2018年3月5日更新

『TAXI ブルックリン』のあらすじ・キャスト他注目ポイントまとめ【TAXiのドラマ版】

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人気フランス映画のドラマ版『TAXI ブルックリン』

『TAXI ブルックリン』3
1998年から始まったリュック・ベッソン製作のコメディ・アクション映画シリーズ『TAXi』。そのドラマ版としてヨーロッパコープテレビで製作され、アメリカではNBC、フランスではTF1で2014年に放送された『TAXI ブルックリン』のあらすじとキャスト、注目ポイントや感想・評価などをまとめました。 残念ながら2015年にNBCが継続をキャンセルしたため、シーズン2は幻となってしまいましたが、ニューヨーク・ブルックリンを舞台にしたポリス・アクションとバディ物としてのキャラクターの面白さから、根強い人気があるようです。

ドラマ『TAXI ブルックリン』のあらすじ

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真面目で優秀なNY市警の刑事キャットことケイトリン・サリヴァンには、実は運転が苦手という唯一の弱点がありました。運転免許の試験には3回も失敗し、何台もの車を廃車にしてしまうほど。上司からは運転禁止令が出てしまい、捜査に支障が出てしまいます。 そんなピンチな状況で、キャットが逮捕したタクシー運転手のレオ・ロンバが凄腕のドライバーだと知り、収監免除と引き換えに捜査協力を申し出ました。こうして二人はコンビを組むことになり、いくつもの事件を捜査していくことになります。 1話完結のエピソードが第12話まで続きますが、物語のキーパートにはキャットの殺された父親の犯人捜しがあります。第3話ではキャットの父親とマフィアとのつながりや、第5話では父が殺された事件の唯一の目撃者のエピソードが盛り込まれています。

ドラマ『TAXI ブルックリン』の最終話【ネタバレ注意】

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第12回の最終話では、それまでに張られた伏線が一気に回収され、とんでもない展開に!キャットの元夫グレッグに殺人容疑がかけられるところから始まりますが、そこからキャットの周りの人々が次々と事件に巻き込まれていきます。 まずフランスから来たレオの元妻と息子が何者かに誘拐され、キャットにも殺人容疑がかけられる中、キャットの母親フランキーが乗ったフェリーが爆破され、グレッグがキャットをかばって撃たれてしまいます。あまりにも急速な怒涛の展開です。 しかし本当の驚愕は、それらすべての計画はキャットの幼馴染みで親友のアナベラが仕組んだことだったとわかった時にやってきます。キャットの父親は実は汚職警官で、マフィアのボスを自分の保身のために殺害していました。そのボスがアナベラの祖父だったのです。 復讐のため、アナベラはまずキャットの父親を殺害。そしてグレッグに浮気させて二人を離婚に追い込み、グレッグに殺人容疑もかけました。キャットの指紋を手に入れて殺人容疑をかけさせ、フランキーが乗ったフェリーを爆破するというところまで、全部アナベラが行った犯行だったのです!物語はアナベラの逮捕で幕を閉じます。

ドラマ『TAXI ブルックリン』のキャスト紹介

ケイトリン・“キャット”・サリヴァン役/カイラー・リー

NY市警の女性刑事キャット役を演じたのは、1982年ノースカロライナ州シャーロット生まれのカイラー・リーです。ヴァージニア州ヴァージニアビーチ育ちで、12歳でフロリダ州マイアミに移り住んでいます。 12歳でモデルとして雑誌デビューし、映画デビューは実の兄クリストファー・カイマン・リーと恋人役で共演した1997年の『Kickboxing Academy(原題)』でした。テレビドラマで主に活動しており、シーズン3からメインキャストとして出演した『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』のレクシー・グレイ役で有名になりました。 2015年からはDCコミックスのキャラクターが主人公のテレビシリーズ『スーパーガール』でアレックス・ダンバース役を演じています。『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』で主人公メレディス・グレイの妹役、『スーパーガール』でも主人公カーラ・ゾーエルの妹役を演じているのは奇妙な偶然ですね。 私生活では、2000年にドラマ『7th Heaven』で共演した俳優のネイサン・ウエストと、2002年20歳の時に結婚し、1男2女に恵まれています。

レオ・ロンバ役/ジャッキー・イド

キャットの相棒で凄腕タクシードライバーのレオ役を演じたのは、1977年アフリカ西部のブルキナファソ・ワガドゥグ生まれのジャッキー・イドです。パリ在住で、フランスで俳優として活動しています。 映画デビューは2005年のドイツ映画『マサイの恋人』で、2009年にはクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』で主人公ショシャナの恋人で映画技師のマルセルを演じています。 またテレビシリーズでは、2016年からABCで放送されているクライム・スリラー『The Catch(原題)』にメインキャストのFBI捜査官ジュールス役としてキャスティングされ、2017年のシーズン2にも続投しています。

ジョン・ベイカー役/ジェームズ・コルビー

キャットの上司で母親のフランキーと関係を持っているジョン・ベイカーを演じたのは、1961年マサチューセッツ州アーリントン生まれのジェームズ・コルビーです。アイルランド系の血を引いています。 1956年から2010年の55年間続いた連続テレビドラマ『As The World Turns』に、1998年にジミー・キャメロン役として出演してから、2006年の『Waterfront(原題)』、1993年から2009年の間にテレビシリーズ『ロー&オーダー』など、コンスタントにテレビ出演を続けています。 また2014年にはマーベル・スタジオの映画『アメージング・スパイダーマン2』に、2014年からFOXで放送開始されたDCコミックスのテレビシリーズ『GOTHAM/ゴッサム』に出演。2016年にはテレビミニシリーズ『Madoff(原題)』にエド・マニオン役でキャスティングされました。

エディ・エスポジート役/ホセ・ズニーガ

キャットの同僚でライバルの刑事エディ・エスポジート役を演じたのは、ホンデュラス生まれの俳優ホセ・ズニーガです。7歳でニューヨーク市へ移り住んでいます。 映画デビューは1988年の『Riding the Rails(原題)』で、この撮影のために4ヶ月の間、貨物列車に乗ってホームレスの収容施設で暮らしたそうです。1993年にはフランク・マーシャル監督の『生きてこそ』にフラガ整備士役で出演しています。 その後は1994年から『New York Undercover(原題)』、1992年から『ロー&オーダー』、2001年から『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』、2003年から『CSI:マイアミ』、2004年から『CSI:科学捜査班』など、継続的にテレビドラマへの出演が続いています。 2016年から2017年には、マーベルの『エージェント・オブ・シールド』にエリー・モロウ役で5エピソード出演しています。

モニカ・ペーニャ役/ジェニファー・エスポジート

キャットの友人のモニカ・ペーニャ医師を演じたのは、1973年ニューヨーク州ブルックリン出身のジェニファー・エスポジートです。テレビデビューは1990年の『ロー&オーダー』の端役。その後1997年にマイケル・J・フォックス主演のテレビシリーズ『スピン・シティ』にステイシー・パテルノ役で出演して知られるようになりました。 私生活では二度の破局を経験していて、2006年に俳優のブラッドレイ・クーパーと結婚するも4ヶ月で離婚、2009年にはプロテニス選手のマーク・フィリプーシスと婚約するも2010年に別れています。

フランキー・サリヴァン役/アリー・ウォーカー

キャットの母親フランキーを演じたのは、1961年テネシー州タラホーマ生まれのアリー・ウォーカーです。映画デビューは1988年『アロハ・サマー』で、1992年のジャン=クロード・ヴァン・ダム主演映画『ユニバーサル・ソルジャー』ではヒロインのヴェロニカ・ロバーツ役を演じました。 1993年にテレビシリーズ『Moon Over Miami(原題)』にグウェン・クロス役で出演、1994年にはマイケル・コーン監督の映画『犯罪心理捜査官』で主役の女性捜査官役に抜擢されました。1996年からのテレビシリーズ『プロファイラー/犯罪心理分析官』では主演のサマンサ・“サム”・ウォーターズ博士を演じ、2000年のシーズン4まで続く人気作品となりました。 2008年から2010年にドラマシリーズ『サン・オブ・アナーキー』でゲスト出演した後は、2011年のテレビシリーズ『The Protecter(原題)』、2015年のテレビシリーズ『Longmire(原題)』に出演。そして2016年から2017年には『Colony(原題)』にヘレナ役でキャスティングされています。

注目ポイントはてんこ盛りの最終話!打ち切りの謎

1話完結のストーリー展開として割と淡々とブルックリンの日常を切り取っていたドラマ『TAXI ブルックリン』でしたが、最終話にさしかかると突如一度にすべての伏線を回収していこうとする様相を呈して、視聴者を驚愕させました。 シーズン1が終わった2015年、NBCがシリーズをキャンセルしたため継続が難しくなり、結局シーズン2は製作されませんでした。もしかすると、この辺の事情で一気にたたみかけるように最終話でラストを迎えなければならず、急展開をたどったのかもしれません。 いずれにしてもファンにとっては残念でしかないシーズン終了とラストでした。

オススメのポイントはカーアクションではなく、バディのかけあい?

『TAXI ブルックリン』はバディ・ドラマとしてキャットとレオの軽妙なかけ合いやそれぞれのキャラクターと俳優の相性の良さ、シリアスさとコメディタッチが絶妙にかけ合わされたドラマパートが人気だったようです。思いのほか、映画『TAXi』のような激しいカーアクションがなかったのも、ドラマがメインとなって功を奏しました。 ポリス・サスペンスでもなく、カーアクションでもない、いわばほのぼのした下町バディ・ドラマだった『TAXI ブルックリン』。それが最終話でいきなりサスペンス仕立てが加速した結果、衝撃的な幕切れとなってしまったようです。このドラマの良さが活かされている最終回手前までがオススメ?でしょうか。

気になるドラマ『TAXI ブルックリン』の海外の感想・評価は?

シーズン2を願う声が多数ある一方、低評価もしばしば見られる不思議なレビュー傾向です。

低評価なレビューでも、私は好き

プロットは他のポリス物に似たところがあるけれど、出演者の演技がすばらしいのでキャスティングは成功していると思う。アクション、捜査、復讐、ロマンス、感情やユーモアがすべて含まれていた。もっと評価されるべきだと思う。
引用:imdb.com

これは絶対面白い

ここでレビューを読んだ後、『TAXI ブルックリン』を観るのを躊躇したけれど、心配しなくても見続けられた。エピソード1は7.7のレイティングだったし、キャットの父親殺しのメインテーマがあって、ドラマを続けて観たいと思えた。
引用:imdb.com

シリーズ2を切望

このドラマは本当にすばらしい!夢中になって見続けてしまった!本当にシリーズがキャンセルされたという噂が間違いであってほしい。シーズン2をどうかお願い!このドラマは続いてほしい。ストーリーラインはすばらしく、ワクワクしながら見続けられた。出演者たちの相性も良く、とても印象的だった。
引用:imdb.com

もしシーズン2があれば

もしシーズン2としてカムバックすることがあれば、脚本家をクビにして、キャラクターの微調整が必要だと思う。『TAXI ブルックリン』はもっと面白いドラマになるポテンシャルを絶対持っている。
引用:imdb.com