2017年7月6日更新

クワイ=ガン・ジン、実は型破りなジェダイについて解説【スター・ウォーズ】

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『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』クワイ=ガン・ジン/リーアム・ニーソン
© LUCASFILM/zetaimage

クワイ=ガン・ジンの初登場は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』。ジェダイ・マスターとしての実力は勿論のこと自由で柔軟な発想をもち、当時奴隷として生活していたアナキン・スカイウォーカーを見出した人物でもあります。 存命中の出演はエピソード1のみではありますが、アナキン、オビ=ワン、ヨーダとの繋がりも深く「スターウォーズ」にとって無くてはならない人物です。

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クワイガンの名前の由来

正式にはクワイ=ガン・ジン、時にクワイ=ゴン・ジンと呼ばれることも。由来は日本語の「開眼(かいがん)」だと言われています。仏教用語で“智慧”の眼をひらくことを意味する開眼。 ジェダイの精神とどこかしら通じるものを感じます。日本の文化に明るいジョージ・ルーカスらしいネーミングです。

智慧とは仏教の心理に即して、正しく物事を認識し判断する能力。これによって執着や愛憎などの煩悩を消滅させることができる

出典: www.weblio.jp

ジェダイ・マスターとしての系図

師匠はドゥークー伯爵、オビ=ワン、アナキンを弟子にしています。 ドゥークー伯爵がかつてヨーダのパダワン、クワイガンの死後、アナキンがオビワンのパダワンだったことを考えると、「ヨーダ」→「ドゥークー伯爵」→「クワイガン」→「オビ=ワン」→「アナキン・スカイウォーカー」というなんとも豪華な師弟関係の系図が出来上がります。 ジェダイ・マスターとして抜群の能力を誇るメンバーでありながら、そのうち2人までもが暗黒面に引き込まれてしまっているのは注目すべきところでしょう。

リビング・フォースを会得!

ジェダイ・マスターとしての能力・人望を兼ね備えながら評議員にならなかったクワイガン。未来を見つめる評議会に対し常に現在に着目し、「リビング・フォース」の実現法を模索していました。 リビング・フォースは肉体が滅しても、フォースと一体化することによって霊体として現世に留まるというもの。死してなお自我を保ち続ける方法を見出したのです。アナキンが怒りに身を任せてタスケン・レーダーを虐殺する場面ではダークサイドに堕ちるのを阻もうとするクワイガンの強い意志を感じます。

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アナキン・スカイウォーカーとの出会い

スター・ウォーズ ファントム・メナス,アナキン
©Lucasfilm Ltd/zetaimage

船の修理のために立ち寄った惑星タトゥイーンに運命の出会いが待っています。部品屋の奴隷として生活する9歳の少年アナキン・スカイウォーカー、のちのダース・ベイダーです。 ポッドレースで比類なき才能を発揮するアナキンに「フォースの力」を見出しジェダイの騎士に推挙。評議会が危険視して受け入れなかったアナキンの不安定さも理解し師弟の信頼関係を築いていくのです。 クワイガンの死後、暗黒面に支配されたアナキンはダースベイダーへと変貌を遂げてしまいました。しかしクワイガンとアナキンの出会いがなければルーク、レイア姫はこの世に存在しなかったかもしれません。

ダース・モールとの対決

ダース・モール(レイ・パーク)
©Lucasfilm Ltd./20th Century Fox/zetaimage

クワイガンを死に追いやったシスの暗黒卿ダース・モール。子供の頃ダース・シディアスから拉致され直接特訓を受けたダークサイドの申し子のような人物です。 ダース・シディアスの命により一度目は惑星タトゥイーン、二度目は惑星ナブーにおいてクワイガンの前に立ち塞がります。 オビワンとコンビを組み、二対一に攻防に持ち込み一時善戦したものの、一対一となれば防ぎきれるものではありません。 クワイガンが倒れ追い込まれるオビワンでしたが最後にはクワイガンのライトセーバーに助けられ師の敵ダース・モールを倒すことができたのです。