2018年2月24日更新

実写映画『いぬやしき』あらすじ・キャストまとめ【原作結末ネタバレあり】

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『いぬやしき』
(C)2018「いぬやしき」製作委員会 ©奥浩哉/講談社 (C)奥浩哉/講談社

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『いぬやしき』が実写映画化!2018年4月20日公開

原作漫画は『GANTZ』で知られる奥浩哉作品

奥浩哉による漫画『いぬやしき』が2018年4月20日に実写映画化されることが決定しました。主演には、とんねるずの木梨憲武が抜擢。木梨が映画で主演を張るのは、2002年に公開された映画『竜馬の妻とその夫と愛人』以来で、実に16年振りになります。 今回は実写映画『いぬやしき』についてのあらすじ・キャストをご紹介します。

『いぬやしき』の気になるあらすじ

『いぬやしき』
(C)2018「いぬやしき」製作委員会 ©奥浩哉/講談社 (C)奥浩哉/講談社

自分の存在意義に疑問を感じ始めていた58歳のサラリーマン・犬屋敷壱郎。職場でも家庭でも居場所はなく、冴えない日常を送っていました。追い打ちをかけるかのように胃がんの宣告。余命宣告までされ、意気消沈としてしまいます。 ある日犬の散歩途中に、小さな宇宙人によって獅子神皓という高校生とともに事故に巻き込まれてしまいます。この事故により2人は死亡。宇宙人は事故を隠すため、それぞれに生前の記憶を持たせて機械として蘇らせます。 特殊能力を持った犬屋敷は人々を助けたいという思いから、自らの存在意義を見出していきます。一方で、同じように特殊能力を持った獅子神皓は力を利用して殺人を犯すようになり……。

実写映画『いぬやしき』の主演キャストは木梨憲武

犬屋敷壱郎(いぬやしきいちろう)/木梨憲武

『いぬやしき』
(C)2018「いぬやしき」製作委員会 ©奥浩哉/講談社 (C)奥浩哉/講談社

本作の主人公、冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎を演じるのはとんねるずの木梨憲武。木梨にとっては16年振りの映画主演で、老けた見た目は特殊メイクを用いて再現されるようです。 もともと原作漫画を知らなかったという木梨ですが、自身の子供達に「是非犬屋敷役をやって欲しい」と言われオファーを受けました。撮影では特殊メイクで初老の姿になったり、CGを使用して海外で撮影したりと初めてのことが多く、「新しい世界に飛び込んだみたい」とコメントしています。

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佐藤健が初の悪役に挑戦

獅子神皓(ししがみひろ)/佐藤健

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特殊能力を使って殺人鬼高校生になってしまう獅子神皓を演じるのは佐藤健。映画『いぬやしき』で、自身初の悪役キャラを演じることになります。 本作のオファーを受けた際、キャラクターが高校生役ということもあって戸惑ったという佐藤。しかし心惹かれるキャラクターを前に演じずにはいられなかったと、映画に対する意気込みを語りました。

脇を固めるキャストも豪華俳優陣が演じる!

安堂直行/本郷奏多

『いぬやしき』
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安堂直行はもともと獅子神の友人でしたが、のちに獅子神とは絶交し犬屋敷の親友となっていきます。獅子神は引きこもりだった安堂を助けましたが、それと同時に彼をいじめていた同級生たちを殺害。それが許せず絶交に至ります。 その後、獅子神と同じ能力を持つ犬屋敷と接触。獅子神とは正反対の精神で人助けをする彼に感動し、親友となりました。 演じる本郷奏多は12歳で俳優デビュー。同じ原作者の実写映画『GANTZ』にも出演しています。

渡辺しおん/二階堂ふみ

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(C)2018「いぬやしき」製作委員会 ©奥浩哉/講談社 (C)奥浩哉/講談社

獅子神のクラスメイトの女子生徒で、いじめられていた安堂を助ける姿を見て獅子神に一目惚れ。機械人間の事実を知らなかったため、獅子神が連続殺人事件の容疑者として追われている際には、彼をかくまいました。 その後彼の真実を知りますが、一緒に居たい気持ちが大きくそばに居てほしいと頼み込みます。 演じる二階堂ふみは、2016年に公開された就活映画『何者』で佐藤健と共演しています。2人の掛け合いに注目が集まります。

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獅子神優子/斉藤由貴

獅子神の母・優子を演じるのは斉藤由貴です。原作では名前は不明ですが、映画では優子という名前で登場します。 斉藤由貴は最近、auのCMに母役で出演。18歳のときに芸能界デビューしてから常に第一線で活躍してきた彼女ですが、2017年に週刊誌によって報道された不倫疑惑で一時活動を自粛していました。

犬屋敷一家を演じる俳優キャストを紹介

犬屋敷麻理/三吉彩花

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壱郎の娘・麻理を演じるのは三吉彩花です。 さくら学院というアイドルグループの元メンバーで、ローティーン向けファッション誌「二コラ」「セブンティーン」で専属モデルを務めるなど、ブレイク女優の王道パターンを歩んでいます。

犬屋敷剛史/福崎那由他(ふくざきなゆた)

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息子である剛史を演じるのは2001年生まれの俳優・福崎那由他(ふくざきなゆた)です。2012年テレビ朝日のドラマで子役デビューし、2013年のドラマ『日曜劇場 とんび』では市川旭役で出演。 今後の活躍に注目が集まる若手俳優の1人でしょう。

犬屋敷万理江/濱田マリ

壱郎の妻・万理江には個性派女優の濱田マリがキャスティングされました。 すっかり冷めきってしまった夫婦仲を、木梨憲武と演じることになるようです。

実写映画『いぬやしき』のオリジナルキャラクターに伊勢谷友介!

萩原刑事/伊勢谷友介

『いぬやしき』
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俳優の伊勢谷友介が実写映画のオリジナルキャラクター、萩原刑事として出演します。萩原の詳しい役どころは不明ですが、獅子神を追う刑事の中心人物となりそうです。 伊勢谷友介は俳優以外にも映画監督や会社を立ち上げるなど幅広く活躍。2017年には『忍びの国』や『3月のライオン後編』、実写『ジョジョの奇妙な冒険』など多くの話題作に出演しています。

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監督を務めるのは佐藤信介

映画『いぬやしき』の監督を務めたのは、映画監督・アニメーション監督・脚本家としても知られる佐藤信介。映画『図書館戦争』や『アイアムアヒーロー』など多くの実写化作品を監督してきたことでも有名な人物。2018年7月には福士蒼汰主演の『BLEACH』実写映画の公開も控えています。 今回は、映画「GANTZ」シリーズに続き、再び奥浩哉原作の漫画を実写化します。それぞれが魅せる世界観を新たに感じさせる作品とあって多くの人から注目を集めています。

映画主題歌はMAN WITH A MISSIONが歌う「Take Me Under」

映画の主題歌は、MAN WITH A MISSIONが歌う「Take Me Under」に決定しました。 MAN WITH A MISSIONはオオカミの頭をした5人組、オオカミバンドとも呼ばれる日本のロックバンド。年齢・国籍だけでなく、バンド結成についても非公開とされていますが、その実力は世界にファンを持つほどで、日本やアメリカ、ヨーロッパなどでもライブツアーが行われました。 また、2017年10月から放送されたテレビアニメ『いぬやしき』では、オープニングテーマ「My Hero」を歌っています。アニメに続き、実写映画では主題歌を担当。新たな曲で作品を盛り上げていきます。

【ネタバレ注意】原作『いぬやしき』のラスト・結末

末期の胃がんを告知された主人公・犬屋敷壱郎。ある日、宇宙人に遭遇し、その争いに巻き込まれたことから宇宙人によって人間から兵器が備わった機械へと改造させられてしまいます。機械となった壱郎ですが、その体で人を危険から救えたことから、人の心があると実感。自分を人間だと信じて生きていくようになります。 宇宙人によって人間から機械へと変えられたのは壱郎だけではありませんでした。壱郎の娘・麻里のクラスメイトでもある獅子神皓も同様の体に、しかも獅子神は新たな体を使い殺人を繰り広げていたのです。 獅子神は、多くの人の命を奪い、警察を全滅させ、社会を狂わせていきます。 そして娘・麻里の命が危険にさらされそうになった壱郎は、獅子神と闘い、彼の体を引きちぎり空中から川へと落としました。 やがて壱郎は、獅子神によって荒らされた社会と傷ついた人たちを救い、家族が待つ家に帰宅。機械となっても父親には変わりないと家族は受け入れ、今まで以上の絆が生まれます。 そんな中、3日後に地球に隕石が衝突するというニュースが流れ世界に激震が走りました。壱郎は地球を守るために家族の心配を受け止めながら旅立ちます。 隕石は壱郎の力によって地球への衝突を回避。しかし、隕石に立ち向かった壱郎が家に帰ってくることはありません。やがて、麻里は父の勇敢な姿を題材とした漫画を描き、家族に光を戻します。

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ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭でグランプリに!

日本公開が待たれる2018年4月に開催されたベルギーのブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で、『いぬやしき』は最高賞である金カラス賞を獲得しました。 佐藤監督は以前にも『アイアムアヒーロー』で同賞を受賞しており、二度目の快挙となりました。 ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭は1983年以来毎年開催されている主にホラー映画やSF映画などを扱った映画祭。日本映画では、須川栄三監督の『飛ぶ夢をしばらく見ない』や中田秀夫監督の『リング』、清水崇監督の『稀人』などが金カラス賞を受賞しています。

実写映画『いぬやしき』の公開は2018年4月20日

木梨憲武主演の話題の実写映画『いぬやしき』は2018年に公開の予定です。