2017年7月6日更新

アニメ映画『BLAME (ブラム)』あらすじ・声優キャスト紹介!

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『BLAME(ブラム)』20年の時を経て完全アニメ映画化!原作者は弐瓶勉

漫画家の弐瓶勉が1997年から2003年まで、月刊アフタヌーンにて連載していた『BLAME!』が、アニメで完全映像化されました。5月20日から27の劇場にて、2週間限定公開されます。映画の総監修を務めたのも、作者の弐瓶勉。そして映画『亜人』など、多くのアニメを映像化してきた瀬下寛之が監督を務めます。 またスタッフには、『シドニアの騎士』のスタッフ陣が再集結。クリエイティブディレクションの重要な部分は、原作者の弐瓶勉が務めています。独特の世界観なため、映像化は無謀だと言われてきた作品でしたが、原作者の手によって、20年の時を経てアニメ映像化された、渾身の一作となっています。

映画『BLAME(ブラム)』のあらすじ

BLAME! main
©弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
テクノロジーが暴走した遠い未来、人類は暴走したネットワークの被害を受け、都市から駆除される存在となってしまいます。それに伴い、人類は市民としての権利を失い、セーフガードと呼ばれるAI(人工知能)の防衛システムによって、人間を排除し続けていました。そしてその都市の片隅に隠れてくらしていた「電基漁師」も、AIたちにより、絶滅の危機に迫っていました。 そんな中突然現れた、孤独な旅人で主人公の霧亥。霧亥は感染する前の「ネット端末遺伝子」を探し、人間たちを救う為に立ち向かいます。

映画『BLAME(ブラム)』に登場する主要キャラクターの4人を、声優と合わせて紹介!

霧亥/櫻井孝宏

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ネット端末遺伝子を持つ者を探しており、小型の重力子放射線射出装置を武器として人類のために闘っています。見た目は20歳くらいの青年な容姿を持っていますが、高度なサイボーグのスペックを持っており、人間をはるかに超えた能力を持っています。そのため、壁を貫通するほどの勢いで叩き付けられても動じず、光線を体中で貫通されても、身体へのダメージはありません。 声優を務めるのは、ベテランの櫻井孝宏。1990年代から多くのアニメ作品に携わり、アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザク役や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のゆきあつ役を演じました。少年らしい声で、ファンを魅了しています。

シボ/花澤香菜

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かつて栄えていた都市で、主任科学者を務めていました。霧亥の探しているネット端末遺伝子の代わりとなる”偽装端末”を作る技術を持っています。シボはある実験の失敗の責任を問われ、地下に閉じ込められていました。ですが霧亥が助け出し、その後行動を共にしています。 声優を務めるのは、癒しボイスが魅力的な花澤香菜です。多くのアニメ作品に携わり、アニメ『化物語』では千石撫子役を演じ、大好評となったアニメ『3月のライオン』にも川本ひなた役として出演していました。美しく透き通った声で、重要なキャラクターを演じます。

づる/雨宮天

AIたちに隠れ、ひっそり暮らしていた電基漁師の村に住む女の子です。若い世代ながらも、電基漁師としての才能に満ち溢れ、村の人々にも一目置かれた存在となっています。村の人々の為に遠くまで食べ物を探しにいきますが、AIに襲われてしまいます。その時に霧亥と出会い、助けられたことをキッカケに霧亥と協力して人類を救おうと奮闘します。 声優を務めるのは、23歳ながら多くのヒロインに抜擢されてきました。アニメ『一週間フレンズ』の藤宮香織役や、『東京喰種トーキョーグール』の霧嶋董香役を演じてきました。2015年には第9回声優アワードの新人女優賞にも選ばれ、今最も勢いのある女性声優です。

おやっさん/山路和弘

AIたちに隠れ、ひっそり暮らしていた電基漁師の村の長です。づるに対して一目を置いており、祖先が発見した駆除するAIたちが来れない場所に、隠れて暮らしています。霧亥と出会い、人類の希望を託しています。 声優を務めるのは、俳優と声優の二つの顔をもつ山路和弘が演じます。テレビドラマに出演した経験と、多数の洋画吹き替えを担当したため、声優としても知名度が上がりました。最近ではアニメ『青の祓魔師 京都不浄王篇』の藤堂三郎太役や、アニメ『91Days』のヴィンセント役を演じ、渋い声で人々を魅了しています。

世界のクリエイター達を魅了し続ける、原作者の弐瓶勉とは?

シドニアの騎士
福島県出身で、高校卒業後に上京した時は建築関係の仕事を行っていたそうです。ですが、自分に向いていないと感じて退職。その後アメリカに渡って、イラストの勉強をしていました。日本の出版社に描いた漫画をもっていきましたが、評価されず帰国となってしまいます。 ですが、1995年に短編として描いた『BLAME』が審査員特別賞を受賞し、長編『BLAME!』を連載開始しました。独特の世界観と近未来のSF作品に衝撃を受けた人が続出しました。漫画は大好評となり、多くの人々に衝撃を与えました。そして、絵の細部にまでこだわったクオリティーが、世界中のクリエイターを魅了しました。 『BLAME!』が連載終了した後も、長編漫画『シドニアの騎士』が大ヒットとなり、既にアニメ化されています。また、この作品で第39回講談社漫画賞・一般部門と、第47回星雲賞コミック部門を受賞しました。現在も、月刊少年シリウスで『人形の国』を連載し、大人気漫画家として今も活躍しています。

映画『ブラム』音楽プロデューサーを務めるのは、菅野祐悟

亜人
東京音楽大学作曲科の映画・放送音楽コースで音楽家としての基礎を学びました。ですがもともと才能があったのか、在学中から映画やCM、またアーティストに楽曲提供をしていたそうです。卒業後もドラマやアニメなど、ジャンル問わず楽曲を提供しています。 最近ではドラマ『東京タラレバ娘』や、ドラマ『カインとアベル』にも携わっていました。また映画『亜人』や映画『高台家の人々』にも、音楽プロデューサーとして携わっています。今年2017年は映画『BLAME!』のほかにも、映画『昼顔』や映画『3月のライオン』も手掛け、大忙しの音楽プロデューサーです。

映画『BLAME(ブラム)』主題歌に抜擢されたのは、angelaの『Calling you』

騎士行進曲
angelaとは、アニソン界では有名な音楽バンドです。メインボーカルのatsukoのパワフルボイスが特徴です。angelaの楽曲の多くは、高低さの音程が激しいものばかりですが、atsukoのずっしり重たく感じる低い声と、透き通った高音が魅力の一つとなっています。 大人気となったアニメ『蒼穹のファフナー』や、弐瓶勉作品のアニメ『シドニアの騎士』にも主題歌として抜擢されています。今回主題化となった『Calling you』は、angelaらしいスタイリッシュなメロディが魅力的な楽曲となっています。

『BLAME(ブラム)』がアヌシー国際アニメーション映画祭に出品されます!

本作がカンヌ映画祭から独立したアニメーションの為の映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭に出品されることが決定しました。なんと映画祭当日特別上映として上映されるそうです。そんな本作の劇場公開日は2017年5月20日、二週間限定上映となりますのでぜひスクリーンで楽しんで!