2017年4月24日更新 118,806view

絶対に泣けるオススメ映画32選【邦画編】

今日はなんだか泣きたい気分!になった時、”涙活”したい時にぴったりの、絶対に泣けるオススメの邦画をご紹介します。思わず号泣してしまう感動作や、ぽろりと涙がこぼれるヒューマン・ドラマなど、観る者の心に響く作品を厳選してみました!

なんだか泣きたい時にオススメの邦画

余命一か月の花嫁

”涙活”という言葉がある通り、「今日は何だか泣きたい気分・・・。」って日もありますよね?

思い切り泣いてすっきりしたい時にも、ほろりと泣きたい時にも、やっぱり映画がオススメです。思春期の繊細な機微、恋人や家族との愛情とその喪失など、人間の深い感情に迫った物語が多数!身近な人の大切さを再認識したり、生きていく強さを与えてくる作品と出会えるかもしれませんよ。

今回は泣きたい気分の時にオススメの、絶対に涙してしまう邦画から32本をご紹介します。様々なテーマから厳選したので、あなたの心に響く作品がきっと見つかるはずです!

1.有名な樺太犬タロ・ジロの実話を基に描く超大作【1983年】

南極大陸に取り残された兄弟犬、タロ・ジロと越冬隊員が1年後に再会する奇跡の実話です。樺太犬たちの生への奮闘と苦悩する南極観測隊員の姿を、創作を交えスケール感たっぷりに描きます。

昭和33年2月。南極地域観測隊第1次越冬隊は、第2次越冬隊と交代すべく観測船・宗谷で南極大陸に赴くも、長期の天候不良で上陸・越冬を断念します。犬係の潮田と越智の必死の要請も実らず、行動を共にして来た樺太犬15頭を、無人の昭和基地に置き去りにすることになって・・・・・・。

監督は『青春の門』の蔵原惟繕が務め、高倉健・渡瀬恒彦・夏目雅子らが共演。撮影期間に3年余りもかけた大作であり、当時の興行成績を次々と塗り替える空前の大ヒットを記録しました。

2.戦争によって親を亡くした幼い兄妹が辿る悲劇的な運命を描く【1988年】

火垂るの墓

自らの体験を基に描かれた、野坂昭如の同名小説をアニメ映画化した作品です。制作はスタジオジブリ、監督・脚本を『おもひでぽろぽろ』などの高畑勲が務めました。

舞台は1945年、兵庫県神戸市・西宮市の近郊。終戦前後の混乱の中で、親を亡くした幼い兄妹が必死で生き抜こうとするも、やがて悲劇的な死を迎えていく姿を描きました。監督のリアリティがあり繊細を極めた演出が秀逸で、昭和20年代の日本の様子、兄妹の運命を予見するような蛍の描写が胸に迫ります。

公開時は宮崎駿監督の『となりのトトロ』と同時上映だったため、観客は心温まる姉妹の物語を鑑賞した後に、幼い2人の孤独と救いの無い悲劇を目撃することに。このあまりの落差に衝撃を受け、号泣しすぎて脱水症状を起こしたり、座席から立ち上がれない人も続出したそうです。

3.聾唖の青年と少女が織りなすひと夏の淡い恋を綴る異色ラブ・ストーリー【1991年】

あの夏、いちばん静かな海。

ある海辺の町を舞台に、聴覚障がい者同士の青年と少女がサーフィンを通して心を通わせていく、ひと夏の恋愛模様を綴った北野武監督第3作です。

北野作品唯一のラブ・ストーリーとされ、言葉による説明の一切を排除するなど、それまでの恋愛映画とは一線を画する仕上がりになった異色作。透明感溢れる”キタノブルー”の映像美に、本作が初参加の久石譲による哀し気なメロディが寄り添い、静かな視点で描かれる物語が心に染みます。

4.天国へのラブレターを機に浮き彫りになる埋もれていた2つの恋【1995年】

love letter

深夜のTVドラマで注目を集め、後に『スワロウテイル』などを生んだ岩井俊二監督の長編デビュー作。誤送されてしまった一通のラブレターから始まる、冬の小樽と神戸が舞台のラブ・ストーリーです。

婚約者を亡くした渡辺博子。それでも彼・藤井樹への思いを忘れることができず、昔住んでいたという小樽へ届くはずのない手紙を出すことに。来るはずのない返事が届いたことから、彼と同姓同名で中学生時代の同級生だった女性と知り合い、博子と樹の奇妙な文通が始まるのですが・・・・・・。

主演は中山美穂と豊川悦司で、中山は博子と文通相手の女性、樹の2役を演じ話題になりました。

5.妻や同僚の生と死を目の当たりにした、孤独な刑事の生き様を描く【1998年】

HANA-BI

主演はビートたけしで、北野武が監督・脚本・演出ほか全てを担当した第7作目です。今作がヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞したことから、「世界のキタノ」と称されるようになりました。

不治の病の妻・美幸を見舞っていた刑事・西。厚意から凶悪犯の張り込みを交代してくれた同僚の堀部が犯人逮捕の際に撃たれたことを機に、動揺から次々と失態を犯してしまいます。ヤクザに借金を重ねた彼は銀行強盗を決意し、返済後に残ったわずかな金で、余命少ない妻との逃避行を始めるのです。

これまでの乾いた暴力描写と静寂の”静と動”の対比に、夫婦愛といった叙情的な展開を交えて描写する、北野監督の見事な手腕が光る名作です。この頃から確立されたという”キタノブルー”の、月夜に照らされた雪の青白さなど、凝った映像美も見どころになっています。

6.妻を殺害した元刑事の姿を通して、生きることを問うヒューマン・ドラマ【2004年】

映画『ツレがうつになりまして。』などの佐々部清監督が、主人公にシンガーソングライターとしても活躍する寺尾聰を迎え、横山秀夫の同名ベストセラー小説を映画化しました。

アルツハイマー病で苦しむ妻を殺害した元刑事が、警察の取調べで犯行を認めながらも”完落ち”せず、絶対に明らかにしようとしない自首までの”空白の2日間”。この”謎”を軸として、刑事・検察・弁護士など様々な立場の人々が元刑事と向き合う様を通し、人間の命と人生の意味を問いかけます。

後期高齢化が問題となる現代で、愛する人が壊れていく姿を目にした時、どう行動すべきなのか。介護の経験があっても無くても身近になるテーマだけに、”考えさせられる”映画としても必見です。

7.「セカチュー」現象を巻き起こした大ヒットラブ・ストーリー【2004年】

世界の中心で愛を叫ぶ

純愛とその喪失を描いた、片山恭一の同名ベストセラー小説が原作の大ヒット作です。”ポスト岩井俊二”の呼び声も高い行定勲監督が、オリジナル・ストーリーを付け加えて映画化しています。

失踪した婚約者・藤村律子の後を追い、故郷の四国・木庭子町を訪れた松本朔太郎。この思い出の場所で、白血病に冒され死別した高校時代の恋人、広瀬亜紀との淡い恋を振り返ります。過去を巡る故郷での旅を経て現在の恋人と向き合い、共に生きていこうと決意するまでを描きました。

主演は『解夏』の大沢たかおと婚約者役の柴咲コウで、広瀬亜紀役に長澤まさみ。高校時代の朔太郎を演じた森山未來らの熱演、平井堅の涙を誘う主題歌『瞳をとじて』が反響を呼びました。

8.亡くなったはずの妻と夫・息子の奇妙な共同生活を綴るラブ・ファンタジー【2004年】

ドラマ『いま、会いにゆきます』

ある町に住む秋穂巧は最愛の妻・澪に先立たれ、一人息子の祐司と慎ましく暮らしていました。しかし、澪が生前に遺した「1年経ったら、雨の季節に戻ってくる」という言葉が忘れられない巧。再び雨の季節が訪れたある日、彼と裕司の前に亡くなったはずの澪が現れるも、彼女は過去の記憶を失っていたのです。

同名の原作小説は、作者・市川拓司自身の病気体験が基になっています。ファンタジー要素を交えつつ、妻との恋愛やバイク旅行のエピソードを始め、実際の出来事が散りばめられています。

主演は自身初の母親役に挑んだ竹内結子と、夫の巧役に歌舞伎界の革命児・中村獅童。ただ真っ直ぐに家族を想い愛する、純粋な家族愛に胸を打たれること間違い無しです。

9.日本人初の象使いとなるも夭逝した一人の少年を巡る物語【2005年】

星になった少年

仔ゾウ・ランディとの出会いからタイへ渡り、日本人初の”ゾウ使い”の道を志しながらも20歳で逝去した少年、坂本哲夢を巡る実話です。哲夢の実母である坂本小百合が記した『ちび象ランディと星になった少年』を原作としており、若くして亡くなった彼の生涯を映画化しました。

主演の柳楽優弥は役作りのため、タイのゾウ訓練センターで10日間のレッスンを受けたそうです。柳楽と象の姿からは、嘘偽り無い心の交流が伝わり、涙なしでは見られない結末を際立たせています。

10.80分しか記憶を保てない数学博士と年若い家政婦親子の心の交流【2006年】

第1回本屋大賞に輝いた小川洋子のベストセラー小説を、『阿弥陀堂だより』の小泉堯史監督が、3度目のタッグとなる寺尾聰を主演に迎えて映画化したヒューマン・ドラマです。

シングルマザーで家政婦の杏子は、派遣先の天才数学博士に交通事故の後遺症があり、80分しか記憶を維持することができないと告げられます。数学一筋の博士との交流は困難の連続でしたが、彼は10歳の息子にルートと名付けて打ち解けます。これを境に3人は穏やかな時を過ごすことになるのですが・・・・・・。

数学博士を熱演した寺尾のほか、家政婦役に深津絵里、息子のルート役に齋藤隆成。3人の心の機微を丁寧に描き、家族のような関係を通して、”人を愛すること”の尊さを問いかけます。

11.人間関係が苦手な青年と彼を一途に思う女性の切なくも美しい愛【2006年】

ただ、君を愛してる

堤幸彦監督『恋愛寫眞』とのコラボ企画として、『いま、会いにゆきます』の原作者・市川拓司が執筆した、アナザー・ストーリー『恋愛寫眞 もうひとつの物語』を映画化しました。

写真が趣味の誠人に一目惚れした静流。一緒に居たい一心でカメラを扱い始めますが、彼はクラスの人気者・みゆきに片思い中だったのです。ある日突然、静流が姿を消してから6年後に届いた手紙を頼りに、誠人はクリスマスで賑わうニューヨークの街を訪れることになります。

主演は『変身』の玉木宏と、演技派女優と名高い宮崎あおいが務め、一途で美しい純愛を体現。サビの一節がタイトルの由来になったという、大塚愛の主題歌も切なく胸に響きます。

12.国民的名曲『涙そうそう』の世界観をモチーフにした愛の物語【2006年】

涙そうそう

沖縄・那覇で飲食店を開きたいと夢見る青年、稲垣洋二郎。そんな彼の元に、高校合格を果たした妹・カオルがやって来て、同居をするところから物語は始まります。2人は洋二郎が8歳の時、両親の再婚で家族となった義理の兄妹。そんなこともあり、洋二郎は成長した妹にかすかな戸惑いを感じるように……。

歌手・森山良子が亡き兄への想いを作詞した、『涙そうそう』を基にした土井裕泰監督作。沖縄で生まれ育った血の繋がらない兄と妹が、互いを思いやり生きていく様を、優しいまなざしで見つめます。

13.人気ミステリー作家・東野圭吾によるロングセラー小説が待望の映画化【2006年】

『手紙』2

兄が強盗殺人を犯したことで、謂れのない差別に人生を狂わされた弟の姿を通し、加害者家族に対する社会のあり様を見つめていく社会派人間ドラマです。夫の学費欲しさで犯罪に手を染めた兄と、その思いによって苦しむ弟という重い内容ながら、笑いも盛り込んだ生野慈朗監督の手腕が光ります。

不運の弟を『電車男』の山田孝之が好演し、実力派俳優らしく繊細な演技を披露しました。坊主頭で服役囚の兄を演じた玉山鉄二、沢尻エリカらの見事な演技に引き込まれ、思わず涙がこぼれてしまいます。

14.通りすぎてゆく日常の一瞬を切り取った繊細で美しいラブ・ストーリー【2007年】

新海誠監督が脚本・演出など全てを手掛け、淡い初恋の感覚と若者の繊細な機微を流れゆく時と共に綴った、ノスタルジックなアニメーション映画です。

一人の少年・遠野貴樹を軸として、初恋の相手・篠原明里との再会を描く『桜花抄』、貴樹を一途に想う少女の視点で語られる『コスモナウト』。彼らのその後が明らかになる『秒速5センチメートル』の連作構成により、惹かれ合った男女の時間と距離による変化を、切なくも美しく映し出しました。

また本作のタイトルの意味は、「桜の花びらが舞い落ちる速度」なのだとか。映像美に定評がある監督の、光や草木などの自然描写、叙情的な風景も息を飲む美しさです。

15.昭和から平成を見つめてきた東京タワーを巡る母と息子の愛【2007年】

リリー・フランキーが亡き母への思いを綴った、自伝小説を原作とした松岡錠司監督作。脚本にはリリーと同郷だという松尾スズキを迎え、社会的ブームにもなった大ベストセラーの映画化に挑みました。

美大進学を機に上京した”ボク”は、罪悪感を抱えつつ自堕落な生活を送ってしまいます。ようやく仕事が軌道に乗り始めた頃、女手一つで育ててくれた”オカン”のガンが発覚して・・・・・・。オダギリジョーと樹木希林の演技が見事で、観る者それぞれの母への愛情が、じわじわと込み上げてくる作品です。

16.”納棺師”の男が仕事や人々との触れ合いの中で成長していく様を描く【2008年】

おくりびと

チェロ奏者の小林大悟は、所属していた東京の楽団が突然解散することを機に夢を諦め、妻の美香と共に自身の故郷・山形への帰郷を決意します。ひょんなことから”納棺師”となり、特殊な仕事に戸惑いつつも意義を見出していく姿、故人との別れが繰り広げる様々な人間ドラマを描きました。

納棺師や死生観など、重くなりがちなテーマですが、ユーモアも交え軽快なタッチで綴られています。主演の本木雅弘が見せる、遺体を清め棺に納める繊細で見事な納棺技術にも注目です。

日本国内の様々な映画賞を席巻したばかりか、第81回米アカデミー賞外国語映画賞も受賞しました。

17.西の魔女と呼ばれた祖母と孫のひと夏の暮らしをファンタジックに綴る【2008年】

登校拒否になった中学生のまいは、田舎で暮らすイギリス人の祖母の元に預けられ、西の魔女と呼ばれる彼女の愛に包まれた日々を送ることに。この自然豊かな田舎暮らしを通して、祖母から魔女の手ほどきを受けたまいは、”何でも自分で決める”という教えを胸に刻んでいくのです。

梨木香歩によるロングセラー小説を映画化した、長崎俊一監督作です。魔女修行の中で語られる言葉全てが魅力的で、傷付きやすく繊細なまいだけでなく、観る人々の心まで癒してくれます。

祖母を演じたサチ・パーカーはアメリカの名女優シャーリー・マクレーンの娘です。

18.末期の乳ガンに冒された女性の生涯と恋人との愛の軌跡【2009年】

余命一か月の花嫁

2007年5月、末期の乳ガンのため24歳の若さでこの世を去った、長島千恵の生涯を綴る実話の映画化。支えてくれた恋人と4月に結婚式を挙げ、余命1ヶ月を夫婦として過ごした日々の軌跡を描きました。

取材に応じて自分の思いを伝え続け、死の間際まで乳ガンの撲滅を訴えた女性を榮倉奈々が演じ、夫の赤須太郎を瑛太が好演しました。最後まで闘った彼女の姿とメッセージは、人々に大きな感動と勇気を与えると同時に、恋人や友人たちとの間にある愛が胸を熱くさせてくれます。

19.何もかもダメな夫と献身的に支える妻が織りなすハートフル夫婦ドラマ【2010年】

今度は愛妻家

かつて売れっ子カメラマンだったものの、仕事も家事もせずプータロー生活を送る俊介は、健康オタクの妻・さくらに子づくり旅行をせがまれる毎日。10年目を迎えた結婚生活、互いを愛し合っていた関係がいつからか変わってしまった、不器用な夫と妻の愛情を温かく描きました。

2002年と2014年に上演され、大ヒットを記録した中谷まゆみ作の舞台が原作です。ヒットメーカーの行定勲監督がメガホンを取り、笑いあり涙ありの感動ドラマに仕上げています。

夫婦役を熱演したのは豊川悦司と薬師丸ひろ子です。

20.音楽という夢を追って懸命に生きる若者の純粋な姿を描く青春恋愛ドラマ【2010年】

単行本が累計60万部を突破した、人気漫画家・浅野いにおの同名漫画を原作として、長編映画で初めてメガホンを取った三木孝浩監督が映画化しました。

会社を辞めた元OL・芽衣子、音楽の夢を諦められなかった亡き恋人・種田を軸として、彼が遺した曲『ソラニン』を巡って繰り広げられる人間模様。瑞々しくも切ない2人の恋、若者たちの心情をリアルに綴る物語からは、青春時代特有のやり切れなさや虚無感が感じられます。

芽衣子を演じる宮崎あおいと、恋人の種田を演じる高良健吾のW主演作です。宮崎自らギターを弾き、まるで叫ぶように歌う「ソラニン」が、クライマックスの感動をより盛り上げています。

21.純粋な少年と難病を患った少女を描く人気恋愛小説を映画化【2010年】

累計140万部を突破し、アニメ版も人気を博した橋本紡の原作恋愛小説を、『60歳のラブレター』などで知られる深川栄洋監督が映像化。入院先の病院で出会った少年と心臓病を患う美しい少女、悲しい過去を持つ医師がそれぞれの思いを抱えつつも、ひたむきに生きようとする姿を描きました。

主人公の少年を『砂時計』の池松壮亮、難病のヒロインを忽那汐里が演じ、複雑な思いで2人の関係を見つめる医師を大泉洋が好演しました。

22.誘拐された少女と犯人の女の逃亡劇、そして2人のその後の運命を描く【2010年】

角田光代の同名ベストセラー小説を、『ソロモンの偽証』の成島出監督がメガホンを取り、井上真央と永作博美の共演で映画化したヒューマン・サスペンス・ドラマです。

父親の不倫相手に誘拐された少女・秋山恵里菜が、犯人逮捕までの約4年間にわたり母と娘として過ごした逃亡劇、生みの母と育ての母の間で揺れる心境。もがき苦しみながら成長するも、やがて育ての母と同じ”不倫”に陥った彼女が、自らの過去と向き合っていく過程を綴りました。

生みの母役の森口瑤子や小池栄子など、魂をぶつけ合うような女優たちの演技は圧巻!女性であることの哀しみと切なさ、たくましさを真っ直ぐに綴った物語は、誰の心にも深く突き刺さります。

23.地方医療の現実と向き合い成長する医師の姿を描くヒューマン・ドラマ【2011年】

神様のカルテ

自然豊かな長野県松本市の本庄病院、24時間365日体制で常に医師不足に悩まされる過酷な現場に、内科医として勤務する青年医師・栗原一止。前向きな職員たちと診療に励み、患者との出会いや様々な経験を通して成長する様を、彼を支える最愛の妻・榛名との心温まる夫婦愛と共に描きました。

漫画化もされた夏川草介の同名小説を、『白夜行』の深川栄洋監督が映画化しました。嵐の櫻井翔と宮崎あおいが夫婦を演じ、柄本明や加賀まりこら豪華共演陣が脇を支え、珠玉のドラマに仕上がっています。

24.海難事故の救助に奮闘する海上保安官の姿を描く人気シリーズの劇場版第4弾【2011年】

佐藤秀峰による原作漫画を伊藤英明主演で映像化し、ドラマ・映画共に大ヒット記録したシリーズの、劇場版第4弾にして最後を飾る完結作です。原作最終話「ジャンボジェット機の海上着水」を基に、特殊救難隊所属となった仙崎大輔が、300名を超える乗客乗員の救助に挑む様を描きました。

主演の伊藤や監督の羽住栄一郎、加藤あい・佐藤隆太などお馴染みのキャスト、スタッフが続投します。新たに仲里依紗らが出演し、過去の作品を遥かに凌ぐ圧倒的なスケールで物語が展開。タイムリミット20分という、緊迫した状況での救命シーン、次々と襲い掛かる危機から目が離せません。

25.孤独な少年と少女の運命がある出来事を機に激変していく衝撃作【2012年】

『愛のむきだし』などの鬼才・園子温がメガホンを取り、古谷実の同名コミックスの舞台を東日本大震災後に設定を変更し、映画化した感動と衝撃の思春期ドラマです。

愛のない両親によって人生のどん底に突き落とされ、孤独に生きようとする15歳の少年・住田裕一に好意を抱いた、クラスメイトの茶沢景子。住田は景子を疎ましく思いつつも心を開いていくのですが、借金を作って蒸発していた父が帰ってきたことから、彼の運命は大きく狂い始めます。

主演は『東京公園』の染谷将太、『指輪をはめたい』の二階堂ふみら若手実力派を起用。今作での演技が評価され、2人はヴェネツィア国際映画祭、マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞しました。

26.東日本大震災の被災地の真実を映し出したヒューマン・ドラマ【2013年】

2011年に起きた東日本大震災で被災した、岩手県釜石市の遺体安置所を題材とする、石井光太のルポルタージュ『遺体-震災、津波の果てに-』。君塚良一監督がその著作を基にして、葬儀関係の仕事に就いていた主人公、さらに遺体を家族の元に返すべく奮闘する人々の姿を描きました。

主演は西田敏行が務め、柳葉敏郎や佐藤浩市など、日本を代表する実力派俳優が共演しました。当時の被災地の壮絶な状況、遺体安置所における人々の姿を通して、日本人の死に対する考え方や思いをも映し出しています。

27.零戦搭乗員の悲劇を描いたベストセラー小説を映画化した戦争ドラマ【2013年】

永遠の0

佐伯健太郎は、祖母の葬儀の場で今まで一度も会ったことすらない祖父、宮部久蔵の存在を聞きます。零戦パイロットだったという彼のことが気になり、かつての戦友たちを訪ねることに。生還することにこだわり、”海軍一の臆病者”と呼ばれながらも特攻で戦死した祖父の、思いも寄らない真実が明かされて・・・・・・。

百田尚樹のベストセラー小説を、『ALWAYS』シリーズなどの山崎貴監督が映画化しました。主人公である特攻隊員の祖父を演じたのは岡田准一。妻・松乃役に井上真央、2人の孫を三浦春馬が演じました。祖父の過去を探る現代の青年を通して、人間の生と死や戦争の不条理さを描いています。

28.子どもを取り違えられた2組の夫婦の苦悩と家族愛を綴る感動のドラマ【2013年】

性格も境遇も対照的な2組の夫婦は、ある日突然6年もの間我が子として育ててきた息子が、出産時に病院で取り違えられた他人の子だと知らされます。過酷な決断を迫られる中で苦悩し、本当に大切なものを学んでいった彼らの思いと最後の決断に、涙を堪えることはできないでしょう。

監督は『誰も知らない』の是枝裕和で、主演には大河ドラマ『龍馬伝』の福山雅治が迎えられました。共演陣には尾野真千子、真木よう子やリリー・フランキー、樹木希林など実力派が集結。登場人物の心情をリアルに演じ、戸惑いや葛藤などの感情が、画面の向こうからダイレクトに伝わってきます。

29.櫻井翔と宮崎あおいとのW主演でヒットしたヒューマン・ドラマの続編【2014年】

神様のカルテ2

妻・榛名の出産を控える一止が、内科医として一層仕事に励んでいたある時、大学時代の同期でエリート医師の辰也が本庄病院へ赴任することに・・・・・・。3組の夫婦の関係や絆を軸に、仕事や家族を巡る様々な事情を抱えながらも、命と真摯に向き合う人々を描き出しました。

2011年公開の『神様のカルテ』に続き、櫻井翔と宮崎あおいが夫婦に扮し、藤原竜也と吹石一恵が親友夫婦として出演しました。様々な困難に悩み傷付きながらも、成長していく姿が勇気を与えてくれます。

30.元ガキ大将と聴覚障害のある少女の切ない青春を描くアニメーション映画【2016年】

高い評価を得た大今良時の同名コミックを、アニメ『けいおん!』などで知られる京都アニメーション制作、山田尚子監督によってアニメ映画化した作品です。

主人公の石田将也が、耳の聞こえない少女・西宮硝子に好奇心からいじめを行ってしまい、度を過ぎたために孤立していった小学生時代。転校した硝子を探し続けて5年後、高校生になった2人が再会を果たし、将也が自身の罪やトラウマと向き合っていく様子などを描きました。

31.不思議な夢を通じて入れ替わる少年と少女が織りなすSFファンタジー【2016年】

『秒速5センチメートル』などで高い評価を得た、新海誠が監督・脚本を務める話題作です。空前の大ヒットを記録、中国を中心に世界的ブームを巻き起こし、2016年を代表する作品の1つになっています。

物語の舞台は、1000年に一度の”すい星来訪”が1ヶ月後に迫る日本。田舎ならではの生活に鬱屈していた女子高生と、東京で暮らす男子高生が、ある時から入れ替わる夢を見るようになります。やがて2人は、その不思議な夢を通じて引き合うようになっていくのですが・・・・・・。

入れ替わりというファンタジックな設定を基に、高校生男女の甘酸っぱい恋や日常が綴られます。世界の存亡も交えた壮大なスケールの物語を彩る、新海監督特有の圧倒的な映像美も必見です。

32.余命宣告を受けた母がやり遂げるべきことのために奔走する家族ドラマ【2016年】

1年前に夫が蒸発し中学生の娘がいじめで苦しむ中、余命2ヶ月の宣告を受けてしまった幸野双葉は、残りの時間で最後の4つの願いを叶えることに。彼女は運命に絶望することなく、持ち前の明るさで家族の再建のために奮闘し、その過程で出会った人々の心にも救いをもたらしました。

『チチを撮りに』で注目を浴びた期待の新鋭、中野量太監督の商業用長編デビュー作です。主演には『紙の月』の宮沢りえを迎え、母と娘の強く温かな絆と、人生の喜怒哀楽が描かれています。

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