2017年7月6日更新

『トゥルーマンショー』がもっと面白くなるトリビア13選

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ジムキャリー『トゥルーマンショー』

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秀逸な脚本が面白い!映画『トゥルーマンショー』の魅力13選

w4_my 面白い! しかし、怖い。世界中の人から守られている反面、自分以外はみんな演出で仕事で、結局1人ぼっちのような感じもして、ちょっと苦しい‥。 とても興味深い作品でした。
KazuyukiSLJ これは面白いと共に考えさせられる映画。胡蝶の夢。ジムキャリーのコメディスターではなく役者としての凄さがわかる。
1998年に公開され、大ヒットした映画『トゥルーマンショー』。主演のジム・キャリー、助演のエド・ハリスはそれぞれ、ゴールデングローブ賞主演男優賞、助演男優賞を受賞しました。 そんな『トゥルーマン・ショー』の知られざるトリビアをご紹介します!

1.主人公と悪役は一度も顔を合わさずに撮影終了!?

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物語の主人公トゥローマン・バーバンク役のジム・キャリーと、劇中のテレビ番組『トゥルーマン・ショー』のクリエイター、クリストフ役のエド・ハリスは撮影中に一度も会う事がなかったんだそうです。 劇中に会話をするシーンはありますが、トゥルーマンは空に向かって、クリストフは画面に映るトゥルーマンに向かって話しかけているため、対面するシーンは存在しません。実際に劇中のキャラクター、トゥルーマンはプロデューサーに会ったこともなければ、顔を見たことすらないので、会わずに撮影をしたことで、よりリアルな演技を引き出せたのかもしれません。

2.印象的なあのシーンはアドリブ!?

劇中に、トゥルーマンが石鹸で鏡に落書きをし、おかしいな独り言をシーンがありますが、あのシーンは完全にジム・キャリーによる即興の演技なんだそうです。本編では使われたカットの他にも、長いカールヘアーの女性を落書きするカットもあったそうです。

3.台所にあるビタミンDのボトルが意味するものとは?

映画冒頭のシーンで、キッチンにあるビタミンDのボトルが移ります。トゥルーマンは普段、人口の太陽光しか浴びていませんが、普通であれば本当の太陽光を浴びないと、人間の身体にはビタミンDが不足してしまいます。そのため、出演者はキッチンにあるビタミンDで不足した分のビタミンを補給していたというとだそうです。

4.物語のベースとなった人物が存在する!?

監督ピーター・ウェアは映画を作る上でベースとして意識した人物がいると語っています。 その人物というのは、キング・オブ・ポップとして知られるマイケル・ジャクソン。彼の人生もまた、小さい頃からスターとして注目され続け、自分自身の人生を好きに歩めなかった人物だからでしょう。

5.750万円のポスター

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本作の広告用ポスターのなかに、モザイク画でトゥルーマンの顔が全面に描かれているポスターが存在します。 モザイク画は全て、劇中シーンの画像によって構成されています。このポスターはロブ・シルバーマンというアーティストによって手がけられたそうで、噂によるとそのポスター1枚に支払われた金額は75,000(日本円で約750万円程度)ドルだそうです。

6.ほぼ30年間ドームの中で生活していたトゥルーマン

物語は12月13日から17日までの5日間の物語です。これは、トゥルーマンが生まれて、10909日目から10913日目までの出来事で、彼が30歳の誕生日を迎える48日前から44日前までの話であることがわかります。トゥルーマンの誕生日は1月30日です。

7.劇中の美しい街は実在する

トゥルーマンが住んでいた美しい街、シーヘブン。撮影が行われたのはセットではなくアメリカ、フロリダ州にあるシーサイドという街だそうです。本作にはエキストラが300人存在するそうですが、その多くは実際にシーサイドに住む人々だそうです。 トゥローマンが住んでいた家も実在します。劇中でその家はナンバー36となっていますが、実際はナンバー31だそうです。撮影が行われる際、玄関の上にある31という数字を36に書き換えました。 この家の家主は撮影終了後も記念にすると言って数字を元に戻さなかったため、現在もトゥルーマンの家には36という数字が残っており、ファンの間では観光地となっています。

8.成功は予想されていなかった

配給会社のパラマウントは始め、本作の制作に乗り気ではありませんでした。アンドリュー・ニコルが作成した脚本の内容があまりにも暗くて重い内容だったためです。パラマウントはもっと明るく面白い作品を望んでおり、ただ高いだけのアート映画になってしまうとと予想していました(制作予算は6000万ドル)。 監督のピータ・ウォールは配給に意向には賛同していたため、必ず暗い作品にはしないと断言し、撮影に挑んだといいます。

9.帆船に書かれた139の文字

停船場に停まっている船に139という文字が書かれています。実はこれはダビデの詩139(ダビデ王が神ヤハウェに捧げた詩)のことを意味しているそうです。なぜそんな詩の数字が船に書かれているかと言うと、映画のクライマックスでのトゥルーマンとクリストフの対話の中に、この詩言い換えが含まれているからだそうです。 クリストフとトゥルーマンを神と人間に見立てこの台詞を割り当てたということでしょう。

10.トゥルーマンは都会に住む青年になるはずだった

本作の脚本を担当したアンドリュー・ニコルは始め、トゥルーマンを都会に住む高校を卒業した頃の青年として描いており、ニューヨークでの撮影を想定していました。しかし、監督のピーター・ウェアーが、都会で撮影し、SFじみた作品になることを避け、より現実味のある田舎町での撮影に変更したといいます。 また、脚本な段階から監督は、トゥルーマンはジム・キャリーに演じて欲しいと思っていたそうで、実際にジム・キャリーが演じることになったため、青年の設定から、29歳の男性に設定を変更しました。

11.ジム・キャリーの出演費

当時人気絶頂だったジム・キャリーの映画1本の出演料は2000万ドルだったそうですが、本作には特別に1200万ドルで出演することを了承したそうです。

12.監督は常にリアルを追求した

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画像や動画には画面アスペクト比という、縦と横の比を表す数字が存在します。 監督は撮影を行う際、物語に中で『トゥルーマン・ショー』がテレビショーとして放送されていることを意識し、当時のテレビサイズに近いアスペクト比1.66:1で撮影を行いました。しかし実際には1.85:1で劇場公開されてしまいました。1.66:1のアスペクト比の映像は現在DVD版でのみ鑑賞することが可能です。Blue-rey版は1.75:1なので異なります。 DVD版が最も監督が見せたかった映像と言えるかもしれません。

13.『トゥルーマンショー』はジム・キャリーがコメディー映画以外で初の主演を飾った作品

ジム・キャリーがシリアスな映画の主演を務めたのは本作が初めてでした。彼は『トゥルーマン・ショー』ついてこう語っています。
「この脚本は、僕が今までに読んだ脚本の中でも、最高の脚本のうちのひとつだよ。色々な意味合いを含んでいるんだ。」
引用:www.imdb.com