2017年7月6日更新

映画『14の夜』あらすじ・キャスト【『百円の恋』の脚本家・足立紳が監督デビュー!】

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14の夜

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1980年代のばかばかしくも甘酸っぱい青春を描いた映画『14の夜』

映画『百円の恋』が高く評価された気鋭の脚本家・足立紳の監督デビュー作が『14の恋』です。 80年代のある田舎町で、思春期を迎え性に目覚めつつある4人の男子中学生の巻き起こすハチャメチャな騒動を描いた作品で、もちろん脚本も足立紳がオリジナルで担当しています。 オーディションで抜擢された新人、人気の若手、実力派俳優など個性的なキャストがつむぐ、入り混じった人間模様もみどころのひとつになっています。2016年12月24日に公開予定です。

映画『14の夜』のあらすじ

1987年のとある田舎町に一軒だけあるレンタルビデオ店が主な舞台です。 タカシ、ミツル、サトシ、ツヨシという今にも爆発せんばかりの性欲を抱え妄想にとりつかれた4人の中学生が、AV女優・よくしまる今日子のサイン会が店で執り行われることを知り、バカげた騒動を巻き起こします。 主人公タカシの個性的な家族の面々も巻き込んだ、彼らの冒険と悶々とした妄想の行く末は……。

映画『14の夜』出演の主要キャスト

大山タカシ役/犬飼直紀

4人の中学生の中でも中心になる大山タカシを演じるのは、オーディションで選ばれた犬飼直紀です。2000年12月9日生まれで東京都出身。 子供のためのミュージカルスクール「ジュエリーキッズ」で演技を学び、16歳で卒業したあとはアシスタントをつとめながら、『サウンド・オブ・ミュージック』など同スクールのいくつかの公演に出演していました。 本作では、750人の応募者の中から栄えある主人公のタカシ役に抜擢されて主演デビュー。見事に突出した個性を発揮しています。合格の喜びを以下のように語っています。
映像のオーディションを受けた回数が多くなかったので、自分の手応えや感覚はあまり頼りになりませんでした。絶対に決めたいと思っていた作品だったので、合格したと聞いてとても嬉しかったです
引用:jw-kids.jp

タカシの母/濱田マリ

タカシの母親役には、個性・実力・人気を兼ね備えた濱田マリが扮しています。1968年12月27日生まれの兵庫県神戸市出身。 元々ライブハウスでバンドのボーカルとして活動していましたが、関西弁のトークと独特の声質が人気を呼び、女優・タレント・ナレーターとしてマルチな活躍を拡げていきます。 ここ最近は女優としての活躍がめざましく、NHK朝ドラ『カーネーション』の安岡玉枝役や『マッサン』のキャサリン役などの重要キャストで、人気と知名度は一躍全国区となりました。名バイプレーヤーの地位を築き、本作でも独特の存在感を醸し出しています。

タカシの父/光石研

タカシの父親に扮するのは、数々の映画やテレビドラマで味のある演技を披露している光石研です。1961年9月26日生まれの福岡県八幡市出身で、高校在学中にいきなり『博多っ子純情』の主役でデビュー。それ以後たくさんの作品に出演しながら、着実にキャリアを重ねてきました。 今や抜群の演技力と存在感で、善人から悪人までどんな役柄も器用にこなす名脇役として、引っ張りだこの俳優です。2016年も本作のほか『恋人たち』『シン・ゴジラ』『海賊とよばれた男』など話題作に出演しています。

タカシの姉/門脇麦

姉を演じるのは門脇麦です。1992年8月10日生まれの東京都出身で、2011年にテレビドラマ『美咲ナンバーワン!!』でデビューしました。 2014年には三浦大輔監督の映画『愛の渦』において大胆なヌードと濡れ場を披露し数々の賞を受賞したほか、NHK朝ドラ『まれ』のみのり役や『火花』の真樹役など、話題のドラマや映画出演が途切れない人気若手女優の一人です。

映画『14の夜』のみどころは?

SUPER☆GiRLSの浅川梨奈が豊満な肉体を惜しげもなく披露!

エイベックスのアイドルグループSUPER☆GiRLSに所属する浅川梨奈が、豊満な胸元などセクシーな肉体を大胆に披露するシーンがすでに話題を呼んでいます。 タカシの幼なじみでありながら、原付バイクを乗りこなしたり、煙草を手にしたりするなど型破りな不良キャラのメグミ役です。

テラハで人気沸騰したあのイケメン俳優も!

タカシの同級生であるヤンキーチームのリーダー・金田役で、フジテレビの『テラスハウス』スタジオメンバーやTBSの連続ドラマ『仰げば尊し』に出演し、一躍人気者となった健太郎が出演していることも話題です。 オールバックで奇抜なヤンキー衣装を着たふてくされた健太郎が見せる新たな一面に注目です。

映画『14の夜』は日本版『スタンド・バイ・ミー』!?

思春期の4人の少年を主人公とした冒険物語ということで、ちょっと泥臭い日本版『スタンド・バイ・ミー』との呼び声も高い『14の夜』。 スティーヴン・キングの小説を原作に故リヴァー・フェニックスらが出演し、1986年に公開されるや世界的大ヒットを記録した映画『スタンド・バイ・ミー』は、少年映画の傑作として知られています。

『14の夜』で初メガホンをとった足立紳とは?

本作は、『百円の恋』で第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第37回ヨコハマ映画祭脚本賞など、複数の映画祭を席巻した注目の脚本家・足立紳の監督デビュー作品です。 足立紳は、1973年生まれの鳥取県出身。日本映画学校を卒業後、故相米慎二監督に師事し、助監督などを務めていました。その後、演劇を経てシナリオを手掛けるようになります。 テレビドラマでは、NHKで2015年に放送された『佐知とマユ』の脚本を手掛け、平成27年度文化庁芸術祭参加作品に選ばれました。映画・ドラマ界期待の才能です。

映画『百円の恋』について

第1回松田優作賞グランプリに選ばれた足立紳の脚本を元に、安藤サクラ主演で映画化されたのが『百円の恋』です。不器用で引きこもりだった主人公の一子がボクシングと出逢い、少しずつ成長していく姿を描いています。 第27回東京国際映画祭において、スプラッシュ部門作品賞を受賞したほか、米アカデミー賞に出品する外国語映画賞日本代表作に選ばれるなど高く評価され、オリジナル脚本を手掛けた足立紳の名を一躍有名にしました。

新鋭バンドのキュウソネコカミが映画『14の夜』の主題歌を担当!

主題歌を担当したのは兵庫県出身の5人組ロックバンド・キュウソネコカミです。地元のライブハウスを中心に活動していましたが、2014年4月ビクターエンタテインメントに移籍し、6月には『チェンジ・ザ・ワールド』をリリースしてメジャーデビューを果たしました。 ボーカルのヤマサキセイヤが本作の脚本を読み、主題歌「わかってんだよ」を新たに書き下ろしています。足立紳監督は主題歌に関し、次のような感想を述べています。
あがってきた曲を初めて聞いたとき、「すげぇいいじゃん! 俺が作ったことになんねーかなこれ!」と思いつつも、これはヤバイことになったと思った。今まで何度も目にしたことのある主題歌だけが良すぎて浮いているパターンの映画になってしまうのではと不安になった。
引用:natalie.mu
主題歌はもちろん、『14の夜』の公開がますます楽しみです。