春の季節、桜を想わせるおすすめアニメ12選【出会いと別れの季節】

日本の3月～4月といえば、春、桜の季節です。アニメにおいても桜がそのシーンの重要なポイントとなったり、タイトルに桜がついて印象に残ったり――。 その中でも特に人気な桜にまつわるアニメをまとめてご紹介します。これをキッカケに春、そして桜を感じるアニメを見て、季節を感じてはいかがでしょうか。

『四月は君の嘘』は、月刊少年マガジンに連載された同名漫画のアニメ化作品で、2014～2015年に放送されました。 主人公は市立墨谷中学校3年生・有馬公生。「世界的なピアニスト」になるという母の夢を託されて幼い頃から指導を受け、数々のコンクールで優勝した神童でした。しかし、母の死がきっかけでピアノやコンクールから離れ、どこか後ろ向きな性格に。 彼を何かと気にかける幼馴染・澤部椿は、「クラシックをやっている子が来るから」とダブルデートに誘います。そして同い年のヴァイオリニストの宮園かをりと出会うのです。 そして宮園かをりが出演したヴァイオリンのコンクールで、個性溢れる、人を魅了する演奏を聞きます。 母親の死後ずっとモノトーンに見えた世界が、満開の桜の木の下で宮園かをりと出会った事でカラフルに色づいていきます。 最後の桜舞う中シーンで宮園かをりが主人公に向けて話す言葉には、誰もが感動し涙を流すでしょう。美しく彩られた映像・細かい演奏描写に至るまで作りこまれた傑作です。

主人公の岡崎朋也は高校3年生で、毎日のように学校を遅刻していました。そんな中、学校で出会う友人たちと交流するなかで、主人公が成長していく物語となっています。 アニメでは2期まで放送され、「学園編」、「AFTER STORY」、「幻想世界」の3部が放送されました。 もともとゲームが発売されたことをキッカケに、泣きゲー・感動ゲーとして話題になり大ヒットしたことでアニメ化がされました。 「クラなどは人生」という用語が生まれる人気ぶり。アニメ版でも感動する場面や泣ける場面が多く、何度も見返されている評価の高い作品です。

羽海野チカによる同名漫画を原作とし、第1期・第2期が2005～2006年に放送されました。一部シーンを除いて、ほぼ忠実にアニメ化した作品です。物語の舞台は、東京にある浜田山美術大学。主人公・竹本祐太は、大学の近くにある安アパートで暮らす建築科の2年生。彫刻科の変人・森田や、建築科の4年生・真山らと共に賑やかな暮らしを送っていました。 ある日、油絵科1年生の花本はぐみに出会った祐太は思わず一目惚れ。さらに、森田もはぐみが気になる様子を見せて……。美術大学に通う男女の群像劇を描く本作。しかし、就職という未来の節目が迫る大学生活は、決して楽しいばかりではありません。 ギャグと恋愛、才能や進路についての苦悩というほろ苦い要素を織り交ぜて描いています。卒業の春、彼らはどんな道を選び、進んでいくのでしょうか？

同名小説を第1作とする米澤穂信の小説「古典部シリーズ」のアニメ化作品です。2012年に放送され、シリーズ第4弾までの内容が描かれています。 神山高校に入学した主人公・折木奉太郎は「やらなくてもいいことはやらない。やらなければいけないことなら手短に。」がモットーの省エネ派。どの部活動にも特に興味はなかったものの、姉の頼みにより古典部に入部します。 部員がおらず、廃部寸前の古典部部室に入ると、もう1人の新入部員・千反田えるに出会います。わずか1回の授業で一緒になっただけの彼女にフルネームで覚えられており、記憶力に驚く奉太郎。さらには部室が密室になっていたという謎が発覚し、えるの謎に対する興味に圧されて……。 部室の謎を初めとし、数々の謎を追求していく日常×ミステリー作品です。22話では桜にまつわる事件が起こり、桜の美しさはもちろん妖しさも感じるほど見事に描かれています。

主人公の平沢唯は桜が丘高校に入学し、どの部活に入ろうか悩んでいました。そんな中で軽音部は前年に部員の全員が卒業となり、部員数が0になってしまいます。新たに4人の部員が入部しなければ廃部という危機を迎えていました。 高校でバンドをやりたいと考えていた高校1年生の田井中律は自ら部員集めに取り組み、幼なじみであった秋山澪を半ば強引に勧誘し入部させます。そして合唱部の練習場所だと勘違いして軽音部の練習場所に来てしまった琴吹紬と、軽音部をカスタネットなどの「軽い音楽をする部活」と思い込んでいた平沢唯が入部し、4人で軽音部として活動していきます。 主題歌や挿入歌が話題になった、笑いあり涙ありの青春アニメです！最終話では学校の卒業も描かれており、彼女たちの門出の春は涙なしには見られません。

P.A.WORKS制作のオリジナルアニメで、2011年に放送されました。本作から漫画・劇場版・ドラマCDとメディア展開がされています。 主人公の女子高生・松前緒花は母と2人暮らしでしたが、16歳の春、母は愛人と夜逃げをすることに！電話番号が書かれたメモを頼りに、面識がない祖母・四万十スイが営む旅館「喜翠荘」に住み込むこととなります。 成り行きとはいえ東京から石川県へ単身引っ越すこととなり、ドラマチックな「新しい暮らし」に期待を膨らませます。しかし、祖母からジャージや雑巾を投げ渡され、住まわせる条件として下働きを命じられ……。 独特のルールだらけの旅館暮らし、下働きの仕事で失敗を重ね、叱られながら緒花が成長していく物語。春を節目に、新たな仕事に就いた方におすすめの作品です。また、緒花が降り立つ駅のモデルとなった西岸駅は、作中同様にレトロな駅舎と線路沿いの桜がマッチした名所としても有名です。

OVAから始まり、続いてアニメ・漫画へと展開された作品です。アニメ第1期『たまゆら～hitotose～』は2011年、第2期『たまゆら～もあぐれっしぶ～』は2013年に放送されました。 物語の舞台は広島県竹原市、仲良し高校生4人組の日常を描いています。主人公・沢渡楓は、亡くなった父が遊びに連れて行ってくれた高校に行くため家族とともに竹原へ。 幼い頃の友人・塙かおると再会し、岡崎のりえ・桜田麻音とも友人になります。楓の趣味である写真は、出会いのきっかけや思い出づくりに関わるキー。劇場版では高校卒業まで描かれており、出会い・別れ・始まり・終わりの全てを描いたシリーズです。 「もあぐれっしぶ」第4話では実在の桜祭り「たけはら桜まつりinバンブー」が登場し、公園内には作中の描写を再現したスポットも！

同名恋愛アドベンチャーゲームを原作とした作品です。原作では卒業1ヶ月前の日々が描かれましたが、本作では1年間の物語となっています。原作ゲームの続編発売に合わせ、アニメシリーズは2003～2013年にかけて第4作まで制作されました。 物語の舞台は、桜が1年中咲く不思議な島・初音島にある風見学園付属。3年生の主人公・朝倉純一は「和菓子を生み出す魔法」「他人の夢を強制的に見させられる」という2つの能力を持っていました。義妹・音夢と2人暮らしの日々を過ごしていましたが、かつてアメリカに引っ越した幼馴染・芳乃さくらが現れたことで日常が変わっていきます……。 自分にだけ甘えんぼな義妹・天才の幼馴染・学園のアイドルなど、魅力的なヒロインたちから純一は誰を選ぶのか？そして、不思議な桜の秘密とは？

能力者の存在する街・咲良田に住む主人公の浅井ケイは見聞きしたことを完全に思い出すという「記憶保持」の能力を持っています。また、彼の友人・春埼美空は世界を最大3日分疑似的に巻き戻してしまう「リセット」の能力を持っています。 彼らは、能力者を管理している公的機関・管理局の「奉仕クラブ」に所属し、能力を使いながら依頼を受けて、平穏な日々を送っていました。そんなある日、「マクガフィン」を巡る事件の発端となる依頼が舞い込んできます――。

とても純情で不器用な主人公の剛田猛男は、同性からは好かれるのに、いかつい顔とゴツい身体が女性にはモテません。そして彼が今まで好きになった人は、親友で、クールなイケメンの容姿を持つ砂川誠を好きになりました。 ある日、剛田猛男は、電車の中で痴漢にあっていた美少女女子高生・大和凜子を痴漢から救い、その出会いがキッカケで彼女に一目惚れをしてしまうのでした。 数日後、大和凜子は剛田猛男にお礼をしにきましたが、猛男は今回も「彼女は砂川に惚れている」と思い込んでしまいました。そして親友の誠と大和の恋を成就させる為、身を呈して応援します。 ですが、大和凜子が好きになったのは剛田猛男だったのです。親友の協力もあって、思いを確かめあった2人は、晴れて恋人となります。その後も、デートやクリスマスなど恋人たちのイベントを通し、2人の不器用ながらも純粋な恋模様が描かれていきます。 出会いの春、ほのぼのとした恋模様に注目です。

アニメ映画『君の名は。』で有名となった新海誠監督が2007年に制作した、アニメーション映画です。タイトルになっている「秒速5センチメートル」は、桜の花びらが落ちる速度のこと。 主人公の体が弱く読書が好きな少年・遠野貴樹と小柄で内向的な性格の篠原明里はとても仲が良かったのですが、小学校の卒業と同時に離れ離れになってしまいます。それでも2人の間には特別な思いが存在していましたが、時間は過ぎ去っていくのです。 東京に上京し社会人となった遠野貴樹は仕事に没頭しますが、3年間付き合った彼女別れを告げられてしまい、唯一自分にとって大切なのは篠原明里だと気付きます。そしてある大雪の降る日に、遠野貴樹はついに篠原明里に会いに行くことを決断し――。

週刊少年ジャンプの人気漫画『銀魂』の劇場アニメ作品です。 ある日の夜、桂小五郎は橋の上で決闘を申し込まれます。そんな決闘をあしらおうと考え、過ぎ去ろうとした瞬間、桂は斬られて川に落ちてしまうのです。 その後エリザベスが万屋を訪れ、桂を探し、辻斬りについて一緒に調べてほしいと依頼します。この依頼は万事屋の神楽と新八が担当することに。 一方で主人公の坂田銀時は、依頼されていた村田鉄矢・鉄子兄妹の所へ行きます。紅桜という名刀が何者かによって盗まれてしまったので探し出してほしい、というのが彼らの依頼でした。 別々の依頼を担当していく坂田銀時と神楽・新八。2つの事件が複雑に絡み合っていき、遂に辻斬りの正体にまでたどり着いた時には、衝撃の展開が待っています。