2023年8月30日更新

朝ドラ『梅ちゃん先生』出演キャストの現在に迫る【堀北真希主演】

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2012年上半期のNHK朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』。堀北真希が、ドジで勉強が苦手ながらも真っ直ぐな性格で女医を志すヒロインを演じ好評でした。この記事では、ドラマに出演した俳優達の現在の活躍についてまとめました。

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朝ドラ『梅ちゃん先生』とは

『梅ちゃん先生』は、2012年4月から9月まで、第86作目のNHK朝の連続テレビ小説として放送されました。 昭和20年代の東京都大田区蒲田(ドラマ内では東京都蒲田区)を舞台に、3人姉弟の末っ子として生まれた主人公・梅子(堀北真希)が、ドジでそそっかしくも女医を目指して奮闘し、成長していく姿が描かれます。 脚本はフジテレビ系ドラマ『結婚できない男』の尾崎将也が担当し、オープニングテーマ曲にはSMAPの「さかさまの空」が起用されたことが話題に。初回の視聴率は18.5%でしたが、平均視聴率は20.7%、瞬間最高視聴率は24.9%と視聴率も上昇しました。

下村梅子役/堀北真希

下村家の次女で末っ子のヒロイン・梅子。そそっかしくドジばかりしているので、優秀な姉と兄に常に劣等感を持って育ってきました。 医者の父が戦災孤児を助けるため姿を見て、自らも医者の道を志します。やがて開業医として近所の人から慕われる「梅ちゃん先生」に。結婚後は「安岡梅子」となり、2人の男児に恵まれます。 演じる堀北真希は、1988年10月6日東京都生まれ。日本テレビ系ドラマ『野ブタ。をプロデュース』や、フジテレビ系ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』などのドラマに出演し、人気を集めました。 『梅ちゃん先生』はオーディションではなく直接オファーで出演が決定。ドジながらもまっすぐで頑張り屋の梅子を好演しました。 私生活では2015年に俳優の山本耕史と電撃結婚し、翌年に第一子を出産しました。 2016年の日本テレビ系ドラマ『ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜』の出演後はCM出演が続いていましたが、残念ながら2017年2月28日に芸能界を引退しています。

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下村建造役/高橋克実

梅子の父で大学病院に勤める医師。学業優秀だったので、資産家の下村家の養子となって医者の道に進んだ経緯があります。 いつも表情が硬い頑固親父ですが、さりげなく子ども達を気にかけている一面も見られます。勉強が苦手な梅子が医者になる事を当初は反対しますが、やがて彼女の熱意に折れて医者として助け合う仲へと発展しました。 演じる高橋克実は1961年4月1日新潟県出身。1993年からTVドラマや舞台に多く出演していますが、彼の認知度を高めたのは、何と言っても2002年から2012年まで放送された「トリビアの泉」でしょう。自虐ネタも多いコミカルな司会者として人気を集めました。

下村芳子役/南果歩

建造の妻で梅子たち3姉弟の母。明るくしっかりとした母親で、大きな愛情で一家を支えています。梅子が医者になろうとするときや、姉や兄の悩む時も支えて夫と子供たちの間を取り持つなど、縁の下の力持ち的な存在です。 演じる南果歩は1964年1月20日兵庫県出身。1984年に『伽倻子のために』でデビューし、数々のTVドラマや映画に出演。2015年にはアメリカ映画『MASTERLESS』に出演するなど、海外作品にも積極的に進出しています。

下村松子役/ミムラ

梅子の姉で下村家の長女。美人で学業も優秀で女学校を首席で卒業します。父の教え子で医師の吉岡智司と婚約中でしたが、彼が戦死したために強いショックを受け生きる気力を失ってしまいます。 しかしその後立ち直り、大企業に就職後結婚して専業主婦となりました。 演じるミムラは1984年6月15日埼玉県出身。2003年にフジテレビ系ドラマ『ビギナー』で主演デビュー。 名前の由来は絵本「ムーミン」のキャラクター"ミムラ"からつけました。2017年は生田斗真主演の『彼らが本気で編むときは、』に出演。2018年には大河ドラマ『西郷どん』に、大久保利通の妻・大久保満寿役として出演しています。

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下村竹夫役/小出恵介

梅子の兄で松子の弟。建造に憧れて医学に励む優秀な男性です。しかし、終戦をきっかけにこれまでの自分の道に疑問を抱き、やがて医学をやめて父と対立して家出し、事業を始める事でその才能を開花させていきます。 演じる小出恵介は1984年2月20日東京都生まれ。2005年に『パッチギ!』に出演して注目を集め、その後も話題策への出演が続きます。2016年には大ヒット作の『シン・ゴジラ』にチョイ役で出演。2017年も『愚行録』や『ハルチカ』など話題作へ出演しました。

下村正枝役/倍賞美津子

建造の養母で梅子の祖母。新しもの好きでパチンコやボウリングなども楽しむ反面、頑固なところがあり、血がつながらないながらも息子とよく似ていると周囲から思われています。 医者を目指す梅子を家族の誰よりも先に応援したり、梅子が開業医になった後も診察や受付を手伝うなど、彼女を陰ながら支えます。 演じる倍賞美津子は1946年11月22日茨城県生まれ。日本を代表するベテラン大女優です。これまで多くの映画やTVドラマに出ていますが、2014年のTBSドラマ『半沢直樹』の出演をきっかけに『流星ワゴン』や『下町ロケット』など池井戸作品の常連です。

野島静子役/木村文乃

大病院の看護婦でしたが、梅子の兄・竹夫の経営する貿易会社と同じビルにある坂田病院へ。その後、竹夫の会社の事務員となり、彼を支えようと結婚を決意。「下村静子」となり一人娘を持ちます。 演じる木村文乃は、1987年10月19日生まれの東京都出身。2006年、映画『アダン』でデビューするもアトビー性皮膚炎が悪化し一時芸能活動を休止。2010年に芸能活動を再開し、翌2011年ちふれ化粧品のCMで再び脚光を浴びることになりました。 2016年11月に一般男性と結婚。2018年は年始からメインキャストとして出演している映画が2本公開され、さらにTBSドラマ日曜劇場『99.9 -刑事専門弁護士-SEASONⅡ』にヒロインとして出演しています。

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立花陽造役/鶴見辰吾

建造の実弟ですが、正反対の性格のためか犬猿の仲。一方で梅子達を叔父として可愛がります。 下村家の養子になった建造とは逆に極貧生活で育ったため、お金に対して人一倍執着があります。家出した竹夫と一緒に暮らすようになり、闇市の世界を見せて梅子に開業医になるきっかけを与えました。 演じる鶴見辰吾は1964年12月29日東京都出身。デビュー当初は青春スターとして活躍し、その後も名脇役として多くの映画やTVドラマに出演しています。2016年は小出恵介と同じく『シン・ゴジラ』に出演し、「科捜研の女」や「相棒」シリーズなど人気連続ドラマに多数出演するなど活躍中です。

吉岡智司/成宮寛貴

梅子の父建造の教え子で、姉・松子の婚約者。出来の良い姉や兄と比べられ劣等感を持っていた梅子を唯一褒めてくれた人物です。軍医として赴任し復員が決まった矢先、空襲に遭い戦死しました。 演じる成宮寛貴は、1982年9月14日生まれの東京都出身。2001年に『溺れる魚』で映画デビューしました。2012年にはテレビ朝日「相棒」シリーズにて3代目相棒として抜擢され、当初は2年の出演契約にも関わらず、共演者やスタッフから望まれ契約を1年延長したほどでした。

矢吹あかね役/宇野実彩子

だるま食堂の店員。後にキャバレーのオーディションに合格し、専属歌手として人気歌手になります。一旦は梅子の兄・竹夫と親しくなるのですが、有力者・中島に見初められ妾となり、中島の正妻の死去後、後妻に入ります。 演じる宇野実彩子は、1986年7月16日生まれの東京都出身。2005年、男女混成6人組ダンス・ボーカルグループAAAのメインボーカルとしてデビュー。その後もドラマや舞台、映画と活躍の場を広げ、2006年には映画『呪怨 パンデミック』にてハリウッドデビューを果たしました。 2018年2月には念願のソロデビューシングル「どうして恋してこんな」が発売されます。

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矢吹あかね/宇野実彩子

だるま食堂の店員。後にキャバレーのオーディションに合格し、専属歌手として人気歌手になります。一旦は梅子の兄・竹夫と親しくなるのですが、有力者・中島に見初められ妾となり、中島の正妻の死去後、後妻に入ります。 演じる宇野実彩子は、1986年7月16日生まれの東京都出身。2005年、男女混成6人組ダンス・ボーカルグループAAAのメインボーカルとしてデビュー。その後もドラマや舞台、映画と活躍の場を広げ、2006年には映画『呪怨 パンデミック』にてハリウッドデビューを果たしました。

安岡幸吉役/片岡鶴太郎

下村家の隣人で、旋盤工場を営んでいます。職人気質の真面目さがあり、仕事仲間からは絶大な信頼を集めています。 陽気な性格ですが、頑固な建造とは仲が悪く、息子の信郎とも何かにつけて対立しますが、やがて理解し合ってともに工場を切り盛りしました。 片岡鶴太郎は1954年12月21日東京都出身。80年代には芸人として『オレたちひょうきん族』などの人気バラエティ番組に出演し人気を集めました。現在は主に俳優業を中心に活躍し、その傍らで画家としても活動しています。 2016年にも『とと姉ちゃん』でなど複数のドラマに出演。2017年4月からは長野県の信州高遠美術館で個展が開催されました。

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安岡信郎役/松坂桃李

幸吉の息子で梅子とは幼馴染。父親とはよく衝突を繰り返し、工場を継ぐ事を嫌がっていましたが、父の仕事に対する姿勢や、自分が発明した薬莢のライターを改良した姿を見て改心し、工場を継ぐ事を決心します。 後に梅子の開業時には銀行の融資などで協力するなどして仲を深めて結婚。彼女との間に2人の男児に恵まれました。 演じる松坂桃李は1988年10月17日神奈川県出身。2009年に『侍戦隊シンケンジャー』の主役でデビュー。本作でも放送中に人気が高まり、ヒロインが幼馴染と結ばれる異色の展開に当時の視聴者は驚きました。 2017年には『キセキ –あの日のソビト−』で菅田将暉とダブル主演し、2018年には漫画原作の実写映画『不能犯』が公開されました。

三上康子役/岩崎ひろみ

下村家や安岡家が常連のお店、食事処みかみの女将。梅子の相談相手として心強い存在です。 終戦直後に疎開先から戻って食堂を再開しながら、夫の和也が兵隊から復員するのを娘と二人で待っていました。その後夫が復員し、夫婦でみかみを切り盛りします。 演じる岩崎ひろみは1976年11月23日千葉県出身。子役から芸能活動を開始し、1996年の朝ドラ『ふたりっ子』でヒロインの1人としてデビューします。2017年は『ソースさんの恋』で、本作でも共演したミムラと再度共演しています。

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三上和也役/滝藤賢一

康子の夫で、戦時中はスマトラ島へ出征していましたが、戦後帰りを待つ妻の康子と娘のところへと戻って来ます。ぐうたらな性格で、テレビを月賦で勝手に購入したり、仕事を怠けたりして康子を困らせる事もしばしばですが、やがて店のために新メニューを考案するなど、仕事に熱心に取り組みます。 演じる滝藤賢一は1976年11月2日愛知県出身。1998年に無名塾に入塾し、本作を含めて様々なTVドラマに出演していましたが、転機となったのは、2014年のTBS系ドラマ『半沢直樹』です。 その後名脇役としてその才能に注目が集まり、2017年も『関ヶ原』などの映画、4月からはフジテレビ系ドラマ『貴族探偵』に出演するなど幅広く活躍中です。

松岡敏夫役/高橋光臣

梅子が大学進学後に出会った同級生。結核で3年休学していたので、同級生より年上です。勤勉なので梅子の父建造にも気にいられ、やがて梅子と恋人同士になります。 順調に交際を続けていましたが、梅子の開業後に研究のためアメリカ留学を決心したため、2人は別れることになりました。3年後に帰国して大学病院の助教授に昇進しました。 演じる高橋光臣は1982年3月10日大阪府出身。2005年に俳優デビューし、2007年の『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』で先に梅子役の堀北真希と共演しているため、本作は2回目の共演でした。本作の松岡役で知名度をあげ、2016年には映画『真田十勇士』に出演しました。

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山倉真一役/満島真之介

建造の教え子で彼を心から尊敬している学生。尊敬しすぎて娘の松子や梅子に片っ端からプロポーズしてはふられるなど、ちょっとお調子者なところが目立ちます。 しかし、その一方で梅子が兄・竹夫を探すのに協力したり、英語の勉強を教えるなど親切なところがあります。 演じる満島真之介は1989年5月30日生まれ。姉は女優の満島ひかりです。2010年から俳優として活動し、2013年には映画『風俗行ったら人生変わったwww』で初主演を務めました。2017年には映画『無限の住人』『忍びの国』『三度目の殺人』など、話題作に引っ張りだことなりました。

澤田弥生役/徳永えり

梅子の城南女子医学専門学校の同級生。卒業後はインターン生として帝都大学医学部附属病院で勤務します。その後、梅子のアルバイト先であった坂田病院で働くことに。同僚である山倉からのプロポーズを一旦は断りつつも思い直し結婚します。 演じる徳永えりは、1988年5月9日生まれの大阪府出身。2004年にデビュー以来、安定感のある演技力が評価されてきました。2012年『梅ちゃん先生』、2013年『あまちゃん』、そして2017年の『わろてんか』と3作の朝ドラに出演。 2018年現在も『わろてんか』にて主人公てんを支えるおトキ役が好評なようです。2017年12月には、主演短編映画『疑惑とダンス』がイベント上映されました。