2021年8月13日更新

映画「ザ・スーサイド・スクワッド2」あらすじを徹底ネタバレ解説!ド派手な“極”悪党たちの下克上がはじまる

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ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
(C) 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

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映画「ザ・スーサイド・スクワッド2」のあらすじや魅力をまるっと解説

2021年8月13日(金)に日本解禁!

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズなどで知られるジェームズ・ガン監督が、新たに手がけたDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』がついに日本公開されました! 2016年に公開された『スーサイド・スクワッド』を再構築し、新たに生まれ変わった本作。前作以上にヤバいキャラクターたちが、全編にわたって大暴れする、エンターテインメント超大作になっています。 本作は本国アメリカでR指定での公開となり、日本でもR15指定で公開。予告編からも察せるとおり、本作は過激な言葉のオンパレードで、アクションシーンでも大量の血しぶきが飛び散るなど、「限りなくR18のR15」と評判です。 過激なジョークとバイオレンス満載の本作は、まさにジェームズ・ガン節炸裂といった仕上がりに。この記事では、本作のあらすじや見どころ、本作が訴えかける強いメッセージまで徹底解説していきましょう! ※この記事にはネタバレが含まれます。ぜひ本編を観た上で読み進めてください。

前作『スーサイド・スクワッド』

【ネタバレ注意】「ザ・スーサイド・スクワッド2」のあらすじ

南米の国コルト・マルテスの独裁者を暗殺するミッションを負った、リック・フラッグス大佐率いるタスクフォースX、通称「スーサイド・スクワッド」の面々。 ところが敵陣への上陸作戦は失敗し、多くのメンバーが犠牲になってしまいます。しかし実は彼らは「二軍」で、政府の高官アマンダ・ウォーラーはまったく別の精鋭部隊を用意していました。

最強の暗殺者ブラッドスポート率いる別のチームは、首尾よく敵陣への上陸に成功。生き残った「二軍」メンバーの救出を命じられます。 そしてフラッグスやハーレイ・クインと合流し、コルト・マルテスで秘密裏に行われている、宇宙生命体の実験を阻止するという危険なミッションを遂行することに。

彼らは実験の責任者であるシンカーを捕らえ、協力させることにします。綿密な作戦が功を奏し、彼らは無事、実験が行われている巨大施設への侵入しました。そしてそこから二手に分かれ、施設の破壊と実験データの回収に向かいます。

フラッグス、ピースメイカー、ラットキャッチャー2は、シンカーの案内で地下の実験場へ。そこではヒトデ型の宇宙生命体、スターロに寄生された無数の人々が檻に閉じ込められていました。 そんななかシンカーは、この実験の本当の出資者はアメリカ政府であることを明かします。 政府は軍事利用するためにこの実験を支援していましたが、コルト・マルテスの情勢が不安定になったため、実験への関与の証拠を消そうとしていたのです。 怒ったリック・フラッグスは実験データを公表すると言いますが、ピースメイカーはそれに反対。実は彼はアマンダから、実験データを破壊するよう命令を受けていました。彼は世界の「平和」を維持するためなら、その裏でなにをしても構わないと考えていたのです。 そのとき、実験場が急に崩壊しはじめます。実は施設を破壊するために、上の階に爆弾を仕掛けていたハーレイたちの作戦が失敗し、予定より早く爆発がはじまってしまったのです。 地下では実験データを巡ってピースメイカーとぶつかったフラッグスが殺されてしまいました。なんとか逃げ出したラットキャッチャー2は、すんでのところでピースメイカーを撃ち殺したブラッドスポートに救われます。 彼らは崩壊するビルから脱出することに成功したものの、スターロは街に出て次々と人を襲っていました。そこでアマンダから、任務完了との連絡が入ります。 彼らは地元の人々は見捨てて帰ってこいと命令されますが、ラットキャッチャー2が反対し、全員で怪獣退治に向かうことにしました。 アマンダは激怒し装置で彼らを殺そうとしますが、部下に頭を殴られ気絶。部下たちはスクワッドに情報を送ります。 スターロに寄生され操られている人々が溢れるなかで、スクワッドの面々は懸命に戦いますが、どうしても倒すことができません。絶体絶命かと思われたとき、ラットキャッチャー2がその能力で街中のネズミをスターロにけしかけます。 同時にハーレイが槍でスターロの目玉を突き、そのなかにダイブ。同じく目玉のなかに入ったネズミたちは、スターロの血管をかじりはじめます。内側からの攻撃についにスターロは倒れ、スクワッドは勝利を収めたのでした。 これで怪獣騒ぎは一段落。ハーレイが独裁者を暗殺したため、反乱軍は勝利と民主的な国家を作ることを宣言します。一方でブラッドスポートは、実験データを公表しないかわりに、自分たちを保釈することをアマンダに了承させたのでした。

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この映画、見どころしかない!ド派手なアクションやキャラたちに要注目

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
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見どころ満載といっていい「ザ・スーサイド・スクワッド2」。冒頭からスピード感抜群のバイオレンスなアクション、シュールでブラックなギャグ、友情や親子愛といったさまざまな要素がてんこ盛りで、終始目が離せません。 アクションでは飛び散る血しぶきのリアルさ、大容量の火薬、大迫力のビル崩壊など、スリリングなシーンの連続。それぞれのクオリティも高く、ひねりの加えられた演出に、アクション映画ファンも大満足でしょう! しかし本作の最大の魅力は、ヤバすぎるキャラクターたち。彼らがくり広げる恐ろしくかみ合わない会話、奇行も笑いを誘います。 天然キャラのキング・シャークや謎の多いポルカドットマンをはじめ、どのキャラクターも見た目だけでなくその言動も魅力的!推しキャラができること間違いなしです。

見どころを詳しく知りたいなら

裏でうごめいていた陰謀とは?それぞれの「平和」がぶつかり合う!

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
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シンカーが指揮をとっていた「スターフィッシュ計画」は、もともとアメリカの宇宙飛行士が地球に持ち帰った生命体を利用したものでした。それを軍事利用するため、独裁国家コルト・マルテスで実験を重ねていたのですが、その資金を出していたのはアメリカ政府だったのです。 政府高官であるアマンダ・ウォーラーは、その不都合な事実を隠蔽することだけを目的に、今回スクワッドを派遣しました。彼女にとっては、この計画とアメリカ政府の関与を闇に葬ることさえできれば、地元の人々の命など、どうでもよかったのです。 そこに取り込まれたのが、“平和を愛する”ピースメイカーでした。リック・フラッグスは人類全体の利益を考え、この計画へのアメリカ政府の関与を公表しようとします。しかしアメリカの利益を最優先するピースメイカーによって、その計画は阻止されてしまいました。 「アメリカがもたらす(武力による)平和」こそが、彼の目指すものだったからです。

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ハズレものたちの下克上!映画が強く訴えかけてくるメッセージとは

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
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「ザ・スーサイド・スクワッド」は、ルール無用の悪党たちが世界を救う、という設定そのものが魅力的です。 そのアクションの激しさやジョークの際どさだけでなく、しっかりとしたメッセージが組み込まれていることも、本作が「どんな映画ファンでも楽しめる」と絶賛されている理由なのでしょう。 本作では、全員死刑囚のヴィラン、という社会から外れたキャラクターたちが主人公になっています。そのなかでも、ストーリー上特に重要な役割を果たしたのは、ラットキャッチャー2でした。 ネズミを操る彼女は当初、ブラッドスポートをはじめスクワッドのメンバーにも気味悪がられていましたが、ネズミたちの活躍でスターロを倒すことに成功します。 はみだし者の犯罪者たちや、動物のなかでも特に嫌われるネズミが大活躍する本作は、下克上とも言える爽快さを与えてくれます。ひいてはB級といわれる映画にも、それ以上のパワーがあることを感じさせてくれるのではないでしょうか。

エンドクレジットシーンが意味するものって?続編製作の予感も!

ピースメイカーの復活

ブラッドスポートに殺されたかと思われていたピースメイカーは、エンドロール後のシーンで病院に入院しており、生きていることがわかりました。 アマンダの部下は「お荷物を押し付けられた」とも「彼が世界を救う」とも言っていました。今後ピースメイカーはどうなっていくのでしょうか。 彼は平和をもたらすためであれば、正義のための暴力を振るう人物です。彼にとっての「平和」や「正義」はいったいどんなものなのでしょうか。それは本作で、最後までアマンダの命令を遂行しようとしたことからも、うかがい知ることができます。 ピースメイカーが対抗心を持つブラッドスポートも生き残っていますから、2人がまた相対することもあるのかもしれません続編製作への期待が高まります!

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ウィーゼルも復活……?

映画冒頭の上陸作戦の際に溺れて死んだと思われていたイタチのウィーゼルですが、彼もまた生きていたことがエンドクレジットの直後に明かされました。 無人の海岸で息を吹き返した彼は、ジャングルに消えていきます。この場所がどこなのか、はっきりとはわかりませんが、彼らが上陸に失敗したコルト・マルテスは、海岸からジャングルを超えた先に人々が住む街がありました。 ウィーゼルは20人以上の子どもを虐殺した前科の持ち主ですから、嫌な事件が起きる予感がしてしまいますね。

映画ファンのときめき全部盛り!小ネタやオマージュも楽しめる

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズとのリンク

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』マイケル・ルーカー
©︎Supplied by LMK

「ザ・スーサイド・スクワッド」とジェームズ・ガン監督の代表作である「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズには、共通点があります。それは、悪党やはぐれ者が世界を救うということ。 「ガーディアンズ」のメンバーは、宇宙海賊に育てられたトレジャーハンターのスターロードことピータ・クイル、暗殺者のガモーラ、家族を殺した相手への復讐を誓うドラックス、傭兵で賞金稼ぎのロケットとその相棒グルートです。 彼らは目的のためなら人をだますこともするため、「ヒーロー」とは言いがたい存在でした。 そんな彼らとスーサイド・スクワッドは、程度の差こそあれ、期待されていなかった者たちがヒーローになるという意味では似ています。 また本作には、「ガーディアンズ」シリーズでヨンドゥを演じたマイケル・ルーカーや、クラグリン役とロケットのモーションキャプチャを演じたショーン・ガンも出演しています。

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監督が好きだというタランティーノ映画

「ザ・スーサイド・スクワッド」には、ジェームズ・ガンが好きだというクエンティン・タランティーノの映画のような要素も多く見られるようです。 アクションシーンで額を切ると上の部分が横にスライドして落下したり、緊迫した状況で登場人物たちが超くだらない会話をくり広げるなど、タランティーノ作品のへのオマージュや小ネタを見つけて楽しむこともできそうですね!

なんといってもジェームズ・ガン監督の映画はサントラが最高!

ジェームズ・ガンといえば、劇中に使用される音楽がそのシーンにぴったりとマッチしていることが評価されている監督でもあります。 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)のサウンドトラックアルバム『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: 最強 Mix Vol.1』は、2015年のグラミー賞にもノミネートされました。 本作でもその音楽のセンスは健在。オープニングの戦闘シーンではジム・キャロル・バンドの「ピープル・フー・ダイド」が流れ、いきなりテンションは最高潮! サヴァントが刑務所内でボールを投げているシーンでは、ジョニー・キャッシュの「フォルサム・プリズン・ブルース」が、彼の鬱屈した心理状態を代弁します。 そしてタイトルバックに流れる「ソー・ディス・イズ・ザ・フェイマス・スーサイド・スクワッド」は、『キック・アス』(2010年)などのジョン・マーフィーによるオリジナル曲。この映像と音楽のマッチ具合に、どんどん期待が高まっていきます。 プロデューサーのピーター・サフランによれば、ガンは脚本の段階ですでに、どのシーンでどの曲を流すか書き込んでいるとのこと。またその曲をかけながらシーンを撮影することもあるそうです。

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監督および脚本を務めたのはジェームズ・ガン

ジェームズ・ガン
©WENN.com

当初「スーサイド・スクワッド2」の脚本・監督は『ザ・コンサルタント』(2016年)などで知られるギャビン・オコナーに決定していました。しかしマーベルの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズを大ヒットに導いたジェームズ・ガンに交代されることが決定。 当時「ガーディアンズ」3作目の脚本に取り掛かっていた彼は、2018年7月に10年以上前の不適切なツイートが理由でディズニーから解雇を言い渡されてしまいました。ヒットメーカーのスケジュールが空いたことで、ワーナーが本作の脚本執筆を依頼したのです。 同時に監督としても参加するよう交渉を開始。彼はそのオファーを承諾しました。最終的にディズニーはガンを再雇用することに決定しましたが、予定されている「ガーディアンズ」3作目の制作は、この「ザ・スーサイド・スクワッド」の後になったのです。

監督作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

「ザ・スーサイド・スクワッド2」に登場するキャラクターたちを紹介!

本作で大活躍したキャラ/キャストたち

ハーレイクイン役/マーゴット・ロビー

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
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アーカム・アサイラムでジョーカーと出会い、恋に落ちた精神科医のハーリーン・クインゼル博士。彼女はジョーカーから肉体的・精神的な拷問を受け、サディスティックなサイコパス、ハーレイ・クインになってしまいました。 2020年3月には単独映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』も公開された大人気キャラは、もちろんマーゴット・ロビーが続投します。 前作の後ジョーカーと別れた彼女は、現在彼氏募集中。相変わらずのイカれっぷりと、アクロバティックで大胆なアクションで大活躍してくれます。一方で、今回はハーレイの人間性も掘り下げられました。

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ブラッドスポーツ(ロバート・ドゥーボイス)役/イドリス・エルバ

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
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スーパーマンを半殺しにした罪で服役中のブラッドスポートは、幼少期から殺しの訓練を受けてきた、凄腕のスナイパー。身の回りのものすべてを武器に変える超一流の殺し屋でもあります。そんな彼はある事情から、ミッションに参加することを強要されました。 今回のスクワッドのリーダー格であるブラッドスポートを演じるのは、「マイティ・ソー」シリーズや『パシフィック・リム』(2013年)などへの出演で知られるイドリス・エルバです。

ラットキャッチャー2役/ダニエラ・メルシオール

ネズミのセバスチャンを相棒に戦うラットキャッチャー2。ネズミを操る能力を持つ彼女は、今は亡き父が名乗っていた「ラットキャッチャー」の2代目として活動しています。戦闘時以外はすぐに居眠りをしてしまううえに、なかなか目覚めない彼女ですが、やさしい心の持ち主です。 ラットキャッチャー2を演じるダニエラ・メルシオールは、ポルトガル出身の女優。ハリウッド映画への出演は本作が初めてとなります。

ポルカドットマン(アブナー・クリル)役/デヴィッド・ダストマルチャン

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
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MCU「アントマン」シリーズで主人公スコット・ラングの泥棒仲間の1人、カートを演じたデヴィッド・ダストマルチャンが扮するのは、ポルカドットマンというヴィランです。 彼の一見マヌケな水玉模様のコスチュームは、実はテクノロジーの塊。手首のスロットから、殺傷能力の高い小さな円盤をくり出します。彼がヴィランになるまでには、悲惨な生い立ちと母親との確執があったようです。

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キング・シャーク役/シルヴェスター・スタローン

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
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すべてのサメの王を父に持つキング・シャーク。本名はナナウエです。ちょっぴり天然な彼は、常に食べることしか頭にありません。子どものような純粋な心の持ち主で、最初は食べ物としか思っていなかったスクワッドのメンバーとも、次第に友情を築いていくことに。 英語版では、シルヴェスター・スタローンが声を演じています。

リック・フラッグ大佐役/ジョエル・キナマン

陸軍大佐のリック・フラッグは2016年の『スーサイド・スクワッド』で、スクワッドの指揮をとった人物。唯一まともな存在である彼は、今回もやはりクセモノぞろいのチームをまとめる役割を担います。 リック・フラッグ大佐役は、前作からジョエル・キナマンが続投しました。

ピースメイカー役/ジョン・シナ

ブラッドスポートにライバル心を燃やすピースメイカーは、世界有数の射撃の名手。筋骨隆々のマッチョボディが自慢です。またその名の通り「平和」を維持するためなら手段をいとわず、どんな相手でも平気で殺す、という歪んだ正義感を持っています。 そんなピースメイカーを演じたのは、プロレスラーで俳優のジョン・シナです。

シンカー(クリフォード・テヴォー)役/ピーター・カパルディ

頭から無数の機械が飛び出したシンカーは、実験好きの天才科学者。彼はその実験が世界に及ぼす影響については、一切考えていません。しかしそんなシンカーは、本作でスクワッドが挑む「極秘ミッション」の鍵を握る人物です。 シンカーを演じたのは、映画「パディントン」シリーズや英人気テレビシリーズ『ドクター・フー』などで知られるピーター・カパルディです。

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アマンダ・ウォーラー役/ヴィオラ・デイヴィス

政府の高官でメタヒューマン対策を進めるアマンダ・ウォーラーは、減刑と引き換えに犯罪者たちを使い捨てにするスーサイド・スクワッドを結成しました。頭が良く侮れない人物ですが、善悪の区別については、独自の意見を持っています。 アマンダ役は前作からヴィオラ・デイヴィスが続投。映画『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(2011年)や『フェンス』(2016年)、『マ・レイニーのブラックボトム』(2020年)などへの出演で知られています。

ソル・ソリア役/アリシー・ブラガ

今回スーサイド・スクワッドは、南米のコルト・マルテスという国の独裁者シルヴィオ・ルナの暗殺を命じられます。ソル・ソリアはこの独裁政権を転覆させようとする反乱勢力の一員で、スーサイド・スクワッドの協力者になる人物です。 演じるのはブラジル出身のアリシー・ブラガ。2002年に映画『シティ・オブ・ゴッド』で女優デビューした彼女は、2007年の『アイ・アム・レジェンド』でハリウッドに進出しました。その後も『エリジウム』(2013年)や『ニュー・ミュータント』(2020年)など大作に出演しています。

序盤で死亡したキャラ/キャストたち

キャプテン・ブーメラン役/ジェイ・コートニー

オーストラリア出身のディガー・ハークネスは、殺傷能力の高いブーメランを使って宝石強盗を繰り返していました。荒っぽく空気を読まないトラブルメーカーで、ずる賢い性格の持ち主である彼は、ハーレイの友人です。 そんなキャプテン・ブーメランは本作にも登場。ジェイ・コートニーが続投しました。 しかし冒頭の敵陣上陸シーンで、モンガルの攻撃で混乱したヘリコプターの機銃掃射を受け、命を落としてしまいます。

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サヴァント(ブライアン・ダーリン)役/マイケル・ルーカー

ジェームズ・ガンが監督を務めるMCU「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのヨンドゥ役でおなじみのマイケル・ルーカーも本作に参戦。彼が演じるのは、サヴァントというヴィランです。 裕福な家庭に育ち高い知能を持つブライアン・ダーリンでしたが、大学では成績が振るわず中退。親から勘当され、裕福な暮らしを保つためにゆすりや恐喝を行っていました。 刑務所での退屈な生活から逃れるためにスクワッドに参加した彼でしたが、敵陣への上陸作戦は失敗。仲間が次々と命を落とすのを見て逃げ出したところ、命令違反で頭蓋骨に埋め込んだ装置を爆破されてしまいました。

ウィーゼル役/ショーン・ガン

子どもを大量に殺害した罪で服役していたイタチのウィーゼルは、刑務所でも独房に監禁されていた危険な存在で、言葉が通じているのかもよくわかりません。 ウィーゼルをモーションキャプチャで演じたのは、監督の弟でもあるショーン・ガン。彼は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのクラグリン役でも知られています。 映画冒頭、敵陣に上陸するために海に飛び込んだスクワッドの面々でしたが、ウィーゼルは泳げなかったため溺れ死んでしまいました。しかしエンドロール後のシーンで、実は生きていたことがわかります。

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モンガル役/メイリン・ン

惑星ほどもある巨大な宇宙船で宇宙をさすらう征服者モングルの娘、モンガル。父モングルはかつてスーパーマンを宇宙船に囚えていましたが、それがきっかけで失脚してしまいました。そのため彼女と双子の兄であるモングルⅡは、スーパーマンに復讐しようとしています。 演じるのは、女優で格闘家のメイリン・ン。彼女は2017年の映画『ワンダーウーマン』にも出演しています。 本作では冒頭のシーンで敵のヘリコプターにぶら下がり、味方に多大な犠牲を出してしまいます。そして墜落したヘリとともに爆死しました。

ジャベリン役/フルーラ・ボーグ

元槍投げのオリンピック選手であるジャベリン。さまざまな機能を持った槍を投げて戦うヴィランです。彼がなぜヴィランになったのかはコミックでも明かされていません。 ジャベリンを演じるフルーラ・ボーグはドイツ出身のDJで、俳優としては映画『ピッチ・パーフェクト2』(2015年)などに出演しています。 シャベリンはモンガルが飛び乗り、混乱したヘリコプターからの攻撃を受けて致命傷を負ってしまいました。その後ハーレイに自分の槍を託し、絶命します。

T.D.K.役/ネイサン・フィリオン

T.D.K.という名前のキャラクターは、正確にはDCコミックには存在しません。コミックでのアーム・フォール・オフ・ボーイをもとにしたと思われるこのキャラは、映画内ではT.D.K.はThe Detachable Kid(取り外しできる男)の略とされています。 彼はその能力をもったいつけて見せずにいたものの、いざ腕を取り外して戦ってみると攻撃力は弱く、すぐに殺されてしまいました。 演じたのは、ドラマ『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』(2002年)や『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』(2009年〜2016年)などで知られるネイサン・フィリオンです。

ブラックガード(リチャード・ヘルツ)役/ピート・デヴィッドソン

ブラックガードは25世紀のゴッサム・シティで活躍するヒーロー、ブースターゴールドと戦った最初のヴィランです。 ブラックガードことリチャード・ヘルツは犯罪組織の元メンバーで、身に着けている鎧でエネルギーを物質化することが可能。エネルギーシールドやエネルギーメイスを使って戦います。 映画冒頭、スクワッドが敵陣に上陸すると、彼が敵に対してメンバーの引き渡しを宣言。彼は最初から裏切るつもりで参加していたのでした。しかし彼自身も攻撃を受け、すぐに殺されてしまいます。 ブラックガードを演じたは、コメディアンとして人気テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』にも出演しているピート・デヴィッドソンです。

映画「ザ・スーサイド・スクワッド2」は解説を読めばもっと面白い!

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
(C) 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

世界的なコロナ禍で多くの映画撮影がストップするなか、幸運にもロックダウン前にすべての撮影が完了していたという「ザ・スーサイド・スクワッド2」。そのため当初のスケジュールどおり、全米では2021年8月6日に劇場公開、同時にHBO Maxでの配信が開始されました。 日本でも8月13日(金)に公開。魅力的なキャストやキャラクター、そして監督が「なんの制約もなく、好きなようにやらせてもらった」と語る本作は、まさにジェームズ・ガン節が炸裂した、最高にどうかしている映画です! バイオレンスなアクション、シュールなジョーク、そして意外なメッセージ性など、映画の楽しさが全部盛りの本作を、ぜひ楽しんでください。

前作『スーサイド・スクワッド』