2017年3月27日更新 201view

夏菜主演朝ドラ『純と愛』のキャストの現在

朝ドラ87作目にあたる『純と愛』。沖縄と大阪を舞台にした、遊川和彦による朝ドラらしからぬ破天荒な展開は、大きな話題を巻き起こしました。主演の夏菜ほか、同作で個性的なキャラクターを演じたキャストたちのその後の活躍ぶりと現在をご紹介します。

沖縄と大阪という二つの舞台で描いた87作目の朝ドラ『純と愛』

『純と愛』

2012年10月1日から2013年3月30日まで全151回で放送された、NHK連続テレビ小説第87作目にあたる作品が『純と愛』です。ヒロインの純を夏菜、愛(いとし)を風間俊介が演じました。

脚本を手掛けたのは1992年の『十年愛』、1998年の『GTO』はじめ、数々の名作ドラマを世に送り出してきた遊川和彦。本作の前年には社会現象を巻き起こしたドラマ『家政婦のミタ』も手掛けています。

舞台になるのは沖縄の宮古島と、遠く離れた大都会の大阪。夢のホテルをつくるために奮闘する純と、純を支える愛が紡ぐ、笑いと涙にあふれたラブストーリーです。朝ドラらしからぬ破天荒な展開も話題になりました。ここでは、二人を軸に、二つの地に登場する個性的な面々を演じたキャスト陣について、その後の活躍と現在をまとめてみました。

狩野(待田)純/夏菜

おやすみちゃん🌙

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「魔法の国」のようなホテルを作るために邁進するヒロインを、本作がドラマ初主演となった夏菜が演じました。

夏菜は1989年5月23日生まれの埼玉県出身です。本作終了後にはすぐ4月スタートの連続ドラマ『ダブルス〜二人の刑事』に宮田亜紀役でレギュラー出演。同年6月に公開された映画『監禁探偵』でも、三浦貴大とW主演を務めました。

2016年には人気麻雀漫画『咲-Saki-』の実写ドラマに藤田靖子役で出演。2017年2月に公開された劇場版でも同役を務めています。最新作は2017年12月公開予定の映画『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』。こちらも言わずと知れた超人気漫画の実写映画化で、山田涼介が主演し、夏菜はマリア・ロス少尉役で登場します。

待田愛/風間俊介

大阪で純と出会い、後に結婚することになる待田愛を演じたのは風間俊介です。17歳の時、白血病で死んだ双子の弟がおり、風間俊介が二役で演じています。

風間俊介は1983年6月17日生まれ、東京都出身。ジャニーズJr.として活動後、俳優業に専念していましたが、本作で一躍幅広い知名度をアップさせました。以後は、数々の映画・ドラマ・舞台作品でキャリアを重ね、次第に実力派俳優へと成長していきます。プライベートでは、本作終了後すぐの2013年5月に一般女性と結婚しています。

2016年公開の映画『後妻業の女』では、大竹しのぶの不良息子・博司を演じ、圧巻の存在感を放ちました。ドラマでは楢崎哲也役で出演した『下剋上受験』が終了したばかり。阿部サダヲ演じる主人公が勤める不動産会社の後輩役でした。

狩野善行/武田鉄矢

武田鉄矢

純の父親・狩野善行を武田鉄矢が演じました。仕事に失敗し、妻の実家がある宮古島に転居。義父が経営するホテル「サザンアイランド」で働いています。

1949年4月11日生まれ、福岡県出身の武田鉄矢。キャリア・実力とも申し分ない大御所俳優としてコンスタントに話題作品への出演が続いています。出世作となった『101回目のプロポーズ』に関しては、今も舞台の時代劇版に主演したり、日中合作の映画版に出演したりと、話題に事欠きません。

2015年の朝ドラ『あさが来た』には福澤諭吉役で登場し、コミカルな存在感をみせました。木村拓哉主演で話題のドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』にもゲスト出演し、NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』にもラルーグ役で登場。2017年10月スタートの『水戸黄門』では黄門様役での主演が決定しました。

狩野晴海/森下愛子

森下愛子

「ミス宮古」になったこともある、純の美しい母親・狩野晴海を演じたのは森下愛子です。

森下愛子は、1958年4月8日生まれで東京都出身。1986年に結婚した夫はシンガーソングライターの吉田拓郎です。結婚後、一時は芸能活動を休止していましたが、1999年の復帰後は寡作ながらゆっくり女優活動を続けているようです。

本作以後は、特に目立った活動はありませんでしたが、2016年8月、『徹子の部屋』に久しぶりに出演し、58歳とは思えぬ美貌を披露しました。

狩野正/速水もこみち

狩野家の長男で純の兄・狩野正は、速水もこみちが演じていました。「サザンアイランド」を手伝っていましたが、憎めない軽薄なプレイボーイという設定でした。

1984年8月10日生まれ、東京都出身の速水もこみち。30歳を越えた今も変わらぬ爽やかなイケメンぶりで活躍しています。俳優業はもちろん、得意の料理では複数のレシピ本を発行しているほか、番組の料理コーナーもレギュラーで担当。

2013年からは、人気の『浅見光彦シリーズ』で沢村一樹から3代目を引き継ぎ、今に至っています。先ごろ、好評のうちに終了した連続ドラマ『東京タラレバ娘』では、吉高由里子演じる倫子の恋の相手・奥田優一役でゲスト出演しました。

狩野剛/渡部秀

今日はカカオ食べる日 #バレンタイン#らしい

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狩野家の次男で純の弟・狩野剛は渡部秀が演じました。2浪経験者のダメ男ですが、意外や純の力になります。

渡部秀は1991年10月26日生まれ、秋田県出身。平成仮面ライダーシリーズの『仮面ライダーオーズ/OOO』における火野映司役が有名ですが、2015年には話題を巻き起こした映画『進撃の巨人』シリーズ2作にフクシ役で出演しました。

舞台でも、2015年6月公演の『GO WEST』で初主演。マクシマン役で出演する、2017年7月公演予定の舞台『罠』に向けて、稽古の真っ只中です。

狩野マリヤ/高橋メアリージュン

正の妻で、フィリピン人とのハーフ・狩野マリヤを演じたのが高橋メアリージュンです。キャバクラ勤めのときに正の子を妊娠しますが、その後も離婚や復縁を繰り返す奇妙な関係になります。

ハーフモデルとして活躍する高橋メアリージュンは、1987年11月8日、滋賀県生まれ。本作を契機に、モデルだけでなく女優としての活動を本格化させました。

2017年には連続ドラマ『カルテット』と『視覚探偵 日暮旅人』の2作品に共にゲスト出演しています。映画では、なんと言っても『闇金ウシジマくん』シリーズにおける闇金の女経営者・犀原茜役が当たり役。2017年1月に公開されたばかりの映画『新宿スワンII』でもアリサ役で登場しました。

真栄田弘治/平良進

晴海の父親で純の祖父・真栄田弘治。「サザンアイランド」を創業した初代の社長です。純からは「おじい」と呼ばれて慕われる祖父を平良進が演じました。

平良進は1934年12月18日生まれ、文字通り沖縄県出身。『ちゅらさん』で有名な妻の平良とみは、2015年に惜しまれつつ他界しました。

俳優としてのみならず、劇団「綾船」を主催し、演出家としても活動しています。最新出演作は、常に沖縄を舞台に作品を作ってきた高嶺剛監督の『変魚路』。不思議なロードムービーで、平良進は同じく沖縄出身の北村三郎とともに主演しています。

待田謙次/堀内正美

弁護士をしている、愛の父親・待田謙次を堀内正美が演じました。待田家には婿に入り、また次男・純の死の哀しみを長く引きずっています。

堀内正美は1950年3月22日生まれ、東京都出身。長いキャリアを誇る実力派バイプレーヤーとして、数々の作品を脇から支えています。朝ドラは、『べっぴんさん』にも貴族議員の田中五郎役で、4度目の出演を果たしました。

連続ドラマはもちろん、2時間サスペンスドラマでも頻繁に登場。大河ドラマもこれまで7作品に出演しており、2014年の『軍師官兵衛』では吉田兼和役で登場しました。最新作は『A LIFE〜愛しき人〜』における井川勇役です。

待田多恵子/若村麻由美

愛の母親である待田多恵子。彼女もまた、次男の死から夫との関係が悪化したばかりか、精神的トラウマを背負っています。難しい役柄を若村麻由美が演じました。

若村麻由美は1967年1月3日生まれ、東京都出身。宗教団体の代表との結婚後は目立った活動はありませんでしたが、夫の死後は、再び表舞台で多くの作品に出演しています。

とりわけ2時間サスペンスにおける活躍には目覚ましいものがあります。主演する『北海道警事件ファイル 警部補 五条聖子』は人気シリーズとなり、2017年3月に第5作目「旭川・美瑛・知床 幻のエゾオオカミの謎」が放映されたばかりです。2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』における椋梨美鶴役も印象的でした。

待田誠/岡本玲

愛の妹である待田誠を演じていたのは岡本玲です。家業である弁護士になるよう親から期待されていましたが、それが嫌で家出してしまいます。

岡本玲は1991年6月18日生まれです。和歌山県和歌山市出身で、女優のかたわら、2013年には「平成25年度 和歌山文化奨励賞」を受賞したり、2014年には和歌山北警察署一日署長を任命されたりと、郷土愛の強い活動も目立ちます。

『純と愛』と同年には、話題になった宮部みゆき原作のドラマ『名もなき毒』に、小泉孝太郎演じる主人公の同僚・椎名遥役で出演しました。舞台での活躍も目立ち、2017年3月から4月にかけて主要都市を巡回する人気の『タクフェス わらいのまち』に出演中です。

桐野富士子/吉田羊

純が最初に勤める大阪のシティホテル「オオサキプラザホテル」で、先輩の接客指導担当・桐野富士子を演じたのは吉田羊です。

本作出演に続き、2014年の月9『HERO』の女検事・馬場礼子役で大ブレイクした吉田羊。映画、ドラマ、CM、バラエティー番組など一気に露出が増えることになります。その勢いはとどまることなく、2016年には大河ドラマ『真田丸』で信幸の正室・小松姫役で出演。さらに黒木瞳初監督作品として話題をよんだ映画『嫌な女』の石田徹子役で、木村佳乃と共にW主演をつとめました。

同年、テレビでは『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』の女医・橘志帆役で、民放連続ドラマ初主演。年齢非公表ですが、どんな役柄もこなす実力派として着実にキャリアを重ねています。

水野安和/城田優

「オオサキプラザホテル」でコンシエルジュを務める水野安和を城田優が演じました。端整な容姿を武器に、純に言い寄るナルシストでした。

城田優は1985年12月26日の東京生まれですが、国籍は母の母国であるスペインです。長身のイケメンハーフ俳優として、映画やドラマに多数出演していますが、特にミュージカルでの活躍には目覚ましいものがあります。何度も再演されている「エリザベート」のトート役、「ロミオ&ジュリエット」でロミオ役、2014年の「ファントム」におけるファントム役が最近の代表作です。

最近は裏方にも挑戦。2016年にはミュージカル『アップル・ツリー』で演出家デビューを果たしています。映画は、田中功次役で出演している映画『亜人』が2017年9月の公開を控えています。

田辺千香/黒木華

「オオサキプラザホテル」で働く純の同期でフロント担当の田辺千香を黒木華が演じました。水野に想い寄せていたことから一時は純と敵対しますが、結局、水野と結ばれました。

1990年3月14日生まれ、大阪府出身の黒木華は、本作出演前後を機に、大きく飛躍した女優の一人です。2014年には映画『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞にあたる銀熊賞を受賞。その演技力は非常に高い評価を受けました。翌年に出演した『母と暮せば』でも、期待を裏切らない演技で連続して多数の賞を受賞しています。

テレビドラマも、2015年に『天皇の料理番』の高浜俊子役、2016年の大河ドラマ『真田丸』の梅役など、話題作の主要キャストへの抜擢が途切れることはありません。『重版出来!』では、黒沢心役で連続ドラマ初主演を務め上げました。

大先真一郎/舘ひろし

舘ひろし『さらばあぶない刑事』

創業者である父の後を継いだ「オオサキプラザホテル」の2代目社長・大先真一郎を舘ひろしが演じました。純の夢実現にとって鍵となる人物の一人です。

1950年3月31日生まれ、愛知県名古屋市出身。長いキャリアを誇り、60代半ばを過ぎた今も現役で活躍している舘ひろし。今や出演数そのものは多くはありませんが、それでも話題作や大作で主要キャストに名を連ねることも少なくありません。

2012年に始まった2時間サスペンス『ヤバい検事 矢場健〜ヤバケンの暴走捜査〜』は4作を数えるヒットシリーズに。大きな話題をよんだのが、舘ひろしの代表作でもある『あぶない刑事』シリーズの最新作が2016年に公開されたこと。7作目となる『さらば、あぶない刑事』でももちろん鷹山敏樹を演じ、いつもの面子と久しぶりの共演を果たしました。

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