2017年7月6日更新

映画『獣道』あらすじ・キャストまとめ【『下衆の愛』監督最新作】

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『獣道』
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映画『獣道』内田英治監督最新作!

『獣道』は、宗教団体や少年犯罪、親による虐待など、現在社会の闇の部分にスポットをあてたブラックコメディ映画です。監督を務めるのはロッテルダム国際映画祭で話題となった『下衆の愛』の内田英治ということもあり、海外からも注目されています。 日本、ドイツ、イギリスによる3か国での共同制作となる本作品は2017年7月15日の公開を予定しています。

映画『獣道』あらすじ

主人公、愛衣の母親は宗教団体を転々と渡り歩く人でした。娘である愛衣は母親に宗教施設に入れられ、子供時代の7年を施設で過ごします。しかし、その後宗教団体が警察の摘発を受けた事で、愛衣は保護されるのと同時に施設から解放されました。 こうして施設から逃れ中学校へと通い始めた愛衣でしたが、学校に自分の居場所はありませんでした。愛衣は自分の居場所を求め、いろいろな人のもとを転々とします。そんな中、愛衣に恋をした少年がいました。彼は亮太といい、亮太自身も居場所を求めて、世間からドロップアウトした集団の中で自分を見出している少年でした。 地方都市という閉塞的な空間を舞台とし、居場所を求めながら彷徨い生きる若者たちの姿を追いかけます。

映画『獣道』キャスト

愛衣/伊藤沙莉

母親が宗教団体に出入りしていたことから、幼少期を宗教団体で送ります。宗教団体の摘発により、保護されて中学校へ通い始めるものの、馴染むことができず、自分の居場所を求めていろいろな人のもとを転々とします。 伊藤沙莉は、2003年のドラマ『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』にて女優としてのキャリアをスタートさせ、その後、大人気学園ドラマとなった『女王の教室』(2005年)や『GTO』(2014年)などにも出演しました。 『女王の教室』では、いじめっ子を演じたのですが、彼女の特徴的なハスキーボイスが功を奏し、はまり役だと話題になりました。近年では2016年に『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』にて本人として出演するなどユニークな役どころにも挑戦しています。

亮太/須賀健太

愛衣に恋をする少年です。愛衣と同じように居場所を求め、同じようにはみ出してグレた少年たちの中に自分の居場所を見つけます。 須賀健太は子役から芸能界で活動しており、1994年にドラマ『すずらん』にてデビューしました。その後2002年の人気ドラマ『人にやさしく』で五十嵐明を演じたことで注目され、多くの作品で活躍しているので、ご存知の方も多いでしょう。 2007年にドラマ『喰いタン2』で共演の東山紀之、森田剛の2人と「トリオ・ザ・シャキーン」というグループを結成しCDデビューするなど、俳優業以外でも活躍を見せています。2016年の映画『シマウマ』では快楽殺人者を演じ、それまでとは違う役を演じることで新たな顔を見せています。

堅太/アントニー

亮太がいる不良グループの番長です。 アントニーはお笑い芸人でマテンロウというコンビのボケを担当しています。アメリカ人とのハーフなのですが、日本での生活が長く英語が喋れず、英検5級に落ちた事があるというエピソードをネタにしています。 マテンロウは漫才スタイルのお笑いで、主にアントニーのハーフネタが多いようです。バラエティ番組を始め、お笑い番組などにも出演していますが、俳優としての活躍はほとんどなく、今回は大抜擢となりました。

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佑二/吉村界人

亮太と同じ不良グループにいる少年で、亮太の悪友でもあります。 吉村界人は2014年にデビューしたばかりの新人俳優です。デビュー作は映画『PORTRAIT』で、オーディションに応募したのがきっかけでした。その後、精力的に活動をしており、演じる役柄によって表情が変わることから、演技力の高さに注目が集まっている俳優です。 2015年には『いいにおいのする映画』で主演を、2016年にも音楽を題材にした若者の群像劇『太陽を掴め』で主演を務めています。

『獣道』の制作に多くの人が協力!

今作品は日本以外にドイツとイギリスの共同制作となっています。また、クラウドファンディングでの資金調達も行われました。 ドイツは、ラピッド・アイ・ムービーズ、イギリスはサードウィンドウフィルムズという会社が協力しており、ラピッド・アイ・ムービーズが今回の映画にこのようなコメントを寄せています。
「我々は、内田監督の最新作にサードウィンドウフィルムズと共同で製作に参加できること、大変嬉しく思っています。 内田監督は、過去の 作品からもわかるようにとても斬新な作風で、才能あふれる監督/脚本家であり、また登場人物をイキイキと描くストーリーテラーでもありま す。サードウィンドウフィルムズとタッグを組むことは楽しみであり、日本映画に対する愛情をを共有しています。我々は常にオリジナリ ティ溢れる作品を製作&配給することに注力しており、自国での配給の成功だけではなく海外の映画祭出品なども目指して、内田監督の作り 出す独特の世界を世に出していきたいと思います。」

ヨーロッパ最大のアジア映画祭で上映決定!

『獣道』
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ドイツ、イギリスの協力のもと製作された映画『獣道』。このたびヨーロッパ最大のアジア映画祭でワールドプレミア上映、正式出品することが決定しました。19回目の開催を迎えるウディネ・ファーイースト映画祭に出品するとのことで、現地には伊藤沙莉を始めとしアントニー、内田英治監督が赴きます。 ウディネ・ファーイースト映画祭ではアジア圏の大作からミニシアター映画までを、ヨーロッパに広めることを目的として開催されています。2014年には本映画祭で『永遠の0』が観客賞を受賞しました。

映画『獣道』の公開日は7月15日!

人間臭い弱さと、それに負けない強い心を描く映画『獣道』は2017年7月15日公開予定です。