2023年2月7日更新

ドラマ『幻夜』美冬の正体をネタバレ!原作や『白夜行』との関係も紹介【東野圭吾】

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幻夜
連続ドラマW 東野圭吾「幻夜」

2010年から2011年にかけてWOWOWにて放送されたテレビドラマ『東野圭吾 幻夜』。人気小説家、東野圭吾の作品がドラマ化されるということで大きな話題になりました。 この『幻夜』は大きな謎に満ちている物語だと言われています。今回はドラマ『幻夜』の詳しいあらすじや原作との違い、そして噂されている謎について見ていきたいと思います。

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ドラマ『幻夜』のあらすじとネタバレ

あらすじ

阪神淡路大震災後、自らの叔父を殺害してしまった男、水原雅也。それを目撃していた謎の女、新海美冬。震災で両親を亡くした美冬ともともと1人の雅也は、孤独なもの同士共依存し合うようになります。 上京した2人は雅也は町工場で、美冬は宝石店で働き始めます。雅也とは反対に、様々な男を利用してどんどんのし上がっていく美冬。そんな中、彼女の周りでバラバラ殺人事件が起こり始めます。美冬は自分の成功を邪魔するものを、雅也を動かして殺していっていたのです。この事件を追っていた刑事、加藤亘は美冬も容疑者の1人にいれます。

ネタバレ

どんどんのし上がっていく美冬は、果てしない欲望のために愛のない結婚をすることを決意。美冬を愛している雅也はショックを受けますが、それでも雅也は美冬の言う通りに動き続けます。しかし美冬は自分を利用していただけだと気付いた雅也は、美冬への復讐を決意。 しかし雅也は愛していた気持ちから、美冬に手を下すことができません。最後加藤刑事に追い詰められた後も美冬は「雅也が勝手にやっただけ」と言い放ち、雅也と加藤刑事は共倒れします。誰も美冬の真の姿を知る者はいなくなり、彼女は不敵な笑みを浮かべて立ち去っていくのでした。

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『幻夜』は三部作?『白夜行』との共通点を解説!

同じく東野圭吾の小説で、2006年にテレビドラマ化もされた『白夜行』。『幻夜』は、その『白夜行』の続編なのではないかと言われています。 『白夜行』は2人の孤独な男女、桐原亮司と唐沢幸穂が運命的な関係になり、悲劇の人生を歩んでいくという物語。『幻夜』も雅也と美冬2人が共存しあっていくという点では、『白夜行』と似通った部分があります。 しかし続編と言われている1番の理由は新海美冬の正体が、実は『白夜行』の主人公唐沢雪穂なのではないかと言われているからです。 今回は、登場人物や物語の共通点を解説し、『幻夜』が『白夜行』の続編であると言われている理由について考察してきたいと思います!

共通点①雪穂と美冬の性格や出身地の一致

ドラマでヒロイン、新海美冬は本当の美冬ではなかったことが明かされます。この美冬になりすましていた女性が唐沢雪穂なのではないかと言われています。 まず、強い野望を秘めていて犯罪に手を染めるという非情な人格が一致しているということ。そして美冬も雪穂も関西弁が使えるということ。そして美冬が勤めていた店、”ホワイトナイト” は以前は別の名前で、大阪にも出店していました。これは雪穂が営んでいた”R&Y”であり、亮司の死をきっかけに名前を変えたのではないかと言われています。

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共通点②主人公たちを追っている刑事の一致

ドラマ『白夜行』では雪穂と亮司を追いかける刑事役として船越英一郎が出演していましたが、『幻夜』 でも老刑事役として船越英一郎が登場しています。 このことは、美冬と雪穂を結びつける要素になるのではないでしょうか。

『白夜行』『幻夜』は三部作予定!?3作目は発売済?

『白夜行』と『幻夜』は、『白夜行』の主人公・雪穂と本作の美冬が同一人物なのではないか、というところから、姉妹作であると考えられています。 そして作者である東野圭吾は、『白夜行』『幻夜』に続く作品について、「構想はある」と3部作にすることを匂わせています。しかし、いまだ3作目についての確かな情報はありません。

ドラマ『幻夜』原作との違いを紹介

原作では美冬と雅也は2人になると関西弁を使いますが、ドラマではずっと標準語です。また小説では美冬になりすましている女は整形手術までしています。 2人を追いかける加藤刑事はドラマでは中盤で雅也とも顔を合わせますが、小説では2人が死ぬ最後しか出会いません。

ドラマ『幻夜』のラストに納得がいかない?感想やレビューを紹介!

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同じ東野圭吾作品の『白夜行』を観てからだと物語にさらにのめり込めます。原作が東野圭吾で同じ、子どもの頃は2人で1人、不幸な生い立ち、などなど、話がどんどん繋がっていくので考えながら楽しむことができました。美冬の正体はもしかして……と気づいたときにはもう鳥肌が立つ!『白夜行』同様、悲しい話だけれど衝撃もものすごい作品です。

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話の展開がスピーディーで面白かったけど、『白夜行』と同じくどんより暗い雰囲気の作品。姉妹作と言われているからか、『白夜行』と少し似ていたのでもう少し新たな展開も欲しかった気がします。謎の多い美冬という女の生い立ちなどがはっきりと描かれていなく、わからないまま。そういったところでは、ラストにちょっと納得いかないかなと思いました。

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ドラマ『幻夜』の相関図

幻夜 相関図

ドラマ『幻夜』キャスト紹介

水原雅也役/塚本高史

塚本高史

主人公の雅也を演じるのは塚本高史。魔性の女性に振り回される雅也役を、哀愁を帯びた演技で魅せました。

新海美冬役/深田恭子

深田恭子

美しく残酷な女性、美冬を演じるのは深田恭子。狂気に満ちた美冬を演じる深田恭子、ぞっとするほど美しい表情が魅力的です。

加藤亘役/柴田恭兵

二人を追う刑事、加藤には個性派俳優の柴田恭兵。どっしりとした存在感のある柴田恭兵は、刑事役にぴったりです。

ドラマ『幻夜』のあらすじネタバレ!原作も紹介

孤独なもの同士、共存し合う男女2人の姿を描いたドラマ『幻夜』。はっきりと続編とは明言されていないものの、『白夜行』との繋がりを感じる作品となっています。謎の女・美冬の正体は?など、多くの謎に包まれながらも人気の高い本作。 物語の詳細が気になる人は、ぜひドラマ『幻夜』をチェックしてみてくださいね。