2017年7月6日更新

アニメ映画『ひるね姫』あらすじ・声優まとめ【ネタバレ感想あり】

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ひるね姫
(c)2017 ひるね姫製作委員会

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高畑充希×神山健治のアニメ映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』が2017年3月18日公開!

2017年3月18日にアニメ映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』が公開予定です。原作・脚本・監督には、『東のエデン』や『精霊の守り人』の神山健治。 ヒロインの声優は、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演し注目を集めた女優・高畑充希が担当します。また、他にも多くの有名俳優陣が声優として参加するということで、すでに話題となっています。 話題の監督と女優がタッグを組んだ劇場アニメ『ひるね姫』は、2017年注目の感動アニメ作品です!

『ひるね姫~知らないワタシの物語~』のあらすじ

舞台は岡山県倉敷市。父親と二人で暮らしている一日中眠くて眠くてしょうがない女子高生・森川ココネが本作の主人公。彼女のその眠気は、家や学校でも居眠りしてしまうほどで、授業中には教師に怒られる始末。そうやって眠っているときに、決まって同じ夢を見るという不思議な出来事が起きていることに気付きます。 そして、2020年、東京オリンピックを3日後に控えた夏の日にココネの父親が突然逮捕されるという事件が起きます。無口な上に無愛想でほとんど会話もしないような父親だが逮捕されるような悪事を働いたとは到底思えないココネは、幼馴染の同級生・モリオを引き連れて逮捕の謎を明らかにするため、父親に託されたタブレットを手に東京へ向かうことを決意します。 そしてココネがなんども見る同じ夢に、家族の秘密が隠されていたことを知り、ココネはその秘密を追いかけることに……。心が温かくなるような謎の夢と、夏の日に起きた事件から思ってもみなかったストーリーが展開していきます。 ココネが夢と現実の狭間で出会った真実とは何なのか?ぜひスクリーンで確かめてください!

【ネタバレ注意】『ひるね姫』の感想を紹介!意外と複雑なストーリー?

hiro_nagami 試写会にて鑑賞。主人公は昼寝が好きな高校生の女の子。気づいたら寝てる。また寝るのってくらい寝てる。舞台が岡山の倉敷なので、岡山弁が頻繁に出てくる。 ある日、父親が警察に逮捕されてしまうけど、マイペースなのか心が強いのか、結構落ち着いているので結構驚いた。ストーリー全体を通してココネが両親を大切にする思いや、一度決めたことは貫き通す父親譲りのまっすぐさが出ていて、ココネの家族愛が強く出る作品になっている。 ココネが夢を見ている間は夢の世界で魔法が使えていたが、現実の世界でも魔法のようなことが起こるようになっていくので、夢と現実世界の織り交ぜ方が上手いなーというポイントが何箇所かあって、見どころかなと思った。終盤になると夢と現実の世界が早くなっていくので、少し注意してみていないと混乱するかも。 挿入歌にデイ・ドリーム・ビリーバーが使われていて、とても馴染みやすかった。
やはりココネの方言や風景など、かなり細かくリサーチされた岡山という設定がかなり活かされた映画になっているようです。また、現実と夢が交錯していくストーリーが少し複雑であるらしく、鑑賞の際にはその点に注意しながら見るととても楽しめそうですね。

主題歌は高畑充希の歌う「デイ・ドリーム・ビリーバー」

主題歌の「デイ・ドリーム・ビリーバー」はモンキーズが1967年に発表した楽曲で、故・忌野清志郎がカバーしたことでも有名です。 その主題歌を歌う高畑充希は、女優としても活躍中ですが、2007年に高畑充希の歌声に惚れ込んだコブクロの小渕健太郎がプロデュースしたシングル「大切なもの」で歌手デビューし、歌手としても活動しています。 これまでにドラマの主題歌を務めており、実績も充分なので、どんな「デイ・ドリーム・ビリーバー」になるか楽しみです。

主題歌、『デイ・ドリーム・ビリーバー』のフルPVが到着

主人公、ココネの声を担当している高畑充希が歌う、『デイ・ドリーム・ビリーバー』をフルで聴くことができる動画が到着しました。なんとこの歌詞の中には、『ひるね姫』の物語のヒミツを解くキーも隠されているんだとか。要チェックです! 次はそんな気になる話題作『ひるね姫』のキャラクターと演じた声優について紹介します!

『ひるね姫~知らないワタシの物語~』の主な登場キャラクター / 声優キャスト

森川ココネ / 高畑充希

ひるね姫 
(c)2017 ひるね姫製作委員会
主人公の女子高生・森川ココネ。明るくて芯のある女の子を女優の高畑充希が演じます。高畑充希は、大阪府出身の女優。2005年に舞台『プレイバックpart2~屋根の天使~』でデビュー。 2016年にはNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で主役を演じるなど、今話題の女優でもあります。また、歌手として活動するなど幅広い活躍からも注目を集めています。
高畑充希はインタビューで以下のようにコメントしています。
大阪生まれなので、岡山弁のイントネーションは、関西のイントネーションと微妙に異なるので、難しかったです。私が演じるココネという役は、さっぱりしていて、強い少女なのですが、とてもチャーミングな役です。劇中に、ハーツというキャラクターが出てくるのですが、自分が指令して動くロボットというのは、憧れますよね。全体的には家族の物語ですが、私が演じたココネは芯があってとにかく“前進力”のある役なので、家族みんなで見ても面白い作品だと思います。

モリオ / 満島真之介

ココネの幼馴染・モリオ。ココネの良き友人でもあるモリオを俳優の満島真之介が演じます。満島真之介は、沖縄県出身の俳優。2010年に舞台『おそるべき親たち』でデビューしました。 その後、2012年にはNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』、2016年には映画『オーバー・フェンス』に出演するなど、期待の俳優として活動を続けています。また、女優・満島ひかりの実弟としても有名です。
「ひるね姫」大阪舞台挨拶2
(c)2017 ひるね姫製作委員会
満島真之介の本作に対するコメントは以下の通りです。
僕が演じたモリオは、ココネに引っ張られながらも、きちんと彼女を守る純粋な男の子です。ココネとモリオは、恋愛関係ではないですが、誰でも経験があるように、今まで男女を意識していなかった相手でも、久しぶりに会ってみたら雰囲気が変わっていてドキッとするような、そんな絶妙な感覚を思い出させてくれるような関係です。高畑さんとは初めてご一緒させて頂きましたが、この映画の主人公ココネように快活な女性で、僕自身、刺激にもなりました。

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森川モモタロー / 江口洋介

ココネの父親・森川モモタローを俳優の江口洋介が演じます。江口洋介は、東京都出身の俳優。1986年にドラマ『早春物語~私、大人になります~』でデビューし、その後も様々なドラマや映画に出演していきます。 中でも、ドラマ『愛という名のもとに』や『ひとつ屋根の下』では、その役柄と演技で一躍人気俳優となりました。また、歌手としても活動しており、私生活では歌手の森高千里を妻に持ちます。主演作には2009年『GOEMON』、2016年『天空の蜂』などがあります。
GOEMON
また江口洋介は本作に対して、
初めてアフレコに挑戦しました。セリフがない瞬間の間の取り方や、岡山弁に苦戦しましたが、やっていくうちに慣れてくると、どう発声するか、シーンによって声の圧を変えてみたりと、アフレコの面白さが分かった気がしました。 自動運転や、オリンピックなど近未来的世界が描かれたファンタジーですが、その世界感の中でココネの父親として、娘と父の関係性を客観的に感じながら演じました。 この映画は、是非ココネのような十代の女の子に見て欲しいですね。
と語っています。

志島一心 / 高橋英樹

高橋英樹 三匹が斬る
自動車会社「志島自動車」の会長・志島一心を俳優の高橋英樹が演じます。高橋英樹は、千葉県出身の俳優。1961年に映画『高原児』でデビュー。その後、日活に所属する看板俳優のひとりに。 テレビでも活躍し、時代劇『桃太郎侍』や『三匹が斬る!』などは代表作になりました。近年では、ドラマや映画以外にもバラエティー番組へ出演するなど活躍の幅を広げています。そんな高橋英樹も以下のコメントを寄せています。
アニメーションというのは、実写ではあり得ないアングルを映せる、憧れのようなショットが撮れるので個人的に好きなジャンルです。監督にも娘さんがいらっしゃるので、監督とは娘の話をしたりして、役柄に共感しながら演じました。私が演じた志島という男は、ちょうど私の父のようなひと世代前の“日本男児”なのだと思います。そう考えると現在の方が親子の距離感が近いですよね。私も娘がいますけど、やはり親子の物語はいいですよね。

雉田 / 前野朋哉

モモタローの悪友・雉田を俳優の前野朋哉が演じます。前野朋哉は、岡山県出身の俳優。2009年に映画『脚の生えたおやまじゃくし』でデビュー。また『脚の生えたおたまじゃくし』は、俳優だけでなく初監督と脚本も務め、その才能を発揮しました。 その後、俳優として2012年に映画『桐島、部活やめるってよ』や、2016年にドラマ『重版出来!』などに出演し、活躍を続けています。 また、本作に対しては以下のようにコメントを寄せています。
声優をさせて頂ける機会があまりないので、まずとても楽しかったです。年齢設定が自分よりも上だったので、声を少し低くして、馴染めるように演じました。この作品は、とにかく主人公のココネちゃんがとても可愛いです。そして、僕の地元でもある岡山が舞台ですので、素敵な風景と可愛らしいココネちゃんを見にぜひ劇場へお越しください!

渡辺 / 古田新太

古田新太
自動車会社「志島自動車」の取締役・渡辺。モモタローを陥れようとたくらむ人物でもある渡辺を、俳優・古田新太が演じます。古田新太は、兵庫県出身の俳優。小学生時代から役者を目指し、1984年から『劇団☆新感線』に所属し、数々の作品に出演しながらキャリアを重ねていきます。 やがて、劇団の看板役者となり、テレビでも活躍するようになります。今や舞台やドラマ、映画などでなくてはならない名バイプレーヤーです。
声のお仕事は何度もさせて頂いているのですが、毎回本当に楽しく、今回も楽しく参加させてもらいました。お芝居って、どれだけ嘘をつけるかだと思っていて、それで言うと声のお仕事は役者の姿も見えないですし、大嘘じゃないですか。アニメーションの絵によって、何にでもなれるところが楽しいですよね。
と、古田新太は本作についてコメントを寄せています。

ジョイ / 釘宮理恵

釘宮理恵
森川ココネの相棒でもある犬のぬいぐるみ・ジョイ。普通のぬいぐるみですが、あることをきっかけに心を宿し、意志を持って行動するというキャラクターです。映画の中でも重要な鍵を握る存在です。 そのジョイ役を、人気声優の釘宮理恵が担当。釘宮理恵は、1998年から活動。出演作には、『りぜるまいん』岩城りぜる 役や『学園アリス』今井蛍 役、『キングダム』河了貂 役などがあります。 そんな人気声優・釘宮理恵は、
一つ一つのアクションが大変可愛らしいのに、ハートはしっかり男の子っぽくナイト然としていて、そのギャップにキュンとします。作品を楽しんで観ていただければ何より嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。
とコメントしています。

佐渡/高木渉

ねずみ男 高木渉
2007年の『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男役や2005年『ドラえもん』の先生役などの声優や2016年では『真田丸』では実写ドラマへの出演など活躍している高木渉がココネの父親の悪友・佐渡役で出演しています。 『真田丸』に続き、声優としての出演に高木渉は次のように語っています。
アフレコをとても楽しみにしておりました。薙田役の前野朋哉さんとともに赤ん坊のころから、ココネのことを知っている近所のオジサンという気持ちで、親しみを込めて演じさせていただきました。『ひるね姫』は、ココネの夢と現実が交錯するちょっと不思議な物語。幼なじみのモリオと一緒にどんな発見をする旅になるのか、僕も完成品を劇場で観るのを楽しみにしています。僕がしゃべる岡山弁も楽しみにしてくださいね

近未来を思わせる、作り込まれたメカのアニメーションが到着!

『ひるね姫』のタイトルから、ゆったり癒し系の映像ばかりかと思われる方も多いかと思いますが、ひるね姫には SF的な要素もふんだんに散りばめられています。日常生活にVRが溶け込んでいる様子や、巨大なロボットが動く様は未来感があってワクワクしますね。巨大なメカがスクリーンの中で動いている様子は圧巻です。

3月配信予定『ひるね姫』“もうひとつの物語”

『エンシェンと魔法のタブレット ~もうひとつのひるね姫~』

高畑充希が声優を務めるココネの夢に現れる少女、エンシェンが冒険をするもう一つのストーリーが動画視聴サイトHuluにて配信決定しました。 高畑は主人公ココネだけでなく、エンシェンの2役に声を当て、江口もココネの父モモタローと若者ピーチとの2役をこなしています。さらに他にも映画『ひるね姫』に出演の声優が多数登場します。 もう一つのストーリーの配信は、神山健治監督ならではの独特の作り方です。この機会に『攻殻機動隊』『東のエデン』もチェックしてみてください。映画『ひるね姫』を観る前でも、観た後でも、楽しめる構成作品となっています。

『ひるね姫~知らないワタシの物語~』の小説が発売

ひるね姫 ~知らないワタシの物語~ (角川つばさ文庫)
『ひるね姫~知らないワタシの物語~』の小説が発売されました。上記の画像作品は小学生からのジュニア向けですが、通常の文庫版も発売されています。どちらも監督・脚本を務めた神山健治自身の手による小説なので、世界観がそのまま引き継がれているのも魅力でしょう。映画以外でも世界観を楽しみたいかたは是非!

映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』の気になる舞台は岡山県!

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劇場アニメ『ひるね姫』は、岡山県倉敷市児島、瀬戸大橋のそばにある穏やかな町を舞台にしています。映像の中では、その町並みが忠実に再現されており、町の穏やかな雰囲気を感じることができます。 様々な場面で登場する倉敷市児島の各所は、地元で暮らす人はもちろん、他の地方の人も楽しむことができるほど、精巧に描かれています。また、岡山弁が使われており、その土地独特の雰囲気が作品の大きな魅力となっています。

VRで聖地巡礼!?東京からでも倉敷にワープ!?

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(c)2017 ひるね姫製作委員会
瀬戸大橋を抱え、歴史と趣、美しさを持つ倉敷は観光地としても大変人気です。その一方穏やかな瀬戸内海を臨んだのどかなまちでもあります。そんな素敵なまち、倉敷がひるね姫の舞台とくれば、聖地巡礼に出かけたくなる方も多いでしょう。 そして、倉敷では市をあげてひるね姫のキャンペーンを実施しています。ラッピング電車やバス、スタンプラリースポットを用意し、聖地巡礼に訪れた人が存分に『ひるね姫』の世界を楽しめるようになっています。 その他、スマホで楽しめる聖地巡礼アプリ、「舞台めぐり」とコラボし、特定の場所に訪れると特典ボイスが聞けるなど、ますます倉敷に訪れたくなるしくみがいっぱいです。 しかし、東京から岡山まで出かけるのは難しいという方もいらっしゃるでしょう。そんな方達のためにも、なんと東京でもVRでココネの住むまちを体験できるスポットが登場します!登場人物たちの追体験ができるとくれば、映画も何倍も楽しめること間違いなしです。瀬戸大橋や瀬戸内海の豊かな景色を気軽に体験できるすてきな機会ですので、ぜひ訪れてみては?

映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』の監督・原作・脚本は神山健治

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監督・原作・脚本を務める神山健治は、近年、劇場アニメーション監督として大きな注目を集めています。 神山健治は、中学生の頃から映画制作に憧れ、高校時代からアニメーションの自主制作を行っていました。高校卒業後はスタジオに所属し、美術監督や演出、監督などの経験を積んでいきます。 2002年、初監督作品となったテレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は高く評価され、アニメーション監督としての地位を固めました。代表作には、テレビシリーズ『精霊の守り人』や『東のエデン』などがあります。
重苦しい現実と対峙していかなければならない時代に、アニメーション映画がやるべきことは何か? 自問自答していたある日、「自分の娘に観せたい映画を作ったらどうだ」と言われ、ふっと天真爛漫な女の子とお父さんの物語が浮かんできました。でもこれがなかなか一筋縄ではいかず、どうしたら娘に観てもらえるかを考えながら奮闘する毎日でした。この物語は、あるミニマムな個人の想いに寄りそった「父と娘の物語」です。
来年春の公開が楽しみですね。

実力派スタッフ陣が映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』を作りあげる

劇場アニメ『ねむり姫』の制作には、多くの実力派スタッフが顔を揃えています。 音楽を『キングダムハーツ』の下村陽子、作画監督には『東のエデン』の佐々木数子、ハーツデザイン原案には『ベイマックス』のコヤマシゲトがそれぞれ担当します。また、キャラクター原案を森川聡子が担当。森川は、劇場アニメ『猫の恩返し』でも活躍した人物です。 その他にも、一流の3D監督や撮影監督などが勢揃いしています。