2017年7月6日更新

『ヘイトフル・エイト』あらすじ・キャスト【タランティーノ最新作】

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ヘイトフル・エイト

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タランティーノ最新作は西部劇『ヘイトフル・エイト』!

熱狂的なファンを持つタランティーノ監督の待望の新作が、2015年12月25日にアメリカで公開、日本では2016年2月27日公開となります。タイトルは黒澤明監督の『七人の侍』やその西部劇リメイク作品『荒野の七人』にインスパイアされたのではと指摘されています。 【15/8/13追記】ついに予告編が公開。現在、英語版のみですが作品の雰囲気が気になる人は要チェックです!

とある街に偶然居合わせた8人が…?気になるあらすじ

舞台は南北戦争から約10年後、雪の降るワイオミング。賞金稼ぎのジョン・ルースと女囚人のデイジー・ドメルグを乗せた馬車は、デイジーを処刑するためにレッドロックという町に向かっていました。 その道中で連邦軍兵士上がりの悪名高き賞金稼ぎのマーキス・ウォーレンと、町の新しい保安官だと言う南軍の裏切り者のクリス・マニックスに出会い、馬車は4人を乗せて再び走り出します。 しかし吹雪にあってしまったため、その馬車は避難の為にミニーの店に向かいます。 ミニーの店に到着すると、女店主ミニーはおらず、留守番のボブとレッドロックの絞首刑執行人オズワルド・モブレー、 南軍将軍サンフォード・スミサーズ、カウボーイのジョー・ゲージの4人がいました。 吹雪が激しさを増す中、ロッジに集まった訳アリの8人の男女。偶然集まったように見えた8人の過去がつながりはじめ、予想もできないようなことが起こります。

一癖ある監督が率いるキャストも味のある俳優が揃っている!

監督・脚本は鬼才クエンティン・タランティーノ

『レザボア・ドッグス』、『パルプ・フィクション』、『
』シリーズでお馴染みの
。犯罪や暴力をテーマに独特の雰囲気を醸し出す彼の作品は根強い人気を誇っています。

サミュエル・L・ジャクソンが主役を務める

『ダイ・ハード』から『アベンジャーズ』、そして『スター・ウォーズ』シリーズまで様々なジャンルの映画で幅広く活躍するサミュエル・L・ジャクソンが主演として今作に参加しています。名脇役として名高いジャクソンですが、今回は「賞金稼ぎ」マーカス・ウォーレン役で主役を演じています。タランティーノ監督作品では、『パルプ・フィクション』に出演しています。

演技派俳優カート・ラッセルも重要な役どころ

サミュエル・L・ジャクソンを支える脇役も名優ぞろいです。カート・ラッセルは『バニラ・スカイ』や『ワイルド・スピード SKY MISSION』などに出演した実力派俳優。今作では「死刑執行人」ジョン・ルースを演じます。

紅一点ジェニファー・ジェイソン・リーの名演に注目

ジェニファー・ジェイソン・リーはメインの8人の中の唯一女性として登場します。彼女の役はデイジー・ドメルグ、別名「囚人」。子役出身の彼女のキャリアは30年以上、今作の演技にも期待が持てます。

ウォルトン・ゴギンズはタランティーノ作品2度目の出演

「保安官」クリス・マニックス役のウォルトン・ゴギンズはTV映画を中心に活躍している俳優。2012年タランティーノ監督の映画『ジャンゴ 繋がれざる者』でジェイミー・フォックスや
らと共演した経験もあります。

アカデミー主演男優賞ノミネート、デミアン・ビチル

「メキシカン」ボビー・スミザーズを演じるのはデミアン・ビチル。2011年『明日を継ぐために』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたメキシコ出身の俳優です。

タランティーノ作品の常連、ティム・ロスも出演

オズワルド・モブレー(「死刑執行人」)にはタランティーノ作品にはお馴染みのティム・ロス。『レザボア・ドッグス』や『パルプ・フィクション』で注目された俳優が満を持してタランティーノ作品にカムバックです。

悪役の代表!?マイケル・マドセン

その風貌と声から悪役のイメージが強いマイケル・マドセン。本作では「カウボーイ」ジョー・ゲージを演じます。『キル・ビル』シリーズにも出演していました。

まだまだ若い!ブルース・ダーン

最後の8人目は「南軍将軍」ジョー・ゲージを演じたブルース・ダーン。かつて西部劇で活躍した俳優ももうすぐ80歳。しかしいまだ現役で『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』ではカンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。

実力派俳優、ジェームズ・パークス

『フロム・ダスク・ティル・ドーン2』からエドガー・マックグロウという同じ役名で『キル・ビル』、『デス・プルーフ in グラインドハウス』、『マチェーテ 』などに出演しています。本作ではO.B.ジャクソンという役名で出演する様子。

タランティーノ作品常連の女優、ゾーイ・ベル

『キル・ビル』シリーズ、『イングロリアス・バスターズ』ではスタントを務めたほか、『デス・プルーフ in グラインドハウス』、『ジャンゴ 繋がれざる者』には女優として出演しています。本作ではシックス・ホース・ジュディという役名で出演するようです。

ハリウッドの人気俳優、チャニング・テイタム

『マジック・マイク』や『21ジャンプストリート』で人気を博したチャニング・テイタムは、タランティーノ作品初出演です。ジュディという役名で出演するようですが、重要な役柄ということ以外は明らかにされていません。

脚本流出で一時撮影中止も

昨年オンライン上で脚本が流出してしまったために製作を中止するという問題があった本作。 流出した当時は、意気消沈した様子で
「僕はもうこの作品を撮らないよ。本として出版してやる。6人の人たちにその台本を渡したけど、信用することができないとやる気も出ないんだ。次の作品に取り掛かることにするよ」
とコメントしたタランティーノ監督でしたが、その後2014年のコミコン(サンディエゴで開かれる映画とコミックの祭典)でタランティーノが意向を変えて再び製作することを突然発表し、どうにか撮影が開始されました。

『ヘイトフル・エイト』に親戚が出演している?

タランティーノ監督は自身が手掛けた作品たちが、同一線上の世界に存在し、細く分けると2つの世界に分類されることを最近になって認めました。どういうことかというと、『レザボア・ドッグス』や『パルプ・フィクション』のキャラクターが住む世界と、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』や『キル・ビル』のキャラクターが住む世界が存在し、『レザボア・ドックス』のキャラクターは『キル・ビル』の映画を観に行くんだと言います。 このように、ヘイトフル・エイトもこういった世界に属しており、この映画に出てくる8人の中には以前出てきたキャラクターの親戚が登場しているといいます。どの作品のどのキャラクターかは言わなかったものの、スケジュールの都合で出演には至らなかった俳優と関係があるとヒントを残しています。

キャラクター8人の限定フィギュアが発売される!

『ヘイトフル・エイト』に出演した8人の俳優の姿を模ったフィギュアがアメリカの大手フィギュアショップのNECAから発売されました!精密に作られた、8人のフィギュアはファンなら確実に手に入れておきたいアイテムなのではないでしょうか? 販売が開始されるのは3月からで、このフィギュアはキャラクターそれぞれ3000体限定で販売されるらしく、一体30ドルで販売されるようです。

タランティーノファン驚愕!?引退までのカウントダウン

今作が8作目の監督作品となるタランティーノですが、彼は10作撮影後の引退を示唆しています。
「撮らなければならない映画はあと2つ残ってる。10本目の作品で引退するっていうアイディアをすごく気に入ってるんだよね
という驚きのコメントを残しています。しかしこれは確定したことではなく、ただの計画だそう。タランティーノ自身は、撮影は「若者の仕事」と考えているため、このような計画を立てているそうです。 映画界から身を引いた後は脚本や小説を書きたいと考えているのだとか。

『ヘイトフルエイト』公開は70ミリフィルムで

全米公開は2015年12月25日予定。なんと70ミリフィルムが使用されるそうです。35ミリが主流の現在何とも珍しい手法ですが、映画の中でもタランティーノらしいこだわりが見られそうですね。

ヘイトフル・エイトのあなたが知らない8のこと!

1.167分、187分バージョンがある!?

『ヘイトフル・エイト』はアメリカで公開された際、最初の2週間は特殊なスタイルで上映されていました。 2015年12月25日、44都市、100の劇場で70ミリフィルムの特別上映が行われ、12月30日にデジタルバージョンの『ヘイト・フルエイト』が全米で公開になりました。 また、ロードショースタイルの上映は187分バージョンで、間に12分のインターミッションがある2部構成になっていました。

2. ヘイトフルエイト70ミリフィルム、バージョングッズ!?

特別上映に参加出来た観客は“I saw The Hateful Eight in 70mn”(70ミリフィルムバージョンのヘイトフルエイトを鑑賞した)と書かれたTシャツ、ポスター、プログラムなどのグッズを手に入れることが出来たそうです。

3.『ジャンゴ 繋がれざる者』と共通点が多い!?

タランティーノの前作、『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)は奴隷の男ジャンゴを主役とした西部劇でした。 もしも、『ジャンゴ 繋がれざる者』がお気に入りの1作になっていたら、『ヘイトフル・エイト』も楽しめることは間違いないです。 『ヘイトフル・エイト』はミステリーと西部劇をミックスした作品で、『ジャンゴ』の続編ではありませんが、アメリカの人種問題を大きく扱うなど、『ジャンゴ』と通じるところが多々あります。

4.ボイコット騒動が起きていた!?

2015年10月、タランティーノは、アフリカ系アメリカ人に向けられている暴力、差別に立ち向かう組織”Black Lives Matter”の集会に参加、アメリカで多発している警察の暴力事件についてコメントしています。
“わたしは殺人を目撃したら、それを擁護することはしない。人殺しのことは、人殺しと呼ばなくてはならない。”
タランティーノは全ての警察官が殺人者だという意味では発言していないとコメントしたものの、ある警察関係者は『ヘイトフル・エイト』をボイコットするように訴えかけています。

5.ファイナルカットが変更されていた!?

2014年1月、脚本が流出したことで、『ヘイトフル・エイト』は一度制作の中断を余儀なくされていました。 その後、脚本は改訂され、ファイナルカットも元々の案から変更されたそうです。

6.スタジオも零下だった!?

今作の撮影の多くはコロラドのロッキー山脈で行われていました。 しかし、いくつかのシーンはスタジオで撮影しなければならなかったため、タランティーノはツンドラの凍えるような雰囲気を出来る限り忠実に再現するために、ロサンゼルスのサウンドステージ(防音設備のある映画スタジオ)の室温を氷点下まで下げて撮影に臨んだそうです。

7.映画史に残る傑作と同じレンズを使って撮影!?

今作には1959年の名作『ベン・ハー』の撮影で使用されたカメラレンズが採用されていました。 最新カメラにアンティークレンズを取り付け、過酷な寒さの中で正常に機能させるために、幾度となくテストが行われたそうです。

8.『ヘイトフル・エイト』はホラー映画!?

『ヘイトフル・エイト』を鑑賞した観客の中には、今作のジャンルはホラーだと主張する声が上がっているそうです。いくつかグロデスクな場面は登場するものの、タランティーノはホラー映画ではないと否定しています。 しかし、音楽を担当したエンニオ・モリコーネはイタリアホラー映画からインスパイアを受けて、今作のサウンドトラックを制作したと言われています。

海外では一足早く公開!『ヘイトフル・エイト』の感想や評価を紹介!

アメリカでは2015年の12月25日に公開された『ヘイトフル・エイト』ですが、海外での評価は平均的に見て高めだということが分かっています! 海外のレビューサイトIMDbでは星10個中8.1個という比較的高い評価が下されており、中には「ヘイトフル・エイトはタランティーノの新たな傑作だ!」「今までの作品と確かに似ているかもしれないけど、それでもいい監督の作る映画は見て楽しい」などの感想も見受けれました。 また、Rotten Tomatoesという米映画批評サイトでも75点とまずまずの評価を残しています。70ミリフィルムで撮られたことに関しては、小屋の中での雰囲気を表すのに素晴らしいとの賞賛の声も出ていました。 『ヘイトフル・エイト』は2016年2月27日全国公開予定です。