2017年11月21日更新

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のあらすじ・キャスト【絶対に泣ける名作邦画】

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ALWAYS 三丁目の夕日

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古き良き日本がここに!映画『ALWAYS 三丁目の夕日』

『ALWAYS 三丁目の夕日』は、西岸良平原作の漫画『三丁目の夕日』を元にした映画で、2005年に公開されました。 昭和30年代の東京の下町で暮らす人々の生活や人間ドラマを暖かく描いた作品で、現代を生きる人が忘れかけていたような懐かしい時代を思い出させてくれます。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のあらすじ

青森から集団就職で東京にやってきた星野六子は、夕日町三丁目の自動車工場「鈴木オート」で働くことになります。大都会東京での暮らしを夢見て上京、大企業で働けるとばかり思っていた六子は、小さな下町工場の鈴木オートには内心がっかり。 一方、同じ夕日町三丁目に住む売れない作家の茶川竜之介の元には、居酒屋の店主、石崎ヒロミから預かった少年古行淳之介が。竜之介の経営する駄菓子屋「茶川商店」で二人の共同生活が始まります。

「三丁目の夕日」シリーズで主演を務めるのは吉岡秀隆

茶川竜之介/吉岡秀隆

茶川駄菓子店の店主であり、三流作家である茶川竜之介を演じたのは吉岡秀隆です。 5歳の頃から子役として活動をしている吉岡秀隆は、1977年に映画『八ツ墓村』に初出演し、その後1981年から2002年までテレビドラマ『北の国から』で黒坂純役を務めます。 2003年に主演を務めた連続ドラマ『Dr.コトー診療所』は高視聴率の大ヒット作品となりました。

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茶川の恋の相手・石崎ヒロミを演じたのは小雪

石崎ヒロミ/小雪

竜之介を言いくるめて知人の子供淳之介を居候させる、居酒屋の女主人石崎ヒロミは、小雪が演じました。雑誌『non-no』の専属モデルであった小雪は、テレビドラマ『恋はあせらず』のヒロイン役で女優としての活動をスタートさせます。 2003年にはハリウッド映画の『ラストサムライ』に出演し、大変な話題となりました。 プライベートでは2011年に俳優の松山ケンイチと結婚、現在は3児の母として女優業と子育てを両立させています。

本シリーズで子役としてブレイクした須賀健太

古行淳之介/須賀健太

石崎ヒロミの知人の子供であり、竜之介の経営する茶川駄菓子店に居候することになる古行淳之介役を務めるのは須賀健太です。 須賀健太は、1999年から子役としての活動を開始、数々のドラマに出演します。2002年に出演したドラマ『人にやさしく』の五十嵐明役で一躍人気子役となり、その後は人気ドラマや話題の映画に欠かせない存在となりました。 真面目で内気な少年やいじめられっ子の役が多い須賀健太でしたが、2016年には映画『シマウマ』で快楽殺人犯というこれまでにない役どころに挑戦し、新たな魅力を見せてくれました。

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『ALWAYS 三丁目の夕日 』のその他のキャスト

鈴木則文/堤真一

堤真一は、鈴木オートの社長であり、口が悪く短気な性格の鈴木則文を演じました。劇中で怒りを感じると髪の毛が逆立つという演出があり、心温まるヒューマンドラマにコミカルな色を添えています。 堤真一は、千葉真一が主催するジャパンアクションクラブの研修生であり、入団した1984年に舞台『ゆかいな海賊大冒険』に出演します。その後数多くの舞台出演をこなし、2000年に出演した『やまとなでしこ』で一気に人気と知名度を得ます。 人気ドラマや映画に多数出演するようになった現在も毎年欠かさず舞台には出演しており、さまざまなジャンルで活躍しながら幅広い役柄を演じることのできる俳優です。

鈴木トモエ/薬師丸ひろ子

鈴木則文の妻で、優しくて働き者、良妻賢母の鈴木トモエ役を務めたのは薬師丸ひろ子。中学1年生の時に映画『野性の証明』に出演し、女優デビューを果たします。 初めて主演を務めた映画『セーラー服と機関銃』では演技が話題になっただけではなく、主題歌も担当し、映画と同タイトルの『セーラー服と機関銃』で歌手として活動をスタートさせます。 本作での母親鈴木トモエ役の演技が高く評価され、後の出演作でも良き母親像を演じることが多くなった薬師丸ひろ子。2016年現在もドラマや映画で魅力的な母親像を魅せてくれています。

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鈴木一平/小清水一揮

鈴木家の長男、やんちゃでいたずら好きの一平は、小清水一輝が演じました。2004年にオーディションに合格し、子役としてデビューした小清水一揮は同年に公開された映画『カーテンコール』に出演します。 2005年、本作に出演したその後は、ドラマ『仮面ライダーディケイド』で仮面ライダー響鬼役を演じ、人気を得ました。 小清水一揮は、2012年の映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』の出演を最後に芸能活動は行っていません。

星野六子/堀北真希

青森から集団就職のため上京し、鈴木オートで働く星野六子役を演じたのは、堀北真希。キュートなルックスながら訛りの強い青森弁が印象的な六子役は堀北真希の新たな魅力を開花させた当たり役です。 堀北真希は、2003年に映画『COSMIC RESCUE』に初出演します。2005年に出演したドラマ『電車男』の主人公の妹、山田葵役で注目を集めます。 そして『野ブタ。をプロデュース』でヒロイン小谷信子を演じ、一躍人気女優となりました。2012年にはNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』で主演を務め、その後も数々の話題のドラマで活躍しています。 2015年には俳優の山本耕史と結婚、2016年には妊娠を発表しました。

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『ALWAYS 三丁目の夕日』の見どころ

昭和30年代の日本の姿

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』は昭和33年の東京の下町が舞台となっています。高度経済成長の最中で、誰もが明日への希望と理想を胸に生きていた時代。 そんな時代の活気あふれる日本の姿が温かくユーモラスに描かれており、その時代を生きた人には懐かしく、現代を生きる若者には新鮮な感動を与えました。 集団就職で故郷から東京にやってきたり、テレビのある家に近所のみんなが集まるなど、現代では考えられないような当時の人々の生活と温かさがとても身に染みます。

下町の人々の生活と家族の形

本作でストーリーの中心となるのは、売れない作家の茶川竜之助と、鈴木オートを経営する鈴木則文、この二人の家族です。鈴木オートの社長であり家庭を持っている鈴木則文ですが、小さな町工場であるため従業員は住み込みで勤務しています。 青森から集団就職で東京にやってきた六子も当然住み込みで勤務、鈴木一家と生活を共にします。当時の日本には、同じ会社で働く人は皆家族同然、という考え方がありました。それは鈴木オートのような小さな会社であっても大きな企業であっても変わらず、根底に流れていたものです。

一方、茶川竜之助は成り行きで預かることになってしまった少年、古行淳之介と奇妙な共同生活を始めます。血のつながりも面識さえもないのに、いきなり同居を始める二人ですが、淳之介を徐々に愛おしく想い、実の息子のように思い始める竜之助の心が穏やかに丁寧に描かれています。 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』には昭和30年代の人々の生活と、現代を生きる私たちが忘れかけてしまっている「家族の形」を思い出させてくれるような名シーンがたくさんあるのです。