2016年8月12日更新 1,055view

深い海へ向かうキャメロン監督の想いとは?!-映画『タイタニック』より-

世界中すべての作家と監督のうち、ジェームズ・キャメロン監督のように、成功しながらも評価が割れている監督は珍しいかもしれません。特にヒット作『タイタニック』においては、評論家たちを二分させるセリフがあるようです。今回はそれらのセリフと、キャメロン監督の深海への想いにスポットをあててみましょう。

評価が二分された大ヒット作『タイタニック』

ジェームズ・キャメロン1

監督のヒット作は、『ターミネーター』(The Terminator)シリーズ第一作目と二作目、『エイリアン2』(Aliens)、『アビス』(The Abyss)などがあります。しかし『タイタニック』(Titanic)は、ヒットする一方で批評家たちの嘲笑も浴びました。

タイタニック

「オレは世界の王だ」「二度と離さないわ、ジャック」など、低次元で子どもっぽいと評されるセリフが多いことが一因のようです。

しかしこれらのセリフに関しては、作品全体を通した文脈の中で見たときに、「若者が喜びそうな幼稚なセリフ」という以上の価値を持ちます。

死を目前にした若者たちの飾らない素直な表現だからこそ、観客の胸にも素直に響くからです。

タイタニック3

良くないと批評されるセリフであっても、それらが必ずしも作品の価値を下げるわけではないのですね。

ローズのセリフに込められた監督の想い

グロリア・スチュアート演じる老齢になったローズの語りが、作品中ではかなり際立っています。

その中でも印象的だとされるセリフがこちら。
「女性の心は、秘密に彩られた深い海のようなものよ」(”A woman’s heart is a deep ocean of secrets.”)

タイタニック4

実生活において、結婚と離婚を数回繰り返したキャメロン監督の女性観が表れているかのようなセリフ。
海に放り投げられたネックレスに込められたものは、現実にあった恋の悲劇なのかもしれませんね。

キャメロン監督の深海への想い

ジェームズ・キャメロン監督は、2012年3月、単独でマリアナ海溝チャレンジャー海淵への潜航を成功させました。
人類が世界最深の海底に到達するのは史上2度目、単独では世界初の快挙だそうです。

ジェームズ・キャメロン2

監督自身が潜水艇「ディープシー・チャレンジャー」の設計から携わり、7年越しで実現させたとのこと。
監督の深い海への、深い想いが伝わってくるエピソードですね。

この記事はこちらの特集に含まれています。

『タイタニック』特集

PAGE TOP

カテゴリー一覧