2017年4月20日更新 790view

歴代朝ドラの衣装に注目!ヒロインたちが着る綺麗なお洋服を紹介【2010年〜】

長い歴史を持つドラマ作品の朝ドラ。作品ごとに設定が設けられることはもちろん、時代背景や登場人物の生活環境に合わせて様々な衣装が用いられています。今回は、2010年以降に放送された朝ドラのヒロインたちの衣装をご紹介します!

ストーリーだけじゃない!衣装からも楽しめる朝ドラ作品

朝ドラ

朝ドラといえば、放送前から出演者や主題歌、時代設定や取り扱う題材などが注目されますよね。しかし、朝ドラ放送中は、ヒロインの着ている衣装が話題に上がることが多いんです。

そこで今回は、2010年から放送されている全15作品の中から”7作品”を勝手に選出。作品ごとに違うヒロインたちが着る綺麗なお洋服の数々をご紹介していきます!

『花子とアン』(2014年)

アンティーク着物

花子とアン

『花子とアン』は、2014年3月31日~9月27日にかけて放送されました。「赤毛のアン」の日本語翻訳者の村岡花子の半生を描いた作品。花子の幼少期から女学校入学、就職や結婚などの人生の転機や、時代背景、腹心の友との出会いなど様々な場面が描かれました。そして、明治から昭和にかけての時代に合った衣装も数多く登場しています。

『花子とアン』の衣装の中でも特に印象的なものといえば”アンティーク着物”ではないでしょうか。花子の腹心の友・葉山蓮子が着用した着物は全てアンティークもので、女学校やお見合いシーンなど、思わず見惚れてしまう美しい着物が多く登場しました。また、「銘仙」と呼ばれる絹織物で、当時広く普及していた着物も印象的です。

貧しい農家に生まれた花子は、可愛い柄の端切れを使った半襟などを使うなど貧しさも感じさせる着物から、結婚後の派手さのある柄の着物などを使用し、庶民的で明るく力強く生きる人柄を感じさせました。また、お嬢様育ちの蓮子は、着物を半襟に淡い桃色と刺繍を施したものを合わせたり、裾から襟にかけて絵画のような模様が描かれた訪問着を着たりと、新しいものや細やかな柄、着こなしなどにこだわり、美しさと嫌味のない気品を醸し出しました。

『まれ』(2015年)

ファッションブランド「keisuke kanda」

朝ドラ まれ

『まれ』は、2015年3月30日から9月26日にかけて放送されました。ケーキ職人になる夢を追いかける津村希を主人公に、友情や恋愛を交え、様々な奮闘を描いた作品。平成の時代に夢を負う若者たちが登場したことから、衣装のオシャレさや可愛さが注目されました。

津村希が普段着として着用していたものの多くは、「keisuke kanda(ケイスケカンダ)」というファッションブランドの洋服。古着を再構築した服や、手刷りのプリントを使用した服など、手縫いにこだわった商品が特徴のブランドです。

縫い目やパッチワークなど素朴さを感じさせる服を着ていた希。しかし、ドラマの設定から貧乏な希がブランド服を着ているということに疑問の声も寄せられました。この疑問はブランド創立者の神田恵介の耳にも入り、ツイッター上で、ドラマの世界だから気にしないで応援していることや、自身が一番服にお金をかけたのは自身が一番貧乏な時でしたといった発言をしています。

『あさが来た』(2015年)

「振袖」、「アンティークドレス」

あさが来た

『あさが来た』は、2015年9月28日~2016年4月2日にかけて放送されました。女性起業家として大阪を拠点に活躍した広岡浅子をモデルとした作品で、安政4年(1957年)から大正の時代を背景に描かれています。ドラマでは、白岡あさが主人公で、波瑠が主演を務めました。女性として多くの困難を迎えながらも社会で活躍し、日本初の女子大学を設立するというストーリーを様々なエピソードともに綴られています。

あさが来た

江戸時代末期から上流家庭のもとで育った白岡あさ。そのことから、娘時代には華やかな「振袖」の衣装が使用されました。年齢や嫁入りなど、状況によって合わせられた色合いや柄の変化も印象的。また、社会進出し外で働くようになった、あさが着ていた「アンティークドレス」も目を引きました。

着物は当時の着こなし方もしっかりと描かれました。娘時代は、優雅に裾を引きずる振袖という当時の上流階級の着物がみられます。また、襟の汚れを防ぐためにつけられている黒い掛け襟は、頻繁に洗うことが出来なかった秋から春にかけて付けられた、あわせの着物。夏場では頻繁に洗えるため掛け襟のない、ひとえとなります。

『とと姉ちゃん』(2016年)

3姉妹の装い

『とと姉ちゃん』は、2016年4月4日~10月1日にかけて放送されました。出版社・暮らしの手帖社を創業し、生活総合雑誌・暮らしの手帖を刊行した大橋鎭子と花森安治を軌跡をモチーフとした作品。そして、3姉妹の長女として生まれ、亡き父の代わり「”とと(父親)”姉ちゃん」として成長し、逞しく生きる女性の姿も描かれました。ドラマ主人公は小橋常子で、高畑充希が演じています。

昭和時代を舞台とした『とと姉ちゃん』。戦前の物がない時代から物語が始まったことから、着物からモンペ、洋装まで様々な衣装が登場しました。また、3姉妹の装いは、キャラクターなどからイメージカラーが決められたそうで、しっかり者の長女・常子には青色、慎重な次女・鞠子には赤色、甘えん坊の三女・美子には赤色やピンク色の衣装が多く着用されています。

性格だけでなく、装いからも3姉妹の印象を魅力的にさせました。

『べっぴんさん』(2016年)

ファッションブランド「ファミリア」

べっぴんさん

『べっぴんさん』は、2016年10月3日~2017年4月1日にかけて放送されました。アパレルメーカー・ファミリア創業者のひとりでもある坂野惇子をモデルに描かれた作品。服作りが大好きな主人公の坂東すみれと、3人の女性たちが子供服店を開店し、商売の苦労や、家庭での困難を乗り越えていくといったストーリー展開をみせました。

『べっぴんさん』は、子ども服メーカー創業者をモデルとし、物語も小さな店での販売から百貨店進出といった展開をみせたことから、多くの子ども服や小物が登場します。「ファミリア」は2017年現在も、子供服やベビー用品を扱うブランドショップとして日本全国の百貨店にショールームを持ち、中でも関西を中心に根強い人気を集めています。

また、主人公たちが着用していた衣装も、当時の王道ファッションが用いられオシャレで上品な印象を残しました。

『ごちそうさん』(2013年)

「足利銘仙」、「友禅」

ごちそうさん

『ごちそうさん』は、2013年9月30日~2014年3月29日にかけて放送されました。東京で西洋料理店を営む両親のもとに生まれた卯野め以子が主人公。東京生まれのめ以子が大阪に嫁ぎ、食文化の違いに戸惑い、同居した夫の家族らとの生活に悩みながらも母親として強く成長していく姿が描かれています。又、主演を杏が務めました。

明治44年から昭和22年までの時代で描かれた『ごちそうさん』。衣装は和装がメインとなり、特に女学校時代にみられた学生たちの着物が印象的かもしれません。中でも2種類の着物、銘仙と友禅。銘仙は落ち着いた印象を、友禅染は華やかな印象を感じさせました。

銘仙とは、糸を織り込み模様をつけることを特徴とした着物で大正から昭和にかけて普及した着物。産地に違いがあり、当時は「足利銘仙」が人気だったといわれています。「友禅」とは、布を染め模様をつけることを特徴とした着物で長く日本で親しまれています。又、大阪生活では様々紬が登場しました。

『あまちゃん』(2013年)

ファッションブランド「POU DOU DOU」

あまちゃん

『あまちゃん』は、2013年4月7日~9月29日にかけて放送されました。岩手県三陸海沿いにある町で海女を始めた女子高生・天野アキが、アイドルを目指す足立ユイと友人になったことや、地元観光PRの広告塔になったことからアイドルの道へと進んでいく物語。脚本をドラマ『木更津キャッツアイ』などでも知られる宮藤官九郎が、主演をのん(当時・能年玲奈)が務めています。

『あまちゃん』といえば、海女や、アイドル衣装が印象的ですが、天野アキの制服パーカー姿も密かな注目を集めていました。ブレザーの下に、白地のパーカーを着るというスタイルがトレードマークにもなっていたアキ。このパーカーは、「POU DOU DOU(プードゥドゥ)」というファッションブランドの”30thアニバーサリープリントパーカー”という商品で、ドラマではエクリュ色のパーカーが提供されていました。

朝ドラの綺麗な衣装の数々いかがでしたか??

連続ドラマ小説 朝ドラ

歴代の朝ドラの中から7作品の衣装を取り上げてみました。時代の違いや、ストーリー内容の違いなどから登場した色々な衣装。それぞれの時代の流行を知ると同時に、作品のこだわりが衣装からも感じられるのではないでしょうか?

また、人柄に合わせたこだわりもみられます。朝ドラヒロインたちが着る綺麗な衣装の数々。見るだけでなく、自身のファッションの参考にもなるかもしれませんね。

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