2024年3月18日更新

『魔女の宅急便』トンボはキキと結婚するの?原作でのその後や本名を解説!

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魔女の宅急便
© Buena Vista Home Entertainment WRITER_EDITOR: sc

少女キキが大人になっていく成長譚、『魔女の宅急便』。中でもトンボとの気になる関係は見どころのひとつです。 今回は、そんなキキとのロマンスの行方が気になるトンボについて紹介します。2人は結婚するのかや、知れば知るほど魅力的なトンボの性格まで深掘り! あの名シーンや名セリフを振り返りましょう!

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『魔女の宅急便』トンボはこんなキャラ

魔女の宅急便
本名 コポリ
年齢 13歳(原作では14歳)
所属 飛行クラブ
声優 山口勝平

実はトンボは本名じゃない?

空に憧れて人力飛行機まで作ってしまった、メガネでお馴染みの少年がトンボです。年齢は映画ではキキと同い年の13歳、原作ではひとつ年上の14歳。 実は「トンボ」は愛称で本名は「コポリ」と言います。トンボの眼鏡や飛行に興味を持っていることが、虫のトンボの目と飛行する性質と似ていることから、トンボという愛称が付けられたと考えられます。 空に憧れており、「飛行クラブ」に所属しています。キキが空を飛んでいるところを偶然見かけて、興味津々で近づくものの、最初は煙たがられてしまったトンボ。 しかしその後も自分の研究を見せたり、パーティーに誘ってお迎えに行ったりと、素直で健気なのが彼のいいところです。

トンボとキキは恋人?原作で描かれたその後

映画では、13歳のトンボとキキしか描かれていません。2人の関係が恋愛なのかも映画だけでは曖昧。キキが女の子の友達が多いトンボに嫉妬するようなシーンもありましたが、トンボの方がどう思っているかははっきりしていません。この見出しでは、そんな2人の関係を原作をもとに解説します。 スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』の原作は、角野栄子の児童文学「魔女の宅急便」シリーズ。キキの13歳から35歳までを描いたストーリーです。

キキとトンボは結婚する?

コリコの街で宅急便の仕事をつづけるキキ。一方でトンボは遠くの学校へ通うため街を離れ、2人は文通をはじめました。キキは17歳のころにトンボに恋していることを自覚します。一方、トンボはキキの恋心には気づいていない様子です。距離を縮めるべく、キキは夏休みにも帰ってこないトンボに会いに行きました。 20歳になったキキは、トンボのはっきりしない態度にモヤモヤしていました。そんなとき彼女はドレスデザイナーのサヤオに出会います。最初は冷たい態度をとりますが、彼の作るドレスに感動したキキは「自分の結婚式にはドレスを作ってね」と頼み、トンボへの気持ちを再確認しました。 そしてキキが22歳になったとき、ようやく2人は結婚します。

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2人はその後、双子の親に!

最終巻となる6巻では、キキとトンボが結婚してから13年後が描かれています。 キキは男女の双子を出産し、お母さんになっていました。双子の姉ニニは、魔女の一族の「魔女として生きるなら13歳の満月の夜に独り立ちする」という掟を前に、どうするか決められずにいました。一方で弟のトトは、男の子だから魔女になれないということに不満を抱きます。 キキは2人にむかしの自分の姿を重ねつつ、彼らのそれぞれの決断を見守ります。

映画『魔女の宅急便』でのトンボとキキの関係性

主人公は13歳の少女、キキ。魔女の一族には「13歳になった時、生涯を魔女として生きていく者は旅立ち、魔女のいない街に住んで修行を積まなければならない」という掟がありました。 故郷を離れた彼女がたどり着いたのは、海の見える街コリコ。この街でキキは「魔女の宅急便」を始め、トンボやおソノさんとの交流を通して成長していきます。

2人の性格がわかる出会い

魔女の宅急便

魔女の一族に生まれ13歳になったキキは、一族の掟にしたがって魔女のいない街に移り住み、修行を積む決意をします。 相棒の黒猫ジジとともに旅立ち、彼女がたどり着いたのは、海の見える街コリコ。魔女を見慣れていない都会の人々はキキを見て戸惑い、キキも彼らの態度に戸惑います。自転車を接触事故を起こしかけ、警官から職務質問を受けていたキキは、通りすがりの少年トンボの機転で難を逃れました。 トンボは「君、魔女だろう?飛んでるところを見たんだよ。本当にホウキで飛ぶんだねえ。ねえ、そのホウキ、ちょっと見せてくれない?」とキキに興味津々でしたが、キキは彼のなれなれしい態度に腹を立て、飛び去ってしまいます。 その後、彼女はパン屋のおかみ・おソノさんに気に入られ、住み込みで働くことに。そして唯一の取り柄である空を飛ぶ力を生かして、配達を請け負うことにしました。

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大雨の中キキを待つトンボ

魔女の宅急便

その後トンボがパン屋を訪れ、キキに飛行クラブのパーティの招待状を渡していきます。その日キキは複数の配達をこなし、最後の依頼先へ。しかし依頼者の老婦人は「オーブンの調子が悪く、孫娘に届けるパイが焼けない」とキャンセルを申し出ます。そこでキキは彼女と協力してパイを焼き、孫娘に届けることに。 その間も、トンボはグーチョキパン屋の前でキキを待ちつづけていました。しかしキキがなかなか姿を現さないので、あきらめて1人でパーティに行きます。 大雨のなか急いで配達を済ませたキキでしたが、老婦人の孫娘の冷たい態度にすっかり気力を失ってしまい、部屋に帰ると濡れた服のままベッドに入ってしまいます。

急速に距離が縮まるトンボとキキ

魔女の宅急便

雨に濡れたせいで風邪を引いてしまったキキ。彼女の体調が戻ると、おソノさんはキキにコポリという人物への配達を依頼します。実はコポリはトンボの本名で、おソノさんは2人が仲良くなれるようにはからってくれたのです。 パーティの日、雨の中待ちぼうけをくらったトンボでしたが、キキが配達の仕事をしていたと知って「ううん、君こそ雨の中大変だったね」とねぎらいの言葉をかけてくれます。 トンボは自転車に大きなプロペラがついた人力飛行機の機関部をキキに見せ、これに乗って停泊中の飛行船を見に行こうと誘います。途中で事故にあい自転車は大破してしまいましたが、2人は無事で、これをきっかけに仲良くなりました。 配達の仕事は楽しいばかりではなく、自身を失くしていると言ったキキ。「海を見てると元気になれそう」と言う彼女に対し、トンボはいつでも訓練をかねて海に連れていくと約束します。

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飛行船の事故からトンボを救出!

魔女の宅急便

街に戻ったキキは、仕事の依頼で再びあの老婦人のもとを訪れます。彼女はキキに感謝してケーキを焼いてくれたのでした。そんなとき、テレビから飛行船の事故のニュースが流れてきます。画面には飛行船から垂れたロープに掴まるトンボの姿が。キキは慌てて老婦人の家を飛び出しました。 ロープ1本で飛行船からぶら下がっているトンボは、飛行船の高度が下がるとタワーにぶつかる、と自分は空中にいるにもかかわらず「ぶつかるぞー!高度を上げろ!」と叫びます。 ぶつかる寸前に時計塔に飛び移れという船長の指示を受けて、トンボは覚悟を決めますが、そこへデッキブラシに乗ったキキがやってきます。 キキは何度も手を伸ばしてトンボを助けようとしますが、彼はついにロープから手を離してしまいます。しかしキキは間一髪で彼の手を握り、救出に成功。地面に降りた彼女は拍手喝采で迎えられました。

トンボの性格は?「かっこいいけど嫌い」という声も

魔女の宅急便

トンボは街で見かけたキキにすぐさま声をかけ、「空を飛ぶこと」へのあこがれから、彼女にいろいろと質問します。よく言えば社交的な性格のトンボですが、キキのように最初はなれなれしいと感じる人もいるでしょう。 彼が所属する飛行クラブですが、どうやら本気で人力飛行機のことを考えているのはトンボだけのようで、ただ若者たちが集まって遊んでいるだけのようにも見えます。キキも「はじめ不良みたいだった」と言うように軽薄な印象を受けますが、彼の飛行機への情熱は本物!夢にまっすぐに生きる青年として好感が持てます。 またキキをパーティへ誘ったときは、雨の中長い時間彼女を待っていたにもかかわらず、彼女は現れませんでした。それでも次に会ったときには「君こそ雨の中大変だったね」と優しい言葉をかけるなど、性格の良さがにじみ出ています。

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『魔女の宅急便』トンボの声優は山口勝平

山口勝平

実は律儀で紳士なトンボを演じたのは声優の山口勝平です。『名探偵コナン』の工藤新一や『ONE PIECE』のウソップなどを演じています。 ちなみに、キキを演じている高山みなみは、『名探偵コナン』の江戸川コナン役。そんな2人が共演しているのが『魔女の宅急便』なんです。

『魔女の宅急便』トンボにはその後キキとの素敵な未来が待っていた

『魔女の宅急便』の主人公・キキは思春期真っ盛りの魔女の女の子。一方トンボは空に憧れを持つ、明るい男の子。最初はトンボを煙たがっていたキキですが、次第に仲を深めていきます。 そして2人のその後が描かれている原作小説では、最後には結婚を果たし、子供が生まれるまでになりました。その後の原作を知ることで、映画を新たな視点から楽しるかもしれませんね!