2018年9月3日更新

年間鑑賞本数700本のシネフィルが選ぶ!絶対に観てほしい映画10選

このページにはプロモーションが含まれています
『ニュー・シネマ・パラダイス』

AD

もしかしたら、人生におけるベスト・ムービーかも

yuki12241 本当に本当に素晴らしい映画です。今まで観ていなかったのがとても悔やまれるほどに。もしかしたら、人生におけるベスト・ムービーかも。 人1人が他人や社会に与える影響なんて、大したことは無いと思っていましたが、この映画を観て自分も何かの役に立っているような気がして元気が出ました。 ジョージという一人の親切で正直な男の人生を振り返りながら、人生ってこんなにも素晴らしいんだという事を思い出させてくれる作品です。今後の自分の人生について考える、いい機会になりました。 芸術作品としての映画という観点でも素晴らしく、重厚な脚本に支えられながら、手の込んだ演出・予想もつかない伏線の回収など、後半は特に興奮しっぱなしです。天使がオッサンっていう演出は、この映画がルーツなのかもしれませんね。 何か上手く行かないことがあったり、悩みを抱えていたりするあなた、観るべきはこの映画です。

暗~くて重苦しいスプラッタだけが韓国映画ではない

yuki12241 こういう映画に弱いです…。90分を過ぎたあたりからエンディングまで号泣してました。自分の中で殿堂入りした作品の一つです。 2014年に『国際市場で逢いましょう』に抜かれるまで 、ヒューマン・ドラマ史上最多動員数を誇っていた韓国映画。私の好きな冤罪モノなのですが、ハリウッドにありがちな生々しい作品とは少し違っていて、子供と一緒に観れるような爽やかで心温まるストーリーを楽しめます。その分リアリティは薄れるのですが、この映画にリアルを求めるのは野暮でしょう。純粋なエンターテインメントとしてかなり優秀な作品になっています。細かいところが気になってしまう人でなければ楽しめる事請け合いです。 キャラクターは非常に魅力的でコメディ要素も満載です。これを見ると、暗~くて重苦しいスプラッタだけが韓国映画ではないことが良く分かります。韓国といえば“伝染する狂気”ですが、本作は“善意”が伝染していきます。 どことなく『I am Sam』っぽくてちょっと違う。自分はこっちの方が好きでした。非常にオススメです。

全ての、映画を愛する人に捧げたい作品です。

yuki12241 シネフィルを名乗ってはいないですけれども、仮にも映画好きとしてこの作品を観ていなかった事がとても恥ずかしいです。 映画館が人々の憩いの場となっている、ローマの小さな町でのお話。とても自由に映画を楽しんでいるところがなんだか羨ましいです。 劇中では、チャップリンやらジョンウェイン作品やら、風と共に去りぬやカサブランカなど、往年の映画ファンが大喜びしそうな名作映画が多数登場します。公開当時は、日本でもシネスイッチ銀座1館で興収3億を突破する大ヒットとなったらしいですが、映画離れの懸念される今と比べるといい世の中だったな~と。そんな本作の中でも世の顕著な移り変わりがもの淋しく描かれていました。 この映画は何よりも脚本が素晴らしくて、普通の映画で言うクライマックスが何度もあります。画面の前でずっと泣き続けましたよ。 全ての、映画を愛する人に捧げたい作品です。

出会いと別れの中で成長していく姿に心打たれます

yuki12241 この映画、大好きなんですよ。鑑賞後には、蒼井優ってこんなに可愛かったっけ?ってなります。この時確か21歳くらいだった気がしますが、真っ白で線が細くてとても綺麗でした。主人公・鈴子がひょっとした事から前科持ちになり、地元から逃げるようにして旅をするようになるロードムービーで、弟のイジメ問題とリンクしながら物語が展開されていきます。自分より10ほども年下の弟から、何かを学ぶ事もあったりする。 旅先では、いい出会いもそうでない出会いももちろんあって、そうした出会いと別れの中で成長していく姿に心打たれます。一期一会という言葉がこれほどにぴったりな映画ってなかなか無いかもしれません。特に、ラストシーンでは良く分からない感情の涙が流れました…。今、スマートフォン等で簡単に連絡が取れてしまうことによって、逆に人間関係に真剣になれていない部分もあるのかなと少し切なくなりました。

全編を通してピリピリとした緊張感が途切れることのない

yuki12241 これは凄い。全編を通してピリピリとした緊張感が途切れることのない映画、初めてかもしれません。楽器を極めるためには並大抵の努力では足らないということが良く分かります。運動や他の実績に比べて、不当に軽く見られがちである音楽の体育会的一面が痛いほど分かる作品でした。 J.K.シモンズは助演男優賞獲得も納得の演技です。優しいおじいちゃんかなと思ったら次のシーンでは鬼のような顔になっている。キャラの使い分けが上手すぎて恐怖を感じます。 果たしてシンバルは投げられたのか。 最後まで事件が起こり続けて飽きを全く感じさせない最高峰の映画です。かなりオススメ。原題がWhiplashということを知っているとより面白いかも。

シドニー・ルメット監督の作品は落ち着いていながらも全編通して安定して面白い

yuki12241 シドニー・ルメット監督の作品は落ち着いていながらも全編通して安定して面白いところが好きです。本作は、『オリエント急行殺人事件』に次いでお気に入りの映画です。 綺麗でコンパクトにまとまった、非常に優秀なソリッドシチュエーションサスペンスです。12人全員の同意が必要であるという、アメリカの陪審員制度の良いところを最大限に利用した素晴らしい脚本となっています。映画のタイトルにもよくあるように、アメリカにおいて12という数字は何かと重要な気がしますが、どうしてでしょうね。 プロの法律家でも真実は知ることが出来ないのに、素人の集まりで公平な判断を下せる事なんてほぼ無いのではないでしょうか。そんな陪審員制度の是非と性悪説という二本の柱の上に成り立っている、かなり面白い映画だと思います。

途中からの急展開に唖然

yuki12241 19歳で『マイ・マザー』でデビューした鬼才、グザヴィエ・ドランの3作目の監督作品です。序盤は淡々と意味のない会話を繰り広げる、ありがちな文学的フランス映画の雰囲気だったので気を抜いていたのですが、途中からの急展開に唖然としました。 色使い、間の取り方やカメラワークなど、技術的にも完璧で観れば見るほど引き込まれる作りになっています。また、『マイ・マザー』にも出演していた主演女優のスザンヌ・クレマンの圧倒的な演技に心を揺さぶられます。 この映画は主に、性同一性障害の男性とその彼女の苦悩を描いています。自分を女性だと思っている、たったそれだけの理由で、世間から迫害され信用すら失ってしまう。人と違うことはそれほどに罪なことなのでしょうか。そんな中で変わらず愛してくれる人こそ本当に大切にすべき人だということを教えてくれます。 「性」という人間の差別の永遠のテーマを皮肉に描いた、まさに今、この時代に観るべき映画です。

この作品以降作られたすべてのSF映画に影響を与えていると言っても過言ではない

yuki12241 この作品以降作られたすべてのSF映画に影響を与えていると言っても過言ではない作品です。『ゼロ・グラビティ』や『インターステラー』等のヒット作にも面影を感じます。 全くセリフがなく、日常の風景が流れているに過ぎないのに、何故かこれから面白い映画が始まる!という期待感が膨らんでいくような優秀なオープニングでした。極限までセリフをカットして観客に想像させる造りになっており、カメラワークや少しの効果音だけで、物語をしっかりと把握できるようになっています。 当時、この映画は来る近未来を想像して作られていると考えると、2014年現在、出てくる技術のほぼ全てが実用化されていて、科学の進歩に驚かされます。 使われている音楽は誰もが知っているクラシックばかりで親しみを持てるのではないでしょうか。少し、サイレント映画の名残を感じます。 傑作と言われるだけある作品なのは間違いないけれど、もう何回か見ないと本質は理解できなさそう。原作小説も読んでみようと思います。

歌いながら泣いて、更に瞬きをしないという演技

yuki12241 素晴らしい映画! 生きるということは、自分のためのみならず、誰かのために生きるということではないのか。それが出来ているのは今の世の中でどれくらいいるのでしょうか。志村喬がまたまた黒澤映画の主演を努めているワケですが、『七人の侍』とは対極にあるようなキャラクターを演じておりこれまたハマり役。歌いながら泣いて、更に瞬きをしないという演技には驚きました。命の終わりが見えてからでなくとも、しっかりと生きていくことはきっと出来るはず。そんな人生を送っていきたいと思いました。 自分の生き方の道筋がなんとなく分かってきた今、自分が世の中にどのように貢献していくべきか考えさせられました。

エンドロールの間中涙が止まりません

yuki12241 ベルリンの壁の壊される前のドイツは、現在の朝鮮とはちょっと違うが、異なる政治体制を取っていたという意味では似たような状況でした。そんな中、社会主義をとる東ドイツはシュタージと密告者たちに囲まれ、自らの自由な思想さえも気軽に話すことが出来ない抑圧された世の中であったことが恐ろしいです。家に盗聴器を仕掛けられたり、尋問されたり脅されたり、当時のソ連体制の怖さが滲みでている社会派の作品です。 社会主義を謳いながらも、シュタージの中でも幹部席なる物があったり、権力を用いて女性を強姦したり、矛盾だらけの社会主義に苛立ちを感じるように作られています。当時の国民の反感をわかり易く表現していました。 本気で聴いた人は悪人になれないという『善き人のためのソナタ』を聞いて、人々、特に大尉は何を感じたのでしょう。ある演出家の人生を盗み聞く中で、彼の心情の移ろっていくことがこの映画の中で一番のポイントになっています。エンドロールの間中涙が止まりませんでした。かなりオススメです。

ご協力いただいたのはyuki12241さん

yuki12241 映画好き大学生です。 2014.8~ コメントつけ始めました。
引用:ciatr.jp
職業:大学生 性別:男 年代:20代 年間映画鑑賞数:700本弱 好きな映画ジャンル:ノンフィクション