2017年7月6日更新

『ラブアゲイン』はラブコメ史上最強の映画?あらすじ・キャストを徹底解剖

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ラブ・アゲイン

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2組のカップルが魅せる!不器用な大人の恋愛事情を描いた『ラブアゲイン』

スティーブ・カレルとジュリアン・ムーア、そしてライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの共演も絵になる王道ロマンティック・コメディ『ラブ・アゲイン』。海外のレビューサイトRotten Tomatoesでも78%という好評価を得たこの作品の魅力はどんなところにあるのでしょうか? ライアン・ゴズリングがこの作品でエマ・ストーンとカップルを演じ、ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞にノミネートされていたというと、2017年2月に公開されるミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』を想起してしまいますね。 今回は『ラブアゲイン』の魅力を徹底解説していきます。

映画『ラブ・アゲイン』のあらすじ1

原題の『Crazy, Stupid, Love』の通り、中年男性の恋愛ドタバタコメディであり、大人の恋の難しさもビターに描いた『ラブ・アゲイン』。そのあらすじを結末も含め、詳しくご紹介します。 キャル・ウィーバーは40代の中年男性。安定した職とすばらしい妻とかわいい子どもたちに恵まれて、理想的な家庭を築いていると思っていたキャルに、突然妻のエミリーから同僚のデイヴィッドとの浮気を告白され、離婚の危機が訪れます。 一人暮らしのアパートに移り、寂しさを紛わすため夜な夜な地元のバーで飲んでいたキャルは、毎晩違う女性をナンパしてはベッドを共にしているプレイボーイのジェイコブ・パーマーと知り合います。キャルを哀れに思ったジェイコブは彼に恋愛指南をすることにしました。 ジェイコブのおかげですっかりモテ男に変身したキャルは、ケイトという女性をナンパすることに成功。ナンパのコツをつかみ、その後9人もの女性と夜を共にし、寂しさを紛わせていました。 一方ナンパ師のジェイコブはハンナという女性に一目惚れし、自身の持っている恋愛テクニックでハンナを落とそうと試みます。しかし彼女は、彼氏がいる法学部の学生でまったく相手にしてくれません。 ロースクールを卒業し司法試験に合格したハンナ。ある夜、友達を含めたディナーで彼からプロポーズをほのめかされたと思っていたハンナですが、それは彼女の思い込みで、見当違いな申し入れを受けるのです。プロポーズだと期待していた分、彼の行動に呆れてしまい自暴自棄になってバーに向かいました。そのままジェイコブに一夜の関係を申し込んだのです。 これまでジェイコブがナンパをしてきた女性は、彼の恋愛テクニックと色気に翻弄されていましたが、ハンナはそうでなはかったようです。2人はベッドに入りますが、お互いの過去の話をしているうちにそのまま朝を迎えました。

映画『ラブ・アゲイン』のあらすじ2【結末・ネタバレ注意】

キャルの息子ロビーはベビーシッターのジェシカに想いを寄せ、そのジェシカは実はキャルに熱を上げているという状態。しかしキャルは気づいていません。ジェシカはキャルの気を引こうと自分のヌード写真を送ろうと考えていました。 そんな中、キャルはエミリーが自分に未練があることを知り、初デートを思い出してもらおうと家の庭にミニゴルフセットを作ります。感激するエミリー。ところが、そこにヌード写真を見つけてしまったジェシカの父親バーニー、親にジェイコブを紹介するために一緒に訪れたハンナ、エミリーの忘れ物を届けに来た不倫相手のデイヴィッドが鉢合わせしてしまいます! そう、ハンナの両親とはキャルとエミリーだったのです。そこでキャル、バーニー、ジェイコブ、デイヴィッドの、三つ巴ならぬ四つ巴のもみ合いが始まってしまいます。 また元の虚しい一人暮らしに戻ってバーに入り浸るキャル。どうしてもプレイボーイだったジェイコブと愛娘ハンナとの交際を認めることができません。 しかし、中学校の卒業式で「いかにして真実の愛と魂の伴侶を失ったか」という悲観的なスピーチをするロビーを見て、居ても立っても居られなくなったキャル。ロビーのスピーチをさえぎって、自分とエミリーとの出会いを語り、決してエミリーを諦めないと伝えます。 父親の姿を見て勇気づけられたロビーも、ジェシカに愛の告白をします。式の後、キャルはようやくハンナとジェイコブの交際を認めるのでした。そして、元の鞘に収まりそうなキャルとエミリーの談笑する姿がありました。

映画『ラブ・アゲイン』の主なキャスト

キャル・ウィーバー役/スティーブ・カレル

スティーブ・カレルは1962年マサチューセッツ州コンコード生まれ。父親は電気技師でイタリア人とドイツ人、母親はポーランド人の血を引く家系でした。映画デビューは1991年の『カーリー・スー』の脇役で、その後はテレビ出演中心の活動をしていました。 2005年には『40歳の童貞男』で主演・脚本・製作総指揮を兼任し、このコメディ作品は全米で大ヒットを記録しました。またこの年から主演したNBCのテレビシリーズ『ザ・オフィス』もヒットし、2006年にゴールデングローブ賞を受賞、エミー賞にもノミネートされました。 2014年にジョン・デュポン役で主演した『フォックスキャッチャー』でも2015年度ゴールデングローブ賞とアカデミー賞両方で主演男優賞にノミネートされ、コメディからシリアスなドラマまで幅広い演技力が評価されています。

ジェイコブ・パーマー役/ライアン・ゴズリング

ライアン・ゴズリングはカナダ出身の俳優で、1980年オンタリオ州ロンドン生まれ。最初のキャリアは1993年から二年間出演したディズニー・チャンネルの『ミッキー・マウス・クラブ』の子役からでした。 世界的に知られるようになったのは2004年の『きみに読む物語』で主人公の相手役ノアを演じてから。その後も着実に出演作を重ねていき、2007年には『ラースと、その彼女』で初めて、『ラブ・アゲイン』『ラ・ラ・ランド』同様にゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門主演男優賞にノミネートされています。 2015年の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』ではスティーブ・カレルと共演しており、またSF映画の名作『ブレードランナー』の続編として2017年に公開される『ブレードランナー2049』では新しいブレードランナー「K」役を演じ、ハリソン・フォードと共演しています。

エミリー・ウィーバー役/ジュリアン・ムーア

ジュリアン・ムーアは1960年ノースカロライナ州フォートブラッグ生まれ。ボストン大学で演技を学び、初期キャリアはオフ・ブロードウェイやテレビでの活動でした。 映画デビュー作は1990年の『フロム・ザ・ダークサイド/3つの闇の物語』。その後1990年代から2010年代とコンスタントに映画に出演、多くの賞を受賞した主な出演作に、『ブギーナイツ』『マグノリア』『エデンより彼方に』『めぐりあう時間たち』『アリスのままで』があります。 特に2014年の『アリスのままで』で演じた主人公アリス・ハウランド役では、アカデミー賞・ゴールデングローブ賞・全米映画俳優組合賞など主だった映画賞の主演女優賞を総なめしています。

ハンナ・ウィーバー役/エマ・ストーン

エマ・ストーンは1988年アリゾナ州スコッツデール生まれで、父方の祖父はスウェーデンからの移民でした。ドイツ人とイギリス人、スコットランドとアイルランドの血も引いているそうです。舞台デビューは11歳、アリゾナ州フェニックスのバレーユース・シアターのメンバーとして所属していた時でした。 カソリック系の女子高に通っていましたが、中退し女優を目指すべくカリフォルニアに移り、2004年には母親とロサンゼルスへ移り住みました。映画初出演作は『スーパーバッド 童貞ウォーズ』。2009年に出演したホラーコメディ『ゾンビランド』で注目され、『ラブ・アゲイン』と同年の2011年には『ヘルプ~心がつなぐストーリー』で主演のスキーター役を演じました。 2012年にはスパイダーマン・シリーズのリブート作品『アメージング・スパイダーマン』にヒロインのグウェン・ステイシー役で出演、2013年にはライアン・ゴズリングと初の共演となった『L.A.ギャング ストーリー』、2014年にはその年のアカデミー賞4冠に輝いた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で主役リーガンの娘サム役を演じています。

映画『ラブ・アゲイン』の脇を固める個性的なキャスト

ロビー・ウィーバー役/ジョナ・ボボ

1997年生まれのロビー・ウィーバーはニューヨーク州ルーズベルト島出身。映画デビューは2004年の『The Best Thief in the World(原題)』で、ヤング・アーティスト・アワードでは、2006年に『ザスーラ』で、2012年に『ラブ・アゲイン』で二度ノミネートされています。

ジェシカ・ライリー役/アナリー・ティプトン

1988年生まれのアナリー・ティプトンはミネソタ州ミネアポリス出身で、元フィギュアスケート選手。選手を引退後はモデルとして活動し、2008年に初めてのテレビドラマ出演を果たしています。 映画デビューは2011年公開の『グリーン・ホーネット』のアナ役で、その年に『ラブ・アゲイン』にも出演しています。

デイヴィッド・リンハーゲン役/ケヴィン・ベーコン

ケヴィン・ベーコンは1958年ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。映画デビューは1978年の『アニマル・ハウス』で、1984年に『フットルース』で軽快なステップを見せて大ブレイクし、それ以来長年映画界になくてはならない俳優として、ドラマ、サスペンス、アクションなど、さまざまなジャンルの作品に出演してきました。 また『ラブ・アゲイン』には、カレル、ゴズリングと『マネーショート 華麗なる大逆転』でも共演したマリサ・トメイや、ハンナの恋人リチャード役で歌手のジョシュ・グローバンも出演しています。マリサ・トメイは2017年公開のスパイダーマン新シリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』にメイ・パーカー役で出演しているので、エマ・ストーンと「スパイダーマン」女優の共演にもなっていますね。

『ラ・ラ・ランド』でも恋人役で共演したライアンとエマ!二人の賞レースの行方は?

2017年第89回アカデミー賞に主要14部門にノミネートされた、『セッション』のデイミアン・チャゼル監督・脚本によるミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』で三度の恋人役での共演を果たしているライアン・ゴズリングとエマ・ストーン。第74回ゴールデングローブ賞ではすでにミュージカル・コメディ部門の作品賞ほか7部門を受賞していますが、アカデミー賞でも大本命といわれています。 売れない女優ミアと夢を追いかけるジャズピアニストのセバスチャンの恋を描くミュージカル映画ですが、二人の息のぴったり合った歌とダンスに魅了されるのは間違いなし!ぜひ初共演した『ラブ・アゲイン』を観てから、この作品を観に行きたいですね。

『ラブ・アゲイン』のCiatrユーザーの感想・評価を紹介!【ネタバレ注意】

十人十色の恋愛を描いた心温まる作品

maaaaki0425 熟年夫婦の中年の危機、プレイボーイが目覚めた恋、年上へ憧れる高校生、少年の淡い一途な恋。 同時にサイドストーリーが展開される構成だけど、それぞれいろんな形の恋愛模様とヒューマンドラマがあって飽きない。 コメディだから、そりゃありえないわー!っていうところもあるけどひっくるめていい映画。 ライアン・ゴズリングがとにかくイケメン。 主演のスティーブ・カレルの冴えないおじさんからの変貌っぷりと変わらない愛の演技が素晴らしかった。
Naoto_Ozaki 親子愛も熟年夫婦の恋愛も思春期の恋愛も…十人十色の恋愛を描いた心温まる作品でした。こんな家族が周りに居たら、息子はきっとイイ男になるに違いないと思います。…逆に娘は心配です。

ライアン・ゴズリングがとにかくかっこいい!

LoveMeForMe33 面白かった!何回も声出して笑ったし、終盤の展開には本気で驚いた。もちろん、ほっこりさせられたりきゅんきゅんした場面も多々…♡ 他愛もないラブコメではあるけど、案外予想のつかない展開だった〜。 エマ・ストーン可愛いしキャラも大好き。そして、ライアン・ゴズリング、かっこいいやん。
ririri511 偶然の出会いが偶然にも一致。系の作品でした。 ジュリアン・ムーア相変わらずの美貌。 ライアン・ゴズリングは外見に関しては非の打ちどころ無し&ライアン・ゴズリングのセクシーな裸を拝めただけで感激です(笑)

見事なアンサンブル・コメディ!

Ryohei_Shiota 人間関係ってちょっとしたことで壊れちゃったり、良くない方向に転ぶ事も多々あるけど、 本当の愛があれば時間がかかっても元に戻る(離れられない)と本気で思った。 作中では【魂の伴侶】と言っていたが。 笑って泣けて辛かったり喜んだり、素敵な物語でした。