2016年12月24日更新 2,535view

片渕須直がポスト宮崎駿として大注目!【『この世界の片隅に』監督】

片渕須直は、映画『この世界の片隅で』で注目されているアニメーション監督で、ポスト宮崎駿ともいわれています。片渕はこれまでどんな作品を作り出しているのか、意外と知らない方も多いはず。ここでは片渕の経歴から活躍までのすべてを紹介していきます。

片渕須直、ポスト宮崎駿に期待される理由を解明

片渕須直

出典: natalie.mu

アニメーション監督、脚本家の片渕須直は、業界ではポスト宮崎駿といわれている実力派監督です。片渕の祖父が、映画館を営んでいたこともあって、幼い頃から映画に携わっていました。

彼の作り出した作品から「ポスト宮崎駿は片渕しかいない」と業界でも高い評価を得ています。ここでは、片渕須直の経歴や代表する作品を紹介していきます。

片渕須直のプロフィール

片渕須直

出典: gigazine.net

片渕須直は、1960年に大阪府で生まれました。

子供のときからアニメ映画は良く観ていたといいます。その影響もあって、高校卒業後に日本大学芸術学部映画学科映像コースに入学し、アニメーションを専攻していました。

宮崎駿との出会い

片渕須直

特別講師として大学にやってきた宮崎駿と出会ったのはこの頃。才能を認められた片渕は大学在学中から、脚本家として宮崎作品を手がけることとなったのです。

その後も、高畑勲を初めとする、様々な監督の下で演出助手や補佐などを務め、手腕を磨いていきました。

『魔女の宅急便』の監督に予定されていた

魔女の宅急便

(C)1989 角野栄子・二馬力・GN

1989年に公開されたスタジオジブリの長編アニメーション『魔女の宅急便』は、荒井由実(現:松任谷由実)の「ルージュの伝言」や「やさしさに包まれたなら」が使用されたことでも知られています。

田舎から都会へ魔女修行に訪れた少女の、思春期の感情や成長を描いた作品です。当初は片渕の初監督作品として予定されていました。

しかし作品準備を指揮した後、スポンサーの意向により、片渕は演出補佐に退くこととなってしまったのです。

アニメ『ブラックラグーン』では監督・シリーズ構成から脚本まで務める

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広江礼威の漫画を原作としたテレビアニメ『ブラックラグーン』では、シリーズ構成から脚本、監督のすべてを片渕が務めています。2006年にアニメ1期がUHFで放送されていました。

アニメ2期の『BLACK LAGOON The Second Barrage』の11話では、制作中にトラブルが生じ、作画クオリティが著しく低下したと発表されました。

クオリティが低下した事故に関して、公式ブログ上でスタッフが謝罪を表明していましたが、事故の内容については語られること無く不明とされています。

『エースコンバット』はゲームのサイドストーリーを短編映画化したもの

『エースコンバット』

『エースコンバット』には、バンダイナムコから発売されたゲーム『エースコンバット04』の本編のほかに、戦争の渦に巻き込まれていく人々の様子を、少年の視点で描いたサイドストーリーがあります。

片渕はこれを細部まで演出し、ノスタルジーな短編映画を作り上げています。また片渕は、2017年販売予定のPlayStationゲーム『エースコンバット7』で、脚本を務めることも発表されています。

詳細は明らかにされていませんが、片渕は『エースコンバット04』や『エースコンバット05』の脚本も務めていることから、ファンの間では期待が高まっています。

『マイマイ新子と千年の魔法』では監督と脚本を担当

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『マイマイ新子と千年の魔法』は、2009年に公開された、高樹のぶ子の小説『マイマイ新子』を原作としたアニメ映画です。日本だけではなくフランスやベルギー、モントリオールで様々な賞を受賞しました。

物語の舞台は昭和30年代、千年の街があるとされている山口県防府市。明るく活発な主人公青木新子が通う学校に、都会からひとりの少女が転校してきました。

新子は、引っ込み思案でなかなか馴染めないその少女に明るく話しかけていきます。ふたりは次第に仲良くなり、お互いの家を行き来するようになっていくのです。

本作品は宣伝されずに公開されましたが、この物語に感動を受けたファンたちの活動により、高く評価された名作となっています。また、この作品の評価が次の『この世界の片隅に』に繋がることとなったのです。

2016年アニメ映画『この世界の片隅に』は片渕須直の集大成

『この世界の片隅に』は、こうの史代原作の漫画が原作となっており、戦争と広島をテーマに描かれています。この作品は自身が企画し、こうの史代に手紙と前作『マイマイ新子と魔法の千年』のDVDを送り、映画制作の承諾を得たものです。

自身が一番作りたいと願っていたものだけに、片渕須直の集大成ともいうべき作品となっています。また、主人公すず役に能年玲奈を起用したことでも注目されました。

片渕はもともと能年玲奈のファンでした。起用した理由については、「楽天的でニコニコしているすず役には、いつも笑顔で役者として自覚をもっている能年玲奈が似合うのではないか」と考えたからだと話しています。

震災復興プロジェクト5分間のアニメ『花は咲く』に涙

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出典: kai-you.net

この作品は、震災復興プロジェクト『花は咲く』のキャンペーンソングを映像化したもので、わずか5分間というアニメーションです。

この5分間のなかには、人々の温かいやりとりがいっぱい詰まっており、映像のなかの人たちの笑顔に、涙を流す方たちも多いのです。ポスト宮崎駿といわれる所以は、こんな優しい画風と温かい映像を作り出すことにあるのでしょうね。

参考URL
ja.wikipedia.org
natalie.mu

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