2017年3月21日更新 2,098view

映画『キングコング』の歴史をまるっと紹介!【最新作髑髏島の巨神へと続く】

『キングコング 髑髏島の巨神』が、ついに2017年3月25日、日本でも公開されます。1933年の初代から歴代映画のあらすじ・みどころを振り返り、最新作を観る前にぜひ復習していきましょう!

そもそも映画「キングコング」とは?

1933年にアメリカで製作された特撮怪獣映画『キング・コング』、これが初めて世界にキングコングが現れた作品です。巨大な類人猿/ゴリラで、元々は南洋の髑髏島に住んでいました。

髑髏島は恐竜が住む太古の生態系が残る島で、キングコングは原住民たちに神のように崇め恐れられていました。しかし都会から来た映画監督が、見世物興行に使おうとニューヨークへ連れて帰り、大騒動を起こすことになります。

見たこともない巨大生物だった初代コングは当時の観客の度肝を抜き、大ヒット作となりました。これ以降、続編映画やリメイク作品、亜流作品、ゲームのキャラクターなどに造り替えられて度々登場することになります。

すべてはここから、これぞ初代!(1933)

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DVD

コングのその巨体と迫力が凄い。ストップモーションによって作られたその怪獣は現在でも充分通用するほどのもの。むしろモノクロの映像やストップモーションの動きにより、巨大なゴリラというよりも異形の怪物として不気味さや恐怖、そして暴力性が引き立っていたように思う。
見所として良く島での恐竜とのバトルやエンパイアステイトビルが挙げられるが個人的にはこの1933年版キングコングでは、島での門を破り島民を襲うコングのシーンがコングの容赦ない怪物としての恐怖が最も表れていると思うのでこのシーンを推薦したい。

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『ゴジラVSキングコング』を見たいので、その予習としての『キング・コング』。
最初から美女とキングコングの話かと思っていたら割と前置きがしっかりしていた。

いや~、これすごいっす。アニメーションと実写(ほぼスタジオ)の組み合わせであそこまでリアリティのある絵を撮るって並大抵のことじゃないです。俳優陣の演技も関係してると思うけど。また、モノクロだからこそ隠せている部分も多く、やっぱ映画っておもしろいな~とつくづく思わされました。
そして、キングコングが想像以上に残酷で驚いた。プテラノドンみたいのの首を折って殺すのなんてコワいよね…

それにしても、こんなに顕著に「黒人」を「野蛮人」、「未知なる」ものとして扱っている映画って最近見慣れてなかったのですごい違和感。

アメリカの映画監督カール・デナムは映画撮影のため、ニューヨークから地図にも載っていない南洋の島・髑髏島へ向かいます。主演女優のアン・ダロウは航海の間に船員のジャック・ドリスコルと親密な関係になりますが、島に到着するとアンは原住民たちに連れ去られてしまいました。

原住民が崇めているキングコングに生贄にされてしまうアン、そして助け出そうとするデナムとジャック。アンを必死で救おうとするジャックと、コングを興行に利用しようとするデナムの思惑が絡まり合う、スリリングな怪獣パニック映画です。

製作・監督はメリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェードザック、主演はアン役にフェイ・レイ、デナム役にロバート・アームストロング、ジャック役にブルース・キャボットがキャスティングされました。コングの映像はストップモーション・アニメーションで表現されています。

オリジナルの最大の見どころといえばやはり、物語のクライマックスでキングコングがアンを連れ去り、エンパイア・ステート・ビルディングによじ登るシーンでしょう。このシーンでは1930年代当時では最先端だった、空からの攻撃ができる飛行機によってコングを追い詰めています。

キングコングの息子が登場!?『コングの復讐』(1933)

『キング・コング』の大ヒットを受けて同年に製作されたオリジナルの続編です。製作・監督・スタッフは前作からの続投で、前作のラストから1ヶ月後という設定で、映画監督カール・デナムの新たな航海を描いています。デナム役は前作に引き続き、ロバート・アームストロングが演じていました。

コングが暴れたせいで被害を受けたニューヨーク市民から賠償金を請求されたデナムは、原住民の宝が眠っていると聞き、再び髑髏島へ向かいます。そこでなんとコングの息子を助けて懐かれ、宝探しや恐竜との戦いで助けられることになるのですが・・・。

息子のリトルコングは「キコ」という愛称で呼ばれ、父親コングと比べると愛嬌もあり、大きな猿のような生物でした。また、この作品には『キングコング 髑髏島の巨神』に通じる大型恐竜や架空の竜などが登場しています。

この続編は前作と比べると評価・興行的には低調に終わりましたが、オリジナルでも特殊効果を務めたウィリス・オブライエンの続投で、ストップモーション・アニメーションの撮影が行われています。オブライエンは後続の多くの映画人に影響を与えた特殊効果の第一人者でした。

日本でも製作されたキングコング映画!『キングコング対ゴジラ』(1962)

potunen
思いっきりエンタメに舵を切ってて楽しかった。軽妙な会話にゴジラの跳び蹴りにキングコングの一本背負い。いいね。
swichblade_smil
日本の科学の権威がエクスペンダブルスのような作戦を立案
前蹴りや払い腰など多数のバックボーンを持つ格闘家ゴジラ
勇み足で一時ダウンするも電撃アイアンクローを使えるキングコング

決まり手は、10m程の崖から両者転落しての痛み分け

「ゴジラ」シリーズで大ヒットを飛ばした東宝が、アメリカのRKO社とキングコングのキャラクター・ライセンス使用契約を結んで製作した提携作品です。監督は本多猪四郎、特撮は円谷英二のコンビで、高島忠夫と佐原健二が主演しています。

北極圏で眠っていたゴジラと、ソロモン諸島のファロ島で「巨大なる魔神」として原住民に恐れられているキングコングを対決させるという大胆なストーリー展開ですが、この作品がその後の「ゴジラ」シリーズの怪獣対決ものの方向性を決定づけたと言われています。また、5年契約のライセンス使用を活用するため、続編として1967年に『キングコングの逆襲』も製作されました。

東宝版コングは身長45メートルと、オリジナルのコングよりかなり巨大な設定になっています。また、100万ボルトの電流を受けて帯電体質になり電気エネルギーを発するという設定も加えられており、これらはゴジラと互角に戦うために創作されたものだったそうです。

RKO社からの注文により、顔立ちはオリジナルとは違った日本猿に近いものになり、体格もゴリラではなく猩々のようになったといいます。しかしこれにはアメリカのオリジナルファンにとっては満足いくものではなかったようです。

ジェフ・ブリッジス、ジェシカ・ラング主演作『キングコング』(1976)

Keimiyazato
小学生の時に観てラストで泣いた記憶があります キングゴングものではこれが一番好き
Cortaro_Miyagi
評判は芳しくないけど僕は楽しめました。ジェフブリッジスもジェシカラングも大好きだし。メロドラマ仕様なのも、「このシーンいらないじゃーん笑」とかツッコみながら観れたし、わいわい言いながら映画観たい人にはオススメ。

『タワーリング・インフェルノ』で有名なジョン・ギラーミン監督によるオリジナルのリメイク作品で、時代設定を現代に変えています。製作はディノ・デ・ラウレンティス、主演はジェフ・ブリッジスとジェシカ・ラングでした。

大筋のプロットはオリジナル同様で、映画監督デナムのキャラクターが石油会社に勤めるフレッド・ウィルソンに、船員ジャックを動物学者のジャック・プレスコットに、そして女優アン・ダロウはアン・ドワンと名を変えて設定されています。また、アンがコングに情を寄せる様子を描いたのは、オリジナルにはないものでした。

一番大きな変更点といえば、ラストのキングコングがよじ登るビルが、エンパイア・ステート・ビルディングからワールドトレードセンタービルになっていることです。しかし今は無きツインタワーで、キングコングがタワーからタワーへ飛び移るシーンは一番の見どころともいえるかもしれません。

ジョン・ギラーミン監督続投、リンダ・ハミルトン主演の『キングコング2』(1986)

『キングコング2』

Keimiyazato
監督はまたジョン ギラーミン 無理過ぎる展開だけど微笑ましく見守ってあげて下さい

1976年版のヒットを受け、続編としてデ・ラウレンティス・エンターテイメント・グループが製作、ジョン・ギラーミン監督が続投した『キングコング2』。原題の『King Kong Lives』が示すように、前作でワールドトレードセンタービルから落ちたコングが生きていたという内容になっています。

コングを昏睡状態から生き返らせようとするエイミー・フランクリン博士をリンダ・ハミルトンが、ボルネオ島に住むハンク・ミッチェルをブライアン・カーウィンが演じています。ミッチェルが捕らえた雌のコングの輸血により昏睡状態だったキングコングの蘇生に成功しますが、雄と雌が出会ったことでコングの暴走が起こってしまいます。

歴代映画の中でも評価ワーストワンとなっている今作。しかし今までにない雌のレディコングの登場は珍しく、日本ではこの作品を原作にしたゲームソフト『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』や『キングコング2 甦る伝説』が発売されています。

評価の高いピーター・ジャクソン版『キング・コング』(2005)

chaco0219
キングコングがひたすらイケメン。美女と野獣カップルが好きならおすすめ。
あえて言うならもっとコングとのいちゃいちゃシーンを増やしてほしい。むしろハッピーエンドでもいいじゃない!なんて地団駄を踏みたくなる。
ラストはとても不満。所詮は人間の男がいいのか、そうか……ってかんじ。

観るならぜひブルーレイで。
ただし、うねうねした生き物や虫が苦手な人は注意。ぜんぶビッグサイズで気持ち悪い。

Chanichz
すごい臨場感!コングがいい味。男の中の男を感じた。ヒロインとのロマンス?にグッときた。畳みかける展開に退屈する暇なし。

初代のオリジナル『キング・コング』を観て映画の仕事を目指したというピーター・ジャクソンの念願のリメイク作品。オリジナルへの愛とオマージュが随所にあふれています。

時代設定やプロットの大部分はオリジナルに沿ったものとなっている一方、キャラクターの練り直しが行われました。主人公の三人、デナムとジャックとアンはそれぞれの性格的な部分での改変があり、職業はジャックが脚本家に変更されています。キャストはデナムをジャック・ブラック、アンをナオミ・ワッツ、ジャックをエイドリアン・ブロディが演じています。

それまでの映画との一番の相違点は、アンがコングと心を通わせるシーンが盛り込まれていること。お互いが心惹かれ、アンはコングに手話を教えたりダンスを披露したりしています。そういったラブロマンス要素、ジャックとアンとコングの三角関係模様も描かれているのが新鮮でした。

またこの作品では髑髏島に数々の恐竜や巨大生物が生息しており、コングとのバトルも大きな見どころ。特にバスタトサウルス・レックスは雄と雌とその子3頭でコングとアンを襲い、スリリングな展開を見せています。

キングコング映画8作目の『キングコング 髑髏島の巨神』

アクションが詰め込まれた、知的で優れたエンターテインメント

『キングコング 髑髏島の巨神』にはとてつもなく驚かされた。まったくのエンターテインメント・モンスター映画であるだけでなく、最初から最後まですばらしい演出で、脚本もきちんと書かれた、キャストの演技も良い作品となっている。アクション・シーンは目を見張るほど壮観で、CGがすばらしく、物語も本当に面白かった。
引用:imdb.com

最も象徴的なモンスターの一つであるキングコングのリブート作

ついに!最も有名なモンスターの価値あるリブート作品がキタ!本当にとっても面白かった。調査隊の軍人たちとコングや他のモンスターとの驚くべき戦闘シーンが詰め込まれている。この作品の特殊効果は格段に優れている。コングはモーションキャプチャーの技術で造られ、他の生物たちもまるで本当に生きているみたいに見えて怖かった。音響もすばらしく、鑑賞中たびたびショッキングな音響で驚かされることがあった。
引用:imdb.com

オリジナルのリメイク版ではなく、いわゆるスピンオフ作品として位置するキングコング映画の最新作は、舞台を髑髏島(スカル・アイランド)に絞ったサバイバル・アクションとなっています。そしてやはり髑髏島には超巨大生物たちがたくさん潜んでいるようです!

未知の生物を調査するために髑髏島に上陸したカメラマン、学者、軍人からなる調査隊は、自然を破壊したことで髑髏島の守護神・キングコングの怒りをかってしまいます。島に棲む未知の巨大生物たちからも逃れなくてはならなくなった調査隊の運命は・・・?

監督はアニメ・漫画・ゲームなどの日本サブカルチャーをこよなく愛するジョーダン・ヴォート・ロバーツ、メインキャストはトム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ブリー・ラーソンで、製作は『パシフィック・リム』『Godzilla ゴジラ』のレジェンダリー・ピクチャーズです。

この作品を「モンスターバース」としてシリーズ化する意向を示しているレジェンダリー・ピクチャーズ。ゴジラとキングコングの共演を予定している『Godzilla VS. Kong』が2020年に製作されることも発表されています。実現すれば東宝版キングコング以来の「キングコング対ゴジラ」を観ることができます!

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