2019年11月23日更新

映画「カリオストロの城」の名言【ルパン三世劇場版】

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『ルパン三世 カリオストロの城』
『ルパン三世 カリオストロの城』原作:モンキー・パンチ (C)TMS

名作映画に名言あり。『ルパン三世 カリオストロの城』にもたくさんの名言があります。ラストシーンの銭形警部のセリフは有名ですが、それ以外にもたくさんあります。この記事ではそんな名言の中から厳選してまとめています。

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「どっちにつく?」「女ぁ」

パンクした車を直していた次元とルパン。その横を花嫁姿の女性と全身黒ずくめの男たちが、慌ただしい様子で通り過ぎます。そこで次元が「どっちにつく?」と聞くと、ルパンは「女ぁ」と即答。いかにもルパンらしい言葉ですよね。 『ルパン三世 カリオストロの城』の冒頭で登場する言葉で、ルパンが女好きであることが分かりやすく描かれている場面です。また、ルパンのこの言葉に対して次元は「だろうな」と続けています。このことから、2人の親しい間柄が伝わってくるようですよね。 これからの大騒動を予感させるようなワクワクする場面での言葉であり、本作の見どころの1つともいえます。さらにこの後、ルパン三世のテーマが流れると共に描かれる、見ごたえ抜群のカーチェイスシーンも見逃せません。

「どうかこのドロボウめに、盗まれてやってください」~「今はこれが精一杯」

カリオストロ城に連れ去られたクラリスは、そのまま城の中に閉じ込められてしまいます。そこへ、彼女を助けにやって来たルパンが放ったのがこの言葉でした。それを聞いた彼女は脱出できると一度は喜ぶのですが、すぐに表情は戻り、再び顔を曇らせてしまいます。 逃げ出したい気持ちはあるも、カリオストロ家の伯爵の力を侮ると酷い目に遭うことを痛いほどに知っているクラリス。そのため、ルパンを巻き込むわけにはいかないと一度は断ったのでした。 しかしそれでも諦められないルパンは「少女が信じるなら泥棒は、空を飛ぶ事だって、湖の水を飲みほす事だってできるのに……」と嘆き、小さな花を彼女に渡して「今はこれが精一杯」と言うのでした。 幽閉されたクラリスの元へルパンがやって来てからの一連のシーン。ド派手なアクションなどは登場しませんが、印象深い場面です。中でも、この言葉から始まるルパンの言動は、思わずキュンとしてしまうこと間違いなし。

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「今宵の斬鉄剣は一味違うぞ」

こちらは居合の達人・石川五右衛門の台詞。最初は女絡みであるカリオストロ家の事件に巻き込まれるのを、五右衛門はよく思っていなかったようです。しかし、クラリスにお礼を言われてから一変、この言葉を放ちます。 クラリスの優しさに触れて、珍しくやる気になった様子の五右衛門。そんな彼の愛刀が斬鉄剣です。そして「今宵の斬鉄剣は一味違うぞ」とのこの言葉から、彼女のために命を賭けてもかまわないというような意思すら感じますね。 「またつまらぬ物を斬ってしまった」という台詞でも知られている五右衛門は、普段何かを斬るときはあまり乗り気ではありません。そんな彼の行動的な一面が見られる、レアな場面・言葉ともいえます。

「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」

「カリオストロの城」で最も有名といえる、代表的な名言。物語のセオリー通り、本作でもルパンに逃げられてしまった銭形警部がクラリスへ言ったのがこの言葉です。 事件が無事解決し、クラリスを助けたルパン。その後、彼は迎えにやって来た次元や五右衛門と共に去っていくのでした。そんなところへ一足遅くたどり着いた銭形警部は、ルパンを捕らえられなかったことを悔やみ、「ルパンめ、まんまと盗みおって」と発言。 それに対してクラリスが、ルパンは自分を助けてくれただけで何も盗っていないと答えます。そこで銭形警部が真剣な顔のまま一言、「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」と言うのでした。 そう聞いたクラリスは笑顔になり、「はい!」と答えるこの一連の流れ。語り継がれる名シーンであり、名言です。

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「まさか。捨てたの」

クラリスと峰不二子が接触したとき。ルパンの名を出した不二子に対して、クラリスが「あの方をご存知なの」と問います。それに対して彼女は「時には味方、時には敵、恋人だったこともあったかな」と答えます。 そうと聞いたクラリスが「捨てられたの?」と聞くと、不二子は「まさか。捨てたの」と返答するのでした。セクシーで頭のキレる彼女ですが、そんな彼女のたくましい一面が表れている言葉です。 欲望に忠実な彼女は欲しいもののためであれば、簡単に人を裏切ってしまうことも。そのため、ルパンたちとは仲間のような関係のときもあれば、まるで敵同士かのようなときも。ミステリアスな不二子ですが、そんな飄々とした彼女らしい一言です。

「一人でカッコつけて悩むんじゃねえ ほら言え!」

クラリスとの出会いを次元に聞かれたルパン。答えずに渋っていたところ、次元は彼を羽交い絞めしてこう言ったでした。仕事仲間ではありますが、2人の間に厚い信頼関係や友情があることが分かる言葉です。 黒ずくめの男に追われていた花嫁姿のクラリスを見かけて、彼女を助けようと決めたルパンですが、実は過去に2人は出会っていました。 若き頃、カリオストロ城に忍び込み、偽札であるゴート札に手を出したルパン。しかしそれは失敗に終わり、大怪我を負うことに。そのときに助けてくれたのが、幼いクラリスでした。 そんな出来事があったことをルパンは隠していましたが、次元の「一人でカッコつけて悩むんじゃねえ ほら言え!」と言われ、包み隠さずに話すのでした。