2017年7月6日更新

サザエさん一家や登場人物のプロフィール徹底解説!【学歴も網羅!】

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国民的アニメ『サザエさん』。サザエさん一家や名脇役たちのプロフィールや意外なトリビアをご紹介します。

『サザエさん』パンフレット
長谷川町子原作で1969年10月から2017年現在でも放送中の国民的アニメ『サザエさん』。今回は、サザエさん一家や名脇役達のプロフィールなどを徹底紹介していきます。

サザエさん一家のプロフィール

磯野波平

『サザエさん』磯野波平
磯野家の家長であり大黒柱。生年月日は1895年9月14日生まれの54歳。見た目から結構お歳を召されている印象を受けますが、意外と若いんです。フネの夫であり、サザエ、カツオ、ワカメの父親です。頭頂部にある1本の毛が特徴で、風呂上りにドライヤーと櫛で丁寧に乾かすシーンがあるほどのこだわりを持っています。 そんな波平の最終学歴は京都大学です。福岡の実家に双子の兄の海平がおり、頭の毛が違う以外見分けがつきません。 盆栽や囲碁など趣味が多く、泳ぎが得意で人命救助で新聞に載ったことがあるくらいです。苦手なものは料理と物作り。また極度の方向音痴で、交番で道を尋ねてもまた交番に戻ってくるエピソードが存在しているほどです。 見た目が影響しているのか年寄扱いされることが嫌いで、電車などで席を譲られると不機嫌になり、また新しいものや海外の製品を受け入れることに難色を示したりしている場面があるなど、性格は頑固でやや短気。カツオとサザエの騒動を「バカモン」と?りつけるのが定番で、昔ながらの頑固親父のイメージを定着させた人物です。

磯野フネ

『サザエさん』磯野フネ
(画像中央がフネ) 優しい性格の磯野家の頼れる母。年齢は50代で静岡県出身。隣に暮らす伊佐坂軽とは日本女子大学時代からの友人で、塀越しにおしゃべりする光景がよく見受けられます。 和装に割烹着姿が基本の服装で、趣味の芝居見物などに出かけるときに洋服を付けたりしています。眼鏡をかけることはあまりありませんが、裁縫など細かい仕事や小さいものを見るときなどにかけていたりします。たまに眼鏡をかけなかった為に失敗するエピソードがあるなど意外とおっちょこちょいな一面も見せたりしています。

磯野カツオ

『サザエさん』磯野カツオ
波平・フネの息子でサザエの弟。ワカメの兄でタラちゃんの叔父にあたります。1938年生まれでかもめ第三小学校に通う11歳です。 丸刈り頭が特徴で、サザエにいたずらを仕掛け波平に叱られることが日常茶飯事です。妹のワカメや甥のタラちゃんの面倒見がよく2人から慕われています。スポーツが趣味でよく親友の中島と野球しています。 同じクラスのカオリや隣に住んでいる伊佐坂浮江など美人に惚れやすいのですが、成就することはありません。また同じクラスの花沢花子から一方的に惚れられていますが、男勝りな性格から敬遠しています。しかし友達としては家庭的な一面も持っているからか仲はいいです。 勉強が苦手でテストの成績はよくありません。夏休みの宿題は最終日に家族総出で行うことがお決まりの展開です。世渡り上手で外面がよく、原作では葉書を最終的にクリスマスツリーに交換したエピソードがあったりします。

磯野ワカメ

『サザエさん』磯野ワカメ
サザエ、カツオの妹でタラちゃんの叔母です。おかっぱのような髪型とミニスカートが特徴的で、カツオと同じかもめ第三小学校の3年生です。 心優しく真面目な優等生キャラですが、色んな物に影響を受けやすい性格の為、将来の夢が変化して周りを困惑させたりします。 趣味は読書やおしゃれで、フネや浮江を理想の女性にしています。

フグ田マスオ

『サザエさん』フグ田マスオ
サザエの夫でタラちゃんの父親。大阪府出身で年齢は28歳。オールバックと眼鏡が特徴的で、優しい性格の為家族から慕われているいい旦那様です。 妻の家族と同居する男性を「マスオさん」と呼ぶ由来となった人物でもあります。元々フグ田家は磯野家の近くに暮らしていましたが、大家とトラブルになり同居する形で現在に至ります。 2浪した後に早稲田大学を卒業後、現在は海山商事の係長です。親友は同僚の穴子さんと義理の従兄弟のノリスケで、会社帰りによく飲みに行っています。 一度読みだしたら周りが見えなくなるほどの読書好きで、失敗したエピソードが多く存在しています。また、バイオリンの腕は致命的でタマですら逃げ出すほど。裁縫やガーデニングは得意で、フネから関心されています。

フグ田サザエ

『サザエさん』フグ田サザエ
本作の主人公。波平・フネの子供でカツオ・ワカメの姉。マスオの妻でタラちゃんの母親です。年齢は24歳で頭頂部と左右にパーマをかけたような特徴的な髪形と、アニメOPの「サザエでございまーす」が印象的です。 マスオとは食堂でのお見合い結婚でしたが、大衆の面前であったためバツが悪くなったことで早々と決めてしまったようです。 料理や裁縫が得意など主婦業は一通りこなしますが、性格は快活でややおっちょこちょい。サイレンが鳴ると現場まで見に行くほどの野次馬根性も持っています。 タラちゃんと添い寝すると先に寝てしまうことはしょっちゅうで、寝相の悪さは有名です。イタズラしたカツオを日常的に追い回しているため、足が速いことを自負しています。 そんな、サザエの学歴はあわび女子学院卒業です。他の登場人物が有名大学を卒業しているのに、一人だけ架空の学校を出ているのは『サザエさん』の中でも一番の謎です。

フグ田タラオ(タラちゃん)

『サザエさん』フグ田タラオ
マスオとサザエの子供で年齢は3歳。本名は「タラオ」ですが「タラちゃん」と呼ばれることが多いです。アニメ版『サザエさん』の登場人物の中で、唯一走るときに独特な足音がします。物わかりの良いいい子で、カツオが適当に教えたことを真に受けて他で披露して失敗したエピソードが数多く存在します。赤い三輪車が大のお気に入りでよく公園に行くときの移動手段として使っています。 リカちゃんというガールフレンドがおり、ままごとをしたりしています。また従兄弟のイクラちゃんとは、互いの家を行き来するほど仲が良く、両親以外で唯一イクラちゃん独特の言葉が理解できるほどです。

タマ

『サザエさん』タマ
磯野家で飼われている白いオス猫で、赤いリボンに大きな鈴が特徴的です。タラちゃんと仲が良く、オープニングで果物の中から飛び出すシーンは印象的です。 猫なのにネズミが苦手。ピンクのペルシャ猫がガールフレンドで、隣の伊佐坂家の犬のハチとは犬猫の関係を超えて非常に仲が良いです。

『サザエさん』の中で存在感抜群!マスオの同僚アナゴさん

「フ~グ田く~ん」でお馴染み、海山商事のマスオさんの同僚にして親友のアナゴさん。 あれだけの存在感がありながら、実は原作ではそれらしき人物は描かれているものの「アナゴさん」というキャラクターは登場していません。やや老け顔で、分厚い唇が特徴のアナゴさんですが、実はまだ27歳という若さです。 奥さんの名前は「タカコ」で、かなりの恐妻家。アナゴさん自身は亭主関白と言っていますが、実際には尻にしかれているようです。 実は高学歴で、京都大学を卒業後に海山商事に入社しました。

波野一家

磯野家・フグ田家の親戚で、作中でも多く登場する波野一家。 実はノリスケさんはかなりの高学歴で高収入であるはずなのに、小さなアパート暮らしという謎の生活を送る波野家をご紹介します。

波野ノリスケ

波平の妹・なぎ江の子で、サザエたち三兄弟の従兄弟です。カツオやワカメは結構歳の差があるためか、「ノリスケおじさん」と呼びます。 年齢は明確にはされておらず、24~26歳ぐらい、という設定になっています。 明るく朗らかな性格で、磯野家・フグ田家に押し掛けることもよくあり、自分の担当編集である伊佐坂先生が磯野家の隣という事もあり、伊佐坂先生の原稿待ちの際は磯野家にしょっちゅう居座っています。また、波平やマスオと会社帰りによく呑みに行き、奢ってもらう事が多いという図々しい面も…。 実は東京大学の法学部を卒業しているというかなりの高学歴の持ち主ですが、その頭脳が生かされている場面はあまり見かけられません。

波野タイコ

『サザエさん』タイコ
ノリスケの妻でイクラの母親。年齢は22歳と若く、ノリスケとはお見合いで結婚をしました。 タイ子も実は高学歴で、立教大学経済学部を卒業し、学生時代にイタリア人の文通相手がいたこともあり少しですがイタリア語が話せます。 年齢が22歳で大学卒業後はデパートに勤務、そしてノリスケと結婚してすでに1児の母親なのに22歳という設定はかなり無理があるのですが、このことに関しては深く語られていません。 アニメ版では磯野家との仲は良好であり、とくにサザエさんとは一緒にお風呂に入るほどの仲です。 夫のノリスケが磯野家に迷惑をかけた際は、必ず謝りにくるなど妻としての配慮がとても素晴らしい人物です。

波野イクラ

『サザエさん』イクラちゃん
ノリスケとタイ子の子どもで、アニメでは一応「男の子」という事になっています。実は、イクラちゃんに関しては性別不明とされていましたが、アニメ版では男の子ですが、原作では名前はアニメと名前が異なる「チドリ」という女の子という設定のようです。 年齢は1歳~2歳の間で、「ハーイ」「チャーン」「バブー」しか喋りませんが、それぞれシチュエーションで使い分けており、「ハーイ」は挨拶や同意、「チャーン」は誰かを呼ぶとき、「バブー」は不機嫌な時や否定の際に使用されています。周りの人はいまいち何を言っているか理解不能らしいのですが、タラちゃんとノリスケ・タイ子のみ理解可能のようです。 好きな物はお茶・らっきょうなどと、かなり渋い趣向の持ち主で、周りの大人を驚かせることも。 また、気性の激しい性格でもあり、自分が騙されたとわかると騙した相手に1歳児とは思えないほど容赦ない仕返しをするなど、なかなか侮れない存在です。

親戚・ご先祖様

磯野藻屑源素太皆(いそのもくずみなもとのすたみな)

磯野家のご先祖様で、明治維新頃の人物です。 裃に長袴姿の武士そのものの恰好で、顔は海平・波平と全く同じと言っていいほど似ています。 1832年の彼岸の際に、殿様の御前でおはぎを38個平らげるという偉業(?)を成し遂げ、そのことを自慢としているちょっと変わったご先祖様です。 もちろんかなりの甘党で、お供え物にケチをつけるなど中々ユーモアに溢れる人物です。

磯野海平・波野なぎ江

磯野海平は波平の双子の兄で、顔や背格好はほぼ同じ。見分けるポイントは波平の頭頂部の毛が1本なのに対し海平は2本なのは特徴です。これ以外に見分けるポイントはありません。妻のフネですら間違えるほどのそっくり加減です。 波野なぎ江は海平・波平の妹で、ノリスケの母親にあたる人物です。サザエさんから見れば叔母にあたるのですが、「ノリスケさんのお母さん」と呼ばれる事が多いようです。

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『サザエさん』に登場する伊佐坂さん一家をご紹介

伊佐坂難物

磯野家の隣には、小説家の伊佐坂難物(いささかなんぶつ)先生が住んでいます。性格は穏やかでのんびり屋。趣味は囲碁で波平とは囲碁仲間、職業は小説家で複数の出版社に小説原稿をだしており、ノリスケが勤務している出版社にも原稿を渡しています。 複数の小説連載を抱えているらしく大変な遅筆でいつも締め切りに追われおり、時には言い訳をして逃げ出すことも…。 そのため伊佐坂先生担当のノリスケは、屡々伊佐坂先生の家に行き、原稿を早く仕上げるように催促したり、逃げないように監視しています。またノリスケの編集仲間から「イイワケ先生」というあまり嬉しくないあだ名をつけられています。

伊佐坂軽・甚六

伊佐坂一家には、伊佐坂先生の妻の軽(かる)、大学浪人中の息子甚六(じんろく)、高校生の娘の浮江(うきえ)、ペットの愛犬のハチがいます。軽はフネと女学校時代からの親友で塀越しにいつも井戸端会議をしています。 甚六は大学を目指し浪人中で車好き、いつもハチを散歩させたりぶらぶらしている場面が多い様ですが、夜中2時に起きて猛勉強しています。

伊佐坂浮江・ハチ

浮江は高校生で眉目秀麗な女の子、心優しくスポーツ万能で成績も優秀なため、ワカメが憧れる理想の女性です。またカツオや中島をはじめとする少年たちのマドンナ的存在で、カツオはいつも浮江の前でかっこつけようとしています。 ハチは伊佐坂家の愛犬で犬種はテリア種、とても優しく人懐っこい性格をしています。また猫のタマとも大の仲良しで、たまに訪れるタマと遊んでいます。

サザエさんに関するトリビア

『サザエさん』トリビア

謎の隣人 (旧)伊佐坂一家・浜さん一家

磯野家のお隣さんは伊佐坂さんですが、それ以前は画家の浜さん、さらにそれ以前は小説家の(旧)伊佐坂さんと時代毎に住人が引っ越しを繰り返しています。 問題は一番最初のお隣さんだった(旧)伊佐坂さんで、顔は全くの別人なのですが家族構成と娘・息子の名前や年齢までほぼ一緒の設定。画家の浜さん一家が浜夫人の病気療養のため伊豆に引っ越したのに対し、(旧)伊佐坂さんは1978年に消えるように理由不明のまま引っ越しをしています。 (旧)伊佐坂家に一体何が起こったのでしょうか?ちょっと不気味ですね。

海山商事の粗品の悲劇

『サザエさん』海山商事のタオル
マスオさんが勤める会社「海山商事」の粗品タオルがぞうきんになる悲哀を歌った曲が存在します。1990年代に短期間ロックバンド活動をしていた『BAKU』の代表曲『ぞうきん』の中に「(株)海山商事粗品タオルさん」の歌詞フレーズが出てきます。 作詞・作曲をした車谷浩司がサザエさんのファンで(株)海山商事粗品タオルの歌詞フレーズを思いつき作詞に採用したそうです。ロックバンド『BAKU』は現在バンド活動していませんが、大変面白い歌詞のノリのいい曲ですので、是非一度視聴してみてください。

サブちゃんの謎

三河屋で働いていた三平が結婚し出身地だった山形の実家に帰郷したために、後任として御用聞きや配達を担当する従業員です。年齢は19歳で青森県出身、趣味はギター。一橋大学卒業後にサントリーに就職し、その後三河屋に転職してきたという設定があります。 しかし、この設定には矛盾があります。まず普通に高校卒業後に大学進学し就職するまでの年齢が通常なら22歳が普通ですが、サブちゃんの年齢設定は19歳となっています。飛び級で高校と大学を卒業しない限りかなり無理があります。 さらに一流企業のサントリーから町の一酒屋転職するのも謎ですね。