2017年11月17日更新

ティルダ・スウィントンに注目!映画『ドクターストレンジ』に出演!

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ティルダ・スウィントン
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演技派女優!ティルダ・スウィントンのキャリア

ティルダ・スウィントンは1960年11月5日、イギリスのロンドンでスコットランド人の父とオーストラリア人の母の間に生を受けました。1983年にケンブリッジ大学卒業後、ロイヤル・シェークスピア・カンパニーで演劇を学びます。1986年、『カラヴァッジオ』で映画デビューします。 1991年に『エドワードⅡ』でヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した事をキッカケに
主演の『ザ・ビーチ』でハリウッドに進出を果たして以降、『バニラ・スカイ』や『アダプテーション』など多数の映画に出演してきました。 そして、2007年の『フィクサー』では物語の鍵を握るカレン役を見事に演じきり、アカデミー賞助演女優賞を獲得しました。

久々のメジャー大作出演決定!

『グランド・ブタペスト・ホテル』での好演が光ったウィンストンですが、メジャーな大作への出演は『ナルニア国物語』シリーズ以降減ってきていました。今回の『
』で久々にメジャー作品への出演が決定したのです。

実はマーベルファンだった!?

『ドクター・ストレンジ』は、事故で商売道具の腕を大けがしてしまった天才外科医のステフェン・ヴィンセント・ストレンジが、エンシャント・ワンを師にチベットでの修行を行い、その結果魔術を手に入れ、それを正義に使うべく「ドクター・ストレンジ」として活躍するという物語です。 スウィントンが演じるのはドクター・ストレンジのメンター、エンシャント・ワン。この作品への出演を決定した理由をウィンストンは以下のように話しています。
映画の規模では問題ではないの。私はマーベル・コミックスのファンでもあるし、俳優としてもエンシャント・ワンを演じることに興味があったの。

地に足の着いた考えで映画出演に参加する

さらにエンシャント・ワンを演じるにあたって、このキャラクターの魅力をまだ見出している最中だと話す彼女。
映画は続編が作られることが多いですが、続編の参加についてはまだ何も考えていないとのことです。
そのことについて心配はしていないわ。制作側が今後10年の計画を立てているとしても、彼らが私を使い続けるかなんて全くわからないものね。
スケールで作品を選ぶことはないと断言したティルダ・スウィントン。どんな映画でも高い演技力を見せ、確実にキャリアを積んできた彼女が演じるエンシャント・ワン、今から楽しみですね。

有名になる前の収入源って?

ティルダは有名になる以前全く仕事をしていなかった時期があります。それについて本人はこう語っています。「ロンドンに住んでいた頃、2年くらい何もしないで過ごしていたの。とは言ってもデレク・ジャーマンと仕事をしたりはしていたけどお金は競馬に賭けていたのよ。」 「私の祖父の庭師に勝ち馬の選び方を教えてもらって上手くいったの。」そんなティルダは、一度万馬券を当て、その配当金だけで1年近く暮したと言います。

敬愛するデヴィッド・ボウイ

ティルダはデヴィッド・ボウイフリークでもあります。ファッションも中性的であるボウイに近しいものがあります。元々180cmと欧米でも女性にしては高い身長と、痩身で中性的なファッションが非常に似合う事も功を奏したのでしょう。 そう言った繋がりで、ボウイの10年振りのアルバムの1曲に夫婦役として共演しました。また、その中性的なイメージで様々なファッション関連の顔としても活躍しています。

シャネルのミューズも経験

ティルダ・ウィンストンは、女優以外にもモデルとしても活動しています。シャネルのメティエダールコレクションの広告塔として、2012年から2013年まで活躍していました。 シャネルのデザイナー、カール・ラガー・フェルドとティルダは、なんと最初の出会いは20年以上前の雑誌「ヴォーグ」での撮影だそう。それ以来ずっと二人の親交があるんだとか。 カールはティルダを起用した理由として、「このコレクションラインを完璧に具現化してくれたから」だとコメントしています。 そのコメントに対し、ティルダも「とても名誉なこと」と興奮気味に述べていたそうです。

『グランド・ブタペスト・ホテル』のマダムD役を演じる

Tomochika_Nakano スピーディーな展開にキューブリックイズムのカメラワーク、美しくて一見かわいい映像。見てて一切飽きない映画。コメディタッチでポップな根底には、悲劇の人生を送った天才作家の生涯にインスパイアされたというテーマが隠喩されている。ミニチュアのチェイスやラストの銃撃戦などエキサイティングなシーンは必見。
ティルダの最新作はこの『グランド・ブダペスト・ホテル』です。この作品は非常に多くの有名俳優が共演している豪華な映画です。ティルダは主役ではないものの、マダムDと言うミステリアスな役柄です。 とにかくティルダはアンドロイドの役や、『ナルニア国物語』での氷の女王、天使の役など、人間では無い役や、人間でも謎の多い役、気難しい役など一筋縄ではいかない役柄が多いのです。演じる事が難しい役柄が多いのにも関わらず、見事に演じ切るティルダの実力は目の見張るものがあります。

ティルダ・スウィントンの今後

前述した『ドクター・ストレンジ』の他にも、ティルダは数々の仕事が決定しています。 まず、コーエン兄弟が監督を務め、ジョージ・クルーニーが主演を務める『ヘイル、シーザー!』にソーラ・サッカー/テリッサ・サッカーの1人2役で出演します。 50年代のアメリカ・ハリウッドを舞台に、世界的大スターであるウィットロックが大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影の合間に誘拐されてしまいます。 その事件解決のために、スタジオの何でも屋、若手女優、アクション俳優、ミュージカル俳優など、多くの人が巻き込まれていきます。 ティルダの役柄は公になっていませんが、主演のジョージ・クルーニーがウィットロックを演じ、他にもスカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム、ジョシュ・ブローリン、オールデン・エアエンライクなどそうそうたるメンバーが脇を固めます。 『ヘイル、シーザー!』は2016年5月公開予定です。 また、日本での公開は未定ですが、他にも『Suspiria 』(原題)、『OKja]』(原題)への出演が決定しています。 神秘的な魅力があるティルダ・ウィンストンのこれからに注目していきたいですね。