2018年3月9日更新

『深夜食堂』ドラマシリーズ1〜3のあらすじ・キャストまとめ

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深夜食堂

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ドラマ『深夜食堂』とは

ドラマ『深夜食堂』は、漫画原作で2009年にTBSで放送開始され、その後シリーズ2が2011年に、シリーズ3が2014年に放送され人気ドラマとなりました。2015年には、映画化もされています。2016年10月からは、シリーズ4となる『深夜食堂 -Tokyo Stories-』がNetflixで配信され、また映画第二弾『続・深夜食堂』も11月5日に公開されます。 新宿のとある小料理屋が舞台で、営業時間が深夜0時から朝の7時のため「深夜食堂」と呼ばれています。俳優の小林薫演じる謎の多いマスターが、「作れるものなら何でも作るよ」と言って、様々な料理を作ってくれることから客足の途絶えない人気店です。 マスターと、夜ごとお店に現れるお客たちとの少し切なくて心温まるストーリーと、毎回ピックアップされる何とも美味しそうな料理がドラマがヒットした理由でしょう。

シリーズ1のあらすじ・キャスト

マスター(語り)/小林薫

新宿の路地裏に佇む古めかしい料理店「めしや」のマスター。過去や本名などは一切明かされず謎の人物です。決して強引なことはしませんが、悪いことは悪いといい、困っている人には手を差し伸べる優しいマスターです。 マスターが丁寧に作る料理は、派手でも流行を追ったものでもありませんが人の気持ちを温かくするものばかり。見ているこちらまで、お腹がすいてくるドラマでした。 演じる小林薫は、1951年9月4日京都出身の俳優で、映画、舞台、テレビドラマと幅広く活躍しています。強面の渋いビジュアルが、過去に何かあったのだろうと思われるマスターにぴったりな配役でした。

ヤクザ/松重豊

第1話に登場するヤクザの剣崎竜を演じたのは、松重豊です。竜は「めしや」の常連で、毎回必ず赤いタコウインナーを注文します。 刑事の野口(光石研)は高校の同級生で、ともに野球部に所属していました。第11話では、安田成美演じる元マネージャーのクミと再会。高校時代に付き合っていた竜とクミは結ばれることなく、クミの病死でエピソードを閉じます。

演歌歌手/田畑智子

第2話に登場する全く売れない演歌歌手の千鳥みゆきを演じたのは、田畑智子です。お金もない彼女は、「めしや」では猫まんまを注文しています。 そんなみゆきでしたが、「めしや」で出会った常連客の作詞家(田口トモロヲ)に曲を提供してもらうことに。その曲が大ヒットしたのも束の間、病気が発覚し若くしてこの世を去ってしまいます。

常連客・片桐/オダギリジョー

いつも「めしや」の片隅でピーナッツをいじっている和服の男性・片桐。演じたのは俳優のオダギリジョーです。片桐はどうやら、マスターの過去を知る唯一の人物のようで、マスターの左目にある深い傷にも関わっているようでした。 第20話では、人妻になった元恋人と偶然再会しやり直そうと持ちかけます。

学生/田中圭

第7話に登場する苦学生・中島を、田中圭が演じました。中島は、新聞配達をしながら奨学金をもらい大学に通っており、朝の配達終わりに「めしや」に立ち寄ります。食パンを持参しマスターにタマゴサンドを作ってもらい、今度は学校へ向かうのです。 「めしや」で出会った新人タレントの藍川リサ(村川絵梨)に想いを寄せますが、境遇が違いすぎる二人はすれ違ってしまうのでした。

元アイドル/YOU

元アイドルで今は落ちぶれた女優の風見倫子を演じたのは、タレントのYOUです。彼女は「めしや」では、目玉焼きのせソース焼そばを注文します。 周りからの信用がなくなり仕事も危うくなっていた彼女でしたが、母親との焼そばの思い出のおかげで、主演映画の撮影を見事に演じ切り、芸能界へカムバックを果たしたのでした。

シリーズ2のあらすじ・キャスト

カウンターで眠る女/平田薫

働かない彼氏の代わりにパチンコ屋で一生懸命働くサヤを演じたのは、平田薫です。サヤは「めしや」に来ると唐揚げを頼むのですが、いつも疲れてカウンターで眠ってしまいます。しかし、その幸せそうな寝顔は常連たちの癒しにもなっています。 実はサヤの兄、刑事の足立も「めしや」の常連客で、彼氏とサヤのケンカに遭遇し妹を気遣います。月日がたち、彼氏と別れて実家で暮らすようになったサヤは、もうカウンターで眠ることはありません。

ソープ嬢/伊藤歩

歌舞伎町のソープ嬢イクミを演じたのは、女優の伊藤歩です。ソープで働いているのは、親の借金を肩代わりしたため。返済まであと少しのところで、「めしや」で弁当屋の将司と知り合います。弁当屋の手伝いをしたことから、二人の仲は接近。 全く派手な雰囲気もない彼女が、ソープ嬢だと知った将司は大変驚きます。しかし晴れてイクミが、ソープ嬢を卒業すると将司は彼女にプロポーズ、二人で弁当屋を営みます。

小説家/吹越満

第16話に登場する、家庭持ちの小説家・鈴木を吹越満が演じます。仕事に詰まると、仕事部屋であるマンションにこもる鈴木。次第に家に帰らない日々が長くなり、家族を捨てる形になりました。 ほぼ独身状態の鈴木のはけ口は、マンションにデリヘル嬢を呼ぶこと。まさか、そこに自分の娘・すみれ(朝倉あき)が出勤してくるとは思いません。 そんな糸のもつれてしまった親子関係でしたが、「めしや」で本音をぶちまけ、再び親子の糸を紡ぎ直そうとするのでした。

ギョーザ屋の夫婦/リリー・フランキー、黒谷友香

第20話で登場するギョーザ屋の村田夫婦を、リリー・フランキーと黒谷友香が演じます。「めしや」のマスターが唯一作らずに、出前をとるのがこの村田屋のギョーザです。 夫婦には娘がいますが、実は夫の連れ子で、黒谷友香演じる桃子は後妻です。桃子はかつて「めしや」の常連でもある片桐の恋人でした。 プロポーズ寸前のところですれ違ってしまった二人は偶然再会し、やり直そうと約束しますが、桃子の片桐への想いを止めたのは夫である村田と娘との今ある幸せでした。

シリーズ3のあらすじ・キャスト

関西弁の女/谷村美月

常連客の一人、カメラマンの小道(宇野祥平)が恋をする関西人の女・かすみを演じるのは、谷村美月です。かすみに相手にされない小道が、困って知り合いの井手(荒谷清水)に恋愛相談をします。すると井手も、かすみをすぐに気に入ってしまいます。しかし、かすみは、ドケチの愛人にはなるなという亡くなった母親の言いつけを守っているので相手にしません。 物語は急展開し、井手が病気になってしまうとそれをかわいそうに思ったのか、あれだけしつこく誘われても断っていたかすみがホテルについてきてくれます。でもそれには理由がありました。過去に井手が捨てた女が、かすみの亡くなった母親だったのでした。

マリリンの母/柴田理恵

マリリン(安藤玉恵)は「めしや」の常連客の一人で、職業はストリッパーです。いつも明るいマリリンは、「めしや」のお客さんたちの間でも人気者。 しばらく母親と疎遠だったマリリンですが、震災をきっかけに再び連絡を取るようになったそう。そんな折、マリリンの母親・エリが上京。マリリンの彼氏にブサイクだと言ったり、娘のストリップを見にいったり、自由に振る舞うエリ。マリリンもそんな母親にストレスがたまる一方。 実はエリは、がん検査のために上京したのですが、そのことを娘には言えず観光だと言って事実を隠します。素直になれない母娘の仲を取り持ったのはやはり「めしや」での出来事でした。マリリンの母親を演じたのは、女優でタレントの柴田理恵です。

ヤクザの子分ゲン/山中崇

ヤクザのゲンを演じたのは、山中崇です。ゲンは第1話から登場していますが、シリーズ3作目にしてスポットを浴びることとなりました。気が荒くケンカっぱやいゲンは、「めしや」で高校時代の恩師(つみきみほ)と再会します。 ニューヨークに住んでいる先生は、親しかった人たちに最後の挨拶回りをしている様子。その中には、先生の元彼もいて先生に恋心を抱いていたゲンは身を引こうと諦めます。しかし先生は、ゲンの想いに気づき、二人はついに結ばれます。 想いが通じ合った二人でしたが、何かの理由で挨拶回りをしていた先生は、ゲンを残してそっと旅立ってしまいます。

警察官/オダギリジョー

最終回のエピソードに登場したのは、この作品で二役目を務めるオダギリジョー。警察官の小暮を演じているのですが実はこの役、映画版『深夜食堂』のキャラクターで、この回は映画版のプロローグにもなっています。 オダギリジョーが演じていた片桐は第20話以降、姿を見せなくなっており、全く別のキャラクターです。 大晦日の夜、常連客たちがそれぞれの蕎麦を持ち寄ります。色んな蕎麦の種類、蕎麦の食べ方があり、和食の奥深さを感じさせられる回となりました。