2017年4月20日更新 9,620view

カルチャーアイコンになった映画の登場人物【魅力的なキャラクター】

多くの映画に存在する、その圧倒的な魅力で現実世界に様々な影響を及ぼし、カルチャーアイコンになった登場人物たち。2016年の問題作、『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインなど、強烈な存在感を放ったキャラクターをご紹介します。

カルチャーアイコンになった魅力あふれるキャラクターをご紹介!

『レオン』

多くの名作映画の中には、その時代に生きる人々に様々な影響を与え、カルチャーアイコンになった魅力的な登場人物が存在します。

美しさと強さを兼ね備えた、『バイオハザード』のアリス、『キル・ビル』のベアトリクス・キドーを始めとする戦う女性たち。『バットマン』のジョーカー、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーなど、ヒーローを食ってしまうほど強烈な悪役も誕生してきました。

今回は邦画・洋画を問わず、強烈な存在感と圧倒的な魅力で視聴者を魅了し、作品の象徴として世界の映画史にも名を刻んだキャラクターをご紹介します。

『キックアス』のヒット・ガール

ヒット・ガール『キックアス』

ヒット・ガールこと本名ミンディ・マクレディは、アメコミ漫画を実写映画化した『キックアス』で、ヒーローよりも注目を浴びたスーパーガールです。

母親は犯罪組織に殺されており、その復讐を果たすために父親から過酷な特訓を施され、殺戮マシーンのような強さを手に入れました。11歳の女の子が放送禁止用語を連発しながら、バタフライナイフやマーシャルアーツを使いこなし、暴漢相手に暴れまわる姿は圧巻の一言です。

「世界で最も美しい顔100人」にも選ばれた、クロエ・モレッツの可愛いさとのギャップが人気を呼び、ヒット・ガールのコスプレをする有名人も多くいました。

『トレインスポッティング』のマーク・レントン

『トレインスポッティング』

イギリスを中心に世界中の若者が熱狂した、1990年代のポップカルチャーを代表する、青春映画の最高傑作の主人公マーク・レントン。若き日のユアン・マクレガーが、不良仲間と共に麻薬に手を染め、犯罪とドラッグに溺れる破滅的な日々を過ごす青年を演じました。

マークは何度も麻薬断ちに失敗しながらも、ロンドンで不動産会社に就職します。しかし仲間に故郷へ連れ戻され、大規模な取引に協力したと思ったら仲間を裏切り、大金を持ってオランダへ逃走。若さゆえのがむしゃらな生き方が多くの人々を虜にしました。

麻薬から足を洗い普通の人生を歩み始めたマークですが、20年後を描く『T2 トレインスポッティング』では再び故郷に戻り、かつての仲間と騒動を起こします。

『スター・ウォーズ』のダース・ベイダー

『スター・ウォーズ オリジナル・トリロジー』

ダース・ベイダーは、SF映画の名作『スター・ウォーズ』シリーズの代表的なアンチヒーローとして、世界的な認知度を誇るキャラクター。宗教組織「シス」の暗黒卿にして、銀河帝国の皇帝パルティーンの右腕であり、銀河の中でも優れたフォースとライトセイバーの使い手です。

ほぼ全身がサイボーグ化しており、漆黒のマスクとスーツ、体を覆うマントが特徴的。話す際の機械的な音声と独特の呼吸音も、ダース・ベイダーという存在を象徴しています。

その衝撃の正体と彼が辿った運命など、様々な魅力が多くのファンを魅了しました。鮮烈な存在感とカリスマ性を持つ、映画史上最も人気のある悪役の一人として有名です。

『ティファニーで朝食を』のホリー・ゴライトリー

『ティファニーで朝食を』

トルーマン・カポーティの小説を基に、田舎出身の自由奔放なホリー・ゴライトリーと、作家を目指す青年ポールの恋を描いた作品です。

大都会ニューヨークへ出てきたホリーは、複数の男性の援助を受けながら、金持ちと結婚して不自由無く暮らすことを夢見る女性。作家として自立するポールと惹かれ合いながらも、大富豪との結婚に目移りしてしまうのですが、最後はポールの愛と言葉に救われました。

ファッション・アイコンとして有名な女優、オードリー・ヘプバーンが演じたこともあり、ファッションスタイルや洗練された佇まいも注目の的になりました。

『バイオハザード』のアリス

バイオハザード

アリス・アバーナシーは、アクションゲームを原作とする、実写映画『バイオハザード』のオリジナルキャラクターにして物語の主人公です。世界を混乱に陥れた、T-ウイルスを生み出したアンブレラ社の元特殊部隊員であり、ウイルスの完全適合者として実験体にされました。

繰り返しウイルスを投与され、高い身体能力、制御できない程の超能力を得ることに。アリスは仲間や協力者を喪いながら、ウイルス兵器の研究を続けるアンブレラ社に戦いを挑みます。

謎に包まれたアリスのミステリアスさ、演じたミラ・ジョヴォヴィッチの美しさと熱演もあって、”戦うヒロイン”の象徴的キャラクターになりました。

『ホーム・アローン』のケビン・マカリスター

ホーム・アローン

ケビン・マカリスターは、”世界一有名な子役”と称されたマコーレ・カルキンの出世作にして、クリスマス映画の定番『ホーム・アローン』の主人公。5人兄弟の末っ子で、8歳とは思えない頭脳明晰な少年ですが、兄姉にとっては厄介なトラブルメーカーです。

そんなケビンは、家族でのパリ旅行当日、手違いから家に取り残されてしまいます。最初は自由を謳歌するものの、広い家に一人でいる心細さ、寂しさに気付いていくことに。留守を狙う泥棒コンビを、持ち前の頭脳と過激なトラップで退治する内に、精神的な成長を遂げました。

続編の『ホーム・アローン2』でも、ニューヨークを舞台に泥棒コンビを迎え撃ち、相変わらずの行動力と優れた頭脳の健在ぶりを披露しています。

『タクシードライバー』のトラヴィス・ビックル

『タクシードライバー』

深刻な不眠のせいで定職に就くことが出来ず、ニューヨークでタクシードライバーをしている、ベトナムの帰還兵トラヴィス・ビックル。美しいベッツィに振られたトラヴィスは、夜の街で生きる娼婦アイリスを麻薬と売春から救い出し、ヒーローとして有名になります。

それを聞いたベッツィが再び現れるのですが、トラヴィスは彼女に興味を示すことは無く、”主人公が美女を振る”というのも当時は珍しい設定でした。

ガスコンロに拳をかざして腕を鍛えるシーン、モヒカンにサングラス姿で大統領候補に暗殺を仕掛けるシーンなど、今に語り継がれる名場面も多数。若きロバート・デニーロの狂気的な演技と共に、現代に潜む狂気と混乱を象徴する存在として、映画史に名を残したキャラクターです。

『レオン』のマチルダ

マチルダ『レオン』

ハリウッド女優ナタリー・ポートマンをブレイクへ導いた、リュック・ベッソン監督作『レオン』のヒロイン、マチルダ・ランドー。家族の復讐を果たすために助けを求めた、プロの殺し屋・レオンと同居する内に愛情を抱き、父娘とも恋人とも言えぬ関係を築きました。

12歳とは思えない大人びた言動が目立つ一方、年相応の無垢な一面を覗かせる場面も多く、そうしたギャップもマチルダの人気の理由になったようです。

また公開当時、マチルダを真似たショートボブの髪型が大流行しました。トレードマークのチョーカーが、グッズとして売り出されたことからも、その人気ぶりが伺えます。

『お熱いのがお好き』のシュガー・ケーン・コワルチェック

『お熱いのがお好き』

ハリウッドの巨匠ビリー・ワイルダー監督作で、コメディ映画の傑作と名高い『お熱いのがお好き』のヒロイン、シュガー・ケーン・コワルチェックです。

マフィアに追われるジョーとジェリーが、女装して潜り込んだ女性楽団の歌手、ウクレレ奏者を務める金髪の美しい女性でした。ジョーはシュガーに恋しますが、彼女は過去にジョーと同じサックス奏者との恋愛に6度失敗し、次はお金持ちとの結婚を夢見ていたのです。

セックス・シンボルとして知られる、マリリン・モンローの代表作の一つ。ジョーが変装した御曹司との恋に焦がれる可愛らしさなど、セクシーだけではないシュガーの魅力を表現しています。

『バットマン』のジョーカー

『ダークナイト』ジョーカー

DCコミックが原作の『バットマン』シリーズにて、主人公バットマンの最凶最悪の宿敵として君臨する、”犯罪界の道化王子”ことジョーカー。作品ごとに細かな設定は異なるものの、ピエロのようなフェイスペイントや服装、シニカルな笑みを浮かべる狂人であることは共通です。

自らの犯罪をジョークと称する、知略・謀略に長けた知性と残忍性の持ち主で、小ばかにするような戦い方でバットマンや市民らを陥れます。一方で単純な戦闘力は低く、騒動を起こす度にバットマンに捕まってアーカムアサイラムに収監され、脱走を繰り返してきました。

これまでに4人の俳優が演じており、初代はコミカルな役作りがされていました。しかし、3代目のヒース・レジャー演じる狂気のジョーカーを機に、サイコパスのイメージが定着しています。

『キル・ビル』のベアトリクス・キドー

キル・ビル

女殺し屋の復讐劇描いた、クエンティン・タランティーノ監督作『キル・ビル』の主人公、ザ・ブライドことベアトリクス・キドー。妊娠が発覚した彼女は、結婚して裏の世界から足を洗おうとするも、暗殺集団のボス・ビルと部下の襲撃を受けてしまいました。

婚約者らの死から4年後、昏睡から目覚めたブライドはビルと部下へ復讐を決意します。1作目では2人の殺し屋を、2作目では残る2人と黒幕であるビルを殺害し、復讐は幕を閉じました。

演じるユマ・サーマンが、日本刀を手に過激なヴァイオレンス・シーンを繰り広げており、スタイリッシュなアクションも話題になったようです。

『デスノート』のL

L『DEATH NOTE デスノート』

様々なメディアミックスが展開された、大ヒット作品『デスノート』のもう一人の主人公で、屈指の人気を誇るキャラクター・Lです。主人公の夜神月も認める天才的な名探偵で、世界の警察が最後に頼る「陰のトップ」として、月が起こしたキラ事件の捜査を担当しました。

痩せ型で猫背ぎみな容姿、三白眼の下に隈があるなど、特徴的な外見のキャラクター。感情が乏しく、強引で非人道的な捜査方法が目立つものの、時おり人間的な一面を覗かせます。

実写映画でLを演じた松山ケンイチは、原作者も絶賛するほどのハマリ役でした。Lの大好きな甘いものを食べ続けたり、台詞回しや仕草を研究する脅威の役作りで、見事にLを再現しています。

『X-メン』のウルヴァリン

『ウルヴァリン:SAMURAI』

ウルヴァリンは、アニメ化もされたMARVEL COMICS『X-MEN』の事実上の主人公。作品随一の人気を誇り、MARBELの代表的キャラクターであるスパイダーマンと1、2を争います。

一見すると乱暴で礼儀が無いと思われがちですが、友人や親しい人々を傷つける者に容赦がなく、特に子どもたちには心優しく接する一面も。動物的な勘と反射神経、驚異的な治癒能力など強化人間としての能力を持つほか、忍術の心得もある近接戦闘の達人です。

またウルヴァリンは、ヒュー・ジャックマンをブレイクに導いた役でもあります。2017年6月公開の最新作『ローガン』では、ミュータントの能力を失ったウルヴァリンが、新たな戦いに挑むそうです。

『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター

ハンニバル・レクター

”レクター博士”ことハンニバル・レクターは、トマス・ハリス原作の映画シリーズに登場する、著名な精神科医として知られた猟奇殺人犯。自身の患者を殺しては、人間の肉を食べるという猟奇殺人を繰り返し、後に「人食いハンニバル」と称されるようになります。

直接手を下さなくても、他人の心を操って罪を犯すよう仕向けたり、会話するだけで相手を死に追いやることも可能なのだとか。高度な知能と様々な分野の知識を持ち、監視病棟に入れられ脱獄するまでの間も、学会誌に論文を発表するなど世間に影響を与えました。

シリーズ通して複数の俳優が演じたものの、『羊たちの沈黙』などのアンソニー・ホプキンスの怪演は凄まじく、一躍世界的な人気を得るようになりました。

『ヘルタースケルター』のりりこ

『ヘルタースケルター』

謎多き人気モデル・りりこは、美貌とカリスマ性で瞬く間にトップスターとなります。しかしその正体は、危険な全身整形手術を施され、何かも造り変えられた”サーボーグ”。整形手術の後遺症、メンテナンスのための過剰な薬物投与によって、心身共にボロボロの状態でした。

家族思いの一面はあるものの、奔放かつ感情の起伏が激しい自己中心的な性格です。不安定なりりこは、天然美人の後輩モデルの台頭により、さらに追い詰められていくことに。女性たちが抱く闇を具現したキャラクターとして、視聴者に衝撃を与えました。

りりこを演じたのは、今作で芸能界復帰を飾った沢尻エリカ。原作者の岡崎京子が創り上げた過激な内容、台詞を体当りの演技で再現し、造り物のりりこを見事に演じています。

『アダムス・ファミリー』のウェンズデー

アダムス・ファミリー

丘の上の洋館に住んでいる、残酷趣味で不幸や不気味なものが大好きなお化け一家、アダムス家の長女として登場するウェンズデー。母譲りの黒髪と青白い肌を持つ薄幸そうな少女で、三つ編みと水玉のワンピース、家族と同じ黒を基調とした服装が特徴です。

感受性が強く無口な性格ですが、一度口を開けば凄まじい毒舌が飛び出します。一家の中で最も陰湿とされ、狡猾に一般人を追い詰めることもある危険人物なのだそう。10歳ながら非常に優秀で、家族の危機には誰よりも早く察知し、大活躍を見せる場面が多くありました。

ウェンズデーは個性的な一家の中でも特に人気が高く、演じたクリスティーナ・リッチは、『アダムス・ファミリー』シリーズで一躍有名になりました。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ

ジャック・スパロウ『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』

2017年に5作目の公開が控える、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの主人公、海賊船ブラック・パール号船長のジャック・スパロウ。ジョニー・デップ演じるシリーズの顔で、お喋りなお調子者かつ皮肉屋という、掴みどころの無さが人気のキャラクターです。

また、”流血とは縁の無い海賊”の異名を持ち、非情になり切れない情に脆い一面も。巧みな話術と大胆な奇策により、力で劣る相手を負かしてしまう策士の顔も覗かせます。

自由を愛する海賊として世界中を巡り、毎回のように様々なトラブルを呼び込みながらも、何だかんだとしぶとく生き抜いてきました。その過程で凄まじい人脈を得ており、東洋で活動する海賊や魔女、黄泉の国に存在する人間とも交流を持っています。

『パルプ・フィクション』のミア・ウォレス

パルプ・フィクション

ミア・ウォレスは、クエンティン・タランティーノ監督による、異色のバイオレンス・アクションに登場するマフィアのボスの愛妻です。元女優の経歴を持つセクシーな美女で、ボスの命令を受けた主人公ヴィンセントは、一晩だけ彼女の世話役を務めることになりました。

2人は食事をしたり、ダンスをしたりと楽しい時間を過ごしますが、ヴィンセントがトイレに行く間にミアはオーバードーズによる心肺停止状態に。ヴィンセントがミアの胸に直接アドレナリンを注射して蘇生するシーンや、ヴィンセントと踊るツイストダンスは特に有名です。

演じたユマ・サーマンは、『キル・ビル』シリーズのザ・ブライド役などで有名ですが、『パルプ・フィクション』も代表作の一つとして知られています。

『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン

ハーレイ・クイン スーサイド・スクワッド

DCコミックを代表するヴィランが集合する、2016年の話題作で主役級の存在感を放った、セクシー&キュートなハーレイ・クイン。真面目な精神科医ハーリーン・クインゼル博士が、患者だったバットマンの宿敵・ジョーカーに心酔し、彼を模した女ヴィランに変貌した姿です。

ジョーカーへの愛がハーレイの行動原理で、スーパーパワーや特殊能力は持たないものの、一途に恋をする姿が人気の理由の一つとのこと。派手なフェイスペイントにギャルのような服装という、”悪カワ”な出で立ちも注目の的となり、ハロウィンコスプレでは大人気でした。

ハーレイが主人公のスピンオフ企画も進行中で、演じたマーゴット・ロビーが製作総指揮を兼任し、DCの女性キャラクターたちの豪華共演が実現します。

『マッドマックス』のフュリオサ

フュリオサ『マッドマックス』

ジョージ・ミラーが監督を務め、前作から27年の年月を経て公開された『マッドマックス 怒りのデスロード』に登場する女性がフュリオサです。

核兵器戦争が終わり、文明を支配していたイモータン・ジョー。彼の右腕として部隊を統率していたフュリオサは、女性らしからぬ狩り上げスタイルで顔に黒いグリースを塗っています。左腕はなく、金属の義手を装着。

ジョーに信頼されるため忠実に任務をこなしてきた彼女ですが、それはジョーが受胎出産させるために監禁していた若い女性たちを開放し、自分は故郷に戻るための計画。20年来の強い思いで勇敢に戦う女性が描かれ、かっこいい女性像を体現しました。

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