがついていました。アステアはのちに

「彼女が回転する時に、袖が私のあごに当たったり、時には目にあたることもありました。多少ダメージを受けながらも、踊り続けました。」

と語っています。アステアはボーっとしたまま何度も何度も(彼が頭を垂らしていることである程度判断できるでしょう)頭をすくめ、袖から身をかわしながら踊りました。

20テイク以上撮影しましたが、最初のテイクが採用されました。アステアが袖の鞭を受けながら踊ったのは、最後の撮影になりました。

14.ヴィゴ・モーテンセンは足の指2本を骨折

Lord Of The Rings

カメラに向かってヘルメットをけるシーンを4テイク取ったあと、ヴィゴ・モーテンセンはついに5テイク目でまさに文字通り、一発勝負に出ました。監督のピーター・ジャクソンは

「ヴィゴは大きな悲鳴をあげました。私は圧巻の演技だと思いました。彼は何も言いませんでしたが、実際に彼は最後にヘルメットを蹴ったとき、2本の足の指を折っていたのです。ふつうそのような時は自分から「すいません、医者を呼んでください!」と言うでしょう。しかしヴィゴは痛みを感じながらも演技に生かしていったのです。」

とその時のことを振り返りました。もちろん実際の映画の中で最高のテイクとして映画の中で見ることができます。

ちなみに、オーランド・ブルームは肋骨を折ったこともお伝えしておきます。

15.ニコール・キッドマンは2度の骨折

moulinrouge-02

ニコール・キッドマンはミュージカル作品ムーラン・ルージュで自分のダンスを振り返って、苦い思い出を語ってくれました。

「肋骨を折って、膝の軟骨も損傷しました。肋骨は撮影が始まる前に折りました。ユアン・マクレガーが私を落としたから…2週間休養をとったわ。ケガを治すのにコルセットをつけて、まぁ、楽にはなったけど。コルセットを正しい位置にと思ったら、また骨にひびが入ってしまって…そこに立ってたけど、サーっと顔から血の気が引いていっている気がしました。ほんとに気分が悪くて。でもバズ[・ラーマン]にすぐには知らせず、その日の夕方に少し違和感があることを伝えました。たぶんまた折れてると思うって。」

キッドマンは脚につけていた装具を隠しながら多くのシーンの撮影を行うことになりました。

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